FUJIROCK EXPRESS '22

LIVE REPORTNAEBA SHOKUDO7/29 FRI

浅草ジンタ

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Photo by 安江正実 Text by イケダノブユキ

Posted on 2022.7.30 07:13

苗場食堂に浅草の香り

落語芸術協会の客員である浅草ジンタがフジロックに出演するなら、ふさわしいステージは苗場食堂だろう。その苗場食堂にはお客さんも程よく集まり、リハーサルを見守っていた。開演時間の23時10分が近づくとOshowが「ジャケットを取りにいきます。一旦下がった体でやります」とジャケットを取りにいったらすぐに戻って始まった。

バンドは、ヴォーカルとウッドベースのOshowがステージのセンターに立ち、新加入の27歳トランペットのRyosuke SudoとテナーサックスのYouki YanoがOshowの左右にいる。一歩引いた位置でギターのShinyaとチューバ&ユーフォニウムのTOHO、そしてドラムのAGという編成だった。Oshowの高速スラップベースから演奏に入り、まず“ウカレロ”から浅草ジンタのフジロックがスタートする。

根っこはロック、パンクがあるけど、名の通り昭和の香りがある哀愁や郷愁を覚えるメロディやアレンジがある。「蒲田行進曲」や「男はつらいよ」のカヴァーもおこなう。タイトなリズムを刻むAGのドラム、ロックに鳴りまくるShinyaのギターもロック的な楽しみがある。ホーン隊もバンドを引っ張り音に厚みを持たせている。その究極がYMOの“ライディーン”のカヴァーだ。あのシンセの音はギターが担い、途中は「ラララー、ラララララーララー」とロシア民謡ぽい味付けのあるコーラスしてリズムはレゲエという混ぜこぜぶりなのだ。日付が変わる直前までの約40分間を駆け抜け、久しぶりのフジロックを盛り上がりのうちに終えたのだった。

[写真:全10枚]

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7/29 FRINAEBA SHOKUDO