FUJIROCK EXPRESS '22

LIVE REPORTNAEBA SHOKUDO7/29 FRI

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Photo by 板場 俊 Text by イケダノブユキ

Posted on 2022.7.29 22:27

Dos Monosとのコラボレーションによる化学反応

ようやく夜が始まった感のある苗場21時10分、苗場食堂のステージにはSMTKが登場した。ドラムの石若駿を中心に、マーティ・ホロベック(ベース)、細井徳太郎(ギター)、松丸契(サックス)の4人組。ジャズ、ロック、パンク、ヒップホップなどが混ぜ合わさる。細かなプレイなどからマスロックを感じてしまうところもあり、フジロックとは相性がよい。他のステージの同じ時間帯には強力なメンツがいるにも関わらず、苗場食堂には思ったよりも多くの人たちが集まっていた。

石若の迫力あるドラムにマーティのゴリゴリと細かいベースがしっかりと下を支え、細井のギターと松丸のサックスが自由に暴れまくる。特に細井はステージ上で飛び跳ね、ジミ・ヘンドリックスのように背面でギターを弾く。しっかりとしたテクニックと突き抜けようとする狂気が交錯して、いいものに出会えた感じがビシビシと伝わる。

中盤からヒップホップユニットDos Monosとのコラボレーションになる。TaiTan、没 a.k.a NGS、荘子itの順番にひとりずつ登場して、バンドの音をバックにラップする。特に松丸のサックスがゲストとコラボレーションすることで化学反応が起きてより、暴走するような感じで、やはりフェスでのコラボというのはこうでなくっちゃと思えた。

[写真:全10枚]

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