“ROOKIE” の検索結果 – FUJIROCK EXPRESS '17 | フジロック会場から最新レポートをお届け http://fujirockexpress.net/17 FUJI ROCK FESTIVAL(フジロックフェスティバル)を開催地苗場からリアルタイムでライブレポート・会場レポートをお届け! Thu, 22 Feb 2018 06:30:00 +0000 ja hourly 1 https://wordpress.org/?v=4.8 ディープファン君 http://fujirockexpress.net/17/p_1673 Sun, 30 Jul 2017 18:30:19 +0000 http://fujirockexpress.net/17/?p=1673 アベユーセイ(Manipulator)がオーディエンスに「皆さん、生きるってのはファンクなんです」と語りかける。そのまま小難しげなストーリーを展開し始め、しまいにはその話を自らのシャウトでカットアウト。なるほどこれがファンク、ライブは唐突にスタートした。

そんな驚きのあるやりとりと同じく、ルーキー最後のアクトであるディープファン君のステージは破天荒で享楽的だった。ステージにはアベのほかに男女ボーカル、ギター、シンセ、ベースそしてドラムの計7名。そのボリューム感に加え、舞台上をボーカリストとアベが常に動き回るなどしているので、より一層のにぎやかな印象を受ける。中でもひときわ運動量を持つ男性ボーカリストのスルガアユムは「皆さん楽しみましたかフジロック!でもまだ終わっていません、ここで完結すると思ってください」という煽りに続いて、しびれるようなファルセットを交えて熱情に満ちた歌唱を披露した。

バンドは終始本格的なファンクチューンを繰り出し、そのグルーヴの渦をどんどん回転させていく。そのうねりに刺激されてか、深夜帯につき開演直後まばらだった聴衆も、気づけばあっというまににぎやかな猛者たちがフロアにひしめく様子に変わっていった。これぞ有終の美に相応しい盛り上がり。フジロック17のルーキーはこうして幕を閉じた。

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King Gnu http://fujirockexpress.net/17/p_1672 Sun, 30 Jul 2017 17:00:55 +0000 http://fujirockexpress.net/17/?p=1672 フジロック初日のあれこれ http://fujirockexpress.net/17/p_4893 Sun, 30 Jul 2017 16:18:58 +0000 http://fujirockexpress.net/17/?p=4893 前夜祭のまとめに続き、初日に起きたあんなことこんなことをまとめてお伝えします!
朝から曇り空で幕を開けた初日。エキスプレスは今年もゲート前での記念撮影で1日をスタートしました。皆さんの期待と興奮で一杯の笑顔、バッチリ収めさせていただきましたよ〜!

美味しいご飯に舌鼓を打ちつつ会場をぐるりと回ってみると、仮装のお客さんがいたり、かわい子ちゃん
がいたり、海外からのお客さんがいたりと、今年も魅力的なフジロッカーがいっぱい!
皆さんが使ってる雨具やイスにも興味津々のスタッフが、あれこれ定点観測もさせていただきました〜。
そうそう、今まさに会場に向かってるお客さんたちの心の叫びが詰まった「#フジ道中」もレポートしてます。みなさん気をつけて、元気に苗場に到着してくださいね!

もちろんステージの方でも見応え充分のライブが朝から深夜(というか早朝!)まで盛りだくさんでした!ヘブンではYogee New Wavesが自然をも自在に操るような奇跡的なパフォーマンスを見せ、OGRE YOU ASSHOLEも土砂降りの雨と共鳴し合うような演奏でオーディエンスを魅了しました。スチャダラパーはフロアをたっぷり盛り上げた後、今年このタイミングで「今夜はブギー・バッグ」をドロップしてくるというお茶目ぶり。
海外勢は、一昨年の出演キャンセルの雪辱を完全に果たしたCATFISH AND THE BOTTLEMEN、夜のグリーンステージを高揚感で満たしたThe xxtwitterトレンド入りするほどお客さんを熱狂させたGALLANT、みんなが待ち焦がれたGORILLAZ など、実力派ぞろいのラインナップで初日をガツンと盛り上げました。
そして忘れちゃいけないのがルーキー・ア・ゴーゴー!今年も勢いのある若手が初見のお客さんの度肝を抜いていましたよ。
初日から盛りだくさんだったフジロック、二日目もまだまだ楽しいことが山ほど待ち構えてます。皆さん雨と寒さには気をつけて、元気に遊び倒してくださいね!

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fornow http://fujirockexpress.net/17/p_7442 Sun, 30 Jul 2017 16:00:32 +0000 http://fujirockexpress.net/17/?p=7442 最終日の25時という、フジロックのグランドフィナーレを前にして疲れが徐々に…という時間帯。そんなタイミングで新潟の4人編成バンド、fornowがルーキーアゴーゴーに現れた。バンドは、ステージに集まったナイトウォーカーたちにまず110〜120BPMのスムースなナンバー群をプレゼントして一人ひとり踊りほぐしにかかる。清涼感をはらんだ16ビートナンバー「DATN」を終えたあと、ボーカルのミカ・ウォーカーはオーディエンスの楽しそうな様子に笑顔を見せ、早くも「Amazing」と口にした。

90年代R&Bや往年のソウルミュージックといったぬくもりのある音楽にエレクトロサウンドをアドオン。そんなfornowの音楽が抜群の相性の良さで会場一帯に広がっていく。バンドは途中の機材トラブル時にもリズムキープしてフロアを揺らし続けるタフさで、ミカも快活に声を上げて観客をリードする。その様子に惹きつけられるように聴衆の数は開演後も徐々に増えていく一方だった。

ラストナンバーはオーガニックなグルーヴとシンセの心地よさが同居するfornowらしいR&Bナンバー「basement」。楽しそうに楽曲をプレイするメンバーの姿と音は、仕上がりのよいパーティー特有の「もうちょっと踊っていたいな」という名残惜しい余韻をこちらに与えてくる。それを察するかのように残響音を漂わせてメンバーはステージを降りた。

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THE GURL http://fujirockexpress.net/17/p_7410 Sun, 30 Jul 2017 15:00:30 +0000 http://fujirockexpress.net/17/?p=7410 おとぼけビ~バ~ http://fujirockexpress.net/17/p_1669 Sun, 30 Jul 2017 14:00:05 +0000 http://fujirockexpress.net/17/?p=1669 MONO NO AWARE (selected by ROOKIE A GO-GO) http://fujirockexpress.net/17/p_1634 Sun, 30 Jul 2017 01:20:33 +0000 http://fujirockexpress.net/17/?p=1634 フジロックもついに最終日!レッドマーキー一番手は、昨年の最終日、ROOKIE A GO-GOに出演し見事メインステージ出演権を勝ち取った4人組、MONO NO AWARE。メンバーの半分が八丈島出身だったり、バンド名のごとく大きく流動する楽曲、含みや遊びのある自由奔放な歌詞など、多くの切り口を持ったスタイルで話題を集めている彼ら。昨年のMC「来年、レッドマーキーで会いましょう」を、見事、有言実行したわけだ。

10:09。会場前のテープが切られると、観客が猛ダッシュ!しばらくして、スクリーンには彼らのロゴが映し出され、4人が登場すると、リヴァ―ブのかかった幻想的な“me to me”で、観客の注目度は一気に上がった。“マンマミーア!”の軽快なイントロが流れると、会場はさらに盛り上がり、踊り始める人が増えていく。「2段熟カレ~♪」という印象的な歌詞に顔を見合わせて笑う人もいたが、続けて「プリンスカレ~♪」と加えてきたのには堪えきれなかった。歌詞はそんな感じだけど、演奏は終始キレッキレで、玉置周啓(vo,gt)の独特な歌声も、今日はいつにもましてセクシー。そのままメドレー的に“井戸育ち”へ。八丈島の景色を彷彿とさせる本曲は、苗場の地でもその美しさを放つ。はじめは鮮やかに、後半はエモーショナルに。ギターをかき鳴らし、ドラムはドタドタと暴れ出す。

あれよあれよと楽曲の雰囲気が変わっていく“明日晴れたら”では、フジロックに行きたいと思って作ったものだそう。ダブステップっぽい雰囲気になったと思いきや急にフェードアウトするなど、展開の読めなさが面白く、いろいろなアーティストをダイジェストで観ているかのような気分にさせられる。ドープでサイケな雰囲気の“夢の中で”は、目がとろんとしてしまったし、“イワンコッチャナイ”のスキャットマンを挟みつつのダンス・ミュージックは、かなりの勢いをもってフロアを沸かせた。彼らが意図しているように、各曲はバンド名のごとく流動している。けれど、決してオーディエンスを置いてけぼりにしない分かりやすさがあるし、サウンドもどこか一貫性を感じるのだ。

おまけに、MCも非常に面白い。一昨年のクリスタルパレスで起きた珍事件についてや、「今日、すごく対バンが豪華なので最後まで楽しんでいってください」「来年もルーキーに応募します」など、ユーモアのあるギャグで度々笑いを誘った。曲はもちろん、その独特なキャラクターに惚れて支持した人も、多かったかと思う。これからもそのセンスを爆発させた彼らが見たい!より勢いをつけた彼らとまた再会できることを期待している。

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落差草原 WWWW / Prairie WWWW http://fujirockexpress.net/17/p_3269 Sat, 29 Jul 2017 18:30:39 +0000 http://fujirockexpress.net/17/?p=3269 バスクのスポーツ http://fujirockexpress.net/17/p_5268 Sat, 29 Jul 2017 17:00:16 +0000 http://fujirockexpress.net/17/?p=5268 音楽体験の種類は様々だ。ヘッドホンで座して音源を聴く、ショップやクラブのスピーカーで楽しむ、YouTubeで検索して見つける。手軽なものも多いし、最近は視聴環境も高品質なものがたくさんある。しかし、バスクのスポーツが繰り広げるパフォーマンスを目の当たりにしたときなんかは、演者を生で観ながらという体験がいかに刺激的なものか、改めてハッキリとわかる。

登場から鮮烈だった。ノウミ(Key)が「Regatas de traineras」の荘厳なイントロを弾いたかと思った次の刹那、26時の目を叩き起こすような強烈なバンドサウンドが堰を切る。そのまま違和感を楽しませる変則のマスロックビートが驚きと高ぶりを与え、いちオーディエンスの私は踊りながら「あ、いつの間にか雨が止んでいる」と気付かされるほど音に飲み込まれた。

それにしたって特長の多い楽団だ。413(Dr)と磯8(B)の硬質だが躍動感のあるリズムもそうだし、ノウミのアイデア豊富な鍵盤さばきもそう、あとなんか知らんけど昭和の商店にありがちな電光掲示板がアンプの上に置かれてプリミティブなメッセージを送り続けてるのもそうだ。しかしなんといってもギタリスト……なのかパフォーマーなのか、全身を使って声なき音を表現していくカミヤのインパクトはとてつもない。モヒカンで、1曲目を終えてやにわに脱衣してからはスパッツ一丁で、彼は鋭いギターサウンドと同じくらいの用量でその身の野性を晒す。ギターの音に合わせて表情を変える、観客を異様な姿勢で凝視する、ブンブン手を回して6弦を鳴らす……このインストバンドには音声がないだけだ、こちらに届く要素はあまりにも多い!

そんな調子で25分ほどふしぎ発見させていただいたのちに、唯一観客とMCでコミュニケーションする413が「来たかった、苗場!」と喜びを語り、ラストチューン「Txoko」へ。彼らは変拍子と明朗なメロ、ストーリー性のある曲展開というこれまた情報量の多い楽曲を力の限りプレイし、最後の一音までしっかりとオーディエンスの身を揺らす享楽のパフォーマンスをぶつけた。

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MINAKEKKE http://fujirockexpress.net/17/p_3268 Sat, 29 Jul 2017 16:00:17 +0000 http://fujirockexpress.net/17/?p=3268 土曜日を通して降った雨が日曜まで続く。そんな午前1時に「夜が最も似合う女性シンガー」をプロフィールに記すMINAKEKK(ミーナケッケ)は登場する。リズム隊のほかにシンセサイザー&PC、そしてファゴットという編成のバンドを従える彼女は、1音目からスピーカーいっぱいの出力で轟音を観客に浴びせてきた。

ライブはダークで歪んだモダンロックナンバーから無機質な四つ打ちビートのメロウチューンまでバンドアンサンブルの表現力を活かした様々な楽曲が演奏された。MINAKEKKはアコースティックギターを見つめながら弦を力強くはじいたり、ふわりと長い髪をさかんに揺らしたりして伸びやかで儚さを持つ歌声を乗せていく。観客側に照射される青いステージ照明には止まない雨が光り、オーディエンスの視聴体験は実に陶酔的なものとなっていった。

最小限のMCを挟みながら己の時間を重ね、彼女はあっという間に30分間のパフォーマンスを終盤に運ぶ。そして「また来年お会いましょう」と話し、アコギの音色と優しさと憂いをはらんだ歌声から激情的バンドアンサンブルへと展開するラストチューン「L.u.x.」で聴衆をさらに圧倒。フジロック初舞台に強烈なインパクトを刻み、ルーキーを去った。

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