FUJIROCK EXPRESS'10 » ROOKIE A GO-GO http://fujirockexpress.net/10 フジロック会場から最新レポートをお届け Mon, 13 Sep 2010 16:31:08 +0000 ja hourly 1 http://wordpress.org/?v=3.0 踊ってばかりの国 http://fujirockexpress.net/10/?p=5232 http://fujirockexpress.net/10/?p=5232#comments Tue, 03 Aug 2010 17:19:15 +0000 naoaki http://fujirockexpress.net/10/?p=5232

 多分、今年のルーキー・ステージでは一番世間に名前が知られているバンドだと思う。平均年齢20歳そこそこという”踊ってばかりの国”は、ラフでユニークでサイケデリックなサウンドが肝の新人5人組。奇抜なバンド名が特徴である彼等は、前述の通りに既に話題となっている存在だ。CDを某レンタルショップでレンタルすることも可能だし、今年発売されたアルバム『グッバイ、ガールフレンド』のレビューを雑誌やWEBで見かけることも多かった。世間的にもかなり期待されているバンドといっていいだろう。個人的にも期待は高いし、ルーキー・ステージに集まった人数もこの時間にしてはかなり多かったこともそれを物語る。

 『苗場のクソヤローどもー、踊ってばかりの国です。4曲やったら帰るんでー』というやんちゃな宣言から始まったこの日のライヴ。言葉とは裏腹に、紡がれる音のひとつひとつは客席に向いていて、心にジンとくるものがある。ブルースやサイケ、フォークを下地にしたサウンドを柔らかなアコギの音色と歌がやんわりと包み込み、意外とポップにくるまれている印象。この日も丁寧な演奏で、少しねじの外れた詩を朗々と歌い上げている。それが琴線を妙につついてくる。不思議と親しみやすさを持ったメロディも染みてくるだろうか。けれども、程よく毒素もはらんでいるのか、やけに気持ちよさも増幅される。

 3曲目まではそんな感じの曲が続いて、ゆるく心地よい気分を味わっていた。しかしながら最後に演奏された曲(多分、10分超える「テカテカ」という曲だったと思う)で脳天ぶっ飛ばされた気になった。前半に紡いだしっとりとした雰囲気が中盤から堰を切ったように溢れだした轟音が押し流していく。渦巻くギターと硬質なリズム、荒々しく叫ぶヴォーカル、さっきまでと別バンドかと思えるぐらいに感情のスイッチが入った演奏で牽引する。急激にその膨れ上がった音圧に合わせてバンドのアクションも激化し、景色を一気に塗り替えてしまった。爪を隠していたともいうべきか、こんな凶暴な一面を隠し持っていたとは驚きだ。のんびりとした歌声と演奏のゆるさに心地よい気分を味わっていた自分からすると、仰天の転換、ゆえに現出した鮮烈な世界にぶったまげた。最初は普通の青年たちだったのが、終演後はまるで別のオーラをまとって見えてしまうのが末恐ろしい。

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写真:岡村直昭
文:伊藤卓也

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カンタス村田とサンバマシーンズ http://fujirockexpress.net/10/?p=5279 http://fujirockexpress.net/10/?p=5279#comments Tue, 03 Aug 2010 05:35:33 +0000 naoaki http://fujirockexpress.net/10/?p=5279

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写真:岡村直昭

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core of bells http://fujirockexpress.net/10/?p=5210 http://fujirockexpress.net/10/?p=5210#comments Tue, 03 Aug 2010 05:02:19 +0000 naoaki http://fujirockexpress.net/10/?p=5210

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写真:岡村直昭

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99RadioService http://fujirockexpress.net/10/?p=5169 http://fujirockexpress.net/10/?p=5169#comments Tue, 03 Aug 2010 04:57:09 +0000 naoaki http://fujirockexpress.net/10/?p=5169

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写真:岡村直昭

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THE RICH http://fujirockexpress.net/10/?p=5148 http://fujirockexpress.net/10/?p=5148#comments Tue, 03 Aug 2010 04:46:41 +0000 naoaki http://fujirockexpress.net/10/?p=5148

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写真:岡村直昭

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快速東京 http://fujirockexpress.net/10/?p=3724 http://fujirockexpress.net/10/?p=3724#comments Sun, 01 Aug 2010 02:55:00 +0000 eriko http://fujirockexpress.net/10/?p=3724
 快速東京というバンド名よりは、奇天烈混沌超速特急ともいうべき新人が苗場に嵐を巻き起こした。この4人組は、ヴォーカル、ギター、ベース、ドラムというシンプルな4人編成の若者で、スラッシュメタルを旨みとして十二分に取り入れた激烈激速のハードコア、というかパンクというべきか、そんな感じの音楽をやっている。

 特徴としてはとにかく切れ味抜群のリフと速さで全部まとめてぶったぎることだろうか。若者らしく活きのいい演奏で、坂道だろうが曲がり角だろうがとにかく目標物に向かって走っていく。それも感情むき出しで荒削りなところがまたよい。出鱈目というかユニークというかそんな歌詞をハイトーンで絶叫する歌い手も印象的で、楽曲の混沌具合はさらに深まっていく。楽曲を1~2分台にまとめあげているのも特徴で、やりたい放題に詰め込んでいる感じなんだが、楽曲として確かなインパクトを聴き手に残してくれる。すべてを巻き込むハリケーンのような、そんな強烈さが存在するように思えるのだ。

 4つ打ちを取り入れた横殴りの曲やヘヴィなミドルチューンも顔を出していたことはあったが、ほとんどがスラッシュ寄りの速さを持つ曲ばかりなところは本当にいさぎ良い。それで全15曲で約20分のステージを駆け抜けていた。たしかに快速なのかしれないのだが、15曲で20分って逆にこれは各駅停車じゃないかなと思ったりという疑念も浮かんだり(笑)。それでもこのステージでとにかく強烈なインパクトを残していたのは、盛り上がり具合を見ればよくわかる。「帰ったらgoogleで検索してみてください」という去り際のお願いにも応えてくれる人が多いのではないだろうか。そんな予感を覚える強烈なステージであった。今年見たルーキーの中では、かなり異彩を放っていたことも述べておきたい。

_HY19557 _HY19576 _HY20021 快速東京 _HY29972

写真:穂谷益代
文:伊藤卓也

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HIGURASHI RECORDS INC. http://fujirockexpress.net/10/?p=3704 http://fujirockexpress.net/10/?p=3704#comments Sun, 01 Aug 2010 02:27:56 +0000 eriko http://fujirockexpress.net/10/?p=3704
今年のフジのラインナップに稀少なスカバンドがルーキーに登場した。メンバーは7人編成、ボーカルとキーボードに女性がいるのが特徴的だ。会場に着くと、すでに1曲目が始まっていた。彼らが奏でるのは、オーセンティックなスカに乗るボーカルは囁くようではかない声。3曲目ではボーカル、サトウリナがスティールパンを叩く。サックスやトランペットの音が聞こえれば、自然と体がゆらゆらと動くのだが、それに加えて歌ものとして聴ける要素もある。サックス担当、タダトオルのアジテートにより、客側とのコミュニケーションを図り盛り上げる。気づけば、演奏開始当初に空きスペースとなっていた前方の空間が人で埋まっていた。関東と関西で勢力的に活動しているという彼ら。今後の活動にも注目したい。
_HY19419 _HY19438 _HY19450 _HY29901 HIGURASHI RECORDS INC.

写真:穂谷益代
文:千葉原宏美

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The SALOVERS http://fujirockexpress.net/10/?p=3694 http://fujirockexpress.net/10/?p=3694#comments Sun, 01 Aug 2010 02:22:21 +0000 natsuki http://fujirockexpress.net/10/?p=3694

写真:穂谷益代

The SALOVERS th__HY19359 th__HY19414 th__HY29831 th_HY19361 ]]>
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宇宙人 http://fujirockexpress.net/10/?p=3638 http://fujirockexpress.net/10/?p=3638#comments Sun, 01 Aug 2010 02:18:30 +0000 kim http://fujirockexpress.net/10/?p=3638

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写真:穂谷益代

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go chic http://fujirockexpress.net/10/?p=3666 http://fujirockexpress.net/10/?p=3666#comments Sun, 01 Aug 2010 02:15:43 +0000 natsuki http://fujirockexpress.net/10/?p=3666

 2日目のルーキー・ア・ゴー・ゴー、最初に登場したのは、台湾発のエレクトロ・パンク・バンドであるgo chic(ゴー・シック)だった。ギター/キーボードのソニア、ヴォーカルのアリエル、ベースのサラが女の子。ドラムスのウィンストンが男の子である。まだ若く20代前半らしいけど、サラあたりは女子高生にもみえる。

 アリエルはセクシーかつキュートなコスチュームに身を包み、元気よく踊り歌う。歌詞は全編英語で、MCは覚えたての日本語をちょっとだけ話すけど、基本的には英語。エレクトロといってもチープなシンセサイザーで、攻撃的なギター、そして疾走感あるドラムと組み合わさって、パンキッシュな世界を作り出す。先行するバンドたちのどこかに似ているような気がするけど、おそらくアリエルが発するキュートな存在感がこのバンドの個性になっている。踊りはセクシーで、モニタースピーカーの上に妖しく跨ったりして扇情的なもの。歌っているときはパンク魂が底にある挑戦的な表情をするけれども、MCのときに不意に素に戻ってしまうギャップがまたかわいい。

 ステージ前にはお客さんはけっこう集まってきていて、やっぱり女の子+パンクという要素は一見さんを引っ張りこむインパクトがある。このバンドを支えているのは、いろんな楽器をこなすソニアと力強いドラミングをおこなうウィンストンなんだということがわかる。アリエルは最後、柵を取っ払って、お客さんたちの中にどんどん入ってって踊るのだ。母国以外でもこうしたはじけ方ができるのだから、チャンスがこれからたくさんあるバンドだろう。

th__HY19300 th__HY29638 th__HY29724 go chic th_HY19212

写真:穂谷益代
文:イケダノブユキ

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HEY-SMITH http://fujirockexpress.net/10/?p=2520 http://fujirockexpress.net/10/?p=2520#comments Sat, 31 Jul 2010 14:23:18 +0000 bamboo56wave http://fujirockexpress.net/10/?p=2520
 現在、物凄い右肩上がりの成長曲線を描いている関西発のパンク・バンド5人組HEY-SMITHがルーキー2番目のバトンを受け取り、元気いっぱいのステージを披露。深夜という時間帯を吹き飛ばす嵐が、このステージには吹いていた。

 いわゆるメロディック・パンクと呼べそうな疾走感とキャッチーなメロディを武器にして全力疾走するのが彼等の肝。昂揚感あふれるツインヴォーカル、そしてスカに通ずるサックスやトランペットが鮮やかな切れ込みを入れ、他のメロディック・パンクとは一線を画す個性で人気を博している。本日のステージもそんな彼等の特徴を存分に発揮して、ファンをモッシュの喧騒へと導いていた。初っ端にはメタル的な重厚感を伴った疾走曲を繰り出し、それからは陽性のヴァイヴに満ちたメロディック・パンクナンバーを連発。演奏する曲がどれも盛り上がってくださいといわんばかりで、度の曲でも美メロを鳴らして突っ走る感じがいい。ツインヴォーカルの掛け合いやサックス、トランペットの音色が暴れるスイッチを入れ、メンバーとお客さんがガチンコで勝負している雰囲気があったのも面白く感じられた。

 盛り上がるために必要な昂揚感、熱気、混沌・・・。彼等のライヴにはそれが完璧なまでに存在しており、とにかくライヴが楽しいと思えるのが人気の秘訣だろう。集まったお客さんの人数もルーキーにしては結構多めだと思ったけど、あそこまで一体となって盛り上がっていたのには正直驚いた。メンバー自身にもまた客席からも笑顔が咲き乱れていたのを見ると、こちらも微笑ましいし楽しい気分になってしまっていた。まさに彼等がMCで語っていた「フリーダム」がこのステージと客席にはあった。

 30分という短い時間を全力で駆け抜けたHEY-SMITH。自分たちの曲同様にこのまま夢に向かって疾走していってもらいたい。そして今後、彼等を新しく見るお客さんと一緒に喧騒を巻き起こし、これからどんどんと大きな輪へとつなげていって欲しいものだ。
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写真:中島たくみ
文:伊藤卓也

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アラゲホンジ http://fujirockexpress.net/10/?p=2606 http://fujirockexpress.net/10/?p=2606#comments Sat, 31 Jul 2010 03:14:53 +0000 brown80000v http://fujirockexpress.net/10/?p=2606 img_0026 img_0028 img_0038 img_0091 img_0172

写真:中島たくみ

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ALT http://fujirockexpress.net/10/?p=2587 http://fujirockexpress.net/10/?p=2587#comments Sat, 31 Jul 2010 03:09:56 +0000 brown80000v http://fujirockexpress.net/10/?p=2587

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写真:中島たくみ

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carib jams http://fujirockexpress.net/10/?p=2560 http://fujirockexpress.net/10/?p=2560#comments Sat, 31 Jul 2010 03:02:20 +0000 bamboo56wave http://fujirockexpress.net/10/?p=2560
関西を拠点に活動する4人組、カリブ・ジャムズ。勝手ながらバンド名からスティールパンのセッションなのかと思い込んでいたら、とんでもなく熱いギターロックが脳細胞を刺激し、眠気かライブか極限状態の深夜1時に、一気に目が覚めた。ギターボーカル担当の児玉圭亮のお気に入りはTHE SMITH。ギラギラとしたギターリフと勢いのあるリズム、それに乗るボーカルにはストレートさにどことなくドライな部分が混同している。中でもベースから始まる”sky blue skirt”(おそらく中盤に演奏されていたもの)は、そんな彼らを象徴するかのような1曲だと思った。気になってたけど見れなかったなんて人は、まずはマイスペで要チェック!
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写真:中島たくみ
文:千葉原宏美

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女王蜂 http://fujirockexpress.net/10/?p=2492 http://fujirockexpress.net/10/?p=2492#comments Sat, 31 Jul 2010 02:50:48 +0000 bamboo56wave http://fujirockexpress.net/10/?p=2492

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写真:中島たくみ

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