THE MAN
雨の中鳴り響くスカビート
一日目、二日目と雨がほぼ降らずに晴天に恵まれたが、三日目についに雨が降りだした。もちろん天気が良いほうが気持ちがいいのは確かだが、地面が乾燥し砂ぼこりが舞っている状態だったのでこの雨が地面を湿らせる恵みの雨と感じられた。
三日目ホワイトステージのトップバッターは、元東京スカパラダイスオーケストラの冷牟田竜之が2012年に結成したバンドTHE MANだ。昨日の深夜にオアシスエリアの岩盤ブースにて急遽行われたライブはなかなかの盛り上がりだったと聞いて、期待をしながら登場を待った。
まず最初にドラム、ベース、ギター、キーボードが登場し演奏を開始。続いてホーン隊が出てきて最後に冷牟田が登場し、「雨で体が冷えないうちに爆発しよう!」というMCの後に本格的に演奏スタート!バンドの公式HPにも書いてあるようにスカを基軸にしながらも、パンクやロカビリーの要素を取り入れた硬派な大人の男の音楽、といった印象を受けた。見ている人たちは雨を気にする素振りもなく、軽快なスカのリズムに乗って楽しんでいた。
そしてTHE MANのライブの最中に思わぬ光景を目にした。打楽器を持った大人数の団体がグリーンステージ方面から現れて、音を鳴らしながらジプシーアヴァロンの方向に歩いて行ったのだ。あとで調べて分かったことだが、グリーンステージの一番手で登場したオゾマトリが終演後にステージを降りてそのまま観客を引き連れて行進していたらしいのだ。その後あの一行はどこまで行進したのだろうか。
そんな光景をよそにライブは進む。途中にゆったりとしたリズムの曲やインストの曲を交えて緩急をつけた展開で見ている人たちの心をつかんでいた。そして最後の方はアップテンポな曲を連発し盛り上げにかかる。冷牟田もオイ!オイ!と掛け声をかけ観客を煽っていた。そして演奏終了後、メンバー全員揃って深々と頭を下げステージを後にした。雨で冷えかけた体を温めるにはうってつけの音楽だった。
posted on 2014.7.27 11:40
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