LIVE REPORT - GREEN STAGE 7/27 SAT
MAN WITH A MISSION
吠えろ!フジロック愛に溢れた狼たちのステージ
SEのRamones“I Wanna Be Sedated”が流れれば、DJサンタ・モニカ(DJ)、そして他メンバーも勢ぞろい!いやあ、もうすでに暑そうですね。お顔の辺りが。まずは、“INTO THE DEEP”。キックの重いサウンドに、ジャンケン・ジョニー(Gt、Vo、Rap)の歌声が響く。観客たちは、両手を「ガウ」の形にして応えようとする。
左右に設置されたスクリーンを見ていると、フロントに立つ3人の口元がなぜか映らず、鼻より上と足元しか撮影されていない。なんででしょうね?ちょっとよくわかりませんが……出演時間がこの時間なのも、関係あるのかもしれませんね。温暖化の影響がこんなところにまで……本当によくわかりませんけど。これ、結構カメラマンさんも大変だったんじゃないでしょうか?苦労が伺える瞬間でもありました。
「フジロック、かかってこいよ!」で、“Emotions”の演奏が始まると、観客たちからは「待ってました!」と言わんばかりの歓声が起こる。サビまでの展開もわかりやすく、ときには合唱も起こる。盛り上げるために準備は万端!重い重低音にクラップ&ハンズにサークルモッシュですでにカオスティックな空間が出来上がっている。
フジロックのために演奏されたのかAC/DCの“Thunderstruck”ではしっかりマンウィズ節のアレンジは流石であったし、このチョイスはうれしい。終盤で「初年度から参加している人!」で、パラパラと手が挙がったけれど、思わず「お!」と思った方もいたのではないだろうか?同じ世代の音楽が好きなのかもしれませんね。
“Raise your flag”でも再びクラップ&ハンズにサークルモッシュを巻き起こしてくる。大盛り上がり!更に畳みかけるように先ほどまで演奏していた10-FEETのタクマがゲストボーカルとして登場し、“datebase”が聴けたのは心のどこかで期待してはいたけれど、やっぱりうれしい!すごい速さでヒートアップしていく。
後半は、「事情による休憩時間」ということで(!)、アコースティックバージョンの“yoake”でゆったり聴かせ、中盤に会場全体での爆発的なジャンプが楽しく、ラップパートが気持ちよい“Hey Now”、新曲“I‘ll be there”、そして“Fly again”では、この日最大のサークルモッシュも!前方はもうめちゃくちゃ!でも、それが楽しかったりする。会場の後方まで手を挙げ、曲に合わせて腕を左右に振る様子は、もう夏の風物詩というかお決まりの光景かもしれないけれど、まさに圧巻であった。
ラストは、“絆ノ奇跡”では大きな歓声が上がる。残りの力を振り絞って踊り、はしゃぎ、最後の最後まで全力で楽しんでしまう。お決まりの「1、2、3、ガウ!」のポーズで、ステージ後半では大人数、汗だくで写真を撮るガウラーたちの満足げな笑顔よ……!自分たちの持ち味や音楽を活かしながらもフジロック愛に満ち溢れた時間だったのではないでしょうか!
[写真:全10枚]