FUJIROCK EXPRESS '23

MOREFUN - AREA REPORT 7/30 SUN

フォトグラファーの教える、美味しいフェスご飯の撮り方のコツ

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Posted on 2023.7.30 11:54

フジロッカーズオルグには昔から「なんのご飯を撮っても個性的な写真にしてしまう」という伝説的な先輩がいるんです。

10年ぶりにエキスプレススタッフとして参加した自分としては
「今年はどんな写真を見せてくれるのだろう…?」
「スマホの進化で持ち味がなくなったりしてないだろうか…?」
などとワクワクしつつも不安でした。

そんな自分の心配をライオンキングばりに「心配ないさー」と払拭してくれたのが、伝説先輩の今年のこの記事。

実家に帰ってきたかのような安心感…。

個性があって個人的には好きなのですが、今回は現役プロフォトグラファーの自分が「誰にでも簡単にできる」フェスご飯のちょっと良い撮り方のコツをお教えします。

※同じ料理を頼んだのですが、盛りつけが違うのはご容赦を…。

その1
「なるべくシンプルに一方向からの光で撮りましょう」
一枚目を見てもらえればわかりますが、こちら画面に向かって左上方向からの木漏れ日をメインに撮っています。
料理写真で基本的に避けたいのは「色んな光(色の違う)が多方向からご飯にあたる」ことです。
色が濁って汚く見える原因です。

その2
「なるべく柔らかい光で撮りましょう」
これはなかなかフェス現場では難しいのですが、直射日光はギラつきが強すぎて料理によっては合わないことが多いです。
今回のステーキ丼は、木漏れ日にすることで少しマシになってるかなと思います。

その3
「光はご飯の斜め後ろからを意識」
半逆光といわれる状態です。ポートレートでもそうなのですが、ななめ後ろから光を当てることでご飯の輪郭や照りを印象的に見せることができます。
そうすると手前が暗くなる場合が多いので、暗いな?と思ったら白い紙でもタオルでも良いので光と逆方向に立ててあげるとマシになります。

その4
「広角で撮るよりややズームでアップで」
レンズの性質上、普通のスマホの設定のままでは広角でよりなので、画面いっぱいにご飯を入れるとパースがついて歪んでしまいます。なので、他省画質が落ちてもズームでスマホを離して撮ったほうが結果的に印象がよくなります。
最近のスマホをについてるポートレート用の望遠レンズはいいかも知れません。

掲載した写真はどれもスマホで加工なしに撮ったものです。
1枚目は普通に外で木の下で撮ったもの。
2枚目は暗い部屋でビデオ用ライト斜め後ろからあてて撮ったもの。
3枚目が手前から光をあてた悪い例。
そして4枚目は2枚目を撮った時の様子です。
5枚目は伝説先輩のお写真を拝借
夜に撮る場合の参考になれば。光はお友達のスマホのライトをとか使ってもいいかも知れません。

簡単にコツだけ話すとこんな感じです。
あとなるべく明るく設定して撮ったほうがいいかもしれませんね。
そして大事なのは、手渡された状態ではなくて、撮る直前に整えたほうが良いかもですね。
今回は分かりやすく何もしてませんが、容器の縁についた汚れや米を除けると、ぐっと見栄えが良くなります。

そろそろお昼です。
ぜひ楽しいフェスご飯を!

あ、ご飯の量は確かに少なかったです。

[写真:全5枚]

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7/30 SUNOASIS