“阿部光平” の検索結果 – FUJIROCK EXPRESS '21 | フジロック会場から最新レポートをお届け http://fujirockexpress.net/21 FUJI ROCK FESTIVAL(フジロックフェスティバル)を開催地苗場からリアルタイムでライブレポート・会場レポートをお届け! Tue, 02 Aug 2022 05:24:20 +0000 ja hourly 1 https://wordpress.org/?v=4.9.18 誰もが真剣に向き合い、決断を迫られた「コロナ禍のフジロック」 http://fujirockexpress.net/21/p_5816 Tue, 31 Aug 2021 08:53:35 +0000 http://fujirockexpress.net/21/?p=5816  いつも通りなら、エキスプレスの締めくくりとなるこの原稿の巻頭を飾るのは、すべての演奏が終了した会場最大のグリーン・ステージ前で、満面の笑みを浮かべるオーディエンスの写真となるはずだった。が、今年は撮影さえもしていない。例年ならば、この時間帯、巨大なスピーカーから放たれる名曲、ジョン・レノンの「Power To The People」でみんなが踊り狂うことになるのだが、それが聞こえてくることもなかった。それに代わったのはMC、スマイリー原島氏の挨拶と締めの一言「Power To The People」だけ。オーディエンスの興奮に水を差すのは承知の上で、現場が最後の最後に彼らに対して「ゆっくり静かにフェスティヴァルの幕を閉じるようにお願いしよう」と判断したからだ。

 コロナ禍でのフェスティヴァル開催という、きわめて特殊な状況の下、例年とは全く趣を異にする光景が、始まる前から様々な場所で見え隠れしていた。越後湯沢駅に向かう新幹線から会場へのシャトル・バスでも同様で、いつもなら、嬉々とした表情を浮かべて仲間とはしゃいでいるはずなのに、誰もが言葉少なに見える。彼らが互いに適度な距離を開けて整然と列に並び、苗場を目指しているのだ。今回のフジロックを開催するに当たって、参加するお客さんから、全スタッフ、関係者に伝えられていたのが感染防止ガイドライン。それを彼らが徹底して守ろうとしているのが見て取れる。

 フジロッカーにとってはおなじみの、オアシス・エリアのど真ん中に姿を見せるはずのやぐらは見当たらず、それを囲んで、地元生まれの「苗場音頭」を大音響でながしながら、みんなが輪を描いて踊る光景もなかった。それが今年のフジロック開催前夜。過去10年以上にわたって続けられてきたというのに、レッド・マーキーで、「おかえり!」と声をかけて、「ただいま」と応えるみんなの記念撮影をすることも、もちろん、なかった。本来ならば、フジロックを愛する人達が待ちに待った時間の到来に、彼らの興奮が一気に爆発するのが前夜祭の開かれる木曜日の夜。しかも、前年の開催が延期されての2年ぶりだというのに、きわめて静かな幕開けとなっていた。

 公式に「前夜祭はない」と発表されてはいたものの、唯一それを感じさせてくれたのは、直前までやるのかやらないのか全く知らされなかった花火ぐらいかもしれない。例年なら、ここで大歓声がわき起こり、否応なしに「祭り」の始まりを感じさせてくれるのだが、そんな反応は一切なかった。最初の一発が打ち上げられたとき、わずかに驚きの声が聞こえ、涙を流す人がいたという話も耳に入っている。が、誰もが夜空を飾る花火をなにやら厳かに見上げていたように思う。拍手はあったかもしれないが、シ〜ンと静まりかえった会場で、花火の音と光だけが響くという、どこかで「特殊なフジロック」を象徴するかのような光景が目の前に広がっていた。おそらく、誰もがここまでたどり着くのが簡単ではなかったことを察していたのではないだろうか。


Photo by 安江正実

 当初、ライブハウスなどからクラスターが発生したことも影響したんだろう、感染拡大を誘発する場所として、ライヴ・エンタテインメントの場所がやり玉に挙げられ、そういったものが知らない間に「不要不急」を象徴するものであるかのように語られ始めていた。数多くのライブハウスが閉店を余儀なくされ、ミュージシャンや演劇人が作品の発表の場を奪われたのみならず、照明や音響の技術者が職を失っていた。さらには大規模なコンサートからフェスティヴァルが次々と延期やキャンセルの憂き目にあう。もちろん、感染拡大は阻止しなければいけない。が、同時に、音楽のみならず文化とは生きることに必要不可欠な要素であり、それを否定することはできない。その集大成としてフェスティヴァルという文化が存在する。とりわけ、それが日本で生まれ、成長していくきっかけとなったフジロックを根絶やしてはいけないという思いが主催者、関係者、そして、フジロッカーにはあったということだろう。

 それだけではなかった。昨年、フジロックが延期を発表した頃、町内から「なんとか開催できないか」という打診があったという噂を耳にしている。その理由はフジロックで生まれる経済効果であり、それが断たれることが地元に計り知れない影響を与えることになる。それが二年も続けば壊滅的な打撃を受ける可能性も否定できない。だからこそ、地元と主催者が開催に向けた方法を模索し始めるのだ。その結果として、可能な限り徹底的な感染予防策を築き上げ、観客には不自由きわまりないがんじがらめの感染予防ガイドラインを提示することになる。しかも、本来のキャパシティのほぼ25%程度にまで規模を縮小。結果として1日の最大動員数は1.4万人弱と、一般的なスポーツ競技で日本武道館をほぼ満杯にした程度にとどまることになる。

 これで採算が取れるんだろうか? しかも、感染問題に絡んで参加に不安を感じている人達や体調がすぐれない人達へのチケット払い戻しにも対応している。加えて、チケット購入者にコンタクトをして、希望者には抗原検査キットを発送し、大多数の人たちがそれに応えていた。が、それでもまだ不安だと、目指したのは100%。必要とされる膨大な数の抗原検査キットを集めるのに東奔西走したという話が伝わっている。さらに、会場内の救護テントに加え、バックヤードには数多くの医療関係者や民間救急搬送車3台を待機。また、会場入りする前に全スタッフがPCR検査を受け、陰性であることを証明してからでないと、苗場入りできない取り決めをしていた。加えて、長期滞在するスタッフは定期的に抗原検査を繰り返す。さらに、すでに会場入りしていても、自宅の家族で濃厚接触者が報告されると速効で会場を追われ、陰性であることを証明することなく現場復帰はできなくなっていた。ちなみに、観客のみならずスタッフも全員が毎日検温チェックを受けないと、会場に入ることもできないことになっている。どこかの新聞が「厳戒態勢」という言葉を使っていたのだが、まさしくその通りだろう。


Photo by 粂井 健太

 下手をすると、今年は最もフジロックらしくないフェスティヴァルになるかもしれないという危惧があった。どこかで自由と自主性が魅力となっていたフジロックだというのに、感染対策に絡んで「がんじがらめ」のルールを守らなければいけない。しかも、コロナ禍での開催ということもあり、海外からのアーティストは皆無。会場を演出するUKチームの来日もできなかった。なにやら、フェスティヴァルと言うよりも、緑に囲まれた野外コンサートでしかないかもしれない。さらには、場内でのアルコール販売が禁止され、中心部から離れた場所にごくわずかに用意された喫煙所を除いて全面禁煙となっていた。1997年にフジロックが始まった頃から、毎回出店していた、オアシス・エリアの顔のような存在となっていたバーやお店の数々が出店をキャンセル。すでに「ここに来れば顔を合わせることができる」友人や仲間たちが参加を断念するにいたるのだ。

 誰もが苦渋の決断と選択を迫られていた。特に大都市を中心に新型コロナウイルス感染者が急増し始めると、「なんとか開催してほしい」という声と同じように、「中止すべき」という声も多くなっていった。出演を予定していたアーティストやパフォーマーに対しても、様々な声が寄せられ、参加しようとしていた個人も揺れ動いていた。その結果がなにであれ、ひとりひとりが真剣にフジロックに向き合い、判断したことに敬意を表したい。来てくれたみなさんにも、今年は来るのをやめたみなさんにも、ありがとう。中止すべきだと主張した人にも、開催すべきだと声を上げた人達にも、出演してくれたアーティストにも、出演辞退をした人達にも、ありがとう。そういった反響に感じるのは、多くの人たちにとってフジロックが大きな存在になっていること。だからこそ、真剣に向き合って、彼らが導き出した判断に最大限の敬意を表したいと思う。

 会場では感染予防ガイダンスを守ろうとするオーディエンスに圧倒されることになる。少なくとも、喫煙所やフード・テントを除いて、マスクをしていない人にはお目にかからなかった。しかも、ここで食事をしていて気付くのだ。ほとんど会話が耳に入ることはなかった。「黙食をお願いします」と書かれている注意書きを守ろうとしているのが、痛いようにわかるのだ。久々に仲間と会って握手をしたり、抱き合いたい気持ちがあっても、それを躊躇して肘や拳で挨拶。マスク越しに語り合う人はいても、大声で話す人にはお目にかからなかった。また、水分補給などでマスクを外すときも、周辺に人がいないことを確認してそうしているのが見て取れた。

 ふつうならグリーン・ステージ外にMCを置くことはなかったのだが、今回は全ステージにMCを配し、演奏が始まる前に必ずオーディエンスに呼びかけていたことがある。

「必ず鼻を隠すようにマスクをして、声は出さないでください。安全な距離を保つために地面に記されたマークを確認してください。ステージ前では水分補給用のペット・ボトルなどを除いて、飲食物を持ち込まないでください」

 MCにはそのマニュアルが渡され、毎回オーディエンスに訴えかけるように義務づけられていた。そうして飛沫や接触による感染を防ごうとしているのは言うまでもない。

 そのおかげで目撃するのは、おそらく、フェスティヴァルやライヴでは前代未聞の光景だっだ。どれほどライヴが白熱しても、ほとんど歓声が聞こえることはなく、聞こえてくるのは拍手や手拍子のみ。それでも、その想いがステージ上に伝播するんだろう。加えて、悩み抜いてここに来る決断をしたアーティストの想いがそこに重なって、誰もがとてつもない熱を感じさせるパフォーマンスを見せていた。それは数えるほどのオーディエンスしか目に入らなかったちっぽけなステージであろうと、幾分の違いもなかった。今年は、会場入りを断念した数多くの人達がYouTubeでそれを目撃することになるのだが、演奏の素晴らしさを支えていたのはこの場で生まれた、えもいわれぬエネルギーのたまものではなかっただろうか。


Photo by MITCH IKEDA


Photo by Eriko Kondo

 今年は、珍しく、チーフ・プロデューサーの日高大将が二度、グリーン・ステージに立っている。昔からフジロックを支えた二人の仲間が他界したことを告げたのが初日、そして、最後、日曜日のトリを務めた電気グルーヴの前。そこで彼がオーディエンスから感じたのは「なんとかしてフジロックを支えようとする人々の熱気だった」という。それが端的に表れていたのは彼らが感染防止ガイダンスを守り続けたことのみならず、まるで1999年の苗場で起きた奇跡の再現でもあった。すべてが幕を閉じた後、会場にはほとんどゴミが落ちていなかったという。ゴミ・ゼロ・ナビゲーションを訴えて、活動しているiPledge(アイプレッジ)が毎日、会場に落ちたゴミを拾い集めているのだが、各所に設置された収集箱を除いてほとんど仕事がなかったという嬉しい話も届いている。

 フェスティヴァルが終わった8月24日に発表された主催者からの公式声明によると、その時点で「会期中の会場においてひとりの陽性者も確認されていないこと」が伝えられている。もちろん、それで完結してはいない。「今後も、時間経過と共に情報収集に努め、その結果をあらためて皆様へご報告し、未来のフェスティヴァルにおける感染防止対策の改善につなげてまいります。」と続いている。また、振り返るには早すぎるかもしれないが、完璧を目指したすべての関係者、地元のみなさん、そして、全国から会場にやって来ることができた方々や来られなかった方々にも、批判した方々にも、ここまでたどり着けたことを感謝したいと思う。

 台風に襲われて惨憺たる状況を経験した1997年開催の第一回目から、その存続が問われる大きな試練となったのが苗場に場所を移して最初の1999年。「ロック・フェスティヴァルは危険だ」という偏見に対して、互いを思いやり、愛し合うことを行動で示すことによって、会場どころか、苗場の町からお世話になったホテルや民宿でゴミひとつ落ちていない「奇跡」を形にしていた。これが「地元と共にフェスティヴァルを育てる」という流れを生み出している。それ以降、同じように台風や記録的な豪雨といった幾多の試練を乗り越えて成長してきたとは言え、今回直面したのは前代未聞のウイルスによる危機だった。前述のように、まだまだ結論を導くには早すぎるのは十分承知の上で、関わるすべての人達が可能な限りの知恵と努力で「奇跡」を目指した今年は、フジロックの歴史を語る上で無視できない1年となったことは言うまでもないだろう。

 どこかで様々な意見や考え方の違いが音楽界で分断を引き起こしているという声も耳に入る。が、フェスティヴァルを愛する人達が、多様性を認めるのは当然であり、互いを尊敬し、受け入れて、そこからよりよい選択肢へと自らを導いていくべきだと思う。その上で、今回の経験を糧に、来年を目指したいと思うのだ。このウイルスによる影響がいつまで続くのか、誰にも予測はできないかもしれない。いつか、そんな心配をすることもなく、苗場でみんなとまみえることがある日を願って、今年のエキスプレスの幕を閉じたいと思う。

 なお、ガイダンスに則り、感染を防ぎながら取材をしなければいけないという難しい状況のなかで、動いてくれたスタッフに最大限の賛辞を贈りたい。マスクやフェイス・シールドの用意はもちろん、安全な距離を保ちながらの取材は簡単ではなかったはず。また、独自に用意周到な感染対策を生み出してラウンジを運営したスタッフにも頭が下がる。心の底から、ありがとう。

 今年動いてくれたスタッフは、以下の通りです。

■日本語版(http://fujirockexpress.net/21/
フォトグラファー:森リョータ、古川喜隆、平川啓子、北村勇祐、MITCH IKEDA、アリモトシンヤ、安江正実、粂井健太、白井絢香、HARA MASAMI、おみそ、suguta、シガタカノブ、佐藤哲郎
ライター:丸山亮平、阿部光平、石角友香、あたそ、梶原綾乃、阿部仁知、近藤英梨子、イケダノブユキ、三浦孝文、東いずみ

■英語版(http://fujirockexpress.net/21e/
Laurier Tiernan, Jonathan Cooper, Nina Cataldo

フジロッカーズ・ラウンジ:飯森美歌、obacchi、藤原大和

ウェブサイト制作&更新:平沼寛生(プログラム開発)、坂上大介(デザイン)、迫勇一

スペシャルサンクス:三ツ石哲也、若林修平、守田 昌哉、Park Baker、そして、観客を守るために奔走してくれた全スタッフ、試練を乗り越えてフェスティヴァルの素晴らしさを伝えてくれた観客のみなさん。

プロデューサー:花房浩一

──────────────────

fujirockers.orgとは1997年のフジロック公式サイトから独立した、フジロックを愛する人々のコミュニティ・サイト。主催者から公式サポートを得ているが、独自取材で国内外のフェスティヴァルからその文化に関わる情報を発信。開催期間中は独自の視点で会場から全方位取材で速報を届けるフジロック・エキスプレスを運営。
http://fujirockers.org/
MerdekaTogel

]]>
私が見たフジロック(Day 3)from スタッフI http://fujirockexpress.net/21/p_5387 Tue, 24 Aug 2021 14:22:27 +0000 http://fujirockexpress.net/21/?p=5387 このレポートを帰りの新幹線の中で書き始めている。シャトルバスはすんなり乗れて、越後湯沢駅も人は少なく、新幹線もすぐに乗れた。新幹線は空席が目立つ。

例年なら、フジロック明けの越後湯沢駅は非常に賑わっていて、まだまだ祭りの興奮状態が残っているけど、今年はそれもなく静かだった。人が少ない駅や新幹線にホッとしている自分がいる。また、開催中は大きな事故もなく終わることができたフジロックにもホッとしている。もちろん、1週間後、2週間後どうなっているかが本当に無事だったといえるけど。

3日目のフジロックも、刺すような夏の日差しがあり、突然の豪雨があり、どんよりとした空があった。1ヶ月遅れての開催だったので、寒いのではないかとよくいわれていたけど、たまたまなのかフリースを取りだすような凍える気温ではなかった。天候としてはいつものフジロックといっていいのではないか。

あと、基本的に会場で食べたものはほとんどが旨かった。このような状況でも出店してくれた店の思いもあっただろうし、一方でお客さんが少ない分、どの店も長蛇の列も少なく(店や時間帯によってはあるけど)、注文に対して落ち着いて対応できた店が多かったからかもしれない。店にとっては気の毒ではあるけど、参加者が少なかったことで生じたことのひとつである。もちろん、お酒を販売しなかったので、勢いで食べずにじっくり味わえたとかもある。

3日目は、cero(ほとんど音だけ)、秦基博、羊文学(70%くらい)、MISIA(90%くらい)、GEZAN、FINALBY( )、平沢進(冒頭20分くらい)、電気グルーヴを観た。秦基博の温かい音楽に包まれ、GEZANの強烈なパワーに圧倒されFINALBY( )の「フェスでステージを見せること」を根底から問い直したワケのわからなさにぶっ飛ばされ、電気グルーヴの復活は笑顔で迎えることができた。

MISIAの「君が代」について

グリーンステージに登場したMISIAは1曲目に歌ったのが「君が代」だった。以前、無観客の場で歌ったので今回は多くの人の前で歌いたかったとか、分断でなく統合の象徴として歌ったとかというような意図なのか、または彼女には特別な意図はなく、単に自分の声をよく響かせる歌として歌ったとかは外からはわからない。書いている時点では彼女からの言葉がないので、どんな意図なのか決めつけることもできない。

ただ、歌ったことで感動する人や反発する人がでてきて賛否が分かれた。かつて忌野清志郎がフジロックで「君が代」を歌ったときも賛否が分かれたし、もっというなら通常のライヴだって、人気曲をやらなかったとか、期待されているようなアレンジでなかったとか、賛否が分かれることがある。賛否両論になること自体は悪いことでないのがひとつ。

アーティストは必ずしも答えをだすだけでなく、疑問を投げかける側になる。かつて銀杏BOYZの峯田がフェスで物議を醸したときに、「ロックな表現だ」と称賛した人がいれば、嫌悪して警察に通報した人もいる。アーティストが投げかけたものに対して賛があり、否があってよいではないか。

しかも、たくさんのステージがあり、たくさんのアーティストがでるので、自分が体験したフジロックと他の人が体験したフジロックは違うのだ。MISIAが「君が代」を歌っているとき、ホワイトステージではTHA BLUE HERBのBOSSが「フェスに中止求めるなら補償の仕組みを作れ」と訴えていた。同じ時間にフジロックにいたとしても観ているもの、聴いているものはこんなに違うのだ。MISIAとBOSSは対極であるともいえるし、「音楽の現場を愛し、コロナウィルス対策についてなんとかしてほしい、という思いは同じですね」ときれいにまとめることもできる。

そして、たくさんのアーティストが出演し、1万人前後お客さんがいるフェスで、ひとりのアーティストの表現だけでフェス全体を表していることはないといいたい。MISIAがいれば、ウーマンラッシュアワーの村本がでるのがフジロックなのだ。何を表現するかは自由だし(だからFINALBY( )のように音楽を超えたようなワケのわからないすさまじいライヴができる)、その多様性がフジロックなのだ。今年に限らず今までの出演者でいえば、野田洋次郎や椎名林檎がでる一方で、自ら左翼を自認する太陽肛門スパパーンがでるのがフジロックなのだ。どちらも居場所がある。そんな場所が日本にどれだけあるのだろう? だから自分はこの場所を愛する。

]]>
3日目の出来事まとめ! http://fujirockexpress.net/21/p_5017 Mon, 23 Aug 2021 17:08:22 +0000 http://fujirockexpress.net/21/?p=5017 毎日、天気の話からはじめるという決まりがあるわけじゃないのですが、やっぱり無視しては通れません。フジロック2021がスタートして以降、毎晩天気予報を見ては「明日は雨だな」と確認するも、朝起きると快晴という日が3日も続いたのです!とても天気に恵まれた年になりましたね!まとまった雨が降った時間もありましたが、最終日も比較的晴れ間の多い1日となりました。

フジロックには魅力的なフェス飯がたくさんあります。そのなかでも多くの人が「王道」や「定番」としてあげるのが、苗場食堂の『とろろめし』です。この日も、ソーシャルディスタンスを保ちつつ、朝から長い行列ができていました。

今年のフジロックでは、アルコールの販売が行われていません。しかし、その分ノンアルドリンクが充実しています。そこで、フジロックエキスプレスのスタッフが、各フードエリアのノンアルドリンクを片っ端から飲んでみるという企画にチャレンジ。お腹がタプタプになりながら飲み歩いた貴重なレポートなので、是非ご覧ください!

体当たり企画は他にもあります。別のスタッフは、フジロック会場の移動時間を計測するために端から端までをひたすら歩いてみるという企画を実施。ピラミッドガーデンからスタートし、休憩を挟みながらオレンジカフェまで歩くレポートをアップしています!

最終日といえば、ところ天国の川でみんなを楽しませてくれたゴンちゃんを持ち帰ることができる日でもあります。ただし、連れて帰っていいのは夕方からというルール。残念なことに、今年も早い時間からたくさんのゴンちゃんが姿を消していました。来年からは、もう少しゴンちゃんを見守りましょうね!川を離れ新しい家族のもとへと旅立ったゴンちゃん、お元気で!

最終日のライブ、ホワイトステージでは4年ぶり6度目の出演となるTHA BLUE HERBが話題に。賛否両論のなかで開催されたフジロックにより分断を加速化させるのではなく、これをきっかけに新しい道を模索し、分断を終わらせようというILL-BOSSTINOのMCがネットでも大きな注目を集めました。

レッドマーキーには、新しいベーシストを迎えたGEZANが登場。大晦日に行われた『KEEP ON FUJI ROCKIN’ II』以来のライブとなった彼らは、Million Wish Collectiveというコーラスチームを率いるなど、常にアップデートされ続けるパフォーマンスを苗場で堂々と見せつけてくれました。

グリーンステージでは、今年のフジロックの目玉のひとつ、忌野清志郎 Rock’n’Roll FOREVERがスタート。豪華ゲストが入れ替わり立ち替わり登場し、キングオブフジロック・忌野清志郎のご機嫌なロックン・ロールナンバーを披露しました。

ヘッドライナーの前には、大将こと日高正博氏がグリーンステージに現れ、今年の「特別なフジロック」に集ったフジロッカーたちに労いのメッセージを送る場面がありました。その後、「3年振りのギグ、最高のエンターテイナーを大きな拍手で迎えてください。世界に誇れる日本のアーティストです!」という呼び込みで電気グルーヴが登場!昨年、発表された“Set You Free”から、フジロックのアンセムともいえる“富士山(Techno Disco Fujisan)”まで、鳴り止まないダンスミュージックで会場を大いに盛り上げました。

こうして幕を下ろした2021年のフジロック。今年は会場内に放置されたテントや椅子がほぼゼロだったそうです。開演後のオアシスでも、ほとんどゴミを見かけませんでした。これは本当にすごいことだと思います!

そして、会期中の発表により、来年もフジロックが開催されることが決まりました!日程は7月29日(金)、30日(土)、31日(日)の3日間。残すところ11ヶ月です。来年は、今年よりも状況がよくなっていることを願い、また苗場でお会いできる日を楽しみにしています!

]]>
THA BLUE HERB http://fujirockexpress.net/21/p_854 Mon, 23 Aug 2021 08:33:04 +0000 http://fujirockexpress.net/21/?p=854 THA BLUE HERBのライブに行くときは、いつも緊張してしまう。ただ遊びに行くだけの客が緊張するというはおかしな話なのだけど、どうにも肩に力が入ってしまうのだ。

最終日のホワイトステージ。THA BLUE HERBの出番は17:10から。上空は雲に覆われ、いつ雨が降ってきてもおかしくない状況だった。ステージ前方は比較的空いていたが、THA BLUE HERBの古いツアーTシャツを着ている人が目立つ。

開演時間になると、MCのILL-BOSSTINO(以下BOSS)がSEもなく無音でステージに現れた。それを迎えるオーディエンスの拍手を制し、「お控えなすってフジロック。from北海道、札幌、ススキノの路上。THA BLUE HERBと発します!」と口上を述べると、DJ DYEが流すビートと共に彼らにとって4年ぶり6度目のフジロックが幕を開ける。

のっけから鋭い言葉でラップを重ねていくBOSSは、同じ時間帯に別のステージに出演するミュージシャンたちの名前をあげて、「MISIA?GEZAN?上等。俺等も俺等で、ここで奇跡を見ようぜ!」とホワイトステージに集まった観客を巻き込んでいく。その姿は「煽っていくのがラッパーっしょ」という“I PAY BACK”のリリックを体現するかのようだ。

徐々に熱を帯びてきたフロアに投下されたのは、最新アルバム『THA BLUE HERB』に収録された“THE BEST IS YET TO COME”。曲のなかで歌われる「いつでもできる。いつかやろう。あぁ、それな。それ俺にもあったけど、マジで今やらないと、きっとやんないよ」というリリックが頭から離れなくなった。マイクから放たれた言葉が自分の日常に踏み込んできて、見て見ぬふりをしていた後ろめさをグサリとえぐる。

BOSSの言葉はどんなに大きな会場でも、どんなにたくさんの観客の中にいたとしても、1対1で対峙するような圧力で迫ってくる。まるでサシの勝負だ。だから、見てる側も気が抜けないし、自然と肩に力が入る。そうして気づけば、観客それぞれがライブの当事者になっていくのだ。ふと周りを見渡してみると、ステージ前には大勢の人が集まっていた。

盛大にリバーブがかけられた音響で「宇宙の1ミリが地球の一生、地球の一生の1ミリが人間の一生、人間の一生の1ミリが2021年8月22日、2021年8月22日の1ミリが……この瞬間」という言葉が会場に放たれる。その言葉が頭の中で振動し続け、さっきまで自分の日常を巡っていた意識が一気にホワイトステージへと引き戻された。

自分の意識が音楽によって飛ばされていたことを、はっきりと認識できるという不思議な体験。THA BLUE HERBのライブでは、こういうことがよく起きる。

「音楽は衣食住の次 暮らしが成り立たなかったら真っ先にクビ 我々いろいろと試されまくり」という歌詞で音楽が立たされている現状を切り取った“2020”を歌い終えると、ここまで一気に突き進んできたライブが一旦止まる。そして、コロナ禍でのフジロックに対する想いをBOSSが次のように語った。

「この3日間が、その(分断が)加速するきっかけになるんだったら、俺は違うと思うんですよ。その動きが終わるきっかけになってほしいって。俺は思うんです」

その上で、YouTube配信が行われているカメラに向かって、音楽の仕事を続けていく人たちに対する補償の必要性を訴る。

BOSSがカメラに向かって話す場面といえば、2012年のフジロックを思い出す人も多いだろう。東日本大震災後のフジロック、奇しくも同じホワイトステージでBOSSは政治家に対して「大切な仕事を与えられたんだと、いい加減、気づいてもらえることを祈るばかりだよ。皆、忙しい生活の真っ只中を働いたり、子ども育てたり、親介護したり、なんとか生き抜いてんだよ。君のカッコいい仕事っぷりってのを見せてくれる時間はまだなの?」と強い口調で問いかけ、最後に中指を立てたのだ。

しかし、今回は「1年半みんなギリギリ我慢して、それでこんな大きいの(フジロック)やって、いろんな意見飛び交ってて、そこで何が残るかって言ったら、そういう仕組みを作ろうとかっていう人いないですかね。先生方で。本当に。お願いします。考えて欲しいと思います、補償をする仕組み」と、政治家に向けて真摯に語りかけ、最後はキャップを脱いで頭を下げた。

静まり返った会場に盛大な拍手が巻き起こる。誰も声を発することはできないが、鳴り止まない拍手に目一杯の賛同が込められていることは、その場にいた誰もが感じていたはずだ。

MCを挟んでからの後半戦は、ぐいぐいとギアが上がっていく。“AME NI MO MAKEZ”、“MOTIVATION”、“LOSER AND STILL CHAMPION”と、しっかり意識を持って食らいついていかないとふるい落とされてしまいそうな、言葉の弾幕。再びMISIAとGEZANの名前をあげ、「あの人たちも、きっとうまく楽しませるさ。どっちもパッと出じゃねえ、もちろん。泥をすすって上がってきたんだろうしよ。なら、同じっしょ」とリスペクトを表すなど、粋なラップでオーディエンスを沸かせた。

「そこがどこだろうと一緒だぜ。足の間が宇宙の中心よ。そこから未来が見えてるかい?」というMCから、“未来は俺等の手の中”に突入する。まだまだ息つく暇はない。目の前の風景を切り取るように「音の間で出会った俺等は土砂降りなんかじゃ帰らない。増えることはあっても、もう減らない」と歌詞を変え、会場のボルテージを上げていく。2003年にリリースされた曲だが、BOSSのリリックが持つリアリティは何ひとつ失われていない。むしろ不安定な時代だからこそ、真実味を伴って響いてくると強く感じた。

数十分前には想像もしていなかったような高みに達したホワイトステージ。そこに“AND AGAIN”のイントロが流れると、THA BLUE HERBのライブが後半に見せる独特な別れの雰囲気が漂う。パンパンになるまで詰め込まれた札幌訛りの日本語が、優しいビートにのって頭の中を走馬灯のように流れていった。

ホワイトステージに来たときにまだ明るかった空は、気づけばすっかり夕闇に沈んでいた。たった60分のライブだったが、雨が降ったり止んだり、意識がいろんなところに飛ばされたりして、ものすごくたくさんのことが起きたような感覚がある。

その場から1歩も動いていないのに、無数の言葉に導かれて意識の海を旅するような、これぞTHA BLUE HERBという至高のライブだった。

]]>
【THA BLUE HERB】ライブMC全文書き起こし http://fujirockexpress.net/21/p_4455 Sun, 22 Aug 2021 14:49:08 +0000 http://fujirockexpress.net/21/?p=4455 フジロックフェスティバル2021。ここに来た人、来るのを断念した人、出演した人、出演するのを断念した人。「行くも地獄、退くも地獄」って言ってね。世の中、何が正解かわかんねえ状態で、それぞれ考えて、それぞれ行動して。そんな今年のフジロック。

俺はね、3日間終わって残ったのが、いつもの遊び疲れと、あと二日酔い。二日酔いはねえか、今年は。あと分断が残るんだったら、俺、それもったいないなって思うんだよね。もちろん、違う意見は必要だと思ってます。俺だって、全員を納得させる言葉を吐いてると、こうやってしゃべりながらも思ってない。いろんな言葉、いろんなアイデア混ぜてなんとか新しい道探そうぜっていうときだから。

ただ、俺が言いたいのはそこじゃなくて、そこからちょっと離れて、もっと具体的に。もうフェス中止とか、無観客とか求めるんだったら、マジで補償とか枠組みとか仕組みとか、本当に作るべきだって。もうそういうところにきてると思う。って俺は思うんですよ。

(拍手)

ありがとう。もう、追い詰められたら前に出るしかないだとか、助けてくれねえんだったら、一か八かで自分たちだけでやるしかねえんだとか、もうそういう動きが加速してるから。この3日間が、その加速するきっかけになるんだったら、俺は違うと思うんですよ。その動きが終わるきっかけになってほしいって。俺は思うんです。本当にお役所さんが、税金をじゃぶじゃぶ使ってやってるようなやつじゃない。このフジロック。

主催してる人もだし、ステージ作ってる人も、あと音響さんとか照明さんとか、ご飯出してる人とか、飲み物出してる人とか、音楽鳴らしてる人とか、この期に及んで大儲けしてやろうなんて思ってるやついねぇから。ってか、もうできないから、そんなこと。もうみんな持ち出しで、大変な中、ギリギリの生活かかってる人とか、マジでたくさんいると俺は思うんです。

俺、政治屋とか言って揶揄するけど、それができるのは政治に携わってる人だけなんで。本当にフェス中止とか、ライブハウス、クラブとかに、もし休業を求めるんだったら、補償して支えるっていう枠組み作らないと、本当にどんどん破綻の方向に進んでいって。それは世の中のコロナ対策からもどんどん離れていって、誰も幸せにならない。

1年半みんなギリギリ我慢して、それでこんな大きいのやって、いろんな意見飛び交ってて、そこで何が残るかって言ったら、そういう仕組みを作ろうとかっていう人いないですかね。先生方で。本当に。お願いします。考えて欲しいと思います、補償をする仕組み。

(拍手)

で、俺等ここに集まってさ、もう言わなくてもみんなわかってるけど、本当に地元の人とか、周りの人とかまじで迷惑かけねぇで、うち帰って、ほんでまた何日か後、何も起きずに、「いや面白かったな」って。思えるためにさ、やるなって言われたことやんねえで、やれって言われたことやってさ。フジロック、メイクしましょう。そう思います。

(拍手)

ありがとうございます。何か言い間違えてないかとか思いながら、俺もしゃべってます。誰か傷つけてないかとか思いながらしゃべってます。本当にみんないろんな意見出してっていうのが必要だと思うんで。それぞれ思うこと、隠さないで、溜まっちゃうとまた変なふうになっちゃうから。悪いバイブスに変わっちゃうから。口に出してって感じで。って思います、俺。

あなたがここにいればなんて思うよ。本当に。またここでガツンとみんなでやれるように、俺、タネ撒きながらやってるような心境です。まだやるんで、そこでずっと繋がれてることを願ってます。1番いいのはまだきてないから。では、続けるぜ。いけるかい?

(拍手)

ありがとう。DYE、ビートくれ。

■ ライヴ・レポートはこちらから

]]>
2021年のグリーンステージ全アクトが終了 http://fujirockexpress.net/21/p_4451 Sun, 22 Aug 2021 14:10:47 +0000 http://fujirockexpress.net/21/?p=4451 また来年、グリーンステージの前で会いましょう!

]]>
【速報】フジロック2022の開催が決定! http://fujirockexpress.net/21/p_4061 Sun, 22 Aug 2021 06:31:40 +0000 http://fujirockexpress.net/21/?p=4061 2022年もフジロックの開催が決定!
日程は7月29日(金)、30日(土)、31日(日)の3日間です!

]]>
2日目の出来事まとめ! http://fujirockexpress.net/21/p_3854 Sun, 22 Aug 2021 05:06:27 +0000 http://fujirockexpress.net/21/?p=3854 この日も雨予報に反して、時おり青空が顔をのぞかせるいい天気になりました。昼過ぎには、気温も上がり半袖でも汗ばむほど陽気に。今年のフジロックは、いい意味での天気の裏切りが続いています。
ピラミッドガーデンでは、朝9時からヨガワークショップがスタート。早起きして体を伸ばすのって気持ちいいですよねー!それだけで、充実した1日になりそうな気分になります。その後もサーカスアコースティックライブなど、ピラミッドガーデンでは大人も子どもも楽しめるイベントで賑わっていました。
フジロックの会場内ではライブだけでなく、さまざまなイベントが行われています。この日は、ところ天国でライブペインティング、ジプシー・アバロンでは写真展、グリーンステージ後方では『MAD BUNNY』のタオルがもらえるキャンペーン企画などが行われていました。デイドリーミングに向かうゴンドラは密を避けるために1組1台に乗車できるため、ひとりで行けば貸切状態に!これもまたひとつのイベントと言えるかもしれませんね。天上の住人として人気のどうぶつたちにも会えますよ!
ライブに目を移すと、ホワイトステージではカネコアヤノが全身でかき鳴らすギターと、持ち前の力強い歌声で会場を魅了。これからステージ上で起こることを予期するかのような一瞬の豪雨の後に登場したenvyは、解き放たれた獣のような演奏で轟音の渦を生み出し見る者を圧倒しました。トリで登場したNUMBER GIRLは、“鉄風、鋭くなって”や“透明少女”などの代表曲を惜しげもなく披露。“OMOIDE IN MY HEAD”と“I DON’T KNOW”で本編を締め括ると、サプライズのアンコールで“IGGY POP FAN CLUB”を爆音で鳴らしステージを去りました。
フィールドオブヘブンのトリを務めたのは、唯一無二のダンスミュージックでこれまでに幾度となくフジロックの会場を熱狂させてきたROVO。「自分たちで新しいルールを作るフジロックだと思っています」という勝井祐二(Vln)のメッセージで幕を開けたライブは、ステージの照明を暗く落とし、背後の森にプロジェクションマッピングの映像を投影するという演出も相まって、異次元空間に飛ばされるような音楽体験に酔いしれた人も多かったのではないでしょうか。
グリーンステージではザ・クロマニヨンズが、どんな状況にも左右されない、いつも通りの骨太なロックンロールで観客を楽しませ、急遽出演することが決まったKen Yokoyamaは毒気と優しさを含んだユーモアと、新旧の楽曲を交えたセットリストで会場を沸かせました。
2017年のROOKIE A GO-GOに出演していたKing Gnuは、グリーンステージのヘッドライナーとして登場。コロナ禍でのフジロックに出演する複雑な心境を吐露しつつも、ステージの大きさをものともしない圧倒的なスケール感のパフォーマンスで堂々と大役を果たしました。
フジロック2021も残すは今日1日。感染予防を徹底しつつ、最後まで悔いがないように楽しみましょう!

]]>
きりざいめし http://fujirockexpress.net/21/p_3706 Sun, 22 Aug 2021 00:44:24 +0000 http://fujirockexpress.net/21/?p=3706 店名:苗場食堂
エリア:オアシス
メニュー:きりざいめし(400円)

初日から行こう行こうと思ってたのに、「いつでも行けるか」と後回しにしていた苗場食堂。
気づいたら最終日ということで、朝から慌てて駆け込んできました。
「きりざい」とは、細かく切った野菜や漬物を納豆に混ぜた新潟県魚沼地方の郷土料理のこと。
これを豪快にごはんにのせたのが、きりざいめしです!
久々に食べた優しい味のご飯で、3日目の体にしみる〜。
味噌汁(100円)もセットにして、完璧な朝食でした!

★★★★★

]]>
3日目も快晴! http://fujirockexpress.net/21/p_3703 Sun, 22 Aug 2021 00:25:58 +0000 http://fujirockexpress.net/21/?p=3703 昨日までの雨予報を覆して、3日目も快晴です!
9:00に最終日のゲートがオープン!
天気が崩れる予報もあるので雨具などの準備はしつつ、感染症対策にも気を抜かず、楽しい1日にしましょう!

]]>