“若林修平” の検索結果 – FUJIROCK EXPRESS '18 | フジロック会場から最新レポートをお届け http://fujirockexpress.net/18 FUJI ROCK FESTIVAL(フジロックフェスティバル)を開催地苗場からリアルタイムでライブレポート・会場レポートをお届け! Wed, 17 Jul 2019 08:24:01 +0000 ja hourly 1 https://wordpress.org/?v=4.9.8 雨ニモマケズ、風ニモマケズ、灼熱の太陽ニモマケズ…  http://fujirockexpress.net/18/p_10468 Tue, 07 Aug 2018 03:00:19 +0000 http://fujirockexpress.net/18/?p=10468 「おかえり!」と声をかけると「ただいま!」と戻ってくる。今では恒例となった、前夜祭はレッド・マーキーで行われるオーディエンスの記念撮影。満面に笑みを浮かべたフジロッカーズが堰を切ったように、ステージ前に雪崩れ込んでくると、それを粋な選曲で受け入れてくれるのがDJ Mamezukaだ。そして、その光景をステージから楽しそうに撮影しているのがスタッフの面々。オーディエンス同様にスタッフもこの瞬間を待ちわびていたのがよくわかる。彼らの顔も嬉しそうだ。

 今年は「おかえり!」に続いて、「ニイハオ」、「アンニョンハセヨ」、「オラ」「ハロー」「アロ」…と、たまたま覚えていた中国語や韓国語にスペイン語なんぞも交えて呼びかけてみた。言うまでもないだろう、ここ数年、飛躍的に増えているのが、遠路はるばる海外からやって来る人々。正確な数はわからないが、一説には、台湾からは500人近い人々が来ているんだそうな。しかも、多くが「ラインナップ」に引き寄せられたのではなく、フジロック・フェスティヴァルそのものに魅せられているという。それを証明してくれたのが6月に台湾で開催されたフジロッカーズ・バー、フジロックを愛する人たちが集まるパーティだった。

「フジロックが体現しているものを形にしたかった」

 と、これを企画してくれたのは、過去10年ほど、毎回家族でフジロックにやって来る人物だ。台北の華山1914と呼ばれる公園の一角にDJ用のテントを設置。そこから数々のDJが音楽を流し、時には生演奏も楽しむことができる2日間のイヴェントだった。踊っている人もいれば、芝生の上でのんびりと時を過ごす人もいる。大切なのは人々が繋がり、互いをリスペクトしながら、時間と空間を共有すること。フジロックをキーワードに、そんな動きが海外でも生まれていることがどれほど嬉しかったか。

 また、2001年の出演から17年を経て、苗場に戻ってきたアイルランドのバンド、ホットハウス・フラワーズのメンバーとの会話でも同じようなことを感じることになる。

「クリーンなフェスといっても、ルールやマナーを守らなければいけないってことより、互いが互いをリスペクトして、気遣う姿勢がそんな結果に結びついてんじゃないかな。それがすごいと思うんだ」

 そう話してくれたものだ。山に囲まれ、川が流れるという自然の素晴らしさが、そうさせるのかもしれない。また、長年にわたって環境問題やリサイクルを訴え続けるiPledgeや主催者、fujirockers.orgによるキャンペーンも後押しているんだろう。が、なによりも会場の主役となる観客が動かなければ、それが形になることはない。その結果が「世界で最もクリーン・フェスティヴァル」というイメージに結びついているのだ。

 もちろん、すべてがバラ色なわけはない。昨年のエキスプレスではこのゴミの問題を取り上げなければならなかったし、今年はスリや置き引きといった都会の犯罪が流れ込んでいるという話しも伝わっていた。それでも大きな事故や事件も起きることなく今年のフェスティヴァルが幕を閉じたのは奇跡ではなかっただろうか。

 特に気がかりだったのは台風だった。全国を灼熱の太陽が照りつけ、史上最高気温を記録していた開催前、接近中の台風が下手をすると苗場を直撃するのではないかという憶測も流れていた。1997年の第一回からフジロックに関わっている仲間が想起していたのはあの時の惨状だ。どれほどの人が覚えているかわからないが、あの時、台風が上陸したのは遙か西だったと記憶している。が、それでも本部からステージの上までもが野戦病院のようになっていた。そんな経験を踏まえて、フェイスブックといったSNSを通じて、充分な装備を訴え、開催期間中も台風情報を発信しながら、注意を呼びかけていたのだが、それがどこまで届いただろうか。

 雨がひどくなり始めた土曜夜から、スタッフが更新作業を進める本部テントも強風と雨の影響を受け始めていた。キャンプ場でテントを張っている人たちは大丈夫だろうか? この風雨に耐えられる丈夫なテント、ペグを使っているだろうか… 予定されていた取材が大切なのは言うまでもない。が、あの時、僕らはもっと臨機応変に対応しなければいけなかったのではないだろうか。おそらく、フェスティヴァル慣れしている多くの人々が準備万端で挑んでいたからだろう、21年前の悲劇は繰り返されることはなかった。が、それでもキャンプ場の3割ほどのテントが全半壊し、急遽用意されたプリンス・ホテルの一角に避難したのは約250人。もっと彼らに寄り添うべきではなかったのか… もっともっと必要とされている情報を発信すべきではなかったか? 反省すべきことは、今年もいっぱいあったように思う。

 それでも振り返ると、楽しいことばかりが思い出される。エキスプレスに登場したオーディエンスのひとりが口にしていたように、すでに「ホーム」のようになったのがフジロック。ここに来れば、必ず会うことができる仲間もいれば、何年ぶりかに懐かしい顔をみつけて昔話に花を咲かせることもある。子供を連れて遊びに来ている昔のスタッフや友人もいたし、ずいぶん昔、子供に連れられてここにやって来たおかぁさんとも再会。「夢は3世代でここに来ること」という、彼女の夢が現実になるのは、そう遠くはないだろう。

 ラインナップがどうのこうの… 文句を言うのも、おそらく、楽しみのひとつで、毎年のこと。でも、通りすがりに目にしたアーティストの演奏に聞き惚れたってことも少なくはなかっただろう。有名無名を問わず、ジャンルなんぞ「どこ吹く風」で世界中からミュージシャンからオーディエンスが集まってくるフジロックは、苗場での20回目で成人期に突入したのかもしれないとも思う。

「大きく育った木を根っこから掘り起こして、植え替えても根は張らないよ」

 その昔、フジロックが始まった頃、グラストンバリー・フェスティヴァルの主催者、マイケル・イーヴィス氏にそれを伝えると、そんな言葉をかけられたのを思い出す。おそらく、それは彼からフジロックへのアドバイスだったんだろう。今のフジロックを彼に体験させてみたいものだ。フジロックは苗場にしっかりと根を下ろし、根を張り、確実に成長を続けているのがわかるはずだ。それは年々と整備充実されている施設や、今回の台風への主催者の対応を見れば、一目瞭然だろう。

 1970年に始まったあのフェスティヴァルも、もう少しで50周年。面白いのは… 10数年前だったか、彼の大好きなヴァン・モリソンが上機嫌で演奏した後、「喜んでくれたよ、ステージで笑ってたからね」と話してくれたんだが、実は、同じようなことが今年のフジロックでも起きていた。「ボブ・ディランやドノヴァンが歌っていることへのロマンティックなアプローチ」がグラストを始めるきっかけと、彼が語っていたんだが、そのディランがステージを終えて、にっこりと笑って幸せそうに会場を離れたんだそうな。日頃は、にこりともしないらしいんだが、この日は上機嫌だったと、あの時、ステージにいたスタッフから聞いている。

 さて、雨ニモマケズ、風ニモマケズ、灼熱の太陽ニモマケズ、今年のフジロックを体験されたみなさん、いかがでしたか? 実際には足を運ぶことができず、自宅でモニタを見ていた方、あるいは、初めて実現したYouTubeのストリーミングでライヴを見ていたみなさんもいたかと思います。でも、この現場にあるのは、モニタからはけっして伝わらない「幸せ」。それを体験しにやって来ませんか?一度はまると抜けられませんよ。

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 苗場で20回目という節目もあって、今年は幾度もスタッフが苗場入りして、数多くのレポートを、このエキスプレスの根っこである、fujirockers.orgにアップしてきました。フジロックという「祭り」の魅力は、そこでもみつかると思います。お時間があれば、そちらもぜひチェックしていただければと思います。また、例年、主要部隊が会場入りするのは、開催前の火曜日ですが、今年はその遙か前から、準備期間を含めて取材活動をしてくれたスタッフもいました。ありがとう。あの灼熱と雨と嵐の中、熱中症と向き合いながら、一方で、ずぶ濡れになりながら、会場の内外を走り回ってレポートを続けてくれたのは以下のスタッフとなります。まだまだ未熟でいたらない点があることは否定できませんが、彼らを叱咤激励していただければ幸いです。記述に情報等の間違いがあれば、それを修正し、ご報告いたします。ただ、彼らが残した記録はアーカイヴとして、これからもずっと残していきます。

■日本語版(http://fujirockexpress.net/18/)
写真家:森リョータ、古川喜隆、平川啓子、北村勇祐、安江正実、アリモトシンヤ、粂井健太、岡部智子、MITCH IKEDA、MASAHIRO SAITO、木場ヨシヒト、Yumiya Saiki、高津大地、Yusuke Baba(Beyond the Lenz)、白井絢香、HARA MASAMI、陳彦伶、上村理穂、つちもり

ライター:阿部光平、あたそ、石角友香、イケダノブユキ、梶原綾乃、長谷川円香、三浦孝文、若林修平、卜部里枝、近藤英梨子、平井ナタリア恵美(Paula)、増田ダイスケ、松原充生子、Masaya Morita、Masako Yoshioka

■英語版(http://fujirockexpress.net/18e/)
Laura Cooper, Sean Scanlan, Patrick St. Michel, Park Baker, Jonathan Cooper, Dave Frazier, James Mallion

フジロッカーズ・ラウンジ:飯森美歌、関根教史、小幡朋子、町田涼、藤原大和

ウェブサイト制作&更新:平沼寛生(プログラム開発)、酒田富紗葉(デザイン)、坂上大介、迫勇一

スペシャルサンクス:本梅あさみ、坂本泉、土橋崇志、本人(@biftech)、熊沢泉、藤井大輔、Taio Konishi、三ツ石哲也、丸山亮平

プロデューサー:花房浩一

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ユニコーン http://fujirockexpress.net/18/p_1618 Tue, 31 Jul 2018 07:15:05 +0000 http://fujirockexpress.net/18/?p=1618 昨年デビュー30周年を迎えたユニコーンが、初のフジロックのステージ立つ。奥田民生ソロとしては数回参戦しているので、不思議と初めてな感じはしないが、そんなことは割とどうでもいい。いつものスタンスで楽しもう。──なんて思えたりするのは、対象が”ユニコーン”だからだと思う。

ホワイト・ステージには、本当に多くのユニコーンファンが詰め掛けていた。目についたのは、そこに集まっていた人の年齢層の広さ。小学生ぐらいの子供連れの家族から、学生と思しき若いフジロッカーまで。見事なまでに活動30年(実際は16年)を網羅していると言ってもおかしくない層の広さを示していた。

ユニコーンのダイナミズムな引き出しを開けた”Feel So Moon”から始まったライブは、「こんにちは、ユニコーンです。はじめまして。去年デビューしました(笑)」なんて民生らしいすっとぼけMCを挟んで、”スターな男”、”おかしな2人”、”ペケペケ”と初期ユニコーンな曲を連発。すると、中盤は一転して活動再開後の曲からの選曲。”WAO!”、”デジタルスープ”、”TEPPEN KING”、”Boys & Girls”と現在のユニコーンがふんだんに感じられる曲が続いた。と、この時点でもかなりホワイト・ステージの盛り上がりは大きかったのだが、このライブ一番の盛り上がりを見せたのはやはりあの曲、”大迷惑”だった。「大迷惑っ!」とどの世代からも合唱が起きていたのは、この曲が今も変わらず愛され続けている証拠だろう。ラストは、民生とABEDONが初めてツイン・ヴォーカルをとったネクストフェーズな新曲”OH! MY RADIO”で幕を閉じた。

ひたすら濃密だったデビューからの6年と、調和と自由の活動再開後10年。音源やMV(当時PV)を見ていると、まるで全く違うバンドのようにも見えるが、こうしてライヴを目の当たりにして、改めて彼らの曲の普遍性を感じた。

<セットリスト>
Feel So Moon
スターな男
おかしな2人
ペケペケ
WAO!
デジタルスープ
TEPPEN KING
Boys & Girls
大迷惑
OH! MY RADIO

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GLIM SPANKY http://fujirockexpress.net/18/p_1594 Mon, 30 Jul 2018 21:43:20 +0000 http://fujirockexpress.net/18/?p=1594 GLIM SPANKY、2015年のフジロック、レッド・マーキー登場以来、2度目のフジロック出演にしてグリーン・ステージ初登場である。しかも、先日行われた初の日本武道館公演も成功に導き、彼女たちの勢いは留まることを知らない。この日のステージは、彼女たちの現在地点を見るのに絶好の機会だ。

骨太なギターのフレーズが印象的な”愚か者たち”で彼女たちのステージはスタートした。初期GRAPEVINEを彷彿とさせる骨太でブルージーなロック・チューンがグリーン・ステージに響き渡る。続いては、トライバル・ビートな変則ロック・チューン”END ROLL”。さらにはThe Beatlesを彷彿とさせるサイケデリック・ロックな”BIZARRE CARNIVAL”と、彼女たちがフェイバリットに上げる数々のバンドが感じられる曲が続くが、それらは決してただのオマージュにはなっていない。彼女たちがこれまで通ってきたあらゆる音楽と、それらをしっかりと咀嚼し自分たちの音楽に落とし込んだ、まごうことなき”オンリーワン”なサウンドだ。

中盤には先日ライブで公開されたばかりの新曲”ハートが冷める前に”を披露。さらには、”いざメキシコへ”、”怒りをくれよ”とライブで定番のヘヴィ・ロック・チューンが続き、”The Flower”、”In the air”のサイケデリックな雰囲気に呼応するかのようなバックスクリーンに流れる映像も最高にかっこいい。そして”美しい棘”をプレイし終え、松尾が改めてマイクを取る。

「グリーンステージ、めっちゃ気持ちいい。GLIM SPANKYのライブはみんな自由に楽しんでもらいたくて。ロックってそういうものだと思っていて、手を上げたい人は上げればいいし、寝て聴きたい人は寝て聴けばいいし、お酒飲んで聴きたい人はそうすればいいし、そういう自由の場所を私たちはロックの空間だと思っていて、みんなそういうノリ方を個人個人でしているのが、見ていてとても気持ちがいいし、本当にここはウッド・ストックのような丘が広がっているようで。今日はそんな気分の最高なライヴになりました。ありがとうございます。」

こんなにもピュアに自分たちの”ロックの定義”と”ロックに対する信念”を持ち、自分たちの曲にライブ空間に想いを込めることができるバンドはなかなかいない。松尾レミ(Vo./G.)が26歳で亀本寛貴(Vo./Co.)が27歳。彼女たちはピュアにロックを追い求めていたデビュー前のことを今も忘れていないのだろう。”大人になったら”、松尾がまだ大学生の頃に味わった苦い体験と、大人になっても目が輝かせながら何かに向かっているそんな人たちとの出会いから生まれたこの曲が、フジロックのセットリストの肝の位置に添えられた。そんな彼女たちの想いに、「初心忘れるべからず」ではないが、ロック好きの自分にとってはグッとくるものがあった。

今日のライブを見て、「彼女たちには、これからも彼女たちの信じるロック道を邁進してほしい!」「そして僕らは音楽ファンとしてその姿を追っかけていきたい!」そう純粋に思えた最高のロック・バンドによる最高なステージだった。

<セットリスト>
愚か者たち
END ROLL
BIZARRE CARNIVAL
The Trip
ハートが冷める前に(新曲)
いざメキシコへ
怒りをくれよ
The Flowers
In the air
美しい棘
大人になったら
アイスタンドアローン

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VAMPIRE WEEKEND http://fujirockexpress.net/18/p_1603 Sun, 29 Jul 2018 17:15:52 +0000 http://fujirockexpress.net/18/?p=1603 バンドのブレーンをエズラとツートップで担っていたロスタム・バトマングリ(Kb/Vo)が脱退し、3人体制となってから初めてのフジロック出演。「メンバー脱退」という言葉には、どうしてもマイナスイメージがつきまとってしまうもの。加えて、その対象がロスタムともなれば、マイナスの大きさは半端なく大きい。ゆえに、フジロックに出演が決まった今年2月時点では、正直期待感よりも不安感が優っていた。

しかしそんな不安感を一掃させたのが、仰天の新ライブバンド編成だった。活動再開の発表からフジロックまでの2ヶ月の間に行われたライブのバンドはなんと7人編成!内訳は、エズラ・クーニグ(Vo./G.)、クリス・バイオ(B.)、クリス・トムソン(Dr.)の正規メンバー3人に、ブライアン・ロバート・ジョーンズ(G.)、グレタ・モーガン(Key. / G. )、ギャレット・レイ(Dr. / Per.)、ウィル・キャンゾネリ(Key.)のサポートメンバー4人。「えっ!これ、どうなっちゃうの?!」というのが率直な感想だったが、手練れが揃うその新編成に大きな期待もあった。グリーン・ステージ前方は、ボブ・ディラン終わりで去って行く人と、続けて観て行く人と、だいたい半々ぐらい。しかし、そこに残っている人たちの口から聞こえてくるのは「ヴァンパイア超楽しみ!」とか「”A-Pank”と”Giving Up the Gun”は絶対に聴きたいよね!」など、熱量はすでに高く、改めて彼らの存在がヘッドライナークラスまで膨れ上がっていることを感じさせられた。

ライブに関して結論から先に言うと、とにかく「凄い」の一言。ライヴ・メンバー(楽器)が増えるということは、音数が増えるということ。それは彼らの魅力の一つである「スカスカさ」を損ねてしまう危険性も大いに孕んでいる。けれど、実際はその音数の多さを器用に活用し、彼らの楽曲の魅力を大いに際立たせていた。ギャレットのパーカッションは、これまた彼らの魅力の一つでもある「アフロ・ビート」を表現するためのとてつもなく大きな武器になっていたし、ブライアンのギターはロスタムとは異なる音圧を出していて曲の大きいアクセントになっていた。グレタのキーボードに関しても、目にわかるほどの大きな変化はないものの、微妙な音の変化を表現するのに大きく寄与していた。

セットリストに関しても、これまでのヴァンパイア・ウィークエンドにはなかった新しい試みが多く見られた。これまで殆どやってこなかった曲のカヴァー。エズラがゲスト・ヴォーカルとして参加したSBTRKTの”New Dorp. New York”に、アイルランド出身のロック・バンド、シン・リジィの”The Boys Are Back in Town”。”Cape Cod Kwassa Kwassa”では、ザ・ビートルズの”Here Comes the Sun”を人力でマッシュアップするなんてこともやっていた。さらに極め付けは、アメリカのインディー・ロック・バンド、ハイムのダニエル・ハイムのゲスト出演。

それら全ては、彼らの楽曲の良さを際立たせるための武器で、どの曲も結果的に過去最高レベルにかっこいい楽曲に変化を遂げていたと思う。シンプルなアレンジに厚みを持たせた”A-Punk”、祝祭感3倍増しの”Cousins”、アウトロにファンク/ゴスペルなアレンジを与えることでオーラスの大団円を作りあげた”Obvious Bicycle”───。もう断言していいんじゃないだろうか、彼らがさらなるネクストレヴェルに到達しようとしていると。

もうじき発表されるのではと噂のフォース・アルバム『ミツビシ・アート(仮)』。今日、新曲は一曲もやらなかったが、今日のライブを見てしまったら期待感は増すばかりだ。

<セットリスト(ライターメモ)>
Intro (BGM “Back In Black”)
Diane Young
Holiday
Cape Cod Kwassa Kwassa (mashup “Here Comes the Sun”)
Oxford Comma
White Sky
Horchata
New Dorp. New York (SBTRKT cover)
Step
Unbelievers
Cousins
A-Punk
Worship You
Ya Hey
Empty Line
The Boys Are Back in Town (Thin Lizzy cover) (with Danielle Haim)
Obvious Bicycle (with Danielle Haim)
Son of a Preacher (Dusty Springfield cover) (with Danielle Haim)

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HOTHOUSE FLOWERS http://fujirockexpress.net/18/p_1678 Sun, 29 Jul 2018 11:01:25 +0000 http://fujirockexpress.net/18/?p=1678 ホットハウス・フラワーズ。僕が彼らの曲を初めて聴いたのは高校生の頃。当時ロック少年だった僕はジャンルの幅を広げたくて、安く手に入る中古のコンピレーションCDを買い漁って聴いていた。それらコンピCDに収録されていたマーヴィン・ゲイの”Mercy Mercy Me”にどハマりし、その後カーティス・メイフィールド、アル・グリーン、サム・クックなど、大御所どころをひたすら聴き漁っていたのだが、ロックも同時進行で聴いていた。その頃、某洋楽ロック誌に乗っていたコラムに載っていたのが彼らホットハウス・フラワーズだった。その中に書かれていた彼らを表す一つのフレーズ「アイリッシュ・ソウル」。この言葉がどうしても気になって、速攻CD屋へダッシュし、手に入れたのが彼らのアルバム『People』だった。そこには、ブルー・アイド・ソウルとも違う、それまで僕の聴いたことのなかった「ソウル・ミュージック」が存在していた。

その後、彼らの新作を絶えず追いかけることはできなかったのだが、最初に買ったアルバム、彼らの曲、リアムの歌声はエヴァーグリーンな存在として心に存在し続けていた。そして、今年久しぶりに触れるきっかけになったのがフジロック出演のニュースだった。そして今日、あのホットハウス・フラワーズをフジロックのステージで観ることができる興奮と、生で彼らを見ることができることを”現実として受け止めきれていない”自分の気持ちと、なんとも不思議な心境で僕は彼らの登場を待っていた。

開演時間にほぼ定刻通りに登場した彼ら。ゾワゾワっと思わず鳥肌が立ってしまった。サポートメンバーを率いて、フィアクナ・オブラニアン(G.)、ピーター・オトゥール(B.)・・・そして、リアム・オ・メンリィ(Vo. / Key. / Bodhrán)がステージに登場した。

リアムの静かなピアノのフレーズをイントロに始まった”An Raibh Tu Ar An gCarraig”、その静かなリアムの語り口、徐々に溢れ出す彼のソウルに、僕の心からどんどん熱が込み上げてくる。続く”I Can See Clearly Now”には、完全に感情が解放され、シンガロングせずにはいられなかった。中盤に披露された新曲”Back Through Time”と”These Sister”に旧作の曲と変わらぬソウルを感じ打ち震え、ラストにかけて畳み掛けられた”Hollelujah Jordan”、”Feet on the Ground”、”Don’t Go”には「陶酔」と「心酔」そして「情熱」が同居するような、今まで体験したことのない心境が生まれていた。1時間の短いステージは、本当にあっという間だった。

音楽は時代と共に進化し、それに伴いジャンルの数も飽和状態になっている。ジャンルは「アティテュード(姿勢)」から「コンテナ(入れ物)」に変わり、ただの言葉となってしまった。それは「ソウル・ミュージック」も然り。しかしホットハウス・フラワーズの歌、そしてリアム・オ・メンリィの歌声には、今もなお確実に「アティテュード」と「ソウル(魂)」が存在していた。

そう考えると、それら音楽の本質を再実感できたこの1時間は、最高に価値のある1時間だったと心から言える。

<セットリスト>
An Raibh Tu Ar An gCarraig
I Can See Clearly Now
Movies
Back Through Time
Three Sisters
Your Love Goes On
Hallelujah Jordan
Feet on the Ground
Don’t Go
Si Do Mhamo i

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KACEY MUSGRAVES http://fujirockexpress.net/18/p_1627 Sun, 29 Jul 2018 07:09:23 +0000 http://fujirockexpress.net/18/?p=1627 第56回グラミー賞で2部門の受賞歴があるアメリカのシンガー・ソングライター、ケイシー・マスグレイヴス。デビュー・アルバム『Same Trailer Different Park』とセカンド・アルバム『Pageant Material』は、優れたカントリー・ポップ・アルバムであった。しかし同じくシンガー・ソングライターである今の夫ラストン・ケリーとの出会いが彼女の曲作りを変え、彼から受けたインスパイアが元になり、新作は完成した。先日リリースされた新作『Golden Hour』は今の彼女の創造力を存分に堪能できる作品だ。

そんな彼女のフジロック初ステージは、とても堂々としたものだった。光沢感のある膝上丈のドレスを身にまとった彼女は、紫の木柄のシャツにブラウンのパンツという衣装で揃えたバンドメンバーたちを率いて、数々のポップ・ソングを最高のアンサンブルで歌い上げた。

バックバンドが刻むリズムが気持ちいい80年代風のポップ・ソング”Velvet Elvis”、エヴァーグリーンなバラード・ソング”Rainbow”、そしてフリードウッド・マックを彷彿とさせるミドルテンポのポップ・チューン”Lonely Weekend”など、それら全てはバラエティに富んでいて、聞き手を全く飽きさせない。さらには、ナールズ・バークレイの”Crazy”をケイシー・マスグレイヴス流アレンジでカバー。最後にはダメ押しでエレクトロ・ディスコ・ポップ・ソング”High House”をバックダンサーに4人の舞妓を従えて、見事に歌い上げた。

今ケイシーは、カントリー・シンガーという枠組みから大きく羽ばたいていこうとしている。それはまるでテイラー・スウィフトの後ろを追うような風にも見えるが、きっと彼女は彼女だけの道を切り拓いていくに違いない。

<セットリスト>
Velvet Elvis
Butterflies
Lonely Weekend
Family Is Family
High Time
Happy And Sad
Crazy(Gnarls Barkley cover)
Space Cowboy
Follow Your Arrow
Rainbow
High House

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WESTERN CARAVAN http://fujirockexpress.net/18/p_1681 Sun, 29 Jul 2018 04:55:19 +0000 http://fujirockexpress.net/18/?p=1681 昨年、初めてフジロックに本格的なカントリー・ミュージックを奏でるバンドが出演した。彼らの名前はWestern Caravan。2016年、日高代表がニューヨーク・ブロードウェイに食事で訪れた際、そこでたまたま演奏していた彼らの音楽に惚れ込み、その場でオファー。トントン拍子でフジロックへの出演が決定した。その後実現したフジロック、フィールド・オブ・ヘヴンでのステージは、彼らの魅力が伝わるとても良いパフォーマンスだった。そして、異例の2年連続出演となった今回は、新作『Honky Tonk』(しかも、なんと国内盤!)がリリースされたばかりということもあり、新曲も多く盛り込まれたステージとなった。

牧歌的で気分が高揚するメロディラインの”Back Home Again In Indiana”から始まったライブは、デビュー・アルバム『The Western Caravan』と先日リリースされた新作、さらにはアルバム未収録の曲で構成されたセットリストで、彼らの最大の魅力である南部音楽の伝統に根ざした本格的カントリー・ミュージックと、バンドメンバー各々のバックボーンにある、スウィング・ジャズやブルース、レトロR&Bがミックスされたより幅のある展開を見せていた。

ブルーグラスなアレンジ・メロディラインの”Yellow Texas Moon”、ブギーでロカビリーな空気感もある“Car Trouble”、曲名の通りブルース風味が感じられる”King of the Blues”、それら思わず体が動いてしまうような良い曲の連続に、オーディエンスからは「最高だ!」「楽しいー!」なんて歓声も上がっていた。そして、気がついたらみんなが笑顔になっていた。

今の主流のカントリー・ソングと一線を画した彼らのカントリー・サウンドは、僕らが忘れかけていた”音に身を委ね、楽しむ”ということを思い出させてくれた。だからこそ、僕らは自然と笑顔になれたんだと思う。

<セットリスト>
Back Home Again In Indiana
Keys In Mail Box
Yellow Texas Moon
Why I’m Walkin
Stay All Right
Raining
Pig Is A Pen
King Of The Blues
Right Or Wrong
Crazy Creek
Car Trouble
Molly
Making A Fool Of Myself
Oklahoma Blues
The Honky Tonk Song

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KENDRICK LAMAR http://fujirockexpress.net/18/p_1596 Sat, 28 Jul 2018 17:26:12 +0000 http://fujirockexpress.net/18/?p=1596 今年4月、全世界に衝撃が走った。アメリカで最も権威のある賞のひとつであるピューリッツァー賞(*)の音楽部門を、ケンドリック・ラマーの『DAMN.』がジャズとクラシック以外のジャンルのアーティストとして初めて受賞したのである。その受賞理由について、ピューリッツァー賞担当者はこう語っている。「本物の黒人特有の言葉使いや文化、またリズミックなダイナミズムで統一された名曲集は、現在のアフリカ系アメリカ人の人生の複雑さを捉え、文学的な小品として影響を与える」。いちラッパーの域を超えつつある”現在”の彼のパフォーマンスをようやく日本で見ることができる。フジロックの出演でいうと2013年以来2回目だが、あの時とは彼を取り巻く環境も、彼の母国アメリカを取り巻く環境も大きく変わった。だからこそ、このタイミングで彼を観ることが重要なのだ。

夕方あたりから降り始めた雨は、ケンドリック出演の頃には強い風も伴う豪雨に変わっていた。少しピリピリとした空気の中はじまったライブは、何もかもが圧倒的だった。ケンドリックひとりしかいないステージ。ステージ両脇にバンドセットがあったものの、それを差し引いても、グリーン・ステージのステージは広い。体格的に決して大きいとは言えないケンドリックが自身のラップのみで勝負するのは、いくらケンドリックでも厳しいと考えるのが普通だろう。しかし、彼はそのラップと圧倒的な存在感で、そんなハードルを軽くぶち壊してしまったのだ。その勢いを受け取める僕らオーディエンスはただただ圧倒されるしかなかった。

そんな雰囲気をさらに助長したのが、ライブのオープニングと2回のインタールードに流された『カンフー・ケニー物語』と、その直後にステージ両側に備えられた縦長のスクリーンに繰り返し映される「Ain’t nobody prayin’ for me(俺のために祈ってくれる人は誰もいない)」という絶望にも似た言葉だった。”カンフー・ケニー”という「緩和」の後に、”俺のために〜”という「緊張」を何度もぶち込むことで、生まれかけていた”楽しい”という感覚を分断する。この「緊張(パフォーマンス、言葉)」と「緩和(カンフー・ケニー)」の繰り返しが、さらなる緊張感を生み、ケンドリックのラップとパフォーマンスに説得力を持たせていた。

バック・スクリーン全面に映し出されたアメリカ国旗を背にパフォーマンスした”XXX.”(今年のグラミー賞授賞式パフォーマンスの再現となった)。抑圧社会のネガティヴさを払拭するぐらいのパワーを生み出す”King Kunta”、言わずもがな”Black Lives Matter”のアンセムとなった”Alright”。アメリカでのツアーでは”Alright”に次ぐアンセムの”HUMBLE.”。さらには、オーディンスにスマホライトを掲げさせ、グリーン・ステージ全体に光の海を作りあげた”All The Stars (with SZA)”はこの曲のミュージック・ビデオと重なり本当に美しかった。

そこにはケンドリックの「どんな厳しい立場にあっても、自分を信じ、誠実に生きよう。俺たちは大丈夫だ。俺たちなら大丈夫だ。」というメッセージが込められている。それらは、一見黒人のみに向けてのメッセージのようにも見えるが、自分の立場に置き換えてみれば、きっと心に響くはずだ。

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ケンドリックが生まれ育った、アメリカいち危険な地域と言われるカリフォルニア州・コンプトン。そこは、幸せだった時間も一瞬のうちに地獄のような時間に変わってしまう厳しい地域でもある。警察官が不条理な理由で黒人住民に暴行を働き、同じ黒人同士でドラッグ・女性・酒などに関する些細な理由で争い合う。誰が味方で誰が敵なのか、自分は誰で自分は正義なのか悪なのか、存在意義はあるのか。そんな風に自分や周りを見失ってしまう場所。そんな場所で、ケンドリック・ラマーことケンドリック・ラマー・ダックワースは育った。コンプトンの、そしてアメリカの”事実”をラップし続けることで、彼は自分を見出し、今の地位を築き上げた。今日、グリーン・ステージで彼が語っていた言葉は全て”事実”である。そのことを最後に付け足しておきたいと思う。

<セットリスト(ライターメモ)>
Kung-Fu Kenny Part I (intro)
DNA.
ELEMENT.
YAH. (instrumental)
King Kunta
Big Shot (Kendrick Lamar & Travis Scott cover)
goosebumps (Travis Scott cover)
Collard Greens (ScHoolboy Q cover)
Swimming Pools (Drank)
Backseat Freestyle
LOYALTY. ft. RIHANNA
Money Trees
Kung-Fu Kenny Part II (interlude)
XXX. ft. U2
m.A.A.d city
LOVE. ft. Zacari
Bitch, Don’t Kill My Vibe
Alright
Kung-Fu Kenny Part III (interlude)
HUMBLE.
All The Stars (with SZA)

(*)ジャーナリストであり新聞記者でもあった、ジョセフ・ピューリッツァーの遺志に基づき毎年ジャーナリズム、文学、音楽、戯曲など各分野で業績のあった人物に与えられる、アメリカで最も権威のある賞のひとつ。

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OLEDICKFOGGY http://fujirockexpress.net/18/p_1622 Sat, 28 Jul 2018 09:49:05 +0000 http://fujirockexpress.net/18/?p=1622 OLEDICKFOGGYは2003年結成の5人組ロックバンドで、カントリーやブルーグラスをベースにしたラスティックなサウンド・プロダクションでロックを鳴らしている。そんな彼らのフジロックデビューは2008年のルーキー・ア・ゴーゴーで、今年が10年ぶりのフジロックとなった。

2日目、朝イチのホワイト・ステージ。朝から小雨が降ったり止んだりを繰り返す曇り空の下、OLEDICKFOGGYのうちわ(ホワイト入り口で配られていた)を持ったファンが、徐々にではあるが集まり始めていた。11時40分、定刻にメンバー5人、yossuxi(Acc. / Key. / Cho.)、大川順堂(Dr. /Cho.)、四條未来(banjo)、TAKE(DoubleB.)、スージー(G. / Cho.)、そして最後に黒のダメージ・デニムを履いた伊藤雄和(Vo. / Mandolin)が登場した。

ライブは今年発売された新作『Gerato』のタイトル曲”Gerato”からスタートした。しょっぱなからモッシュが発生したライブは、曲を経るほど熱量があがっていく。彼らのスタイルが曲名にもなっている”ラスティックが止まらない”では、伊藤のエモーショナルなヴォーカルに呼応するかのごとく、さらに大きく激しいモッシュが発生し、ホワイト・ステージを熱くした。気がつけば、ホワイト・ステージの前方は、彼らのファンとそうでない人とがごちゃ混ぜになった、大きなモッシュピットと化していた。

彼らの魅力はなんと言っても、その耳馴染みやすい楽曲たちにある。エモーショナルな日本語歌詞と、60~70年代の日本のフォークやニューミュージックの穏やかで温かみのあるメロディ、そしてそれに相反するようなラウドなロック・サウンド。それらが絡み合うことにより生まれる独特なサウンドが、僕らを虜にし、心と身体を突き動かしている。

<セットリスト>
Gerato
昔日
ラスティックが止まらない
歯車にまどわされて
さよならが言えなくて
マネー
シラフのうちに
いなくなったのは僕の方だったんだ
月になんて

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RANCHO APARTE http://fujirockexpress.net/18/p_1675 Sat, 28 Jul 2018 05:59:02 +0000 http://fujirockexpress.net/18/?p=1675 ランチョ・アパルテはコロンビアのミュージシャンたちによって組まれたバンドで、老若男女問わず、あらゆる層に受け入れられているコロンビアの人気バンドである──そんな彼らのプロフィールを目にしただけで胸が高まってしまうフジロッカーはきっと僕だけじゃないだろう。そして、毎年フジロックに現れる、フジロック用語で言う所の”賑やかし系バンド”。「フジロックの色んなステージに出まくって、それら全部盛り上げてやる!」そんな気概を持ったバンドに、今年彼らがなるんじゃないかっていう期待も俄然高まっていた。

開演時間きっかりに始まった彼らのステージは、ランチョ・アパルテの5人のメンバー、ディノ・マヌエル(Vocal)、ダイアン・パラチオス・ビラフィン(Clarinet)、エメル・ダビラ・モスケラ(Clarinet)、フレディ・フランシスコ・カニヤス・モスケラ(Saxhorn)、ロディアン・リバス・ベッカラ(Snare Drum、Jazz Palo、Choir、Tambora)の5人によって奏でられるアフロ・コロンビアンなトライバル・ビートと、旺盛なサービス精神で、常に盛り上がりっぱなしだった。

コール・アンド・レスポンスはもちろん、曲のメロディに合わせて両腕を大きく振る動作や、リズムに合わせてのハンズクラップ、さらには会場全員でのタオルぶん回し。もうそれらはアクションは理屈抜きに楽しくて、ハンズクラップのタイミングがズレたところで恥ずかしい気持ちなんか全然生まれない。そんな”フリーダム”な空気がフィールド・オブ・ヘヴンを充満していた。

そんな彼らが今年のフジロックで行うパフォーマンスは、「8/26(金)木道亭」「8/26(金)Café de Paris」「8/26(金)どん吉パーク」「8/27(土)FIELD Of HEAVEN」「8/27(土)CRYSTAL PALACE TENT」の計5ステージ!

うん、これは今年の”賑やかし系バンド”大決定でしょう!

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