“森リョータ” の検索結果 – FUJIROCK EXPRESS '24 | フジロック会場から最新レポートをお届け https://fujirockexpress.net/24 FUJI ROCK FESTIVAL(フジロックフェスティバル)を開催地苗場からリアルタイムでライブレポート・会場レポートをお届け! Tue, 13 Aug 2024 04:03:22 +0000 ja hourly 1 https://wordpress.org/?v=6.6 あれもない、これもないフジロック https://fujirockexpress.net/24/p_7583.html Fri, 09 Aug 2024 07:18:03 +0000 https://fujirockexpress.net/24/?p=7583 「おかえり!」と声をかけると「ただいま!」と応えてくれる……。前夜祭のレッド・マーキーにやって来てくれたみなさんと、そんな挨拶を交わして集合写真を撮影し始めたのは、2007年ではなかったか。初めてやったときには、オーディエンスがどう応えてくれるか、全くわからなくて、はらはら、ドキドキだったんだが、ものの見事にほぼ全員から「ただいま!」と返ってきたときにはめちゃくちゃ嬉しかった。フジロックが、あるいは、苗場が、年に一度、帰省するふるさとのようになっているのを実感したのは、この頃からだったかもしれない。

あれからすでに17年、相も変わらずそんなことを続けている。なにはともあれ、みんなの幸せな顔を見るのが嬉しいからだ。苗場音頭での盆踊りが一段落して、花火が上がったあと、レッド・マーキーの入口のテープがカットされると、この1年間、フジロックを待ちわびていた人達が、文字通り、堰を切ったように雪崩れ込んでくる。そして、DJ MAMEZUKAの絶妙な選曲で回されるレコードからあふれ出る音の洪水をかぶる彼らの幸せな表情ったら……ありゃあしない。それに魅入られた関係者や噂を聞きつけた出演者までもが、ステージからその光景を記録しようとカメラを構えている。どうやら、運営本部でもその様子が映像で確認されているようなのだが、ちっぽけなモニターで見るのと、現場にいるのとでは大違い。実際にそれを目の当たりにしてほしいと呼び出したのが、昨年までグリーン・ステージを担当していた、主催者スマッシュの新社長、佐潟氏。それに応えてわざわざやって来てくれた彼が「確かに、そうだね。実際に見ると……」と、口にしてくれたのが嬉しかった。

加えて、今年はステージ袖に腰をかけて、最初のバンド、USを待ちわびていたのが、フジロックを生み出した日高大将。言うまでもなく、彼の写真をフィーチャーして2021年に制作した「Wanted(指名手配)」Tシャツには「彼が最前線に戻ってほしい」という願いが込められていた。かつてfujirockers.orgが作ったTシャツで、これが桁違いのセールスを記録したのはなぜか? 多くのフジロッカーがそんな思いを共有していたからに違いない。嬉しいことに、昨年はクリスタル・パレスやどん吉パークに彼が出没。体調がすぐれないと耳にしていたにもかかわらず、今年はレッド・マーキーからグリーン・ステージにも姿を見せている。しかも、彼が惚れ込んだというUSのライヴを楽しんでいる姿を目撃したのは少なくとも2回。ひょっとしたら、それ以上足を運んでいたのかもしれない。

コロナ禍以降、なかなか本来のフジロックが戻ってこないことに苛立っているフジロッカーが多いことは百も承知だ。それでも、ここにいるだけで幸せを感じていた。奥地のカフェ・ドゥ・パリもストーンド・サークルもない。ジム・ウェストを中心に集まってきたDJたちがお気に入りの音楽を楽しむブルー・ギャラクシーは復活したものの、あの周りにあったワールド・レストランは見る影もない。昔からのフジロックを知っている人間にとってみると、かなり寂しい景色にも映る。それでも、「なにやら幸せ」な自分がいるのだ。どこかで読んだ記事に「フジロックで飲むビールがめちゃ旨い」というのがあったんだが、実にその通り。なにを食っても、なにを飲んでも、ここにいることでその全てが格別なものになっているのに気付くのだ。

何度もやってきている常連にとって、フジロックは盆と正月が一緒になった、里帰りのようなもの。懐かしい友や仲間に再会できる場所でもある。年に一度、ここでしか再会しない友人だって珍しくもない。それでも、どこかで同じような世界を引きずりながら生きていることを互いに確認したり、旧交を温めることになる。しかも、初めて出会っても、どこかで繋がっているような感覚に陥ることも珍しくはない。そして、この1年を振り返りながら、あ〜でもない、こ〜でもないと会話が続いていくのだ。

この1年でフジロックに馴染みのある人たちもこの世を去っている。そんな仲間やアーティストのことが頭をかすめるのも仕方がないだろう。そんなひとりがチバユウスケ。今年、1998年の「地面が揺れた」伝説のフジロックから、スタッフが記録し続けた彼の写真をフジロッカーズ・ラウンジで展示したのは、そんな勇姿が我々に焼き付いていたからだろう。土曜日にクラフトワークが、昨年亡くなった坂本龍一への敬意を示すように「戦場のメリー・クリスマス」を奏でて、「Radioactivity」への導入部のように使ったのが話題になっているが、彼も苗場に姿を見せたアーティストのひとりだった。

Photo by MITCH IKEDA

フジロック・エキスプレスの更新作業に使う本部テントの準備と取材活動のために、精鋭スタッフと共に苗場入りした火曜日、新たな訃報が飛び込んでいた。作業を終えた夕方、UKロックの源流と言っていいだろう、ジョン・メイオールが亡くなったことを知る。ご存知の方も多いだろう。彼の次男が、フジロックの第1回目から最重要スタッフとして行動を共にしてきたスマッシュUKのジェイソンであり、幾度となくDJとして、あるいは、ザ・トロージャンズというバンドを率いて出演してきたギャズは長男。いわば、ふたりともフジロックを語るときに欠かすことができない人物となっている。彼らにどんな言葉をかければいいのか……、かなり戸惑っていた。実の父親が他界したのだ。彼らが現場を離れても誰も文句は言えないだろう。が、ジェイソンは黙々とフェスティヴァルの準備に奔走し、少し遅れてやって来たギャズには予定通りにツアー続行することを告げられる。

規模で言えば、比較の対象にはならないことは百も承知なのだが、フジロックを触発することになった英国のグラストンバリー・フェスティヴァルに繋がる不思議な縁がメイオール親子かもしれない。後者の主催者で会場となる農場の主、マイケル・イーヴィスが大きな影響を受けたのは1969年に開催されたバース・ブルース・フェスティヴァル。そこで演奏したジョン・メイオールとブルース・ブレイカーズを見て、「自分もフェスティヴァルをやりたい」と思うに至ったと。今ではその中心人物として全てを仕切っている末娘、エミリーが口にしている。しかも、そのライヴのステージ裏にいたのが、まだまだガキンチョだったギャズとジェイソン。ずいぶんと大人になった彼らがフジロックで最もフェスティヴァル的要素を凝縮したパレス・オヴ・ワンダーからブルー・ギャラクシーの顔のような存在となっている。

1970年に始まったグラストンバリーは今年で54年目となり、1997年に始まったフジロックは、ちょうどその半分の27年目。苗場での開催が始まった1999年から25年の節目となることが今年は話題になっているのだが、フジロックのルーツと言ってもいい、アトミック・カフェ・ミュージック・フェスティヴァルが産声を上げたのは1984年と、40年前にさかのぼる。というので、あの時、スタッフとして関わった身として、今年はジプシー・アヴァロンで続けられているアトミック・カフェのステージに立って、当時の話をしている。

あれから、とてつもない時間が過ぎ去ったように思う。その間に多くの友達や仲間に関係者がこの世を去り、フジロックが始まった頃にはまだ40代そこそこだった筆者も、すでに高齢者となっている。今年、グラストンバリーの主催者、マイケルが車いすに乗ってザ・パークと呼ばれるステージに姿を見せている一方で、フジロック生みの親、日高大将は杖を片手に前夜祭のレッド・マーキーやグリーン・ステージに立っている。かつてのようにジープで会場内を走って、動き回っていた彼らを見られないのは残念だが、世界の西と東で目撃したこの光景は彼らの想いがそのままフェスティヴァルとなっているんだろうと思わせていた。

なにやら表向きには順調に復活しているように見えるかもしれないフジロックだが、さて、どうなんだろう。確かに、主催者からは「来年はあります」と耳にしているし、今年も会場を離れるときに見たゲートには、その日程が発表されていた。しかし、その言葉の裏に「再来年はわからない」というニュアンスを感じていた。なにせ、異常とも思える円安のピークが開催期間中。ギャラの支払いはドル建てが原則なので、おそらく、海外からやって来た出演者に支払われる金額が想定よりも遙かに膨らんでいるはずだ。加えて、チケットのセールスも全盛期から比較したら、貧しかったと聞いている。チケットが値上げされているといっても、利益が出ているとは考えられない。

だからなんだろう、どこかで唐突にフジロックがなくなってしまうのではないかという危惧感は拭えない。なんの前触れもなく、消え去ってしまうような怖さも感じているのが正直なところ。でも、もちろん、そうなって欲しくない。なぜなら、想像できないのだ。年に一度帰る故郷がなくなることは。フジロックのおかげで知り合ったり、仲良くなった友人たちと再会できる機会が失われるのには耐えられないように思う。

初めてここに来た人達はどうだった? 同じように感じる? また、来年もやってきたいと思った? もし、そうでなかったら、フジロックの魅力が失せているってことなんだろう。もし、そうだったら、フジロックがこれでも他に類を見ない野外コンサートではなく、フェスティヴァルと呼ぶにふさわしい存在だということを証明してくれているようにも思う。でも、かつてのフジロックを取り戻したいという想いは変わらない。

今回、嬉しかったことのひとつは、会場で、かつてワールド・レストランと呼ばれる場所で中心となって動いてくれていたエチオピア人の仲間、ソロモンを見かけたこと。なんと7年ぶりに来た彼がなにを思ったか? ひょっとして、また、彼を核にワールド・レストランのような趣を復活させてくれないだろうかと期待してしまうのだ。そして、もうひとつ嬉しかったのが、何年ぶりだろう、戻ってきてくれたジーンズのリーバイス(Levi’s)。初期のフジロックでコンスタントにサポートしてくれていた彼らが戻ってきてくれた背景に、昔のスタッフが関わっていることに驚かされていた。

さて、そんな今年の会場内外での顛末を伝えてくれたのは以下のスタッフの数々。会場で一生懸命動いてくれた彼らに感謝して、そして、また、ここに集まってきたみなさんと再会できることを祈って、〆の文章を終えようと思う。ありがとうございました。

■日本語版
森リョータ、阿部光平、丸山亮平、あたそ、阿部仁知、イケダノブユキ、石角友香、梶原綾乃、三浦孝文、若林修平、Asakawa Maho、東いずみ、越川由夏、泉みや、Eriko Kondo、YAMAZAKI YUIKA、渡辺紗礼、こっこ、ヌー子、浅野凜太郎、井上勝也、エモトココロ、堅田ひとみ、粂井健太、古川喜隆、小林弘輔、佐藤哲郎、白井絢香、suguta、髙津大地、HARA MASAMI(HAMA)、平川啓子、前田 俊太郎、松藤 万里子、ミッチ イケダ、宮田遼、安江正実、リン(YLC Photography)

■E-Team
Nina Cataldo、Jonathan Cooper、Park Baker、Sean Scanlan

■フジロッカーズラウンジ
mimi、obacchi、SEKI、yamato

■ウェブサイト制作&更新
平沼寛生(プログラム開発)、迫勇一、坂上大介

■スペシャルサンクス
三ツ石哲也

]]>
チャップリゴンとザンブリゴン https://fujirockexpress.net/24/p_7213.html Wed, 31 Jul 2024 14:32:44 +0000 https://fujirockexpress.net/24/?p=7213 日時:2024年7月26日 金曜日 午前
場所:ところ天国
天気:晴天
コメント:前略、川の中より

]]>
東京初期衝動 https://fujirockexpress.net/24/p_982.html Wed, 31 Jul 2024 07:46:07 +0000 https://fujirockexpress.net/24/?p=982 Set list
01.ロックン・ロール
02.メンチカツ
03.兆楽
04.ベイビー・ドント・クライ
05.春
06.高円寺ブス集合
07.恋セヨ乙女
08.トラブルメイカーガール
09.再生ボタン
10.Last Secret Day

]]>
RAYE https://fujirockexpress.net/24/p_853.html Sun, 28 Jul 2024 10:35:44 +0000 https://fujirockexpress.net/24/?p=853 Setlist

01.THE THRILL IS GONE
02.WORTH IT
03.MARY JANE
04.ICE CREAM MAN
05.GENESIS
06.ITS A MANS WORLD
07.YDKM
08.SECRETS
09.BLACK MASCARA
10.PRADA
11.ESCAPISM

]]>
BETH GIBBONS https://fujirockexpress.net/24/p_846.html Sun, 28 Jul 2024 04:43:04 +0000 https://fujirockexpress.net/24/?p=846 いよいよ念願のこの時間がやってきた。フジロック2日目、19時のグリーンステージ。陽も落ちはじめ、気持ちよい風が吹いている。雨も降る気配はない。夜へと移行していくこの瞬間に、見渡す限りの山々に囲まれたこの場にいると神秘的な気持ちにさせられる。こんな完璧な環境のもと、これから登場するのはベス・ギボンズ。マッシヴ・アタックと並び立つ、ブリストル・サウンドの立役者、ポーティスヘッドの歌姫だ。1998年にポーティスヘッドとして初来日をするはずのところ、ベスの疲労困憊により成田に到着したものの残念ながらキャンセルに。これから繰り広げられる初来日にして初演となるステージは、待ち望んだ奇跡の瞬間なのだ。

開演時刻を若干回った頃、暗闇のステージの中、ベスと総勢7名のバンドが登場。一瞬の静寂に包まれた後、“Tell Me Who You Are Today”から開演した。ヴァイオリンとヴィオラ、ベースでは珍しいボウイング奏法で出力された音が幻想的な鳴りを伴ってダークな世界観を描き出していく。そして、あのかすれた幽玄なベスの声が響き渡ると会場一帯が大歓声に包まれるのだ。両手でマイクにしがみつき、祈るかのように、ただ歌を宙に向けて送り出している。照明が深紅から徐々に上から黒へと変化。まるで鎮火していくような表現で唯一無二の音世界を彩っている。続く“Burden of Life”では青白くミニマルに光り、終盤に披露された“Whispering Love”では、スモークでステージが煙る中、紫と緑の照明が差し込み、儚く立ち尽くすベスの陰がぼんやりと浮かぶ。自分が今どこにいるのか分からなくなってしまうような迷い込んだ感覚に陥る。本セットの照明は筆舌に尽くしがたいほど神秘的だった。

ベスを引き立て、その世界観を支える凄腕のバンドメンバーたち。終始ドラムで本ステージの土台を創り続けたジェームス・フォード。彼は今年リリースされた『Lives Outgrown』の共同プロデューサーでもあり、ベスが今最も信頼を寄せ、この世界観を共に創り上げた人物と言えるだろう。“Beyond the Sun”で叩き出した激しいドラムビートはひと際華を添えていた。そして、浴衣に身を包み、侍のような出で立ちで数々の楽器を駆使して色付けをしたハワード・ジェイコブス。フルート、バリトンサックス、リコーダーといった管楽器からヴィブラフォン、ティンパニ、銅鑼といった打楽器まで何でもござれ。更にはノコギリの様な金属まで使っている。音源を聴いた段階では何をどう演奏しているのかまったく分からなかった“Rewind”や“Lost Changes”での摩訶不思議な音像は、彼の貢献によるものだと判明。そして、キーボードのジェイソン・ヘイズリーを除くメンバーの全員がバッキングボーカルで、ゴスペルのようなコーラスをもってベスの歌声に深みを加えていた。このバンドメンバーたちのお陰で、ベスはその歌もスタイルも何も変えることなく、何も付け足す必要もなく表現できる。ここにいる全員でまさにこれしかない音を奏でているのだ。我々は苗場の地でもの凄いものを目撃している。

終盤にベスがメモを見つつ日本語で「皆さんは優しい!」とはにかみながら、たどたどしいながらも感謝を伝えた。「ここに来れて本当に良かった。可愛らしい木々にあなたたち、普段はあまりしゃべらないんだけど…ありがとう!」と。目頭が熱くなったのは言うまでもない。

そしてはじまったのは“Roads”。あのディープな音色が残響音とともに繰り出されるだけで割れんばかりの拍手と歓声が送られる。ベスとバンドによるあまりに儚く美しいアンサンブルにグリーンステージ一帯が酔いしれた。

ラストは疾走感を伴い前のめりに走った“Reaching Out”で1時間の魅惑のステージを幕引き。ベスとバンドメンバーが前に出て来て、ベスは「あなたは優しい!」と再度感謝を伝える。泣きそうな素敵な笑顔を浮かべながら何度も手を合わせお辞儀をし、ステージを後にするまでフロアに向かってずっと手を振っていた。ここで私は涙腺崩壊である。

こうして苗場の山で、奇跡の瞬間は訪れた。様々な感情を伴う感動とともに、多くの大切なことを教えててくれたベスとバンドメンバーたち、そしてこの人生で一度きりの軌跡の瞬間に立ち会えたことに感謝以外の言葉が見つからない。ありがとう。

]]>
大将から緊急告知!どん吉パークでスペシャルライブ開催!あのバンドも出るよ! https://fujirockexpress.net/24/p_4487.html Sat, 27 Jul 2024 13:04:48 +0000 https://fujirockexpress.net/24/?p=4487 今夜、DON’S CAFE でスペシャルライヴが開催との情報をキャッチ! スケジュールは以下の通り。23時〜3時くらいまでの流れとのこと。今日の夜はどん吉パークに集合するしかない!

◼︎SPECIAL LIVE @ DON’S CAFE(どん吉パーク横)

23:00 ゴードン&アリ
24:00 深夜の突撃隊 
1:00 US

]]>
ENG: THE LAST DINNER PARTY https://fujirockexpress.net/24/p_4148.html Sat, 27 Jul 2024 09:36:35 +0000 https://fujirockexpress.net/24/?p=4148 British “rising star” indie rock band The Last Dinner Party stroll onstage and do the unthinkable, addressing the audience in almost flawless Japanese. This act demonstrates a degree of commitment and preparation that too few bands have the energy or intelligence to deliver. 

And when the music starts, they carry the high-waisted, hip-wagging bravura with them for every song in their 60-minute set. In recent years, the band has been touring with their debut, “Prelude to Ecstasy,” and they know every note and word of it by heart now. 

When it comes to styling, the band is an eclectic mix of closet finds and thrift store ware. No two members dress the same, but their belts resemble corsets. Similarly, the instruments that band members choose are an eclectic mix of flutes and keytars, along with bass, guitar, and drums. 

The Last Dinner Party are definitely one of the bands of the moment, winning the “BBC Sound of 2024” and the “Brits Rising Star” awards. So there’s no wonder they have been booked to play Green Stage this year. And true to expectations, the band has managed to fill the Green Stage bowl, with very little sitting area aside from the tree line. 

Singer Abigail Morris uses her whole body to croon and brings a lot of emotion to each performance as the band rose through the ranks of the music industry, playing small clues and gigging constantly as a 5-piece. This sets them aside from the YouTube sensations, who are more popular online but have little to back it up when they have to play in front of large festival audiences.

The band has added a new cover song that they debuted at Fuji Rock, Blondie’s “Call Me,” which is a nod to bigger audiences, and the fact that much of their music is nostalgic, drawing upon influences such as Abba, Carpenters, and even modern-day female singer-songwriters. And many of their songs draw upon personal experiences such as attending Catholic school, personal relationships, heartache, and pain.

The band’s guitarist, Emily Roberts, comes from a modern rock tradition and trades in quick, sharp riffs and solos. There are hints of other influences, including her jazz training.

The Last Dinner Party setlist @ Fuji Rock
Burn Alive
Caesar on a TV
The Feminine Urge
Second Best
On Your Side
Gjuha
Sinner
Portrait of a Dead Girl
Mirror
Call Me
Big Dog
My Lady of Mercy
Yeehaw Interlude
Nothing Matters

]]>
THE LAST DINNER PARTY https://fujirockexpress.net/24/p_849.html Sat, 27 Jul 2024 08:10:21 +0000 https://fujirockexpress.net/24/?p=849 ロンドン出身の5人組フィメール・ロックバンド。ザ・ラスト・ディナー・パーティー(以下TLDP)は、まるで熟成されたワインのようなバンドだ。神秘性や退廃性、ダイナミズムに荘厳さなど、音楽というものが持ちうる全ての要素を持ち合わせている。英BBCが選ぶ、その年で最も注目すべき新人アーティストをピックアップする『BBC Sound Of 2024』やブリット・アワードの『ライジング・スター』など、イギリスの権威あるアワードでも軒並みトップを獲得し、今世界で最も注目されていると言っても過言ではないTLDP。

デビューアルバム『Prelude to Ecstasy』のオープニングを飾る、壮大なシネマティック・インストゥルメンタル “Prelude to Ecstasy” が流れ始めると、メンバーたちが入場、それぞれが定位置に立つと、さらにTLDPの世界観がまずます深まっていった。メンバーはステージ下手から、オーロラ・二シェヴシ(Key/Org/Pi/Syn/Cho)、エミリー・ロバーツ(Gt/Mand/Fl/Cho)、アビゲイル・モリス(Vo)、リジ・メイランド(Gt/Fl)、ジョージア・デイビーズ(B/Cho)のメインメンバーが横並びに並んでいて、後方にはサポートドラマーのキャスパー・マイルズ(Dr/Per)がしっかり支える編成。

グリーンのステージ上はあっという間にTLDPの世界観に染まっていく。オープニングトラックの荘厳なイントロから始まる “Burn Alive” は、彼女たちにとっての最初の声明のような曲である。《あなたの炎の中に付んだままの私を/焼いて生きたまま焼いて》と歌われる一節には、《私の痛みや苦しみを聖火で燃やし尽くして、芸術に昇華する》というバンドの所信表明が込められている。そんなこの曲を堂々とパフォーマンスするメンバーたち。その中でも際立っていたのは、フロントウーマンのアビゲイル・モリスだ。シリアスなオペラとリズミカルなポップ交互に歌われた “Ceasar on a TV Screen”における、彼女の王もしくは女王然とした佇まいと立ち振る舞いは、シンガーとしてはもちろん表現者としても圧倒的な存在感を放っていた。

曲が終わり、シリアスな空気が充満する中、そんな雰囲気を一変させたのが、ベースのジョージアの日本語MCだった。「みなさん、こんにちは!大丈夫ですか?私たちはラスト・ディナー・パーティーです!」と、カタカナ表記にする必要がないぐらい流暢で、その流れのままメンバーを1人ずつ日本語で紹介していった。その後のMCでも、彼女たちが思っていることをちゃんとした日本語で語っていて、ここから感じた驚きは、TLDPのパブリック・イメージをいい意味で更新してくれた気がする。

TLDPのライブはまだまだ始まったばかりだ。ここ10年間のトレンドから逆行するかの如く、とても過剰に装飾的で、且つ歪な美しさを持つ彼女たちのアート・ロック『Prelude to Ecstasy』は、これら要素がリバイバルするキッカケと大いになりうる名盤だ。ここからさらに、本アルバムの世界が次々と披露されていく。母親のことを思い浮かべながら女性性の抑圧を切ないメロディに乗せて歌う “The Feminine Urge” に、ゴスペルチックなコーラスのイントロから始まったローファイなロック “Second Best”。そして、美しくも切ないメロディで歌われる「どうしようもないラヴソング」の “On Your Side”と続き、どっぷりと彼女たちの世界観に浸かり込んでいくオーディエンス。曲中曲外問わず湧き上がるのは簡単な叫びと称賛の声ばかり。

“Sinner” では原曲はニューウェイブ調ながらもライブバージョンはかなりヘヴィーなハード・ロックなアレンジになっていて、ファンの高揚感をさらに煽り上げていった。終盤に入ると、ブロンディの名曲 “Call Me” のカヴァーや、ダークでヘヴィな雰囲気とコーラスパートが壮大が双璧をなす “My Lady of Mercy” と続き、ラストはTLDPのファーストシングルにして最初のアンセム “Nothing Matters”だ。バロック・ポップ、グラム・ロック、ゴス、ポスト・パンクなど──彼女たちの音楽を構成するアート・ロックの要素が全て詰まったこの楽曲のオーディエンスは一斉に《And I will fuck you like nothing matters(何も問題ないみたいに、あなたをファックする)》と大合唱し、歪な多幸感をもたらし、約1時間のステージをやり切った。

このあとメンバーは、息つく暇もなく次のフェスに出演するために苗場を後にしたそうだ。デビュー直後にして最高に注目を浴びている今だからこそ、世界中のステージをさらに経験し、より世界へと羽ばたいてほしいと心からそう思う。

<セットリスト>
01. Burn Alive
02. Caesar on a TV Screen
03. The Feminine Urge
04. Second Best
05. On Your Side
06. Gjuha
07. Sinner
08. Portrait of a Dead Girl
09. Mirror
10. Call Me (cover)
11. Big Dog
12. My Lady of Mercy
13. Nothing Matters

]]>
ENG: The Killers bring the passion to Fuji Rock https://fujirockexpress.net/24/p_3215.html Sat, 27 Jul 2024 04:30:18 +0000 https://fujirockexpress.net/24/?p=3215 On a balmy opening night at Fuji Rock, Killers frontman Brandon Flowers bounded out in his signature tuxedo jacked and had the audience at the Green Stage screaming at full throttle for the band’s early hit “Someone Told Me.”

Many in the crowd mouthed the lyrics intended for a lover spurned and a sort of “look at me know” showmanship that would dominate the 90-minute set. Indeed, Flowers and the band hailing from the great city of Las Vegas were full of showmanship and strut, exhorting the audience to reflect their energy. 

There was a lot at stake for the Killers, who are making their first return to Fuji Rock in 20 years! Their last performance was the third slot at Red Marquee with their debut album, and now they are making a triumphant headline return. 

The Killers have done to stay relevant and top of the charts during this length of time, no doubt for their knack for a catchy hook and breathless vocal performance, which is 100% energy. 
Since their debut album, the band has made reported trips to Japan for their second release and a major performance at Budokan in 2018. Frequent touring in Japan has led them to earn a devoted following.

Prior to the start of the show, fans packed the gated area in front of the stage, making access impossible; crossing from the left side to the right was equally difficult. When the lights came on, the entire stage set was revealed: a large visual backdrop and a singular “K” lit with lightbulbs placed in front of Flowers keyboard.

This visit by The Killers is part of an ongoing “Revel Diamonds Tour” in support of their release last year. Song two was “Enterlude,” which Brandon sang on a synthesizer leading the track to “When You Were Young,” and a tribute to UK rock. 

From here, the band returned to their Americana roots and hometown of Las Vegas with winding bass lines flowing into “Smile Like You Mean It,” the soul tune “Shot At The Night,” which featured a female chorus, and “Run for Cover,” where Brandon shouts at full force without regard for pitch.

One highlight of the show was a young audience member who held up a sign that read “Can I drum?” and when Brandon saw it, he brought the young man from Tokyo, Wateru, up on stage and had him play the drums for “For Reasons Unknown.” 

This sequence of events actually happened six years ago when the Killers were headlining a festival in Glasgow, and Brandon found a sign in the audience that read “Can I drum?” and had the fan play the drums. 

This concert was already more entertaining than we had imagined, but their career has shown that they can end the song with a bang. “A Dustland Fairytale” starts off with a quiet and dramatic melody and develops into a grand pop song in the second half. Their song is an homage to Bruce Springsteen, and “Runaways” had the audience pumping their fists in the air again and again. 

As the show neared the end, the pop dance beat of “Caution” started with a spectacular intro, raising the fans’ excitement to the next level. When the Killers’ played “All These Things That I’ve Done,” a lot of confetti reigned down on the audience. 

The Killers then played three anthems in a row for their encore, with a hyper-groovy bass line and the harmony of the chorus, all of which came together to create a cathartic “The Man” and then space rock “Human.” 

And the last song was the flawless anthem “Mr. Brightside,” a 50-50 version that started with a false beginning that was slower and then cascaded into a full upbeat frantic version that had the crowd jumping and frolicking.

]]>
THE KILLERS https://fujirockexpress.net/24/p_838.html Fri, 26 Jul 2024 20:35:11 +0000 https://fujirockexpress.net/24/?p=838 ザ・キラーズが20年ぶりにフジロックに帰ってきた!20年前の出演ステージはレッド・マーキーで3番手のスロット。デビューアルバム『Hot Fuss』(今年リリース20周年!)をリリースしてすぐのタイミングでの来日だった。当時からUKロックファンを中心に話題になっていた本作を提げてのステージだったわけだが、残念ながら筆者はその時のライブを目にしていない。代わりとして翌年開催された初の日本ツアーでのライブを観たのだが、まだ青さこそ残っていたものの、その圧倒的な“楽曲力”でオーディエンスを驚かせた。

あれから20年。彼らは世界最高クラスのロック・エンターテイナーとなり、遂にグリーン・ステージのステージに立つことに。彼らのライブはいつ観ても最高だ。まだ青さが残った初日本ツアーの時も、2ndアルバム『Sam’s Town』の日本ツアーのライブの時も、そして成熟した2018年の武道館の時も、いつも最高であり続けた。だからこそファンは、まだスタートまでかなり時間があるにも関わらず、グリーンの前方エリアとPAの両サイドエリアを埋め尽くすほど集まっていたのだと思う。流れていた場内BGMが終わり、暗転とほぼ同時にオーディエンスの期待が一気に弾けるような大歓声が湧き上がった。照明がつくと、ステージセットの全容が明らかになった。ステージ中央横にはキラーズのロゴの頭文字「k」のオブジェ(以下kオブジェ)が置かれ、ステージ上のところどころには小さな高台が設置されている。そこにメンバーがステージに登場し、最後に現れた黒の上下に白いジャケットを羽織ったブランドン・フラワーズ(Vo/Syn)の姿が見えると歓声はさらに大きくなった。

今回の来日は、昨年リリースされた2枚目のベストアルバム『Revel Diamonds』を引っ提げ進行中の『Revel Diamonds Tour』の中に組み込まれたもので、セットリストはベスト・オブ・ベストな楽曲揃いだった。大アンセム“Somebody Told Me”から始まったライブは、のっけから曲通してシンガロングが起こり、ブランドンがkオブジェの後ろに設置されたシンセサイザーで弾き語った“Enterlude”から“When You Were Young”に続く流れは。セカンドアルバム『Sam’s Town』の“それ”で最高の一言に尽きる。1stアルバムがUKロック的と称され(一部では揶揄もされ)、彼らが自分たちのルーツに立ち返って作られた『Sam’s Town』。彼らの最初の大きな分岐点だ。ここから彼らは、自分たちの作りたいサウンドを大事にしつつも、常に故郷「ラスベガス」を心に刻み込み、楽曲をアップデートし続けた。そういった意味でも、1stの楽曲もまた、彼らにとっての音楽的ルーツなのである。

これもまた彼らのルーツである80sニューウェーブ風なロックソング“Jenny Was a Friend of Mine”から“Smile Like You Mean It”、女性コーラスをフィーチャーしたソウル・チューン“Shot At The Night”、そして音程キープとか関係なしに全力でシャウトするブランドンの姿が印象的な“Run for Cover”に見られる緩急ついた曲の流れも秀逸で、オーディエンスのテンションを煽りまくる。そして、中盤の目玉はなんと言っても“For Reasons Unknown”だろう。客席に「Can I drum?(ドラムを叩いてもいいですか?)」と書かれたプラカードを掲げる青年がいて、それを見つけたブランドンが、なんとその青年をステージに上げ“For Reasons Unknown”のドラムを叩かせたのだ。・・・というこの流れ、実は6年前にも行われていた。当時グラスゴーで開催されたフェスティバルにヘッドライナーとして出演したザ・キラーズが、同ライブにてブランドンが「Can I drum?」と書かれたサインを観客の中から見つけ出し、そのファンにドラムを叩かせた。もしかしたらそのオマージュを彼(ワタルさん)がしたのかもしれない。

もはや想像していた以上のエンターテインメントになってきたこのライブだが、締めるところはビシッと締めるのが彼らのキャリアが成す業だ。序盤の静かでドラマティックなメロディから後半にかけて壮大なポップへと展開していく“A Dustland Fairytale”。この曲名をリネームし、あのブルース・スプリングスティーンをフィーチャリングに迎えた“Dustland”をセルフカバーしたり、“Runaways”で拳を何度も突き上げオーディエンスのハートを再び鷲掴みにする。

終盤に突入すると、壮大なイントロから始まるポップなダンス・ビートの“Caution”でもうワンランク上にファンのテンションを上げつつ、キラーズのスタジアムにおける絶対的アンセム“All These Things That I’ve Done”では大量の紙吹雪が噴射され、エンディングが近いことを感じさせる。するとアンコールではもはや反則級のアンセム3曲の連投。堂々としたサウンドのシンセ・ディスコや、ハイパーグルーヴィーなベースライン。コーラス隊のハーモニー、それら全てが合わさりカタルシスが生まれる“The Man”、キラーズ印100%全開のスペース・ロック“Human”、そしてラストは完全無欠のアンセム“Mr. Brightside”だ。前半をエレクトロニックなレンジで、後半をオリジナルアレンジで展開するスペシャルな“Mr. Brightside”はグリーン全体に広がるようなシンガロングを生み出した。

今晩、目の前で繰り広げられたのは、現代最高のロック・エンターテインメントだった。2009年に残した忘れ物を取り戻すためにフジロックが求めていたものであり、誰よりファンが待ち望んだ至高の時間だった。

<セットリスト>
01. Somebody Told Me
02. Enterlude
03. When You Were Young
04. Jenny Was a Friend of Mine
05. Smile Like You Mean It
06. Shot at the Night
07. Run for Cover
08. Running Toward A Place
09. Spaceman
10. boy
11. For Reasons Unknown (with Wataru)
12. Dustland (Are You Lonesome)
13. Runaways
14. Read My Mind
15. Caution
16. All These Things That I’ve Done
──Encore──
EN1. The Man
EN2. Human
EN3. Mr. Brightside (50/50)

]]>