MOREFUN - INTERVIEW 7/29 SAT
元出店者インタビュー:カドヤ店主 愛一郎さん
一年目はすごい絶望感で帰りました(笑)
我々の胃袋を支えてくれるフジロックの飲食店方にお話を聞くインタビュー企画。現役出店者から聞けないぶっちゃけ話も元出店者の方からなら聞けるのでは?ということで今回お話を聞いたのは、5年ほど前まで場外にあった飲み屋横丁、カドヤの店主の愛ちゃんこと愛一郎さんにお話を聞きました。
カドヤ初出店で記憶に残ってることはありますか?
10年前に出店が決まったときに周りから色んな話を聞いたんですよ。フジロックに出店したら儲かるよとか、常に売り続けないといけないとか。そういう話を全部鵜呑みにして、ポカリとか何十ケースも用意したんですけど、実際やってみたら全然そんなことなくて。他のイベントの出店に比べたら過酷な環境だし勝手も全然わからないし、在庫の山を抱えて大失敗でした(笑)。いやぁ、本当にやりすぎましたね。一年目はすごい絶望感で帰りました(笑)。
それでも次の年にまた応募したのはどうしてですか?
次の年は、やりたかった形があったので応募したんですよ。一年目のダメージも引きずってたんですけど、さらに規模が大きくなるから、これで失敗したら終わりだくらいの気持ちでやりました。受かったことが嬉しくもあり、恐くもありましたけど、あの感じになったんで良かったですね。
※カドヤは常に人が集まる人気店に
二年目のカドヤは木造の骨組みで、飲み屋横丁の雰囲気がありましたよね
その当時ってどのイベント行ってもその作りはダメって言われたんですよ。でもフジロックは決まりの中だったら何でもやっていいというようなことを言ってくれたので、思いっきり作ったのがあのカドヤでしたね。でもあの形は散々やったので次もしフジロックでやるなら違う形でやりたいんですよね。
フジロックにまた出店可能性があるっていうことですね!
出たいと思ってるからまだこうやってフジロックに来てるっていうのもあります。でもコロナで実店舗の方も一回ガタガタになって…出店ができるようになるには時間はかかると思うんですけど、また出たいなという気持ちを込めてフジロックには来てますね。
そもそも出店を辞めた理由は何だったんでしょうか?
出店を辞めたのは、落ちたからです(笑)。でもそうこうしている間にコロナが始まって、イベントへの出店自体を全体的に止めてる感じです。ここでまたフジロック出店をすぐ再開する気もまだあんまりなくて。全部のお店がちゃんと回ってスタッフもいて、また良いチームが作れたら来たいなと思います。
店舗情報
八雲食堂
〒603-8225 京都市北区 紫野 南舟岡町73-18
Instagram
※立ち飲みカドヤは現在お休み中とのこと。お隣の八雲食堂へGO!