SAKURA CIRCUSがいつものスタイルで大盛り上がりを見せた後、本日3ステージ目のDJ MAMEZUKA。この流れで一体どんな選曲で臨むんだろう？そんな楽しみを抱く中でプレイされた楽曲は、まったく想像外のものだった。

ロンドンのバルカン・ビーツ・デュオ、ジプシー・ヒルの“Pachupa”をはじめ、スコットランドのグラスゴー出身のディープハウスDJ、ミルトン・ジャクソンの“Zee Dub”、90’sエレクトロ／テック・ハウスDJ、Riton & Phantasy 1の“Who’s There?”など、ビートの効いたテクノやハウスが原曲の選曲だったのだが、効いていたのはそのミックスだ。民族音楽系のプリミティヴなグルーヴが、「大演芸による熱」を「音楽による熱」に変えていったような気がする。

それのダメ押しとなったのが、3日目フィールド・オブ・ヘヴンに出演するオランダのエキゾチック＆ファンク・ディスコ・バンド、YIN YIN（イン・イン）の“Tokyo Disko”だった。日本を敬愛する彼らのアップリフティングでダンサブルでポップなサウンドは日本人のハートを鷲掴み、オーディエンスのモチベーションを来る本番へ向けてブチ上げたのは確実だろう。