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7/25 FRIWHITE STAGE

DISCLOSURE

今一番洗練されたダンスミュージック

来たぞ来たぞ!フジロック1日目は、このアクトを楽しみにしていた人も多いのではないだろうか。ディスクロージャー。このロンドン出身の兄弟エレクトロ・デュオの登場は、昨今のダンスミュージックの流れを確実に変えた。ガイとハワードのローレンス兄弟は、2ステップやガラージ・ハウス、インディー・ミュージックを取り込み、今一番洗練されたスタイルのダンスミュージックを打ち出し、登場するや否や大きな注目を浴びるようになったのだ。夜のホワイトステージでは、ローレンス兄弟の登場が待ちきれない観客が開始時間前から歓声を上げている。見渡す限り人でいっぱいになっている上、さらに前方へ続々と観客が増えていく。

ステージ両脇から大量のスモークがたかれ、ぼんやりとした煙に包まれるなか、最初に見えてきたのは、ステージ後方に設置された3つのひし形のスクリーン。そこにお馴染みの線で描いた顔が浮かび上がり、オーディエンスから大きな歓声が上がった。そこへガイとハワードが登場し、“F For You”のファットなビートが鳴り始めると、ホワイト中が嬉々として踊り出した。うーん、やっぱりかっこいい。ステージ上には向かい合うようにキーボードやシーケンサー、サンプラーなどの機材が並べられ、右側でヒゲを生やした弟のハワードが歌う。ステージの上にあるスクリーンにその顔が映し出されるのを見て、 「可愛い」と漏らす女子の声が聞こえてくるほどルックスもいい。続いて、赤い炎のVJが映し出されて曲は“When A Fire Starts To Burn”へ。ハワードはキーボードからベースに切り替えて、生のベース音をぶりぶり鳴らし出す。マルチインストゥルメンタリストで、生演奏への強い思い入れがある彼らならではのステージングにぐっとくる。

「フージーローック!コンバンハ!日本に戻ってこられて嬉しいよ!」とガイが叫び、女性ボーカルをフィーチャーした“You & Me”をかけて観客に手拍子を促す。踊りながら、手をたたいて、声をあげて、また踊って。止まらないビートに踊らされながら、彼らの深い音楽への愛情から生まれたディープなダンスミュージックに改めて感銘を受ける。ディスクロージャーが生み出す最先端の音楽は、UKのベースミュージックを基盤としつつも、そこにはシカゴハウスやソウル、ヒップホップなどの音楽へのリスペクトが織り交ぜられている。それが無機質になりがちなダンスミュージックにソウルを吹き込んでいて、さすが!と唸ってしまうのだ。

大盛り上がりのなか、ガイのMCをはさみつつ“What’s In Your Head”から“I Love To Rap”へ、次々とダンシーな曲をドロップ。最後に音を止めると、踊り足りないオーディエンスが一斉に歓声を上げる。「もう一曲聴きたい?」とガイがさらに観客をあおり、さらに大きくなった歓声を聴いてから、既にアンセムと化した大ヒットシングル“Latch”をプレイ。オーディエンスは待ってましたとばかりに狂喜乱舞し、会場のボルテージは最高潮に達した。途中音を一瞬止めて「ダッター!」とコーラス部分を観客に歌わせるという演出もあり、ステージと会場が一体になっているのを感じた。野外ながらも素晴らしい音響のホワイトステージで、ディスクロージャーが見られて本当に良かった!きっとあの場にいた誰もがそう思ったに違いない。

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