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ORANGE COURT

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音で全力でコミュニケーションを取るということ

音でコミュニケーションを取るって、まさしく、このピアノとカホンによるインストゥルメンタルユニットである、ピアノジャックのライブのことを示すんじゃなかろうか。ライブを観て、まずはそんなことを思った。そんな彼らがフジロックに初めて登場したのは、2009年のジプシーアバロン。そして、翌年2010年にはオレンジコートに、今回もオレンジコートと比較的ここ数年で常連になりつつある。だからか、小ぶりの雨の中、スタート前から待ちわびている人も多く目にしていた。

ライブ定刻になると、ブラックのつなぎの衣装を着た(ちなみに…2010年登場時はブルーだったりと出演毎に違うカラーである)、ピアノ担当のHAYATOとカホン担当のHIROがまずは挨拶がてらだろうか勢いよくステージの端から端を行き交う。その後、ハイタッチをし合い、定位置の場所へ。すると、間を開けず「帰ってきたぜー!フジロック!」という一斉から、爽やかなメロディが印象的なナンバーから楽曲を展開していく。曲中には「前も後ろも通りすぎる人たちも楽しんでいこうぜー!」なんて声を掛けることも。

途中、HIROの足に何か大きな紙(よく見ると靴の形をした)が張り付いたかと思えば、そこには「イッツ雨イジング!」という文字が。そして、「フジロック盛り上がっていますか?さっきまで雨が降っていたけど、むしろテンションが上がっていますね。もっとテンション上げられますか?そしたら俺たちが最高の音楽を見せてやる!俺たちがピアノジャックだ!」とHIROの言葉をきっかけに、一段階上をいく凄まじさ、いわゆるアメイジングなグルーヴ感を持ってさらに数曲楽曲を披露。MCももちろんあるのだけれど、彼らって、自分たちの音にのめり込んでいくというより(そういうところもあるかもしれないが)、観ている側と全力でコミュニケーションを取っていくようなところがあるなと思った。だから、アグレッシヴさが爆発するビート感がある曲でも、うっとりするくらい美しく情感溢れるメロディの曲でも、同じくらい魅せられるし、同じくらい彼らとの距離が縮っていくのを感じさせられた。

終盤にはそれぞれのソロを回していくシーンが。HIROのカホンの手さばきも、HAYATOの鍵盤を真横に立てながら流麗に弾いていくその様も、良い意味で確実に心に深い爪痕が残るひと時だった。ラスト曲としては、「またフジロックで会おうぜ!最後に空へと繋がる曲を聴いてください」と”ジムノペディ 第1番”で、上へと昇っていく道が照らされるような楽曲を演奏。上を見ていれば、また会える…そんなことを思わせてくれるようだった。

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