FIELD OF HEAVEN 7/22 FRI TAGS : LIVE REPORT 7/22 FRI FIELD OF HEAVEN

JUMP WITH JOEY

LIVE REPORT

17年ぶりに復活したLAスカの伝説、盟友、ジェイソン・メイオールのMCでパーティ突入

太陽が山の向こうに隠れてひんやりとした風が吹き始めた夕刻のフィールド・オブ・ヘブン。これから登場するのは、90年代に活躍した伝説のジャズ/スカバンド、Jump With Joeyだ。1999年以来活動休止状態となり、それぞれのメンバーは別プロジェクトで活動していたが、20周年を迎えるフジロックを記念して特別に再結成ライヴを行うことになったのだ。こんな機会を見逃す手はない。

ライヴ開始時間になるとまず盟友であるジェイソン・メイオールがステージに現れ、メンバーを一人ひとり紹介しながらJump With Joeyをステージに迎え入れた。さっそく1曲目に“Jack Lord Ska”の演奏が始まると、ステージ後方で座っていた観客たちがわらわらとステージ前に集まってきた。明るいスカのリズムと愛らしいジョーイの笑顔につられて、みんなも笑顔になって踊り出す。例年カフェ・ド・パリにビッグ・ウィリーズ・バーレスクとして出演している、フジロッカーにはおなじみのウィリー・マクニールがドラムを力強くプレイ。曲の合間には「ミナサンゲンキ?」と日本語でMCを入れて、観客を盛り上げていた。ウィリーがリードした“Fried Neck Bones”では、明るいメロディーに自然と観客の手が上がる。軽快なメロディーの“Ton Tok”、トロンボーンのデヴィッドが作曲したという“Calafia”、ラテンフレイバーあふれる“Mambo Cuco”。ホーン隊やギターのソロを交えながら、時にジャジーに、時にファンキーに進行していく演奏にはとにかく踊らずにはいられない!ひんやりしていく空気とは対照的に、観客とバンドの間に渦巻くボルテージは上がる一方だった。ラストには名曲“El Diablo Ska”を演奏し、最高の盛り上がりを見せた後、約1 時間のステージが終了。彼らがステージを去った後のヘブンはとてもハッピーな余韻に包まれていた。

セットリスト(原文のまま)
Jack Load Ska
Jump Eith Joey
Aritibella
Fried Neck Bones
Fun at King King
A Shot in the Dark
Kept On Sittin’ On It
Calafia
Mambo Cuco
TV Tray
El Diablo Ska

Text by Paula Posted on 2016.7.22 19:29