FUJIROCK EXPRESS'10 » natsuki http://fujirockexpress.net/10 フジロック会場から最新レポートをお届け Mon, 13 Sep 2010 16:31:08 +0000 ja hourly 1 http://wordpress.org/?v=3.0 MIIKE SNOW http://fujirockexpress.net/10/?p=1703 http://fujirockexpress.net/10/?p=1703#comments Wed, 04 Aug 2010 15:45:40 +0000 natsuki http://fujirockexpress.net/10/?p=1703

またまたスウェーデンがアイス系ファンタジー・バンドを世に送り出してくれた。プロデューサーデュオ、Bloodshy and AVANT(マドンナ、カイリー・ミノーグ、ブリトニー・スピアーズなどへの楽曲提供・プロディース)のクリスチャン・カールソンとポントゥス・ウィンベリのスウェディッシュ2人と、やはりシンガー兼プロデューサーのアメリカ人、アンドリュー・ワイアットの3人で結成された、いわばスーパープロデューサー・バンドなのだ。しかし、マイクにiがふたつなのは謎である。スウェーデン語では何と?マイーーーク?

サポートまで全員揃って黒シャツ・黒パンツでステージに登場。素敵!

北欧バンドが一様に持っているひんやり感がマーキーに低く漂い流れ出す。雨が降ったりやんだり蒸し暑い中に心の清涼感、ホッとする。

ロイクッソップが雪山だとしたら、マイク・スノウは雪解けの頃を感じさせる。風のにおいや空気の温度、土の中でごそごそと蠢きだす、何か。

ダンサブルなanimal、そしてBurialで合唱が起こる。一度聴いたら忘れないメロディー、さすが人気プロデューザだけあって、掴みどころをわかってらっしゃる!と言いたくなるキャッチーさ。盛り上がらないわけがない。お遊びで始めたバンドなのでライブまで考えてなかったなんてまあご謙遜!完成度の高いステージはお見事の一言である。山を越えて響き渡るような歌声が遠くへ、ライトの奥へ吸い込まれていく。美しい。

 知性ある森ガールには特におすすめ。まあ、うさぎに鹿の角がぶっ刺したジャケ写って時点で森的にはありえないかもしれない。でも、人生にはゆるフワだけでなく少しの毒も必要なのよ。

MIIKE SNOW th__OK10515 th__OK10547 th__OK10562 th__OK10568

写真:岡村直昭

文:mimi

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ALBERTA CROSS http://fujirockexpress.net/10/?p=4117 http://fujirockexpress.net/10/?p=4117#comments Tue, 03 Aug 2010 14:30:59 +0000 natsuki http://fujirockexpress.net/10/?p=4117
 スウェーデン人とイギリス人を中心に結成されたALBERTA CROSS。ハードな部分もソフトな部分もたくましい輝きを持っていて、まっすぐなサウンドがとても魅力的に映るバンドだ。あのリアム・ギャラガーにも認められて、オープニング・アクトを務めたこともあるという。というわけで、非常に期待が込められているバンドの一つだろう。

 ライヴを見ていて思ったのは、いい歌を届けてくれるバンドだなあということ。容姿はキーボーディストを除く4人が長髪で一見するとハードロッカーっぽいのだが、彼等の音楽は前述したように、無垢な響きを持った端正なロックを鳴らしている。ギター、ベース、ドラムがサウンドを編みこみ、キーボードがゆるく被さっていく。ただ、その中でやはり歌の良さを最大限に引き出すような構成がとられている。ゆえに彼の声は胸の奥まで浸透していく。その歌には悲しみを受けてくれるかのような、また前へ踏み出す力を与えてくれるというか、そんな力があると思う。

 その中でアコースティック・ギターの甘美な響きと歌の良さを生かした曲で、感動を誘ったり、Voがタンバリンに持ち替えてリズム隊、キーボードと共に静かに燃え上がるような空間を作り上げている時もあった。ラストにはシューゲイザー寄りの轟音まで手繰り、会場を震え上がらせていたのが印象的。予想以上に引き出しの多いライヴを披露してくれたことには驚きを隠せなかった。今度は屋根付きではなくて、風を浴びられるようなステージで彼等の歌と演奏を堪能したいものだ。

ALBERTA CROSS _IZ12965 _IZ12990 _IZ21467 _IZ12967

写真:熊沢泉
文:伊藤卓也

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フジロックはまだまだ続きますが… http://fujirockexpress.net/10/?p=4983 http://fujirockexpress.net/10/?p=4983#comments Sun, 01 Aug 2010 16:59:36 +0000 natsuki http://fujirockexpress.net/10/?p=4983

これでもかと雨が降った今年のフジロック。でも、厳しい天候だったからこそ、自分や周りへの優しい気持ちに気づくことができたようにも思います。たくさんの笑顔と思い出を残して、夢のような苗場の3日間もめでたく終了……はまだしません!これからマーキーでまりん見ないといけないし。もち豚ももう1回は食べたいし。

だけど、私たちフジロック・エクスプレスはひとまず更新作業を中断、撤収作業に入りたいと思います。お伝えしていないレポートや会場の様子、お客さんの様子がハードディスクにまだまだパンパン入っています。

東京に戻ってから続きをお伝えいたしますので、しばらくお待ちくださいませ〜。

文:永田夏来

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OZOMATLI http://fujirockexpress.net/10/?p=4971 http://fujirockexpress.net/10/?p=4971#comments Sun, 01 Aug 2010 16:48:47 +0000 natsuki http://fujirockexpress.net/10/?p=4971

最終日の深夜パレスでは、「明日から仕事」と考える人と、「最後だから弾ける」という人の2種類がいる。名残惜しさは誰しもが同じ、されどこの日の小さなテントには、泣く子を黙らし、憂鬱を吹き飛ばし、耳の端に引っかかればその場を去ることをできなくさせるお祭りバンドがブッキングされていた。

パレスに入れば、その湿気に一瞬息が詰まる。それでもおかまいなしに突っ走るオゾに、フロアはかき乱されてあれよあれよと暴動の様相を呈する。バンドひとつでフェスティヴァルを体現してしまう彼らを最終夜に持ってきたのは、ある意味反則。日常を見始めたオーディエンスを再び濃ゆいフェスの世界に引きずり込み、場をたぎらせていった。

ジャンルの垣根を越えたオゾのパフォーマンスで、湿気まじりの熱気はさらに蒸したものとなって、テントの中に立っているだけでも汗ばむ状況になった。それでも、ゴキゲンな音とパフォーマンスはステップを踏ませ、夜は朝に限りなく近づいていった。

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写真:佐俣美幸
文:西野太生輝

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HOT CHIP http://fujirockexpress.net/10/?p=4461 http://fujirockexpress.net/10/?p=4461#comments Sun, 01 Aug 2010 10:34:11 +0000 natsuki http://fujirockexpress.net/10/?p=4461 続きを読む ]]>
  フジロックのタイムテーブルが発表されると、当日まで、脳内でマイ・タイムテーブルが構築されていく。そこで悩ましい問題となるのが、観たいアーティストがカブるという事態。Hot ChipとLCD Sound Systemがまぁ、キレイにカブっていて、どちらかをチラ見して両方観るなんてことはできない。さて、この究極の選択を強いられた皆さん、さてあなたはどっちを選んだのだろう?

■ファッション・チェック
 音楽にはファッションなんて関係ない! と言われるのもごもっとも。ファッションという言葉を完全崩壊させているのが、Alexis Taylorでもあり、目を離すわけにはいかい。「ごきげんよう、町内会長!」、今年はそんな感じできた。腰回りの丸みをカバーする大きめの白いシャツに黄色のパンツ。そしてスタッズかが不細工に施された茶色の帽子……あいかわらず期待を裏切らないセンスの持ち主、Alexis Taylor。

■アノ人がいない! 
 今回のステージには、Joeの姿がなかった。何もかもがアンバランスな5人の集団、Hot Chipにおいて、誰ひとりとして欠けてはならないのだけれど、ベイビーご誕生とのことで、来日できなかった模様。Joeがいない今回のフジは、他のメンバーが代わってヴォーカルを取り、本来ならジJoeのパートでは、小さなスクリーンに、どかんと口パクのJoeが映し出されるというとてもとてもレアなHot Chipだったのだ。

■確信犯のセットリスト
 ”And I Was A Boy From School”、”One Pure Thought”、”One Pure Thought”なんていう1st、2ndのあがること間違いなしの過去の遺産曲たちは、前半でさっさとやってしまう潔さはやっぱりHot Chipならではというのを再確認。しかもそれぞれの曲はアレンジを変え、お、次は何だ?と思わされるも、ああぁぁ!というのも実に確信犯かの如く、羽織り風にキーボードを弾いたり、ドラムを数人で乱れ打ちしたり、ちょっと手持ちの機材から離れては、ファンキーなダンスを黙々と、そして微動だにしないイメージのAlexsisはステージを降り、オーディエンスのもとによって、冷静なるハイタッチ。中盤の『One Life Stand』からの曲を経て、”Hold On”、そして”Ready for the Floor”というキラー・チューンで締めくくった。

■エレクトナログ
 今回のライヴでは、サポートとしてドラムが加わっていた。ドラムが加わることにより、これまでの、Hot Chipよりもよりタイトに変化していた。これは好き嫌いがありそうなそんな予感。それぞれのメンバーの前には、黒い機材が並び、小さいツマミをミリ単位で動かし、曲となっていく。音はデジタルでも5人が譜面には現されない隙間を生めていく姿は完全にアナログ。そこへアナログなドラムが入ると、逆にデジタル特有のタイトな音に変化する不思議を目撃した。まさにエレクトロニカとアナログの融合、それこそが、Hot Chipの最大の魅力なのだ。

■そんなHot Chip
 ますますAlexis Taylorという泥沼にはまる一方である。秋には、フジにも出演したLCD Soun Systemとのツアーを控えていたりで、そのパイプは簡単に想像がつく。ただ、Badly Drawn Boy、King Creosote、The Aliens、Pictish TrailそしてSteve Masonといった音楽の垣根を越えたつながりを見せてくれるのも、Alexis Taylorという人物の不思議にもつながる。笑っているのに、笑っていない。微動だにしないのに、動いている。不細工なのにカッコいい。あらゆることに対して、間逆の面を持ち備えた、Alexis Taylor、そしてHot Chipからこれらも目を離すことなんてできるわけがない。

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写真:熊沢泉
文:ヨシカワクニコ

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川辺のボードウォークを歩いてみた http://fujirockexpress.net/10/?p=4291 http://fujirockexpress.net/10/?p=4291#comments Sun, 01 Aug 2010 08:47:23 +0000 natsuki http://fujirockexpress.net/10/?p=4291 ホワイトステージ入り口横からスタートしてグリーンステージ物販手前のあたりに出てくる川辺のボードウォーク。木製のボードウォークとキラキラした川面がすてきにマッチしていて、ちょっと日が射した午後にぶらりお散歩するのにぴったりのコースです。

歩き始めてみると、オレンジ・ヘブン方面と違って意外にまっすぐな道になってて新鮮な感触。ずんずんと快調に歩き進めていけば、ホワイトからの音がだんだん小さくなってきて、グリーンからの音がだんだん大きくなっていきます。

そしてこちらがこのボードウォークのハイライト。橋になっていて、川の上をわたることができマース。その手前では川遊びをしているロッカーズもちらほらいて、うーん、はじまったばかりの夏を満喫!というかんじ。


もちろんボードウォークですから、ベビーカーもらくらく通ることができます。最後に坂を少しだけ上れば、あっというまにグリーンステージです。

写真・文:永田夏来

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川面キラキラ!つかの間の晴れ間です http://fujirockexpress.net/10/?p=4187 http://fujirockexpress.net/10/?p=4187#comments Sun, 01 Aug 2010 08:03:07 +0000 natsuki http://fujirockexpress.net/10/?p=4187 やはり、苗場とフジロッカーズには太陽がよく似合います。ようやく射してきた日光を満喫しつつところ天国まできてみれば、やってますね。ようやくスタートできましたね。ザ・川遊びです。


最近はところ天国付近だけではなく、オアシスエリアの付近でも川遊びができます。


川のアイドルゴンちゃんも、ようやくフジロッカーズと一緒に遊べてきっと楽しかったことでしょう!

文・写真:永田夏来

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場内に潜む泥トラップに気をつけろ http://fujirockexpress.net/10/?p=4142 http://fujirockexpress.net/10/?p=4142#comments Sun, 01 Aug 2010 06:23:03 +0000 natsuki http://fujirockexpress.net/10/?p=4142 本日最終日にようやく晴れているものの、降りも降ったりの3日間。会場内にはいたるところにぬかるみができ、たくさんのフジロッカーズによって踏みしだかれ、いい感じに熟成し、例の独特の香りを放っています(この匂い、聞いたところによると微生物の働きによるということなのですが、本当なのでしょうか)。

さて、会場の中にある著名な泥スポットといえば、まずはグリーン中央の後部分ですよね。こちらです。

うっかりステージに気を取られているとグニャっとやられる、例のニクイやつです。泥の部分はお客さんも避けて通りますので、ぎっしり座っている非泥の部分とのコントラストで泥の部分がだだっ広く感じてしまいます。4万人収容のグリーンステージの1割くらいは泥なのではないでしょうか(嘘です)。

他に泥スペースといえば、アシードジャパンのペットボトルキャンペーン前方や、オアシスの苗場食堂前、ワールドレストラン入り口、オレンジコート全般などがありますよね。

こうして見比べてみると、苗場食堂やワールドレストラン前など、どうしても人が通らざるを得なくて日当りもよくないところは乾きにくく、シャビシャビ感が残っている印象です。

以前はウッドチップなどを撒いたこともありますが、長靴の装備も進んでいる今日、「泥も名物のうち」ということで楽しんでしまう方がよいんでは?という気がします。なんというか、グラストっぽいし。

「泥なんて避けて歩けば平気さ…」という強気な向きもあるかとは思いますが、夜間や魅力的なライブが行われている最中などは足下がおろそかになりがちです。くれぐれも、長靴装備で。みなさま道中にお気をつけて。

写真・文:永田夏来

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TA-1 http://fujirockexpress.net/10/?p=3986 http://fujirockexpress.net/10/?p=3986#comments Sun, 01 Aug 2010 04:21:28 +0000 natsuki http://fujirockexpress.net/10/?p=3986
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写真:直田亨

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MUSTANG http://fujirockexpress.net/10/?p=3970 http://fujirockexpress.net/10/?p=3970#comments Sun, 01 Aug 2010 04:14:08 +0000 natsuki http://fujirockexpress.net/10/?p=3970

出るも出たりの計7回。まずはその日程をご覧あれ。

7/29 フジロック@OASISエリア内 フジテレビ・ブース (アコースティック)
7/29 フジロック@RED MARQUEE (前夜祭)
7/30 フジロック@FIELD OF HEAVEN
7/30 フジロック@苗場食堂
7/31 フジロック@OASISエリア内 Inter FM・ブース (アコースティック)
7/31 フジロック@場外ショップエリア内 岩盤CDショップ
7/31 フジロック@PALACE OF WONDER

と、前年出演したレーベルメイト、レーヴェンに次ぐ活躍に脱帽することしきり。前夜祭(祝祭)、FOH(象徴)、苗場食堂(飲み屋)を経てのクリスタル・パレス(夜遊びテント)で、「フジらしいステージ」をすべて制覇したということになる。「ムスタングって知ってる?」というナンパの口実(事実です!)も生まれたりして、そのライヴはオーディエンスの中にもしっかりと爪あとを残していた。

20代そこそこながら、ドラムとベースが快いリズムを刻み、ギターは憂いを帯び、エルヴィス・プレスリーのように艶があって震える喉が彩りを添える3ピースは、最後に、深夜のパレスにたむろす夜遊び人間たちをかきまぜていく。3ピースのシンプルなロックンロールだけに、誰かれもが入り込みやすく、かつ”チョコボのテーマ”という飛び道具を備えた彼らは、フランスより遥か日本という地に、その名を知らしめていった。

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写真:直田亨
文:西野太生輝

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TROMBONE SHORTY&ORLEANS AVENUE http://fujirockexpress.net/10/?p=3961 http://fujirockexpress.net/10/?p=3961#comments Sun, 01 Aug 2010 04:09:29 +0000 natsuki http://fujirockexpress.net/10/?p=3961

クリスタル・パレス・テントに足を踏み入れれば、人の密度から来る湿気で即座に眼鏡が曇るほど。思えば昼間、フィールド・オブ・ヘヴンを通り過ぎようとしたときだった。人の流れが完全に止まっていたため、足踏みついでにステージへと意識を向けると、ジャズを基本に、ファンクにロックにと、奔放に駆け抜けるアーティストがいた。それが、トロンボーン・ショーティ、20代半ばでありながら、グリーン・デイやレニー・クラヴィッツ、さらにはU2とも共演歴があるというから、末恐ろしい若者だ。

スタジアムクラスのアーティストとの共演を果たしてきたため、ステージの魅せかたは心得ている。コール&レスポンスもそつなくこなし、トロンボーン〜という名前でありながらもトランペットを多用したセットで、曲のブレイクにさしかかればマウスピースから口を外し、手振りを加えて場のテンションを指揮していく。

彼のバンド、オーリンズ・アヴェニューがそれぞれのテクニックを競ったかと思えば、すかさずトロンボーン・ショーティがシャウトを被せてフロアへと放り込んでいく。重さも速さもありつつ、魅せかたまでもを心得た、全方向型アーティストといっても過言ではないだろう。

ステージとフロアが渾然一体となって渦巻くグルーヴは、オーディエンスをテントに呼び集めて、当然のように入場規制となっていた。フィッシュボーンのアンジェロ・ムーアが乱入したりと、熱気が凄まじすぎて、涼みに出る者も多数。オーディエンスからはアンコールの要求も飛び出し、とっておきのセカンドライン・ファンク、”聖者の行進”をかましてフジを締めくくった。

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写真:直田亨
文:西野太生輝

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Makoto Ayukawa (Sheena & The Rokkets) http://fujirockexpress.net/10/?p=3939 http://fujirockexpress.net/10/?p=3939#comments Sun, 01 Aug 2010 03:55:25 +0000 natsuki http://fujirockexpress.net/10/?p=3939

前日のフィールド・オブ・ヘヴンにて、サンハウスのギタリストとして沸かせた鮎川誠が、自らのルーツをさらけだす時がきた。スピンされたのは匂うブルーズと粗いロックンロール。鮎川の、一筋縄ではいかないコレクションは、クリスタル・パレス・テントを黒く染めあげていく。

奥方のシーナもかけつけ、フロアへと言葉を投げ込めば、オーディエンスは即座に反応し、叫び声を返す。ロックンロールに魅入られた夫婦は、ギャズとベイビー・ソウルのコンビに対抗するかのような仲むつまじさを見せつけて、ムスタングにロックンロールのバトンを渡していた。

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写真:直田亨
文:西野太生輝

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LA RUDA http://fujirockexpress.net/10/?p=3792 http://fujirockexpress.net/10/?p=3792#comments Sun, 01 Aug 2010 03:00:17 +0000 natsuki http://fujirockexpress.net/10/?p=3792

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写真:前田博史

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MUSTANG http://fujirockexpress.net/10/?p=3748 http://fujirockexpress.net/10/?p=3748#comments Sun, 01 Aug 2010 02:42:43 +0000 natsuki http://fujirockexpress.net/10/?p=3748

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写真:前田博史

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THE ENTRANCE BAND http://fujirockexpress.net/10/?p=2541 http://fujirockexpress.net/10/?p=2541#comments Sun, 01 Aug 2010 02:40:51 +0000 natsuki http://fujirockexpress.net/10/?p=2541

 紹介する時にはこの枕詞がかなりの確率でついていただろう”サーストン・ムーアのお気に入り”という新世代サイケデリック・トリオ・バンド、THE ENTRANCE BANDが昼間のフィールド・ヘヴンに引き続いて、ド深夜の3時過ぎからパレスでも演奏。ほろ酔い気分のこの会場にマッチしたディープなサウンドが心地よく感じられたステージだった。

 聴いていても、ブルースやサイケの旨みがたっぷりのっかったサウンドとハイトーンでちょっとヨレヨレ気味に歌い上げるヴォーカルが特徴としてあげられるように思う。70年代辺りのヴァイヴを感じさせ、なおかつ独特の浮遊感や味を抽出。しかしながらサイケデリックな嵐を巻き起こしながらも演奏は力強い。スピーカーのヴォリュームを全開にして、破格の音圧をつくりあげる。そのサウンドの前は視界をゆがませ、意識すらもゆがませるほど。それほどの重たいサイケデリック・チューンの嵐。手数の多いドラムも目を見張るものがあるが、可憐な容姿とは裏腹にぶっといボトムで支える女性ベーシストには、萌えている人もいたかもしれない。そして、先導者であるヴォーカル兼ギタリストのガイ・ブレイクスリーの恐ろしく煙たいギターとLIGHTNING BOLT辺りを思わせる奇天烈ヴォーカルが痛烈なインパクトを残していく。この3者の強烈なアンサンブルは本当に圧巻だった。時に繊細な表情を見せることもあるけれど、総じてあれだけ煙たく重たいサウンドを終始たたきつけるのには、本当に参った。帰宅するときには、耳がヒリヒリ。だが、それも気持ちのいい痛み、そういった感情を抱ける良いライヴを体験できた。

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写真:佐俣美幸
文:伊藤卓也

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The SALOVERS http://fujirockexpress.net/10/?p=3694 http://fujirockexpress.net/10/?p=3694#comments Sun, 01 Aug 2010 02:22:21 +0000 natsuki http://fujirockexpress.net/10/?p=3694

写真:穂谷益代

The SALOVERS th__HY19359 th__HY19414 th__HY29831 th_HY19361 ]]>
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go chic http://fujirockexpress.net/10/?p=3666 http://fujirockexpress.net/10/?p=3666#comments Sun, 01 Aug 2010 02:15:43 +0000 natsuki http://fujirockexpress.net/10/?p=3666

 2日目のルーキー・ア・ゴー・ゴー、最初に登場したのは、台湾発のエレクトロ・パンク・バンドであるgo chic(ゴー・シック)だった。ギター/キーボードのソニア、ヴォーカルのアリエル、ベースのサラが女の子。ドラムスのウィンストンが男の子である。まだ若く20代前半らしいけど、サラあたりは女子高生にもみえる。

 アリエルはセクシーかつキュートなコスチュームに身を包み、元気よく踊り歌う。歌詞は全編英語で、MCは覚えたての日本語をちょっとだけ話すけど、基本的には英語。エレクトロといってもチープなシンセサイザーで、攻撃的なギター、そして疾走感あるドラムと組み合わさって、パンキッシュな世界を作り出す。先行するバンドたちのどこかに似ているような気がするけど、おそらくアリエルが発するキュートな存在感がこのバンドの個性になっている。踊りはセクシーで、モニタースピーカーの上に妖しく跨ったりして扇情的なもの。歌っているときはパンク魂が底にある挑戦的な表情をするけれども、MCのときに不意に素に戻ってしまうギャップがまたかわいい。

 ステージ前にはお客さんはけっこう集まってきていて、やっぱり女の子+パンクという要素は一見さんを引っ張りこむインパクトがある。このバンドを支えているのは、いろんな楽器をこなすソニアと力強いドラミングをおこなうウィンストンなんだということがわかる。アリエルは最後、柵を取っ払って、お客さんたちの中にどんどん入ってって踊るのだ。母国以外でもこうしたはじけ方ができるのだから、チャンスがこれからたくさんあるバンドだろう。

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写真:穂谷益代
文:イケダノブユキ

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RIVA STARR http://fujirockexpress.net/10/?p=3379 http://fujirockexpress.net/10/?p=3379#comments Sat, 31 Jul 2010 16:37:31 +0000 natsuki http://fujirockexpress.net/10/?p=3379

写真:古川喜隆

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DEXPISTOLS & ROC TRAX CREW featuring Zeebra and more http://fujirockexpress.net/10/?p=3360 http://fujirockexpress.net/10/?p=3360#comments Sat, 31 Jul 2010 16:23:47 +0000 natsuki http://fujirockexpress.net/10/?p=3360

 エレクトロ大会の様相を呈する二日目の深夜レッドマーキー。その二番手を務めるのは、過去の出演や岩盤ナイトでの実績により、すでにフジロッカーズにしっかり認知されているデックスピストルズである。しかも今回はジャパニーズヒップホップの頂点に立つ男、ジブラの客演も予告されている。踊り足りない人、極上のBGMと共に二日目の反省会をする人、そして「デックスピストルズとジブラで何すんだ?」という未曾有の期待などが交錯し、集まった人の数は当然のようにレッドマーキーの屋根に収まりきらない人でにぎわった。

 DJダルマとマーの二人のほか、仲間のロックと自らのレーベルからロックトラックスクルーも助太刀し、6人が横並びに卓を触る格好となったこの日のステージ。ステージの上でどのような役割分担があるかはうかがい知ることが出来ないが、なるほどDJひとりがレコードをつなぐ以上の音が生まれていることは確かだ。シンセとサンプリング、そしてビートが面白いほど表情を豊かにし、盛り上がりどころを次々にと演出していく。

 数曲を披露したのち、早々にあの男が現れた。意外にも初登場となるジブラだったが、その姿は圧倒的というよりほかない。いつもとは違うビートも早々と乗りこなし、その上で煽り引っ張る一本のマイクの力強さ。そしてフロアの求心力がそのまま形となったかのような盛り上がりである。披露した「FIRE」という曲名そのままに、彼はフロアに火をつけた。曲の終わりと共にジブラは引っ込み、それからはロッキンエレクトロビーツにMCを交えてのヒップホップエッセンスを残した展開に突入。客演者も次々に参上して「NEW JACK HOSUE」など楽曲をプレイ、下世話なくらいにアゲていくスタイルでフロアの温度を上げ続けた。

 後半になり、再びジブラが登場。初登場時のTシャツ姿とは違い、襟付きシャツにネクタイ、そしてなぜか演説台もセットされる。そこで披露されたのは、え、演説??!!デックスピストルズのサウンドとジブラのアジテーションとで構成される「BAMN」が、レッドマーキーでも公開された。おそらく台本が書かれているiPadを片手に、「日本のオリジナルなダンスミュージックを!」とただ弁を振るうジブラの姿は、ダンスミュージックに踊らされたい人からしてみれば戸惑いが生じてもおかしくない光景であった。しかしそこを確かな盛り上がりにするのは彼の硬派な姿勢と、その後ろで拍手を送るDJダルマなど、デックスピストルズクルーのバックアップがあってこそだろう。まさにオリジナルな時間を演出したデックスピストルズのステージは、盛り上がりをそのまま次に引継ぎ、二日目の夜が更けていった。

写真:古川喜隆

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GAN-BAN NIGHT The XX http://fujirockexpress.net/10/?p=3332 http://fujirockexpress.net/10/?p=3332#comments Sat, 31 Jul 2010 16:08:22 +0000 natsuki http://fujirockexpress.net/10/?p=3332

写真:穂谷益代

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FISHBONE http://fujirockexpress.net/10/?p=3112 http://fujirockexpress.net/10/?p=3112#comments Sat, 31 Jul 2010 12:54:04 +0000 natsuki http://fujirockexpress.net/10/?p=3112

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写真:佐俣美幸

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JOHN BUTLER TRIO http://fujirockexpress.net/10/?p=2790 http://fujirockexpress.net/10/?p=2790#comments Sat, 31 Jul 2010 11:30:37 +0000 natsuki http://fujirockexpress.net/10/?p=2790

オーガニックな空気が漂う楽曲から、ハッとさせられるほど強い意志を感じるナンバーまで幅広く聴かせてくれるJOHN BUTLER TRIO。彼らは昨年メンバーチェンジを行い、今年の3月に約3年ぶりとなるアルバム『April Uprising』をリリースした。そして10月に単独ジャパン・ツアー「JOHN BUTLER TRIO JAPAN TOUR」を控える中、フジロック2日目のグリーンステージへ。

まず1曲目「Don’t Wanna See Your Face」のイントロが鳴り響いた途端、体の内側で何かがパチンと弾けるような感覚に。まるで奥底の部分から、気持ちを解放してくれるようである。そして以前より自由度やポップ感が高まったことで、誰しもがより思うようにリズムを感じ取っているようだった。

また、ギター・ボーカルのジョン・バトラーがひとりで演奏する場面も。音を鳴らしながらアコギのボディをリズミカルに叩くなど、胸が高まるようなパフォーマンスを見せてくれる。彼の演奏の加速度と同じように、オーディエンスのテンションも徐々に沸点に近づいていくよう。

終盤にはドラムのニッキー・ボンバと一緒になって、他の2人のメンバーも手にスティックを。そしてドラムセットの両隣に立ち、置かれたタムでリズムを刻むなんてことも。そこには何のしがらみもない、ピースフルな自然空間が広がっていた。

曲が終わるたびに起こる大歓声の中で、彼らの進化した姿をじっくり堪能することができたこの日。今後の日本でのライヴは、大阪を皮切りに広島や東京、横浜を巡る単独ツアーだ。彼らはこの先も止まることなく、日々突き進んでいくに違いない。

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写真:北村勇祐
文:松坂愛

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JOHN FOGERTY http://fujirockexpress.net/10/?p=3010 http://fujirockexpress.net/10/?p=3010#comments Sat, 31 Jul 2010 11:07:56 +0000 natsuki http://fujirockexpress.net/10/?p=3010

 まさに、雨を見たかい? このライヴは最後の曲”Proud Mary”から降りだした豪雨によって伝説になった。

 フジロック2日目、まだ明るさが残るグリーン・ステージにジョン・フォガティが登場した。始まる前は、クリームやジミ・ヘンドリックスやザ・フーが流れていて、オヤジ大歓喜の選曲だった。バンドは、ギターが3人(うち、ひとりはヴァイオリンやパーカッションなども兼ねる)、ベース、キーボード、ドラムスという編成に、ジョンで7人である。ジョンは青いチェックのシャツにジーンズ姿でアメリカの労働者風の格好。まずは、”Hey Tonight”から始まる。

 ジョンは元気いっぱい。力強い声で歌い、ステージを右へ左へ走りまくる。選曲はいちいち書かないけど、要するにベスト・オブ・CCRだったのだ。CCRの名曲の数々がフジロックで聴けるという幸福をお客さんたちは噛みしめていた。たくさんの人たちが待っていた名曲中の名曲”Have You Ever Seen the Rain?”はライヴの中盤に披露された。喜ぶステージ前のお客さんたちに、ジョンは大合唱を促し、モッシュピット周辺の人たちはサビを頑張って歌えていた。続いて演奏されたのは、ロイ・オービソンのカヴァーである”Oh Pretty Woman”。最近、ジョンのライヴで演奏されている曲で、みんな知っている曲だけに大盛り上がり。

 ジョンのソロの曲”Big Train”では、ジョンのギターとヴァイオリンとのソロバトルがあったし、”Keep On Chooglin’”のイントロではへヴィメタルのギタリストのようなアーミング、そしてライトハンド奏法までやる。またソロの曲”Centerfield”では、野球バット形のギターが登場。歌詞で「ジョー・デマジオ」と歌うところを「ドント・フォーゲット・イチロー」と変えていた。

 あとは”Bad Moon Rising”などヒット曲大放出。やっぱりストレートなロックンロールは間口が広くてたくさんのお客さんの心を掴めるのだろう。そして”Proud Mary”で盛り上がり締めくくって、雨だったのだ。 

写真:熊沢泉、文:イケダノブユキ

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KITTY DAISY&LEWIS http://fujirockexpress.net/10/?p=2569 http://fujirockexpress.net/10/?p=2569#comments Sat, 31 Jul 2010 05:35:25 +0000 natsuki http://fujirockexpress.net/10/?p=2569

スカ・フレイムス大川毅からのバトンを引き継いだのは、キティ・デイジー&ルイス。メンバーはすべて家族という驚きのバンドだ。特に有名なのが、ラフ・トレード(※イギリスのレーベル)が送り出したザ・レインコーツのメンバーとして活動していた、母、イングリッド・ワイス。ザ・レインコーツは、パンク以降の音楽シーンに多大な影響を及ぼし、ジョン・ライドン(ジョニー・ロットン)、カート・コバーン、キム・ゴードンが絶賛していたバンドで、そのフォロワーは多い。さらには、親父はアイランド(※レーベル)でU2などに関わってきたグリーム・ダラムというから、子供たちが音楽にドップリ浸かり、アーティストとなるのも無理はない。

特に面白い…というか驚くのが、息子と娘たちが20歳そこそこの若さでありながら、旧き良き半世紀以上前の音楽やプレイスタイルを当時の感覚のままにステージにもちこんでいることだ。それは、音源の段階でも徹底されている。何と、LP以前のプレート、SP盤をプレスしているのだ。昔のミュージシャンが新しい曲をつくったなら、きっとこんな曲をつくっただろう…そう思わずにいられないモノクロの世界の音が、目の前で奏でられ、隠された色を伝えてくれている。日本の年号に置き換えると、KD&Lの凄さや、怖さが伝わるだろうか。「平成生まれ」のルイスが、祖父母の青春時代の音楽をやっているのだ。

キティ、デイジー、ルイスの3人が、曲ごとにパートを変える。バンジョーにブルース・ハープ、ドラムにギターと、トライアングルの配置がころころ変わるのだ。両脇の親が支え、子供が自由自在に楽器を操っては遊び倒すという状況に、満員となったテントの温度は上がり続けていた。

マディ・ウォーターズだけでなく、60年代に活躍したキャンド・ヒート(※トミー・ジョンスンの曲からつけたバンド名)の”ゴーイング・アップ・ザ・カントリー”を渋くアレンジし、我がものとしている。中盤には、ビートルズ、ローリング・ストーンズの作品に参加し、ジミ・ヘンドリクスのルームメイト(!)だったこともある、スカ・レジェンドのひとり、エディ・”タンタン”・ソーントンがトランペットを携えて乱入すれば、一気にカリブ周辺諸国の匂いが充満した。

黒いアメリカを基本としながら、ジャマイカへと針を振る柔軟さまで身につけたのは、ギャズとの関わりによるものだろう。スカ創世記のバンドは、もともとホテルでジャズを奏でるオーケストラだったそうだ。キティ・デイジー&ルイスの若さからくる冒険心は、これから先、世界各国の様々な音楽を吸収していくことだろう。

写真:佐俣美幸
文:西野太生輝

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DJ. Jim http://fujirockexpress.net/10/?p=2590 http://fujirockexpress.net/10/?p=2590#comments Sat, 31 Jul 2010 03:22:18 +0000 natsuki http://fujirockexpress.net/10/?p=2590

写真:佐俣美幸

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