“Saku Yanagawa” の検索結果 – FUJIROCK EXPRESS '19 | フジロック会場から最新レポートをお届け http://fujirockexpress.net/19 FUJI ROCK FESTIVAL(フジロックフェスティバル)を開催地苗場からリアルタイムでライブレポート・会場レポートをお届け! Mon, 02 Sep 2019 02:34:33 +0000 ja hourly 1 https://wordpress.org/?v=4.9.10 INTERACTIVO http://fujirockexpress.net/19/p_1744 Sun, 28 Jul 2019 07:02:27 +0000 http://fujirockexpress.net/19/?p=1744 昨年は別名義も含む6ステージを賑やかなキューバンビートで踊らせたインタラクティーヴォが、今年も苗場の地にやってきた!大将こと日高正博が惚れ込んだキューバのビッグバンドは、昨年のフィールドオブヘブンでのライブを収録した『INTERACTIVO EN VIVO EN FUJI ROCK』をリリースしたことも相まって、「もう一度観たい」と、恋い焦がれていたフジロッカーも多かったに違いない。

前日の木道亭、苗場食堂でもフジロックを賑わせた彼らは、負けじと多数のステージを練り歩く、スタンダップコメディアンのSaku Yanagawaに迎え入れられて、ステージに登場する。昨日とは打って変わって、かんかん照りのホワイトステージ。彼らと一緒に踊るには最高の環境だ!

歓迎ムード全開の中、1曲目の“ALABAO SEA DIOS”から熱いキューバンビートで会場中が踊りだす。このバンドの頭脳、ロベルティコことロベルト・カルカセスのピアノを中心に賑やかす、13人編成のビッグバンドだが、ごちゃごちゃした感じもせず、驚くほどまとまりのあるサウンドを奏でるのが印象的だ。

リラックスしたムードで身体を動かすオーディエンス。後方で座っている人も手を振り上げたり、歩きながら見知らぬ人と手を振り交わしたり、横の友達と競うようにダンスしたりと、とにかく視界に入るすべての人が気分よく踊っている。こんなの最高じゃないか…。

代わる代わるメインボーカルが入れ替わったり、ギターソロ、ピアノソロと目まぐるしく展開したり、観ているだけで楽しい彼らのライブ。「日本語で話してみるよ」と始まった“ANANAOYE”では、日本語混じりの歌詞にハンドクラップが巻き起こり、「あななおいぇー」とコールアンドレスポンス。ボーカルのフランシスコは歌わずに、客席にビデオカメラを向け続ける。なんでもありか。なんだか観光旅行みたいだなと、思わずクスッとしてしまった。

コンガやギロのリズムに乗せて、バイオリンや高速ラップなどいろんな音が縦横無尽に飛び交うホワイトステージ。僕らも、ややこしいことを考えずとも「踊るの楽しいな!」なんて素直な気持ちで、自由に身体を動かしていた。ああ、最高だ!

「フジロック最高!」と口々に喜びをあらわしていた彼らだが、こちらこそインタラクティーヴォ最高!と言いたい。ありがとう。また来年もフジロックで会いたいな!

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3日間でライヴ19回!?スタンダップ・コメディアンSaku Yanagawaにインタビュー! http://fujirockexpress.net/19/p_1330 Sun, 21 Jul 2019 10:27:57 +0000 http://fujirockexpress.net/19/?p=1330 フジロックのオフィシャル・サイト、SNSで「音楽以外のお楽しみ」が紹介されていましたが、既にお馴染みとなった、ところ天国の「青空寄席 筍亭(たけのこてい)」にスタンダップ・コメディアン「SAKU」の名前が入っているのはチェックしましたか?SAKUこと、Saku Yanagawaさんはアメリカ・シカゴで活躍するスタンダップ・コメディアン。日本でも注目されはじめています。既に苗場入し、何故か設営の手伝いをしている彼に、まだ日本では馴染みのないスタンダップ・コメディのことや日高さんとの出会いについて聞いてきました。要チェック!

─ まず、簡単な自己紹介をお願いします。

アメリカのシカゴを拠点に活動しているスタンダップ・コメディアンです。これまでに10カ国以上で公演してきて、シカゴではラフ・ファクトリーやゼイニーズなどの「コメディクラブ」と呼ばれるコメディ専用劇場で毎日公演しながら、全米各地でツアー公演もしています。アメリカ以外でいうと昨年はワールドツアーを敢行して、アフリカのフェスティバルでヘッドライナーを勤めさせていただいたほか、ヨーロッパツアーも経験してきました。今回はフジロック初のスタンダップ・コメディアンとしての出演ということで、非常に光栄です。

─ スタンダップ・コメディとはどんなものなのか、教えて頂いても良いですか?

日本ではあまり馴染みがないかも知れませんが、簡単に言うと「コメディアンがマイク1本でお客さんの前に立って喋る」というもので、アメリカではメインストリームの芸能、つまり「芸能の本丸」とみなされています。コメディアンは自分でネタを書いて、自分で演出し、自分が主人公として喋るため、脚本・演出・俳優としての能力が求められています。そして時事や社会に言葉で切り込んで、それをときに風刺として笑いに変えるということが求められているので、「自分の目から見えた世界を、自分の言葉で笑いとして表現する芸能」と言ってもいいのかも知れませんね。

─ ありがとうございます。フジロックに出演することになったきっかけを教えてください。

去年8月にスコットランドのエディンバラで世界で一番大きいアート・フェスティバル「エディンバラ・フェスティバル・フリンジ」に出演し、コメディのショーをしていたのですが、ちょうどその期間中、スマッシュの日高さんがフジロックのチームでいらして、お食事に誘っていただいたんです。その場で「おい、おまえ朝霧JAMに出ろ」と(笑)。そして、朝霧JAMのカーニヴァル・スターでライヴをやらせてもらったあと、フジロックに出演することが決まりました。フジロックを知るためにも設営から入って、テントで生活して学べ、と。ありがたいお話です。

─ すごい!

元々の話をすると、僕はフジロックでもお馴染みの伝説のドラマー池畑潤二さんと同じ草野球チームなんですよね。それで池畑さんが僕のことを日高さんにお話して下さって、エディンバラでショーにも来てくれはったんです。

─ 初めて日高さんに会ったとき、どう思いましたか?

もちろん名前は存じ上げていて、「うわー!本物の日高さんや!」という感じでしたね。エディンバラのお洒落なレストランに連れて行っていただいたんですけど、僕はその日、夜の公演があったんです。そうしたら、「おまえだけ今好きなもんオーダーして先に食べろ」と。めちゃめちゃ緊張しながらかき込んで、喉も通らないままショーに向かいました。味は覚えていませんね。でもそこで音楽のお話もさせていただきました。嬉しいことに後日「初めて会ったときにレッド・ホット・チリ・ペッパーズやオアシスを初めて見たときと同じ感覚を覚えた」って言っていただいて。もうただただ身に余りすぎます(笑)

─ ということは元々フジロックの存在を知っていたんですね。

もちろんです!大学のころ、フジロックをテーマにエッセイも書いたぐらいです。

─ そこで「朝霧JAMでまず一回」ということになったんですね。

そうですね。カーニヴァル・スターで30分やりました。そして夜も更けた後、突然日高さんが「ここでやれ」と言うことで、キャンドル・ジュンさんのプロデュースしている「ピーターパン・カフェ」で、ゲリラ的にやることになったんです。しかも日高さんを含めた関係者の方々が後ろで見てる中、キャンドル・ジュンさんが前説をして下さって。マイクもない環境でしたし、人生で一番に近いぐらい緊張しましたね。

─ それで、今回のフジロック出演になるんですが、なんと3日間で19回ライヴを行うとお聞きしたのですが本当ですか?

そうですね。史上最多になるみたいです。

─ 調べたところ、2009年にレーヴェンというバンドが前夜祭を含めて4日間で11回ライヴを行ったのが最多らしいのですが、3日間で19回とは…

光栄です。スタンダップ・コメディアンとして初めて出演するというだけでなく、フジロックの歴史に名前を残せたら嬉しいですよね。

─ どんなライヴになりそうですか?

普段アメリカでやっているのとはまったく違った舞台になると思います。それは言語が英語から日本語になるということだけではなく、フジロックという特別な環境でのショーになるわけですから、やはり大好きな音楽の話もしたいですし、「フジロック仕様」の舞台を会場の皆様と作り上げたいですね!19本がそれぞれ違った色合いになるとも思います。とは言いつつ、僕もまったく予想がつかないというのが本音ですね。

─ ありがとうございます。それでは最後にフジロックに来るお客さんへメッセージをお願いします!

「スタンダップ・コメディ」という表現の芸術をぜひライヴで体験して頂きたいです。これまでご覧になったことのない方々も、すでにご存知の方も!もちろん単純に笑えるというだけでなく、何かを考えるきっかけにもなれたら幸いです。少しでも多くの方々にスタンダップ・コメディの魅力が伝わって、日本にシーンを作り上げることが僕の国内での目標です。ここフジロックからムーヴメントを作れたら最高です!お会いできることを楽しみにしております!

以上、Saku Yanagawaさんのインタビューでした。このインタビューをするきっかけは、UKスタッフが夜な夜な集まるバーで一緒に飲んでいたときのこと。筆者も大好きな深夜ラジオ、「神田松之丞の問わず語りの松之丞」や「爆笑問題カーボーイ」の共通のリスナーであるということで盛り上がり、じゃあ直ぐにインタビューさせてよ!と。他にも音楽の話で盛り上がりました。インタビューでは話をしていませんでしたが、フジロック初日、グリーン・ステージ一発目「レッド・ホット・チリ・パイパーズ」のライヴで前説を行うそうです。その他のスケジュールはこちら、もしかしたらもっと増えるかもしれない…とのことです。

ちなみに日高さんからは「滑ったらゴルフクラブで頭かち割るぞ!」と言われているそうなので、みなさんぜひ応援しに行ってあげてください(笑)!

Saku Yanagawa FUJI ROCK FESTIVAL’19 スケジュール

<7月26日(金)>
10:45~11:00 @Green Stage

14:30~14:40 @Gypsy Avalon
17:10~17:30 @Orange Cafe

21:05~22:00 @ところ天国

23:00~23:15 @Gan-Ban Square

24:00~24:30 @どん吉Cafe


<7月27日(土)>

14:05~14:40 @ところ天国(スクリーン前)

15:45~16:00 @Café De Paris

17:30~18:00 @ところ天国

23:00~23:30 @どん吉Café

24:45~25:00 @苗場食堂

26:50~26:55 @Gan-Ban Square


<7月28日(日)>
11:45~12:00 @Filed of Heaven

14:30~14:50 @White Stage

15:45~16:20 @ところ天国

19:10~19:30 @Orange Cafe

21:05~21:55 @ところ天国

24:00~24:30 @どん吉Café

24:45~25:00 @苗場食堂

*スケジュールは変更される可能性があります。あらかじめご了承ください。

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