FUJIROCK EXPRESS'10 http://fujirockexpress.net/10 フジロック会場から最新レポートをお届け Mon, 13 Sep 2010 16:31:08 +0000 ja hourly 1 http://wordpress.org/?v=3.0 さて、来年に向かって、動き出しますよ。 http://fujirockexpress.net/10/?p=7683 http://fujirockexpress.net/10/?p=7683#comments Mon, 13 Sep 2010 16:03:08 +0000 admin http://fujirockexpress.net/10/?p=7683

 全くふぬけのようになって一ヶ月が過ぎた。今年も開催前の火曜日から現場に入り、苗場での撤収作業が終わって東京に戻ってきたのはその1週間後。その後もしばらくの間は更新作業が続き、8月の第一週には全ての作業が終わって、この原稿を書かなければいけなかったんだが、とてつもない脱力感に襲われて、なかなか手を付けることができなかったのが申し訳ない。

 どこかで、「一年の計はフジロックにあり」といった趣がその理由のひとつかもしれないとも思う。これで全てに一区切りを付けて、また動き出すにはしばらくの休息が必要だったというのが正直な気持ちだ。

 数年前に新聞を作ったことがきっかけで、ここ数年、毎年繰り返していることにフジロックに集まってきたみなさんの集合写真の撮影がある。1枚は前夜祭のレッド・マーキーで、もう一枚は全てが終わったときのグリーン・ステージ。今年もそれをやっているんだが、初めてこのステージに立ってみなさんに声をかけたとき、最も嬉しかったのはこんなことかもしれない。

「お帰り!」
 と、声をかけると、
「ただいま!」
 と返事が返ってくる。この瞬間のみなさんのはじけた笑顔がフジロックの宝物のひとつではないかと思う。おそらく、みなさんにとっても、「一年の計はフジロックにあり」ということではないかと思うんだが、いかがなものだろう。1年の区切りがフジロックで、なにやら盆と正月とクリスマスあたりが一気にやってきた感覚に近いかもしれない。

 それでもフジロックが終わって音楽好きの人と話していると、こんなことを耳にすることがあった。
「実は、初めて行ったんですけど、こんなに楽しい思いをするとは思いませんでした」

 すでにおなじみとなっている人にとっては「一年の計」なのかもしれないが、音楽好きな人にさえフジロックの実態はまだまだ噂で耳にする「イヴェント」程度のものなんだろう。1日に3〜4万人が集まると言われているフジロックが、実は、まだまだマイナーな存在なでしかないことを実感することになる。

 だからこそ、一般のメディアでは伝えられない「そのまんま」をできるだけ早く、正確に伝えなければいけないと思うのだ。いいところもいっぱいあって、まだまだのところもあるだろう。フジロックが完成しているとは全く思えない、その一方で、「フェスティヴァル」と呼ばれているものに足を伸ばしても感じるのはフジロックの素晴らしさだったりもする。フェスティヴァルって何なんだろう? なにが自分たちを魅了しているんだろうという問いかけは、40年も続くグラストンバリーに出かけても同じようにわき起こってくるのだ。わかっているのは、一度、足を踏み込めばなかなか抜け出せない魅力がそこにあるということ。そして、それがいつの間にやら1年の区切りになるような存在になってしまったことではないだろうか。

 さて、今年のフジロック・エキスプレスがこだわったのは「なによりも早く」現地からの情報をお伝えすること。姉妹サイト、スマッシング・マグを中心に活動するフリーのライター、写真家を核に、fujirockers.orgのスタッフ、ボランティアなどでメンバーが構成されているのは例年通り。効率化と経費削減を目指してスタッフの数をぎりぎりに抑えると同時に、更新作業を中心として稼働するスタッフに加わってもらった。加えて、英語版は完全に分離させて、今後も増えていくだろう海外からのアクセスに対応できるような体制を取っている。

 おかげでレポートがアップされるスピードはかつてなかったほど速かったのではないかと思う。一方で、ネット・ユーザーがかつてないほど増えたからだろう、アクセスへの付加も大きくなり、作業ができなくなることも多かった。こういった問題に対してさらに臨機応変な対応や方法も模索しなければいけないと思っている。

 各レポートでの写真の点数が少なかったのは効率を上げるためだったんだが、それが本当によかったのかどうか疑問は残る。また、しばらく後に姉妹サイト、スマッシング・マグで完全版を作ろうというアイデアもあったが、なによりも現場から熱々のままお届けするべきなんだろうと思うし、それをさらにいい形に進化させるべきだろう。いずれにせよ、今年の反省をきっちりとした上で、来年のエキスプレスを目指すことになるはずだ。

 同時に、fujirockers.orgもまだまだやらなければいけないことが山積している。新鮮な視点を持った新しいスタッフに加わってもらって、我々を魅了しし続けるフェスティヴァルに迫っていこうと思う。

 なお、今年のスタッフは以下の通り。

日本語版
北村勇祐、前田博史、中島たくみ、古川喜隆、直田亨、岡村直昭、熊沢泉、穂谷益代、深野輝美、佐俣美幸、森リョータ、本堂清佳、永田夏来、船橋岳大、輪千希美、名塚麻貴、横山正人、近澤幸司、丸岡直佳、近藤英梨子、岡安いつ美、伊部勝俊、藤原大和、飯森美歌、土井優子、池田信之、西野太生輝、千葉原宏美、吉川邦子、松坂愛、伊藤卓也、小田葉子

英語版
Phil Brasor、Nick Coldicott、Shawn Despres、David Frazier、Jason Jenkins、Joe Kern、Clay Miller、Dom Raos、Jeff Richards、Sean Scanlan

更新およびネットカフェ
大竹恵理子、金甫美、塙卓真、廣瀬圭治、小幡朋子、湯澤厚士、鵜飼睦子、山本毅

ウェッブ・デザイナー&プログラマー
三ツ石哲也

プロデューサー
花房浩一

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ここは極楽? http://fujirockexpress.net/10/?p=7665 http://fujirockexpress.net/10/?p=7665#comments Sun, 08 Aug 2010 15:00:34 +0000 ryotamo http://fujirockexpress.net/10/?p=7665

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写真:花房浩一

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リズムの輪 http://fujirockexpress.net/10/?p=7584 http://fujirockexpress.net/10/?p=7584#comments Sun, 08 Aug 2010 15:00:34 +0000 ryotamo http://fujirockexpress.net/10/?p=7584

DSC_0070 DSC_0104 stone circle DSC_0174 DSC_0203

写真:花房浩一

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天国の向こう側は… http://fujirockexpress.net/10/?p=7569 http://fujirockexpress.net/10/?p=7569#comments Sun, 08 Aug 2010 15:00:13 +0000 ryotamo http://fujirockexpress.net/10/?p=7569

DSC_0017 DSC_0020 DSC_0034 DSC_0059 DSC_0062 DSC_0211 DSC_0214 DSC_0295 DSC_0302 general view

写真:花房浩一

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ありがとう また来年 http://fujirockexpress.net/10/?p=7407 http://fujirockexpress.net/10/?p=7407#comments Sun, 08 Aug 2010 14:50:49 +0000 ryotamo http://fujirockexpress.net/10/?p=7407

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写真:直田亨、古川喜多隆、船橋岳大

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ATOMS FOR PEACE http://fujirockexpress.net/10/?p=4511 http://fujirockexpress.net/10/?p=4511#comments Sun, 08 Aug 2010 14:50:17 +0000 eriko http://fujirockexpress.net/10/?p=4511 続きを読む ]]> ATOMS FOR PEACE

 今日音楽業界では有名バンドのメンバーが別プロジェクトを組むのがちょっとした流行だが、バンド名のごとく“原子力級”なバンドがフジロック最終日のグリーン・ステージにお出ましだ。レディオヘッドのボーカルのトム・ヨークとレッド・ホット・チリ・ペッパーズのベースのフリーという、現代オルタナティブ・ロック界のアイコンを二人据えているだけでもお腹いっぱいなのに、それを陰で支えるのがレディオヘッドやトラヴィスなどのプロデュースでお馴染みの、音楽業界のトップ・プロデューサー、ナイジェル・ゴドリッチときたもんだ。さらにはR.E.M.でドラムスを担当していたジョーイ・ワロンカーとブラジル出身のマルチ・プレイヤーであるマウロ・レフォスコが演奏に加わるとあれば、ライブ観る前から悪くなるはずがない。そう思っていた。

 だが、私は真のアーティストの底力をなめていたかもしれない。これは以前、ボブ・ディランの来日公演でも感じたことなのだが、一流のアーティストは観客が期待の上の上をいくようなことをやってのけてみせる。彼らが造りだす音は、トムの楽曲にフリーのベースによってファンクネスが加わって、ナイジェルによって全体のバランスが整えられた音・・・・・・なんて単純な加算式で導き出せるようなものではなかった。

 無感情で無機質で機械的なエレクトニカ・アルバム『The Eraser』の楽曲は、トライバルなリズムが加わることによって熱を帯び、感情を持ち、野獣のような躍動感で耳に迫ってきた。それは今年のグラストンバリー・フェスティバルででトムとジョニーによって奏でられたシンプルでアコースティックなアレンジとも全く異なるもので、一音先の展開さえ読めなかった。音のプロ集団のプライドがぶつかり合うような鉄壁の演奏に支えられ、トムはレディオヘッドのときよりもいささかリラックスした様子。お馴染みのトム・ダンスもいつもより激しい。フリーもレッチリのときほどとまででは言わないものの、あのお馴染みの動きでスラップベースを鳴らしてみせる。トムとフリーが対峙してギター×ベースバトルを繰り広げる姿は「かっこいい」の一言で、観客からも大きな歓声が沸き上がった。

 一通り『The Eraser』からの楽曲を演奏した後、中盤に挟まれたのはトムのソロコーナー。ギター一本で奏でられた”I might be wrong”、ピアノ弾き語りによる”video tape”と、レディオヘッドの楽曲が、シンプルなアレンジで演奏された。これまでの攻撃的なステージの様子とは一変、夜の苗場がトムの暖かな声に静かに包み込まれていった。

 バンドのメンバーが再度ステージにあがってからも、特にレディオヘッドのキラーチューンを演奏するわけでもなく、淡々とステージは進んだ。途中のMCで「次の曲はThe BeatlesのPaperback Writerだよ」なんてギャグを言いつつ子供のように笑っていたトムに、最後の最後までかわされた気分だ。グリーンステージの後方までみっちりと集まった観客も、ライブ後にステージを去る熱狂的な歓声で送るというよりは、彼らの演奏に圧倒されて拍手をするのがやっと、というように見えた。こんなにも「置いてけぼり」感を味わったライブはかつてなかったように思う。ただそれと同時に、こんなにも鳴らされる一音一音に身震いを覚えたライブもなかった。

 タンクトップから胸毛が覗くトムも、ピアニカを吹くフリーも、コーラスをするナイジェルも、この先そう観ることはできないだろう。そして今晩聴いたあの音も、二度と同じように鳴らされることはないだろう。これぞ一期一会のライブの醍醐味。2010年夏、この一瞬の夢のようなステージを目撃できたことがだただ嬉しい。

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[setlist]
1. The Eraser
2. Analyse
3. The Clock
4. Black Swan
5. Skip Divided
6. Atoms For Peace
7. And It Rained All Night
8. Harrowdown Hill
9. Cymbal Rush

-Thom Yorke solo part-
10. I Might Be Wrong
11. Give Up The Ghost
12. Videotape

13. Paperbag Writer
14. Judge, Jury and Executioner
15. Hollow Earth
16. Feeling Pulled Apart By Horses

写真:前田博史
文:本堂清佳

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難波章浩 -AKIHIRO NAMBA- http://fujirockexpress.net/10/?p=4231 http://fujirockexpress.net/10/?p=4231#comments Sun, 08 Aug 2010 14:45:19 +0000 bamboo56wave http://fujirockexpress.net/10/?p=4231

ライブの始まるほんの10分前のことだ。灰色の空が、青空に変わった。同時にホワイトステージの気温も上がっていく。難波章浩の11年ぶりのフジロックのステージを山の神様も待ちわびていたようだ。
ステージにはマイクスタンドが一本。楽器もきゅっとタイトにまとめてある。3ピースのシンプルなバンドセットが設置してあるだけであった。

ステージに姿を見せた難波はこう言った。
「人生一度しかないから楽しもうぜ。俺の話を聞いてくれよ。」
輝く日々からライブは始まった。のっけからCDで聞いていた音とは全く違う曲を聞いているような印象であった。難波のボーカルは力強く響き渡る。ああこの瞬間をどれだけ待ちわびただろうか。

難波さんお帰り!というオーディエンスの声が上がると自然と拍手が起こった。「俺はロックしていくよ、俺はロックを鳴らし続けるよ。6月9日生まれの難波章浩の告白でした!」と私たちに決意を告白してくれた。難波のステージングは大きいステージでもライブハウスで見ているような距離感の近いものであった。

そして難波もSTAY GOLDをフジロックのステージで演奏した。少しアレンジが加えられてはいるが、この曲を難波のボーカルで聞くと笑いながらも泣きそうになった。この曲の特別感は一体なんなのだろうか。イントロを聞きつけた多くのキッズがフロントエリアめがけて押し寄せてくる。途中に柵のないホワイトステージではその勢いが尋常ではなかった。

個人的な感想にはなるが、私は今日このステージで初めて、ベースを持って歌っている難波を生で見た。活動休止をしているアーティストには思いを馳せることしかできない。形は違えども、再び難波の力強い伸びやかな歌声を聞くことが叶ったことが私は嬉しくてならない。これからもたくさんの感動を私たちに与え続けて欲しい、そう思えるステージであった。

写真:深野輝美
文:岡安いつ美

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MUSE http://fujirockexpress.net/10/?p=2188 http://fujirockexpress.net/10/?p=2188#comments Sun, 08 Aug 2010 14:40:42 +0000 eriko http://fujirockexpress.net/10/?p=2188
今年、数々のフェスティバルでヘッドライナーを飾り、その勢いにとどまることを知らないミューズ。自分が1stアルバムの「ショウビズ」の”マッスル・ミュージアム”に衝撃を受け熱狂していた頃から月日が経ち、今や世界中から注目されるアーティストである事実は信じがたいもののように思えた。しかしそれは、今日のグリーンステージの一幕により、確信に繋がっていた。

ライブの開始は予定時刻より10分以上押して始まった。始まりは最新アルバム「レジスタンス」から”アップライジング”。グリーンステージは後ろの方までびっしりと人で埋め尽くされ、大歓声と大合唱のもと再び迎え入れた。そしてかき鳴らすスクラッチで始まる”スーパーマッシブ・ブラック・ホール”。ギターボーカル、マシュー・ベラミーのどこまでも高くのびる艶やかな美声が苗場を包み込んだ。夕方の雨は重たい湿気を残していったが、霧に包まれ不気味ささえ感じるステージはぴったりの演出になっていた。

”ニュー・ボーン”で一変して旧曲に。待ってましたとばかりに飛び跳ね、踊り出す人たちの光景がレーザーライトからこぼれた光に映る。この曲を聴いていた当時を思い出しながら、人で埋め尽くされた会場を見るのは圧巻だった。そうかと思えば3rd「アブソリューション」から”ヒステリア”が。攻撃的なベースのイントロが耳にこびりつく。スポットライトを浴びたマシューはここぞとばかりにギターソロを見せつける。そして再び新譜からの”レジスタンス”。選曲は新旧が織り混ざり、そのひとつひとつが違和感なく耳に届く。

終盤は”タイム・イズ・ランニングアウト”、”スターライト”でクラップの嵐。グリーン・ステージでの一体感、星のない夜空に、光を突き刺す。激しく重たい音と美しいメロディ。ひとつのカテゴリーに収まることのないエネルギッシュなライブは、初日を飾る堂々たるステージとなった。

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写真:古川喜隆
文:千葉原宏美

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フジメシュラン~ぶっかけうどん(ひやひや)~ http://fujirockexpress.net/10/?p=7527 http://fujirockexpress.net/10/?p=7527#comments Sat, 07 Aug 2010 15:00:23 +0000 mogu http://fujirockexpress.net/10/?p=7527 店舗名:さぬきうどん市場
エリア:オレンジコート
メニュー: ぶっかけうどん(ひやひや) 500円

かつて「うどんは別バラ」と名言を残したオルグスタッフ(香川出身)がおりましたが…うどんの国出身でない者にとっては別バラという感覚はよくわかりませんがそれでもツルっといけます。やっぱり讃岐うどんは別格!レモンをさっと絞って(輪切りは絞りにくいですが…)ざざっと混ぜてずずっと頂く。揚げ玉もサクサクでしつこくないです。店頭に並んだトッピングの天ぷらもおいしそう。ただそんなに忙しくなさそうな時間帯だったけれども麺の冷え加減はもう一歩でした。ひやひやとうたうからにはひやひやであって欲しいなーと思います。

★★★★☆

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MUSEジャケ弁★製作現場レポ http://fujirockexpress.net/10/?p=7598 http://fujirockexpress.net/10/?p=7598#comments Sat, 07 Aug 2010 14:59:00 +0000 mimi http://fujirockexpress.net/10/?p=7598  

去年もウェラー御大のHeavy Soulジャケ弁を披露してくれた、ジャケ弁職人・オバッチさんが今年はMUSEのスペシャル・ジャケ弁を製作!しかもフジ飯を材料に使ってのゲリラ的製作…とのことで、過程に密着してきました。

 

「グリーンステージ、トリのアーティストのジャケ弁がつくりたかったのと、会場で材料が買えると思ったので。」と語るオバッチさん、まずは材料仕入れ。ワールドレストラン、エルゴブリンのパエリアと苗場食堂のこしひかり白メシをテキパキ購入。  

まずは、パエリアの仕分け作業。地道にパプリカなどの小さな具を省いて綺麗な黄色に近づけていきます。これがまた細かい!テーブルの片隅でMUSEを聞きながらコツコツと仕分け作業を続ける職人…愛がないとここまで出来ませんね。仕分けだって愛だよ、愛!

さて、仕分け終了したところへ苗場食堂の白メシ投入。最後はオバッチさん十八番の焼き海苔切作業へ突入。これも繊細な作業です。愛がなければノー・ジャケ弁!です。

 

 

ここまで来たらゴールは間近! 用意はいいか、マシュー・ベラミー!

 

 

そして!!!!

コツコツ作業をへて出来上がったのがコチラ!『Origin (弁当)of Symmetry』です。

細かい作業の連続ながらも熟練の腕にかかれば50分ほどで完成。奥行きあるイエローの背景がパエリアにマッチ。海外のMUSEファンからも「どこで売っているのか教えて!」と問い合わせが来たほどの完成度の高さ。そしてお味も…VERY GOOD! 魚貝のうまみが浸み込んだパエリアと海苔の見事な日本×エスパーニャのコラボレーション!しかしながら、完成品の破壊とも言える「食べる」という行為に、どこから手をつけてよいやら…と、とまどいつつも、スタッフのお腹におさまったのでした。

ちなみに、少量しか使わなかったこしひかりも、職人が海苔とともに完食。冷めても美味しいこしひかり。英国の雄で、おハシの国のご飯に酔う、粋なジャケ弁でありました。

出来上がったMUSEジャケ弁はインターネットカフェの物販ブースで展示。

実はMUSEファンに食べさせちゃえ!と計画していたのですが、雨が激しくなる中、断念。スタッフで美味しくいただいたのですが、食べ終わった後にMUSEファンのフジロッカーが訪ねてきてくれてOh la la~!もう少し早ければ…。

来年のオバッチ作品にも期待しちゃいます!

 

オバッチのJacket Lunch Box

ROCK!ジャケ弁スタイル

 

文:mimi

 

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フジメシュラン~本場フランスのクレープ~ http://fujirockexpress.net/10/?p=7533 http://fujirockexpress.net/10/?p=7533#comments Sat, 07 Aug 2010 14:55:08 +0000 mogu http://fujirockexpress.net/10/?p=7533 店舗名:Le Jardin Gaulois(ル・ジャルダン・ゴロワ)
エリア:ワールドレストラン
メニュー: フランス産チョコレート&バナナクリーム(左・650円) オレンジコアトロ(右・500円)

今年特に思ったのは、オアシスエリア近辺に甘味が少ない。甘いものを求める人たちはたくさんいるようで、ワールドレストランのル・ジャルダン・ゴロワのクレープには結構な頻度で列が出来ていました。クレープはあんまり好きじゃないんだけど、ここのはちょっとパンケーキみたいでおいしいのです。定番のチョコバナナとオレンジピールがいい香りのオレンジコアトロ。こっちは生クリームなしです。ちょっとボリュームあるけど甘いものが欲しい時にはペロリといけます。お世話になりました。

★★★★☆

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フジメシュラン~温玉付き牛ハラミ丼~ http://fujirockexpress.net/10/?p=7452 http://fujirockexpress.net/10/?p=7452#comments Fri, 06 Aug 2010 16:08:35 +0000 takuya1 http://fujirockexpress.net/10/?p=7452
店舗名:越後もち豚と地ビールのお店
エリア:オアシスエリア
メニュー: 温玉付き牛ハラミ丼 600円

牛ハラミと温玉で一気にかきこめるどんぶり。程よい肉の食感とヴォリュームが食べやすくて食べるのもあっという間でした。深夜の活力になった一杯。

★★★★☆

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フジメシュラン〜焼魚定食(鮭)〜 http://fujirockexpress.net/10/?p=7422 http://fujirockexpress.net/10/?p=7422#comments Fri, 06 Aug 2010 15:46:36 +0000 deathmetal http://fujirockexpress.net/10/?p=7422 店舗名:あさ晩キャラバン

エリア:DOG RUNエリア

メニュー:焼魚定食(鮭)

午前中限定で日替わり焼魚定食を出しているあさ晩キャラバン。この日は鮭でした。飲み過ぎた翌朝胃がもたれてるなぁと思ったらやっぱり和食でしょう。お味噌汁もついてゆっくり食べれるスペースもあって少し落ち着きたい方にもオススメですよ。梅干しとたくあんもあればなぁ。

★★★☆☆

写真、文:横山 正人

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フジメシュラン〜温玉鶏のまぶし丼 http://fujirockexpress.net/10/?p=4654 http://fujirockexpress.net/10/?p=4654#comments Fri, 06 Aug 2010 15:26:38 +0000 deathmetal http://fujirockexpress.net/10/?p=4654

店舗名:オルガン  エリア:ジプシーアヴァロン

メニュー:温玉鶏のまぶし丼  700円

地鶏を扱った色んな料理がウリのアヴァロンのオルガンさんですが、一番のオススメはやはりコレ!

甘めのタレと温玉、地鶏が奏でるハーモニーがたまらんです。刺激が足りない人にはワサビもつけてどうぞ。

ただ、お腹が空いている人は大盛りがいいかも。

★★★★☆

写真、文:横山 正人

http://fujirockers.org/10/gohan/print.htmlhttp://fujirockers.org/10/gohan/print.html

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ニューフェイスフェスごはん~`Olu`Olu~ http://fujirockexpress.net/10/?p=7522 http://fujirockexpress.net/10/?p=7522#comments Fri, 06 Aug 2010 15:00:35 +0000 mogu http://fujirockexpress.net/10/?p=7522 エリア:オアシスエリア
オススメメニュー:魚沼バーガー

地元南魚沼でカフェ営業をしている`Olu`Olu(オルオル)がフジロック初参加。今まで小さいイベントやフェスティバルには出店してきたそうですが、実際大きなフェスティバルに出店してみて大変さが身にしみたそう。でも「体力的にキツイですね~」といいながらも笑顔なのは「お店としてよりもみんなで楽しみたい」という思いがあるからではないかと思います。

そんな`Olu`Oluのオススメメニューはご当地バーガーを作りたくて考えたという“魚沼バーガー”。新潟といえばコシヒカリでしょう、ということでご飯つぶを混ぜた特性バンズを使っています。粉状にして混ぜても良かったけれども、それだと食感がわからないという結論でこの斬新なバンズにいたったそうです。自分たちも楽しみつつ、地元の味を知って欲しいという気持ちが伝わります。やはり新規出店のお店は気合が入ってますね。

お店から一言「楽しくわきあいあいといきましょう。みんな友達!」

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HORSE MEAT DISCO http://fujirockexpress.net/10/?p=5086 http://fujirockexpress.net/10/?p=5086#comments Fri, 06 Aug 2010 14:59:44 +0000 takumi_nakajima http://fujirockexpress.net/10/?p=5086  

シザーシスターズから流れてきたお祭りピーポーを満足させるのは小太りのおっさん2人!

サウス・ロンドンのクラブ、Eagle Londonで日曜夜の人気ゲイ・ディスコ・パーティーがホース・ミート・ディスコ。エレクトロニカとソウル・ディスコの二つが主流ともいえるゲイ・クラブミュージックにおいて、ベッタベタなディスコ・アンセムにスタイリッシユな選曲を織り交ぜての展開が人気の秘密なのかも。レギュラーパーティーとはいえ、かなりスペシャルな空間らしいので、ロンドンに行ったら是非訪れてみようと思ってはいたけど、苗場で開催されるとはラッキー!シザーシスターズで思いっきりアゲられ、体力の限界を思い知らされ帰途につくか、奮起してパーティークルーズを楽しむか。後者は嬉々としてマーキーに流れ込み、そこにはネオンカラーに彩られたディスコが待ち構えていた!

ステージに丸っこい影二つ。永遠のクラシック・ディスコ・アンセムとともにゲイ・アンセムとも言える、ドナ・サマー、トーキングヘッズにエレクトロ・ディスコからアフロ・グルーヴまで、とどまるところを知らない無限大のセレクション。懐の深さをうかがわせる。目の前の丸っこいオッサン2人がジェームス・ヒラードとジム・スタントン?現在4人になっているホース・ミート・ディスコの立ち上げメンバーの2人なのだが、なんとなく日曜日に庭の芝刈りや犬小屋のペイントをしてそうなイメージ。トレンドに敏感なゲイやクラブ・ピープルから絶賛される最先端サウンドの人とは思えない…。でも、ブース内で肩をくりくりする踊りが可愛いっ!ステージ裏から女の子が走って飛び入り。くりくりオジサン達を前にエアロビのように踊りまくる。ビジュアルからはネオンカラーの目ツブシ攻撃が止まらず、不思議な光景。

トレンドには敏感なゲイ・ピープルから賛美され、苗場ではゲイもヘテロもミックスされたレッド・マーキーでパーティー・ラヴァーズをアゲまくり。それにしても、この狂乱が深夜2:30まで続く…枯れるまで踊れってことか。

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写真:中島たくみ

文:mimi

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BROKEN BELLS http://fujirockexpress.net/10/?p=1769 http://fujirockexpress.net/10/?p=1769#comments Fri, 06 Aug 2010 14:53:00 +0000 kim http://fujirockexpress.net/10/?p=1769

ブライアン・バートン(ルイスじゃないよ)ってどこかで聞いたことがあると思ったら、ナールズ・バークレイのデンジャー・マウスのことだったのか!その彼がシンズのフロントマン、ジェームズ・マーサーと結成したのが、このブロークン・ベルズ。

今年は別名義ユニットやグループが多く、こんな風にアレ?どこかで聞いたぞ?と思うことがしょっちゅう。また、プロデューサーで名をあげた人々がバンドとして続々登場しているのも今年のフジロックの特徴。音楽業界でこういう現象が多発するところの意味とは何だろう?不景気で政治も将来も雲行きが怪しい世界情勢の中、音楽がどんどん保守的になっていく。どこかで聞いたような歌詞、どこかで聞いたようなリフ、どこかで見たようなフロントマン…そんな中で良質な本物が、何とか生まれようと、もがいているのかもしれない。

ところでシンズと言えばUKインディーのカリスマバンド。私はあまり知識がないのだが、ジェームズのボーカルが美しく聴き入ってしまう。デンジャーマウスのもじゃもじゃ頭はドラム・セットからちらちらと。

ロック、R&Bの中にフォークの香りがするサウンドは心地よく踊れる。日曜昼間のフェスにはもってこいの軽やかさで、外は雨だけどマーキーの中はひまわりと太陽の幻覚が見えてきそう。夏の真昼がぴったり似合う、ちょっとメランコリックなサウンドは、ステージでも眩しい光を放っている。何か間違いが起こっても「みんな夏の太陽が悪いんだ」で済んでしまいそうな、そんな投げやり感も見え隠れする。聴きやすいフレーズに一筋縄ではいかないような“あく”を持っている…そんな印象。あ~夕暮れのホワイトあたりで一杯ひっかけながら見たかったかも!

3月にアルバムを発売してから北米ツアーに乗り出し、今回のフジロック。既にセカンドアルバムの制作が決定しているという。しかもバンド名も変わるかもしれないというユルさ。バンドとしては日が浅いけれど、さすが売れっ子プロデューサーとインディの重鎮の余裕と見た。決して華やかなバンドではないかもしれないけれど、身軽な製作意欲に期待!

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写真:前田博史

文:mimi

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NGOトーク 「感じよう !使おう!気持ちいいエネルギー、楽しいエネルギー」 http://fujirockexpress.net/10/?p=6080 http://fujirockexpress.net/10/?p=6080#comments Fri, 06 Aug 2010 14:52:19 +0000 manakov http://fujirockexpress.net/10/?p=6080 ジプシーアヴァロンで朝一番に行われる、NGOトーク。2日目の今日は、隣のNGOヴィレッジから4団体6名の方がステージに立ちお話をされました。

「気持ちいいエネルギーを使うために、私たちはどのような生活をすればいいか」

クリーンなエネルギーとしてまず頭に浮かぶのは、地熱や風力、水力などの自然エネルギーだと思いますが、ここでは、音の力、言葉の力もまたエネルギーであると、フジロックにぴっったりのテーマでお話が進みました。それぞれの団体の方が、活動を通して感じたり実践されている事を聞きながら、私たちの未来について考えて行きます。
「自然以外のエネルギーを全く使わないようにするのは、現代では無理なこと。使い方を考え、与えられるのではなく、自ら作り出したり選んだりすることが大切」
「作り手が幸せな環境で作ったギターは、聴く人にエネルギーを与える優しい音色がする」
との言葉が印象的でした。

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NGOトーク「ビール×ゴリラ×サメ=生物多様性?!」 http://fujirockexpress.net/10/?p=7387 http://fujirockexpress.net/10/?p=7387#comments Fri, 06 Aug 2010 14:22:17 +0000 funa http://fujirockexpress.net/10/?p=7387 NGOトーク
日曜日の朝一番。アバロンのステージでは、オーシャンラブ、A SEED JAPAN、種まき大作戦、国際自然保護連合日本委員会の代表者によるトークライブが行われた。この日のテーマは「生物多様性」。文字だけで見ると難しそうに見えるのだが、トーク自体は内容を噛み砕いて分かりやすく説明してくれる。議題とは裏腹に堅苦しい雰囲気はなく、朝の散歩がてら丘に腰掛けて話を聞いていく人の姿もちらほらとあった。トークの中身にも詳しく触れていきたいところなのだが、連日の睡眠不足がたたってか、右から左へと内容が頭の中を通過してしまったようだ。詳しくは各ブースのレポートを見て確認頂ければと思う……。

写真・文:船橋岳大

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減り続ける鮫を救うために http://fujirockexpress.net/10/?p=7379 http://fujirockexpress.net/10/?p=7379#comments Fri, 06 Aug 2010 14:10:23 +0000 funa http://fujirockexpress.net/10/?p=7379 オーシャンラブ
10以上のNGO団体がひしめく中、海をテーマにしたブースを構えるのがオーシャンラブ。ここで主に取り上げられていたのは鮫について。鯨やイルカといった動物に関する話題は多々聞くけれど、鮫が話題に上るのははじめて聞きました。鮫というと映画『ジョーズ』の影響もあってか怖い動物というイメージがあるのですが、ここで話を聞いているとそれが偏見に過ぎないことに気づかされます。逆にフカヒレの材料として考えられ、ヒレ部分だけのために殺されてしまっているという現実もあるそう。鮫は捕食者なのか、それとも犠牲者なのか。ここでは鮫に突きつけられた現状を知ることができます。

写真・文:船橋岳大
オーシャンラブ FU1_9680 FU1_9682 FU1_9685

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FOALS http://fujirockexpress.net/10/?p=4406 http://fujirockexpress.net/10/?p=4406#comments Fri, 06 Aug 2010 13:57:40 +0000 bamboo56wave http://fujirockexpress.net/10/?p=4406
 予想を遥かに超える凄まじい爆発力だった。2年前にミッドナイト・ジャガーノーツとのツーマン・ライヴで目撃した時は、あどけないながらも性急なビートと緻密な構成力で踊れるロックを表現していたが、よもやここまでの進化を遂げているとは驚くほかない。踊れるロックよりも深遠なるスケールを広げた最新作『トータル・ライフ・フォーエヴァー』が飛躍的進化の伏線になっていることは確かだが、ライヴでは1stの踊れる要素と2ndのスケール観と深みが見事なまでに融合しあう、迫力のステージを披露してくれた。

 細かく丹念なギターワークが海のように深く広い世界観を編みこんでいく「Total Life Forever」からライヴはスタート。驚くほどにメランコリックな波動が紡がれる中で、そこに繊細に溶け込むVo&Gのヤニスの歌声が意識を妙に引っ張り出してくる。続けざまの「Cassius」では、快楽中枢を直に刺激する踊れるロックへとすぐさま仕様変更。2年前に体験したときとは、段違いの強靭なアンサンブルとグルーヴが強烈に襲いかかってくる。1stの曲では性急なビートで畳みかけ、2ndではじっくりと聴かせる、そういった構図が間違いなく存在したが、その相互補完によって昂揚と快感は一層増幅される仕組みになっていた。緻密な構成に基づきながらも、客席に向いたエネルギッシュな演奏もそれに拍車をかけていたように思う。「Red Socks Pugie」ではダイナミックなアレンジが施されていて、よりグルーヴィな演奏に昂揚感はさらに高まることに。ライヴ・バンドとしての進化/深化はこういったところからも伺えた。

 特に楽しみにしていた「Spanish Sahara」では、見事なまでのアンサンブルに鳥肌が立った。丁寧に紡がれた強く優しい音が触れ合い、密に融合しあって、美しいエモーションとミステリアスな光で覆われた奇跡のような世界を描いていく。この色鮮やかな音の波動がまた心を揺さぶる。徐々にカタルシスへと導くような大らかな空間がそこにはあった。

 終盤の「Electric Bloom」では、ヤニスがタムで加勢しての怒涛のリズム乱れ打ちが、以前見たときよりも遥かにパワーアップを遂げていたし、最後に演奏された「Two Step, Twice」ではテクニカルかつスリリングなバンド・サウンドがクライマックスで苗場の空に轟く爆音へと発展し、昂揚の臨界点を超えた。鳥肌が立つ圧巻のラストに、客席からは満足げな表情がこぼれていた。文句なしのライヴと言いたいぐらいの出来だったと思う。しかしながら、こんなスゲーことをやってる中で、ヤニスが5,6mはあるスピーカーによじ登って観客を煽るという、やんちゃな姿を見せていたのも印象深い。若くやんちゃな部分がまだまだ顔を出す辺りには、妙なうれしさを覚えたりもした。

 緻密な構成力とセンス、そして静・動と硬軟のコントラスト生かしながら、ホワイト・ステージに集まった人々の熱を最大限にまで高めたFoals。ライヴ・バンドとして予想を超える著しい成長を感じさせたライヴに出会わせてくれたことを本当に感激したい。個人的にもフジで見た数々のライヴの中でも強く思い出に残るステージのひとつだった。

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写真:古川喜隆
文:伊藤卓也

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LCD SOUNDSYSTEM http://fujirockexpress.net/10/?p=4743 http://fujirockexpress.net/10/?p=4743#comments Fri, 06 Aug 2010 13:55:40 +0000 ryotamo http://fujirockexpress.net/10/?p=4743
 今年5月に発売した3枚目のフルアルバム『This Is The Happening』をLCD Soundsystemとしての事実上のラスト・アルバムと宣言した、ジェイムス・マーフィー。有終の美を飾るのにふさわしいこの傑作を引っ提げて、もしかしたら最後になるかもしれないフジロックの舞台に登場した。

 夕暮れ時から幻想的な闇夜に落ちていく時間帯のホワイト・ステージが今回の舞台となったが、即効性も遅行性も備えたLCDのダンス・ミュージックの気持ちよさに終始酔ったライヴだった。熊みたいなでかい体をしたオッサン(本当に巨体だった)とその彼を取り囲むように陣取るバンド・メンバーの6人が紡ぎだすポスト・パンク~ダンス・ロック~エレクトロニクスを優雅に操る革新的サウンドは、クールに統制されながらも魔力のような快楽性を秘めている。ベース、ドラム、パーカッションの肉体性の強い人力パワフル・グルーヴを下地にジェイムスの熱のこもったヴォーカル、うねるギター、ユニークな電子音が濃厚に絡み合う。そのツボを外さないダンス・ビートが本当に気持ち良すぎて困る。神経の一本一本に響く音というか、それが精妙に紡がれて心身の解放を促していく。当然、その音に誘われるように会場もゆらゆらと揺れっぱなし。シンプルに踊り狂える「Drunk Girls」や独特のフレーズが耳にこびりついて離れない「Pow Pow」などアッパーな内容で苗場を席巻していた。もちろん、この心地よい昂揚感は緻密な理論や人間の構造や特徴を計算した上で、リズムを設計しているからだとは思うが、ロック譲りのダイナミズムや人力による有機的な熱気が伝わってくるからこそノリやすいとも思える。人力で創り上げるが故の気持ちよさ、それがあるLCDの存在感は大きい。

 しかし、LCDのライヴ中は、今年のフジの超目玉であるトム・ヨーク率いるジェイAtoms For Peaceへの移動が絶えなかった。曲が終わるごとにホワイトの人数がだんだんと少なくなっていくのを見ているのはつらいものが・・・。多分、始まった時の2/3ぐらいには減っていってしまっただろうか。それでも彼等が創造した孤高のダンス・フィールドには終始、小刻みに揺れされ続け、もしかしたら最後になるかもしれない時を十分に堪能することができた。まさしく、至福の時間。ずっとこの音を浴びて、踊っていられたらと何度も思わされた。ちなみに、ジェイムス・マーフィーは深夜0時からは、ソロDJとしてレッドマーキーを賑やかに踊らせていた。

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写真:森リョータ
文:伊藤卓也

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炎より熱い大道芸、ここにあり http://fujirockexpress.net/10/?p=7337 http://fujirockexpress.net/10/?p=7337#comments Fri, 06 Aug 2010 13:14:37 +0000 funa http://fujirockexpress.net/10/?p=7337 芸人まこと
フジロック歴は今年で12年になるという芸人まことさん。炎を使ったパフォーマンスは、オアシスやところ天国などで目にしたことがある人も多いはず。最終日の夕方に見たこのパフォーマンスは、前夜祭からはじめてすでに12回目になるとのこと。

手品や話術で巧みに笑いを取りながら、巨大なコマのようなものを空中に放ってキャッチするディアボロや、3本のたいまつを用いたジャグリングといった大技でお客さんの目を惹きつける。前半は好調に進んでいったのだが、後半になると連日のパフォーマンスで疲労が蓄積したのか、肝心な場面でのミスが増えていった。歯がゆい気持ちは見ている誰よりも、演じる本人が感じていたことだろう。そんな状態であっても、場を離れるお客さんがいなかったのは、芸人まことが発する炎よりも熱い言葉が届いていたからかもしれない。他のどの場所でやるより、フジロックで大道芸をするのが好きだという。たとえギャラは出なくても、見ている人が投げ銭をくれるから場が成り立つ。フジロックがあったから今の自分がある……。隣のホワイトステージからはバンドの音が響いてきたが、それでも場を離れようとするお客さんはいなかった。

ホワイトステージから響く音楽をバックに、最後は豪快な火吹きを披露。周囲の温度が瞬間的に変わった。そして、そのまま火のついたたいまつを飲み込む荒業、火喰いを見せつける。たいまつを口にくわえたまま、天に向けてこぶしを突き上げる姿からは、すべて出し切ったという心意気が感じられた。この日一番の歓声と拍手が芸人まことを包み込むと、投げ銭を握りしめた人たちが次々と駆け寄って行く。その表情からは誰もが心から満足している様子が見てとれた。炎より熱い大道芸。それは熱いロック魂を持った男の生き様そのものと言っていいのかもしれない。

写真・文:船橋岳大
芸人まこと 芸人まこと 芸人まこと 芸人まこと 芸人まこと

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絶叫系? ゾンビの元へ潜入取材 http://fujirockexpress.net/10/?p=7304 http://fujirockexpress.net/10/?p=7304#comments Fri, 06 Aug 2010 12:21:04 +0000 funa http://fujirockexpress.net/10/?p=7304 ゾンビショッパー
ゾンビショッパー。カタカナでそう描かれた謎の小箱がパレス・オブ・ワンダーに出現した。その外観は遊園地にあるお化け屋敷を思わせるのだが、屋敷というにはあまりにも小さい。そんなチープさ溢れるゾンビショッパーに、受付の女性の許可を得て潜入取材を試みた。

狭い内部へと進むと、外国人男性がテキパキと待機位置などの指示を出す。10名程が詰め込まれ、指示を聞きながら何かが起こるのを待ち続けた。筆者もカメラを握りしめて待ち続けていたのだが、「ソレ」が訪れたのは一瞬のことだった。シャッターに収める時間さえもなく、周囲からは悲鳴と笑い声がドッと沸き起こる……。パレス・オブ・ワンダーの一等地に店(?)を構えて、待ち続けた結果がこれって! 来年も継続することを懸念してこれ以上書くことは控えますが、体験した人はきっと驚きと笑いを同時に体験できることでしょう。ていうか、これを3日間やり続けるってある意味すごいぞ、ゾンビショッパー!

写真・文:船橋岳大

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贅沢?豪快? 粋なタバコの吸い方とは http://fujirockexpress.net/10/?p=7300 http://fujirockexpress.net/10/?p=7300#comments Fri, 06 Aug 2010 11:58:09 +0000 funa http://fujirockexpress.net/10/?p=7300 たばこ
「ちょっと火もらってくるわ〜」。そんな声に後ろを振り向くと、ファイヤーダンスをする女性の元へと歩いていく男性客の姿が。まさか……、というよりはやっぱりといった調子でタバコをくわえ、女性ダンサーを誘い込む。周囲が見守る中、トラブルもないまま無事に着火。旨そうにタバコを吸う姿がやけに男らしく見えたのでした。

写真・文:船橋岳大

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