“YOU” の検索結果 – FUJIROCK EXPRESS '16 http://fujirockexpress.net/16 FUJI ROCK FESTIVAL(フジロックフェスティバル)を開催地苗場からリアルタイムでライブレポート・会場レポートをお届け! Wed, 10 Aug 2016 06:21:33 +0000 ja hourly 1 https://wordpress.org/?v=4.5.3 おもしろ仮装大豊作 http://fujirockexpress.net/16/p_8959 Wed, 27 Jul 2016 14:42:48 +0000 http://fujirockexpress.net/16/?p=8959 今年も会場にはユニークな仮装のお客さんがいっぱい。すれ違うお客さんたちを楽しませ、めちゃめちゃモテてました。
例年に比べると日本人のお客さんより海外のお客さんの仮装率が高かった印象です。
「やってみたいけどちょっと恥ずかしい///」というジャパニーズシャイボーイズ&ガールズも、先人たちの衣装に学んで一年間イメトレを続けるべし!

キノコの国から2016

本日のナンバーワン天使はこちらになります

本日のキング・オブ・スーツはこちらになります

あれっ?見たことあるはっぴ姿

カラフルツンツンヘアーのYOUを発見!!

今年ももちろんコレですよ♥

ヘブンで踊り狂っているYOUをキャッチ!!

ガチャピン捕獲しました

魚が大好きなトリケラトプス!

二年越しのステキ衣装

大事なことだから12回言いました

素敵な仮装で楽しませてくれた皆さんに拍手!

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カバンの中身大公開!(ファミリー編②) http://fujirockexpress.net/16/p_8942 Wed, 27 Jul 2016 13:08:30 +0000 http://fujirockexpress.net/16/?p=8942 お客さんの持っているカバンにどんな便利アイテムやおもしろいブツが入っているのか見せてもらうこの企画、第7弾はファミリーのカバンの中身を公開です。

お名前(フジ参加回数):だんなさん(1回)、おくさん(10回〜)、こうたくん(2回)

ところ天国で休憩していた3人家族のこうたくんたちのところにお邪魔してみました。
こうたくんは3歳でだんなさんは初めてのフジロック!沢山歩くけど楽しい!というコメントを頂きました。
おくさんがベテランフジロッカーというご家族で、お目当てはレッチリだそう。
こうたくんも飽きないように、ライブ以外もストーンドサークルやキッズランドなどでいっしょに楽しんだりもしているそうです。
ライブのとき、音量が大きいときの為にこうたくんに耳栓はかかせないとのこと。

【こうたくんたちのカバン】
綺麗に小分けされたこうたくんの着替え、雨具、椅子、長靴、サングラス、光り物、ザックカバー、応急薬、上着、レジャーシートなど。
ベビーカーも使ってらっしゃいました。

最後にはとってもいい表情を向けてくれたこうたくん。
お子さんをしっかりケアしながらも一緒に楽しんでいる素敵なファミリーでした!
ご協力ありがとうございました!

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新婦から新郎へのサプライズウェディング http://fujirockexpress.net/16/p_7888 Mon, 25 Jul 2016 13:53:12 +0000 http://fujirockexpress.net/16/?p=7888 最終日の朝10時すぎ、場外のカドヤ前で素敵なサプライズウェディングが行われました。場外にいたたくさんのお客さんも一緒に祝った結婚式。その模様を写真と動画でレポートします。

今回のサプライズウェディングの仕掛け人は、新婦めぐさんとお兄さんのスダピンさん。新郎の龍さんには「スダピンさんのサプライズ誕生会をやるよ」と言ってあります。
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やってきたらまさかの自分の結婚式で驚く龍さん。
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牧師のクリスによる誓いの言葉。クリスとは二日前にカドヤで飲んでいて知り合ったそう(笑)
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「キ〜スしろ♪」「キ〜スしろ♪」
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新婦自ら振る舞い酒を注ぎます。
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仲間からの乾杯の挨拶
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カンパーイ!
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ブーケトスは2回やり直しました(笑)詳しくは動画の方でどうぞ。
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みんなで記念撮影
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ーどういう経緯でフジロックで結婚式をやることになったんですか?
めぐさん:「元旦に入籍したんですけど結婚式をしてなくて。せっかくだから毎年来てるフジロックでやりたいなと思って。カドヤにしたのは、いつもここで飲んでるし、すぐビール買えるから(笑)」

ーどんな準備をしましたか?
めぐさん:「手作りの飾りやコップ、うちわなどいろいろなアイテムをいとこに作ってもらいました。GW明けくらいから準備を始めました。」
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ーサプライズウェディング、どうでしたか?
龍さん:「こういう形のフジロックもあるんだな、と。(サプライズには)全然気づきませんでした。」
めぐさん:「成功してよかったです(笑)」

ーこれからフジロックウェディングをしたい方にアドバイスをお願いします。
龍さん:「気づかないこと!」
めぐさん:「フジの現場で友達を作っておくといいです!」

カドヤ付近はお祝いムードに包まれ、大成功のサプライズウェディングとなりました。
お二人とも末長くお幸せに!
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〈番外編〉
実は二人の結婚式の後に、仕掛け人だったお兄さんのスダピンさんへのサプライズ誕生会が。全く予想していなかったスダピンさんは大笑い。取材スタッフも驚いたまさかのダブルサプライズ、見事大成功でした。
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〈オススメ記事〉グリーンステージで行われた、新郎から新婦へのサプライズ結婚式

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BABYMETAL http://fujirockexpress.net/16/p_1176 Mon, 25 Jul 2016 10:15:40 +0000 http://fujirockexpress.net/16/?p=1176 フジロック最終日のホワイトステージは、ベビーメタル(以下ベビメタ)が出るから絶対に混むと当初から予想されていた。何と朝っぱらからステージ前方をファンと思われる人たちが陣取っているとの情報が飛び込んできたり、出演予定時刻の数時間前から入場規制がかかるんじゃないかというほどの混み具合だと別のスタッフから連絡を受け、早々に会場入りをすることにした。

到着すると、確かに超満員状態で端のアヴァロンとグリーンステージへ向かう通路のみかろうじて空間があるような状態だった。ロバート・グラスパーとそのバンドがニルヴァーナの超名曲”Smells Like Teen Spirit”のカバーを披露し会場を盛り上げていた。ロバート・グラスパーのステージが終わるとベビメタTシャツ姿のファンがステージ前方にどんどん押し寄せていく。自分も押し寄せる流れに乗り、かなり前方まで流れ着くことができた。

開演前20分前くらいに何と神バンド本人たち4人がステージに姿を見せ、サウンドチェックをするという。既にしっかりとコーパス・ペイントを施し、白装束を着用し登場した。”あわだまフィーバー”のワンコーラスを2回ほどかました。ツーバスがズシズシと耳と身体に迫ってくる。やっぱりホワイトは音がいいなぁ。早めに会場入りして良かった。得をした気分だ。

開演10前になると、雨がポツポツ来て肌寒くなってきたが、フロアの期待と熱気は尋常じゃない。ベビメタの旗を振り回したファンが「We are!」「BABYMETAL!!」のコール&レスポンスを叫んだりしているのだ。開演2分前になるととうとう本格的に降ってきた。ベビメタの三人の中に雨女がいるに違いない。フロアから「BABYMETAL!!」と両手を突き出しな大歓声が飛ぶ!もう待ちきれないって感じだ。

開演時刻になると「Metal Resistance Episode IV:Reincarnation(転生)」の映像が流れ、神バンドが一斉に”BABYMETAL DEATH”のリフとビートをザクザク刻む。この時点で人がドッと前方に押し寄せ、「BABYMETAL DEATH」コールに「Oi!, Oi!!」と叫び返す。満を持して
SU-METAL、YUI-METAL、MOA-METALがゆっくりと登場し、キツネサインを掲げて頭を左右にフリフリしはじめると、フロアにはモッシュの嵐が巻き起こり、熱狂の渦と化す。続いていきなり”ギミチョコ!!”を投下するものだから、フロアの熱が更にアゲっていく。少しYUI-METAL、MOA-METALの可愛らしい「ズキューン!」「ドキューン!」が聞こえづらかったが、SU-METALのどこまでものびやかな声がホワイトステージ全域に轟いた。

ベビメタのバックをがっちり支える凄腕のミュージシャンの神バンドのメンバーそれぞれのソロタイムに突入。まずは大神さんとの愛称をもつ大村孝佳が舌を突き出し、クリス・インペリテリ並みの速弾きを披露。お次はベースのBOHが、6弦ベースを自在に繰り出し会場を沸かせる。ドリーム・シアターのジョン・マイアングを思わせるほどのテクニカルなプレイだ。ラストはジューダス・プリーストの”Painkiller”の冒頭のようなドラムビートをドカドカと打ちだす。そのまま「ヘイ!ヘイ!ヘイ!ヘイ!」とフロアを煽りながら3人がステージ戻って来て「かくれんぼの歌」こと”Catch me if you can”へとなだれ込む。3人が軽やかにスキップする姿が愛らしい。SU-METALが「Are you ready!? Fujirooook! Show me bigger circle!!」とサークルピットを促すのだ。あまりサークルを作れていなかったようで「見えてるよー!」と指先をクルクル回してでかいサークルを作るよう指示を出す。どうやらSU-METAL、Sっ気がありそうだ。

お次は”ヤバッ!”だ。間奏部で激重な音を繰り出す神バンドもすごいが、3人もキレッキレのダンスを披露しオーディエンスを沸かせる。「どうして人々はお互いを傷つけ合うの? 誰を何のために傷つけるの?」というメッセージ性の強い映像が流れた。この映像がどこに帰結するのか集ったファンはもちろん知っている。「ウォール・オブ・デス」と表示されると。映像が終わると”イジメ、ダメ、ゼッタイ”がはじまり、オーディエンス自ら率先して合戦の如く左右に分かれる。ステージ中央は尋常じゃないモッシュで大荒れだ。ペットボトルをはじめ色々ものが宙に飛びまくり、砂嵐が巻き起こる。自分が楽しむのは大いに結構だが、ベビメタファンには幼い子や女子もいるのだということをもう少し考えてほしい。

個人的なハイライトは”KARATE”だ。リフがめちゃめちゃかかっこいい。ポジティブな意が込められたフックがあって力強く「走れー!」とSU-METALのどこまでも伸びやかな声も最強だ。映像が流れ、ロードオブメタルレジスタンスと映し出される。高らかに法螺貝の音が響き、ベビメタの旗を3人が掲げ、本セットのラスト”Road of Resistance”を披露した。最後は、お決まりの「We are!」「BABYMETAL!!」のコール&レスポンスを何度もやって、キツネサインをみんなで掲げてステージを後にした。

とにかく終始異様なほど盛り上がったライヴだった。少なくともフジロックにこれまでにない異質なライヴを繰り広げ、印象づけた。今夜のライヴはフジロックの数あるライヴの中でも後々まで語り継がれていくようなもののひとつになる予感がする。ベビメタはフジロックであれ、世界のどこかの会場であれ、仮にそこでアウェーであったとしても自分の世界にオーディエンスを巻き込み盛り上げることができる。今の地位を手にしたのは、ベビメタの3人や神バンドのメンバー、関係者の全員が自らのパフォーマンスに対して非常にストイックで向上心があり、プロフェッショナルに徹してきたからこその結果と言えるのではないだろうか。

セットリスト(原文のまま)
BABYMETAL DEATH
ギミチョコ!!
Catch me if you can
ヤバッ!
イジメ、ダメ、ゼッタイ
メギツネ
KARATE
Road of Resistance

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DJ HARVEY http://fujirockexpress.net/16/p_1588 Sun, 24 Jul 2016 19:08:15 +0000 http://fujirockexpress.net/16/?p=1588 2016年の3日間を締めくくるのはDJハーヴィー。誰もが認めるリヴィングレジェンド。SUNDAY SESSIONのトリをかざってくれた。今年のレッド・マーキーの最後の公演だ。
26時より少し前から雷のようなSEが流れ出しそこから一気にスタート。主にハウス主体で攻め選曲。チルアウトなんか一切無し。そのままぶっ続けの3時間。かと思いきや朝5時を迎えても音は途切れなかった。ただしハウス主体からディスコに変わって緩やかなブレーキを描いたのかもしれない。そしてついに音が止まり大団円を迎えた。司会の「最後にもう一度ハーヴィーに大きな拍手を!」の掛け声で一段と大きな拍手が送られた。ハーヴィーは「thank you ,so much」と返した。前夜祭をから点火しっぱなしのレッド・マーキーに灯った音という名の炎が今、静かに消されたのであった。

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HERO COMPLEX http://fujirockexpress.net/16/p_588 Sun, 24 Jul 2016 18:02:30 +0000 http://fujirockexpress.net/16/?p=588 レッチリのライブ終了後、多くの人が帰路を目指す中、まだまだ20年目のフジロックが続いているルーキー・ア・ゴーゴー。

ステージの真ん中。三人で円陣を組み、十分な気合いを見せるのは、北九州発メロディックパンクバンドのヒーロー・コンプレックスだ。

まずは、今年の3月にリリースされたミニアルバムから、”Answer”、”Star”、”You can do everything”と、アルバムの曲順通りにライブが進んでいく。英語詞と日本語詞を織り交ぜた歌が、風太(Gt&Vo)としんぺー(Ba&Vo)のパワフルに掛け合うツインボーカルに乗せられている。
やす(Dr&Cho)のBPMが速いながらも堂々としたドラムのビート。人前に立つことに慣れていることを感じさせる、フロント2人の演奏。ギターソロや曲の合間などではステージ上で縦横無尽に暴れ回り、見せ場をしっかり作る。このフジロックのステージに出演するまで、ライブハウスで毎日本気の演奏をし続けてきた彼らの経験が生かされていた。
途中のMCで「頑張ってない奴はこんな凄えステージに立てないんだよ。バンドやってる人全員がこのステージに30分間立つ権利を欲しがるんだから、この時間をクソ贅沢に使わせていただきます!」と言う、風太。このフジロックにどれほどの夢や憧れを抱いてきたのか、そして今どんな思いで立っているのか、熱い気持ちが言葉と無造作にかき鳴らすギターと共に伝わってくる。

彼らの表題曲の一つでもある”You and I”は、疾走感のあるナンバー。国籍関係なく観客は手を挙げ、彼らの真剣で熱気に満ち溢れたライブに感化されているように見える。序盤は人気も少なかったのだが、彼らの情熱を感じ、足を止める人々も多く見られたのだった。

外国からの観客も多いからなのか、「ウィーアーベリークールバンド!」と拙すぎる片言な英語で海外から来た観客にも自己紹介をする。その後、「明日も一日頑張りましょう!」と最後に演奏が始められたのは、”Tomorrow”。最後の曲らしく、全ての力をこの一曲に託すとでもいうような力強いサウンドだった。名残惜しいのか、それともステージからの景色を目に焼き付けようとしているのか、会場全体をじっと眺める風太の姿が印象に残っている。

ライブハウスで培ってきたものを、苗場のステージに全て置いてきたヒーロー・コンプレックス。真摯に音楽と向き合ってきた気持ちの強さや熱意に、見入ってしまった人も多いはず。まだまだ荒削りなところも見られたけれど、人の心を動かすライブ、一瞬たりとも見放したくないステージは今後も注目していきたい。

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Explosions In The Sky http://fujirockexpress.net/16/p_1582 Sun, 24 Jul 2016 15:07:49 +0000 http://fujirockexpress.net/16/?p=1582 ホワイト・ステージに奇跡が起こった。そう思えたライブがあった。見た人はもう周知の事実かも知れない。エクスブロージョンズ・イン・ザ・スカイ。あれは奇跡のようなライブだった。寒さが出てきた時間帯、夜の20時、定刻通りに現れた5人。クリス・ラスキー、マイケル・ジェイムス、マナフ・ラヤニ、マーク・T・スミス、そしてサポートメンバー。彼らの演奏に魅入ってしまった観客全てに感動をもたらした。
「こんばんは、私たちはエクスプロージョンズ・イン・ザ・スカイです。元気ですか?」とマナフがカタコトでMCをする。観客たちはおのおの返事をするがマナフは「私は日本語話せません」とまたカタコトで返す。観客は笑う。今から思えば最初はこんな和やかなムードからはじまったのだが、それは本当に最初だけだった。
スモークが大量に立ち昇って行く。ステージ側からのオレンジの照明が当てられる。オレンジの煙が燃えているようにも、雲のようにも見える。そこに躍動する5人の演奏者たちの影。音や動きに連動してフラッシュがたかれるが、スモークのおかげで積乱雲が雷を起こしてるかのように見えてくる。とても美しい。透明感のある旋律とダイナミクスのある鼓動が、全てを覆い尽くすような強烈な轟音が、このホワイト・ステージにいる観客全てを包み込む。
気づけばオレンジの煙は紫に変わっていた。時間を奪われるような感覚で消化されていくセットリスト。しかしなぜエクスプロージョンズ・イン・ザ・スカイのライブはこんなにも感動的なのだろうか。インストゥルメンタルなので歌詞での意味や情景を明確にするということができない。しかしそれでも伝わるものがある。叙情的なアルペジオ、鬱積していく何かを感じるトレモロ、それを解放するかのような爆発する轟音、そして緩やかな安らぎの静の表現。この音楽的な要素とステージ上の躍動する人影が合わさってエモーショナルで感動的な表現にたどり着くのかもしれない。

気づけば最後の曲だった。”The Only Moment We Were Alone”が演奏された。本当に凄まじかった。時間的にグリーン・ステージのレッチリ観たさに途中で抜ける客は少なくなかったが、このラストを観れなかったことは大損したと言っても過言ではない。
静の部分から緩やかに動に移行する。切ないアルペジオが響き渡る。轟音にたどり着くまでの道程がとても美しい。ラストの演出は鳥肌モノだった。最後の音でブレイクするとともに全ての照明が消えホワイト・ステージは暗闇に。瞬間、大歓声の渦が発生。鳴り止まない拍手。
しばらくするとまた照明がついてマナフが「ありがとう。ありがとう。ありがとう。おやすみ。」とまたカタコトでのMC。
今度はさほど笑いはない。観客の方がまだそこまで気持ちを切り替えられないのだ。私も早く記事にしなければいけないと足早に去る中まだステージを見つめている人がたくさんいた。その中の数人は涙ぐんでいたが全く違和感がなかった。同じもの観た人間として、それで涙ぐんでしまっていることはあり得る範疇なのだ。そう思わせるほどのライブだった。
エクスプロージョンズ・イン・ザ・スカイ。彼らには再び苗場の地に帰ってきてほしいものだ。

セットリスト(原文のまま)
Catastrophe and the Cure
The Ecstatics
The Birth and Death of the Day
Colors in Space
Your Hand in Mine
Disintegration Anxiety
The Only Moment We Were Alone

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RED HOT CHILI PEPPERS http://fujirockexpress.net/16/p_2121 Sun, 24 Jul 2016 13:40:43 +0000 http://fujirockexpress.net/16/?p=2121  もう過去最高のグリーンステージの入りといってもいいくらいだった。広大な客席エリアにギッシリと入った人たちをみるだけで気持ちが高揚してくる。

 自分はオアシスエリア側のポカリスエットやハイネケンの売場あたりから前へいこうと思ったけど、思うように進めなかった。だからメンバーたちは、ホントに小さくみえた。ただ、3万人くらいの多さを体感するにはこれくらいの距離のほうがいいのかもしれない。

 21時になってエリック・ドルフィーの「ゴッド・ブレス・ザ・チャイルド」が流れてステージが暗転する。しかし、なかなかメンバーはでてこない。21時05分ころ、ドラムスのチャド・スミス、ベースのフリー、ギターのジョシュ・クリングホッファが登場して、バードなジャムをぶちかます。そしてヴォーカルのアンソニーが現れて、まずは新しいアルバムから「Goodbye Angels」。このところの彼らを特徴づける哀しみを湛えた曲である。続いて「Dani California」と演奏される。

 ギタリストであるジョシュもすっかりバンドに馴染んだようで、ギターを弾きながらステージところ狭しと動き回るし、フリーは相変わらずな上に、流暢に「アリガトウゴザイマス」とあいさつ。アンソニーの歌声は歳を重ねて、哀愁を増し、いい感じに枯れてきた。

 曲によってはサポートのキーボードが入ったりする。「Go Robot」に至ってはサポートのベーシストが演奏に加わっていた。特に近年のアルバムの曲を再現するには必要な音なんだろう。選曲は新しいアルバムからと代表曲を網羅したもの。ジョシュもジョン・フルシアンテやデイヴ・ナヴァロと比較されて大変かもしれないけど、よくがんばって違和感ないところまできている。

 ドアーズの「ブレイク・オン・ザ・スルー」を小さな音で演奏してから入った「アンダー・ザ・ブリッジ」は彼らの哀しみの原点だろうし、夜になって涼しくなったグリーンステージには沁みた。「デトロイト」を経て演奏された「バイ・ザ・ウェイ」の光と影のコントラストがより際立っていた。

 これで本編が終わり、なぜかフリーが「コニチハ!」といって去る。3万人がアンコールを求めるなか、まずチャドがでてきて、バスドラムと手拍子でお客さんたちを盛り上げて、フリーが逆立ちでステージ現れてステージの脇で服を脱ぎ上半身裸になる。続いてジョシュと上半身裸のアンソニーがでてくる。フリーとアンソニーはまだまだ鍛えられた胸や肩をみることができる。

 そして、アンコールに応えて「Dreams of A SAamurai」この曲の終わりにアンソニーが機嫌の悪いところを見せたけどすぐに直し、そしてみんなが待っていた「Give It Away」へ。たくさんの人たちの歓喜の声と挙げられた腕、そして大合唱。この曲は、まだ枯れてるだけじゃないんだぞ、という自己確認のようなものかもしれない。ファンキーでハードでやんちゃな姿であろうとする。

おじさんになるし、枯れるし優しくなるしで、そういうことも受け入れつつ、やっぱり俺たちはLAの悪ガキなんだいうせめぎあい。だからこそ、多くの人たちから愛されるし、応援したくなる。そうしたレッド・ホット・チリペッパーズなのだ。

セットリスト

Goodbye Angels
Dani California
Scar Tissue
Dark Necessities
Parallel Universe
Otherside
Look Around
The Getaway
Californication
Go Robot
Under The Bridge
Detroit
By the Way

(アンコール)
Dreams of a Samurai
Give It Away

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DISCLOSURE http://fujirockexpress.net/16/p_1246 Sun, 24 Jul 2016 13:36:30 +0000 http://fujirockexpress.net/16/?p=1246 かなり肌寒い夜となったフジロック初日の夜。ホワイトのトリを務めるのは、2年ぶり2度目の出演となるUK発のエレクトロ・デュオ、ディスクロージャーだ。2013年に1stアルバム『Settle』して以来、ヒット曲を連発し、一躍世界のトップアーティストの仲間入りを果たした。2015年にリリースした2ndアルバム『Caracal』も大好評で、前作同様グラミー賞にもノミネートされている。今年に入ってからEP『Moog For Love』をリリースし、各地のビッグフェスではヘッドライナーとしてプレイ。世界の音楽シーンに欠かせない存在となったディスクロージャーが、ホワイトに帰ってくる。

ハウスミュージックが流れるなか、どんどん人がステージ前に集まってきた。ステージの上にはキーボードやシーケンサー、サンプラー、ドラムパッドなどの機材がぐるりと並んだ半円形のセットが2つ用意され、ガイとハワード兄弟の登場を待っている。突然ブラックアウトしたスクリーンに横一本の白いラインが表れ、観客のテンションが一気にUP。そして大歓声を浴びながらガイとハワードがステージに登場し、そのまま“White Noise”へ突入した!ハワードはベースを弾き、ガイはドラムパッドを演奏。エレクトロ・プロデューサーのデュオでありながら、ライヴでは生演奏にこだわる2人の音楽に対する真摯な姿勢が感じられる。そこからハワードがボーカルをとる“F For You”、『Caracal』から“Jaded”、サム・スミスとタッグを組んだ“Omen”へと続く。キラーチューンの連投に、ホワイトがぶち上がりまくる。

「アリガトウゴザイマス!ゲンキデスカ?」とMCを挟んだ後“You&Me”“Echoes”“Nocturnal”と、新旧織り交ぜながらステージが進行。ハワードがボーカルを取らない歌モノでも、演奏しながら口ずさんでいて、ステージを思い切り楽しんでいるのが見て取れた。攻めの姿勢で次々と演奏していくガイとハワードのパフォーマンスは自信にあふれていて、まちがいなくこの2年間で大きく成長している。また観客も2年前と比べて確実にリスナーからディスクロージャー・ファンへと変化していたように感じた。ホワイトステージは、曲が変わるたびに歓声を上げ、楽しそうに踊りまくる観客であふれかえっていた。そしてグルーヴ感満載な演奏が素晴らしいのはもちろん、スクリーンに映し出されるVJもスタイリッシュ。白と黒だったり、赤と青だったり、モノトーンを基調にさまざまな図形が入り混じる演出で、時折おなじみのフェイスラインが表れる。まったくこの2人はどこまでセンスがいいんだろうか。

“Bang That”から“When A Fire Starts To Burn”へつなげたところではハードに重低音を鳴らし、ガンガン踊らせてくれた。終盤にはゲストアーティストとしてブレンダン・ライリーを迎えて“Moving Mountains”を披露。ブランドンのエモーショナルでスムースな歌声に大歓声が上がった。ラストは大ヒット曲“Latch”の大合唱でフィニッシュ。アンコールがなかったのは残念だったけれど、終始観客を躍らせ、唸らせてくれた圧巻のステージングは見事と言うしかない。アーティストとしてだけでなく、パフォーマーとしてネクストレベルへと成長したディスクロージャー。次回はグリーンステージのトリしかないでしょ!

セットリスト(原文のまま)
Intro
White Noise
F For You
Jaded
Omen
You and Me
Echoes
Nocturnal
Bang That
WAFSTB
BOSS
Holding On…(no encore)
Moving Mountains (ft Brenny)
Latch

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The Birthday http://fujirockexpress.net/16/p_558 Sun, 24 Jul 2016 13:35:23 +0000 http://fujirockexpress.net/16/?p=558  7月22日、フジロック1日目レッドマーキー。深夜におこなわるステージを除けば、The Birthdayがトリを務めたことになる。熱烈なアンコールに応えて登場したチバユウスケは「今日から3日間くらいは嫌なこと忘れてもいいんだわ。それはそれで感じなきゃいけないんだけど……でも、今はいいじゃんか」と語り、「涙がこぼれそう」を演奏した。万感の思いを受け止めるステージとフロアが一体感を作りだし、サビは大合唱。ほとんどカラオケ状態のときもあった。

 20時、ほぼ定刻通りにクレスツの「シックスティーン・キャンドルズ」が流れてメンバーが現れる。チバはひとこと「ハロー!」と挨拶。そして「LOVE GOD HAND」で始まった。チバ(Vocal & Guitar) 、フジイケンジ(Guitar)、ヒライハルキ(Bass)、クハラカズユキ(Drums)の4人の男たちが放つロックンロールにお客さんたちの期待も高く、始まったころにはレッドマーキーは満員に近かった。

 熟成されたサウンドは激しく、鋭く、重くて大勢のお客さんたちの期待を裏切らないベテランバンドの風格をこれでもかというくらい見せつけた。続いて「FULLBODYのBLOOD」。不穏でうねっていくベースに乗ったチバの歌がフロアを揺らす。モーターヘッドぽいリフを持つ「I KNOW」、「MOTHER」は「オーオオ、オーオオ、オーオオオーオー」と何度も合唱させそれに応える人たち。今回は、今のところで新しいアルバム『BLOOD AND LOVE CIRCUS』からの曲が多く「LOVE SHOT」「Shan Shan」と続く。「Shan Shan」のスピード感と狂ってる感じが素晴らしい。

 チバはフォトピットに降りたり、「元気そうで何より」とつぶやいたり、ヒライの「20周年だから始まった年に生まれた人もいるよね」と言葉に「そういう人もいるよね」と答えたりと、昔のチバを知る者にとっては、ここまでオープンになったのかというくらいにこやかで機嫌がよさそうではあった。「カレンダーガール」では大勢の人たちが手拍子で反応し、「なぜか今日は」で歓喜させ、「くそったれの世界」で歓喜の輪を大きくさせのっけから大合唱。そして「声」で本編を締めくくった。

 この日に関してチバは何かを語るのでは? と思う向きもあったけど直接的に語ることはなかった。おそらくそれがバンドの矜持であり、未来を向いている証なんだと思う。

セットリスト(原文のまま)

1. LOVE GOD HAND
2. FULLBODYのBLOOD
3. I KNOW
4. MOTHER
5. LOVE SHOT
6. Shan Shan
7. カレンダーガール
8. なぜか今日は
9. くそったれの世界
10. 声

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