FUJIROCK EXPRESS '22

LIVE REPORTWHITE STAGE7/31 SUN

YOUR SONG IS GOOD

  • YOUR SONG IS GOOD
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Photo by MITCH IKEDA Text by 梶原綾乃

Posted on 2022.7.31 17:25

レーベルメイトに愛を込めて

昼過ぎのホワイトステージには、YOUR SONG IS GOODが登場。28日に発表された思い出野郎Aチームのキャンセルを受け、代打の出演となる。スクリーンに「Y」「S」「I」「G」が順番に浮かび上がると、メンバーの登場だ!

この日は、サイトウ“JxJx”ジュン(Key,Vo)、ヨシザワ“モーリス”マサトモ(Gt)、タカダ“ダータカ”ヒロユキ(Ba)、ハットリ“ショーティー”ヤスヒコ(Tb)のメンバー4人に加え、恒岡章(Dr)、松井泉(Per)、武嶋聡(Sax,Fl)、上山悠二(VJ)を迎えた特別編成。ステージに全員が登場すると、「思い出野郎Aチームに変わって代打、YOUR SONG IS GOODです!」と始まったのは“THE LOVE SONG”。スカのリズムにホーンセクションが乗って、曲に彩りが加わり、オーディエンスは大きく手を降って応える。みずみずしいサックス・ソロも聞き惚れてしまった。

フルートの調べがどこか涼しげな“We’re Not To Blame”は、オルガンの南国チックなフレーズを中心とした1曲。ふくよかな低音が心地よい。コンガ&タンバリンが軽快な“Cruise”は、ベースの運びに胸踊る。今まさにクルーズ船が出港するかのようなワクワク感と、ゆったりと体を揺らす喜びを与えてくれる。“Double Sider”は怒涛のソロ祭りで、チンドン風なドラムソロ〜トロンボーン〜トランペットなど、一糸乱れぬ連携プレイで各々のテクニックを光らせた1曲だった。

MCでは、思い出野郎Aチームに触れ、「またフジロック出ようぜと言ってます」とエールを送った。YOUR SONG IS GOODは、2日前からリハして今ステージにいること。急な出場にも関わらず、できるメンバーで全力のプレイをしてくれたことに、会場は感謝の拍手で溢れていた。

後半戦、“Mood Mood”を駆け抜けると、“On”に入ったのだが、ここで「Youtube配信のみんな、見てますか?思い出野郎Aチームのみんなも、見てますか?家族のみんな見てる?パパ頑張っているよ」なんて、サイトウがカメラに声をかける。すると、会場の液晶には思い出野郎Aチームのアーティスト画像が映し出された!すかさず今日のメンバーで“楽しく暮らそう”をワンフレーズ歌い上げ、粋なサプライズに感動が沸き起こった。また、YOUR SONG IS GOOD自身もメンバー紹介で、苗場に来れなかったメンバーについても紹介するなど、彼らの結束の強さには感動させられた。

思い出野郎Aチームにとって今回は残念だったが、次回はここ苗場でまた会えることを祈って。レーベルメイトの絆と愛に満ちた、感動のステージだった。

[写真:全9枚]

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7/31 SUNWHITE STAGE