“HARA MASAMI(HAMA)” の検索結果 – FUJIROCK EXPRESS '24 | フジロック会場から最新レポートをお届け https://fujirockexpress.net/24 FUJI ROCK FESTIVAL(フジロックフェスティバル)を開催地苗場からリアルタイムでライブレポート・会場レポートをお届け! Tue, 13 Aug 2024 04:03:22 +0000 ja hourly 1 https://wordpress.org/?v=6.6 あれもない、これもないフジロック https://fujirockexpress.net/24/p_7583.html Fri, 09 Aug 2024 07:18:03 +0000 https://fujirockexpress.net/24/?p=7583 「おかえり!」と声をかけると「ただいま!」と応えてくれる……。前夜祭のレッド・マーキーにやって来てくれたみなさんと、そんな挨拶を交わして集合写真を撮影し始めたのは、2007年ではなかったか。初めてやったときには、オーディエンスがどう応えてくれるか、全くわからなくて、はらはら、ドキドキだったんだが、ものの見事にほぼ全員から「ただいま!」と返ってきたときにはめちゃくちゃ嬉しかった。フジロックが、あるいは、苗場が、年に一度、帰省するふるさとのようになっているのを実感したのは、この頃からだったかもしれない。

あれからすでに17年、相も変わらずそんなことを続けている。なにはともあれ、みんなの幸せな顔を見るのが嬉しいからだ。苗場音頭での盆踊りが一段落して、花火が上がったあと、レッド・マーキーの入口のテープがカットされると、この1年間、フジロックを待ちわびていた人達が、文字通り、堰を切ったように雪崩れ込んでくる。そして、DJ MAMEZUKAの絶妙な選曲で回されるレコードからあふれ出る音の洪水をかぶる彼らの幸せな表情ったら……ありゃあしない。それに魅入られた関係者や噂を聞きつけた出演者までもが、ステージからその光景を記録しようとカメラを構えている。どうやら、運営本部でもその様子が映像で確認されているようなのだが、ちっぽけなモニターで見るのと、現場にいるのとでは大違い。実際にそれを目の当たりにしてほしいと呼び出したのが、昨年までグリーン・ステージを担当していた、主催者スマッシュの新社長、佐潟氏。それに応えてわざわざやって来てくれた彼が「確かに、そうだね。実際に見ると……」と、口にしてくれたのが嬉しかった。

加えて、今年はステージ袖に腰をかけて、最初のバンド、USを待ちわびていたのが、フジロックを生み出した日高大将。言うまでもなく、彼の写真をフィーチャーして2021年に制作した「Wanted(指名手配)」Tシャツには「彼が最前線に戻ってほしい」という願いが込められていた。かつてfujirockers.orgが作ったTシャツで、これが桁違いのセールスを記録したのはなぜか? 多くのフジロッカーがそんな思いを共有していたからに違いない。嬉しいことに、昨年はクリスタル・パレスやどん吉パークに彼が出没。体調がすぐれないと耳にしていたにもかかわらず、今年はレッド・マーキーからグリーン・ステージにも姿を見せている。しかも、彼が惚れ込んだというUSのライヴを楽しんでいる姿を目撃したのは少なくとも2回。ひょっとしたら、それ以上足を運んでいたのかもしれない。

コロナ禍以降、なかなか本来のフジロックが戻ってこないことに苛立っているフジロッカーが多いことは百も承知だ。それでも、ここにいるだけで幸せを感じていた。奥地のカフェ・ドゥ・パリもストーンド・サークルもない。ジム・ウェストを中心に集まってきたDJたちがお気に入りの音楽を楽しむブルー・ギャラクシーは復活したものの、あの周りにあったワールド・レストランは見る影もない。昔からのフジロックを知っている人間にとってみると、かなり寂しい景色にも映る。それでも、「なにやら幸せ」な自分がいるのだ。どこかで読んだ記事に「フジロックで飲むビールがめちゃ旨い」というのがあったんだが、実にその通り。なにを食っても、なにを飲んでも、ここにいることでその全てが格別なものになっているのに気付くのだ。

何度もやってきている常連にとって、フジロックは盆と正月が一緒になった、里帰りのようなもの。懐かしい友や仲間に再会できる場所でもある。年に一度、ここでしか再会しない友人だって珍しくもない。それでも、どこかで同じような世界を引きずりながら生きていることを互いに確認したり、旧交を温めることになる。しかも、初めて出会っても、どこかで繋がっているような感覚に陥ることも珍しくはない。そして、この1年を振り返りながら、あ〜でもない、こ〜でもないと会話が続いていくのだ。

この1年でフジロックに馴染みのある人たちもこの世を去っている。そんな仲間やアーティストのことが頭をかすめるのも仕方がないだろう。そんなひとりがチバユウスケ。今年、1998年の「地面が揺れた」伝説のフジロックから、スタッフが記録し続けた彼の写真をフジロッカーズ・ラウンジで展示したのは、そんな勇姿が我々に焼き付いていたからだろう。土曜日にクラフトワークが、昨年亡くなった坂本龍一への敬意を示すように「戦場のメリー・クリスマス」を奏でて、「Radioactivity」への導入部のように使ったのが話題になっているが、彼も苗場に姿を見せたアーティストのひとりだった。

Photo by MITCH IKEDA

フジロック・エキスプレスの更新作業に使う本部テントの準備と取材活動のために、精鋭スタッフと共に苗場入りした火曜日、新たな訃報が飛び込んでいた。作業を終えた夕方、UKロックの源流と言っていいだろう、ジョン・メイオールが亡くなったことを知る。ご存知の方も多いだろう。彼の次男が、フジロックの第1回目から最重要スタッフとして行動を共にしてきたスマッシュUKのジェイソンであり、幾度となくDJとして、あるいは、ザ・トロージャンズというバンドを率いて出演してきたギャズは長男。いわば、ふたりともフジロックを語るときに欠かすことができない人物となっている。彼らにどんな言葉をかければいいのか……、かなり戸惑っていた。実の父親が他界したのだ。彼らが現場を離れても誰も文句は言えないだろう。が、ジェイソンは黙々とフェスティヴァルの準備に奔走し、少し遅れてやって来たギャズには予定通りにツアー続行することを告げられる。

規模で言えば、比較の対象にはならないことは百も承知なのだが、フジロックを触発することになった英国のグラストンバリー・フェスティヴァルに繋がる不思議な縁がメイオール親子かもしれない。後者の主催者で会場となる農場の主、マイケル・イーヴィスが大きな影響を受けたのは1969年に開催されたバース・ブルース・フェスティヴァル。そこで演奏したジョン・メイオールとブルース・ブレイカーズを見て、「自分もフェスティヴァルをやりたい」と思うに至ったと。今ではその中心人物として全てを仕切っている末娘、エミリーが口にしている。しかも、そのライヴのステージ裏にいたのが、まだまだガキンチョだったギャズとジェイソン。ずいぶんと大人になった彼らがフジロックで最もフェスティヴァル的要素を凝縮したパレス・オヴ・ワンダーからブルー・ギャラクシーの顔のような存在となっている。

1970年に始まったグラストンバリーは今年で54年目となり、1997年に始まったフジロックは、ちょうどその半分の27年目。苗場での開催が始まった1999年から25年の節目となることが今年は話題になっているのだが、フジロックのルーツと言ってもいい、アトミック・カフェ・ミュージック・フェスティヴァルが産声を上げたのは1984年と、40年前にさかのぼる。というので、あの時、スタッフとして関わった身として、今年はジプシー・アヴァロンで続けられているアトミック・カフェのステージに立って、当時の話をしている。

あれから、とてつもない時間が過ぎ去ったように思う。その間に多くの友達や仲間に関係者がこの世を去り、フジロックが始まった頃にはまだ40代そこそこだった筆者も、すでに高齢者となっている。今年、グラストンバリーの主催者、マイケルが車いすに乗ってザ・パークと呼ばれるステージに姿を見せている一方で、フジロック生みの親、日高大将は杖を片手に前夜祭のレッド・マーキーやグリーン・ステージに立っている。かつてのようにジープで会場内を走って、動き回っていた彼らを見られないのは残念だが、世界の西と東で目撃したこの光景は彼らの想いがそのままフェスティヴァルとなっているんだろうと思わせていた。

なにやら表向きには順調に復活しているように見えるかもしれないフジロックだが、さて、どうなんだろう。確かに、主催者からは「来年はあります」と耳にしているし、今年も会場を離れるときに見たゲートには、その日程が発表されていた。しかし、その言葉の裏に「再来年はわからない」というニュアンスを感じていた。なにせ、異常とも思える円安のピークが開催期間中。ギャラの支払いはドル建てが原則なので、おそらく、海外からやって来た出演者に支払われる金額が想定よりも遙かに膨らんでいるはずだ。加えて、チケットのセールスも全盛期から比較したら、貧しかったと聞いている。チケットが値上げされているといっても、利益が出ているとは考えられない。

だからなんだろう、どこかで唐突にフジロックがなくなってしまうのではないかという危惧感は拭えない。なんの前触れもなく、消え去ってしまうような怖さも感じているのが正直なところ。でも、もちろん、そうなって欲しくない。なぜなら、想像できないのだ。年に一度帰る故郷がなくなることは。フジロックのおかげで知り合ったり、仲良くなった友人たちと再会できる機会が失われるのには耐えられないように思う。

初めてここに来た人達はどうだった? 同じように感じる? また、来年もやってきたいと思った? もし、そうでなかったら、フジロックの魅力が失せているってことなんだろう。もし、そうだったら、フジロックがこれでも他に類を見ない野外コンサートではなく、フェスティヴァルと呼ぶにふさわしい存在だということを証明してくれているようにも思う。でも、かつてのフジロックを取り戻したいという想いは変わらない。

今回、嬉しかったことのひとつは、会場で、かつてワールド・レストランと呼ばれる場所で中心となって動いてくれていたエチオピア人の仲間、ソロモンを見かけたこと。なんと7年ぶりに来た彼がなにを思ったか? ひょっとして、また、彼を核にワールド・レストランのような趣を復活させてくれないだろうかと期待してしまうのだ。そして、もうひとつ嬉しかったのが、何年ぶりだろう、戻ってきてくれたジーンズのリーバイス(Levi’s)。初期のフジロックでコンスタントにサポートしてくれていた彼らが戻ってきてくれた背景に、昔のスタッフが関わっていることに驚かされていた。

さて、そんな今年の会場内外での顛末を伝えてくれたのは以下のスタッフの数々。会場で一生懸命動いてくれた彼らに感謝して、そして、また、ここに集まってきたみなさんと再会できることを祈って、〆の文章を終えようと思う。ありがとうございました。

■日本語版
森リョータ、阿部光平、丸山亮平、あたそ、阿部仁知、イケダノブユキ、石角友香、梶原綾乃、三浦孝文、若林修平、Asakawa Maho、東いずみ、越川由夏、泉みや、Eriko Kondo、YAMAZAKI YUIKA、渡辺紗礼、こっこ、ヌー子、浅野凜太郎、井上勝也、エモトココロ、堅田ひとみ、粂井健太、古川喜隆、小林弘輔、佐藤哲郎、白井絢香、suguta、髙津大地、HARA MASAMI(HAMA)、平川啓子、前田 俊太郎、松藤 万里子、ミッチ イケダ、宮田遼、安江正実、リン(YLC Photography)

■E-Team
Nina Cataldo、Jonathan Cooper、Park Baker、Sean Scanlan

■フジロッカーズラウンジ
mimi、obacchi、SEKI、yamato

■ウェブサイト制作&更新
平沼寛生(プログラム開発)、迫勇一、坂上大介

■スペシャルサンクス
三ツ石哲也

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ENG: bongjeingan https://fujirockexpress.net/24/p_6914.html Mon, 29 Jul 2024 11:29:10 +0000 https://fujirockexpress.net/24/?p=6914 Korean three piece bongjeingan really know how to make a song stay fresh. Each one during their Sunday night Naeba Shokudo set flitted from poppy to heavy to math-y to sincere so often that, as the saying goes, if you don’t like the weather, wait around a few minutes. Or in this case a few seconds. It was really good stuff!!
They had a loyal following too, singing along and providing well timed crowd participation ‘hey’s. They seem like the kind of band that draws a loyal following. What’s more they really looked like they were having a lot of fun, they exuded coolness in the way only a really confident and, well, cool band can.
If you weren’t already a fan and were hoping for something intriguing and unexpected to cap off your three days at Fuji Rock, bongjeingan was just what the doctor ordered. Pure manic energy.

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キタニタツヤ https://fujirockexpress.net/24/p_890.html Mon, 29 Jul 2024 09:52:46 +0000 https://fujirockexpress.net/24/?p=890 キタニタツヤという人間はとても興味深い。人間性、思想、背景、キャリア、視点・・・それらどれをとっても興味深い人間だと思う。言い換えれば特異でもあったりする。しかし、だからこそ、こんなにも共感や支持を得ているんだろう。彼の曲や言葉の意味を知ると、毎回得られる納得感がすごいのだ。そんな彼が一躍有名になったのは、2022年にリリースされた”スカー”(TVアニメ『BLEACH 千年血戦篇』OPテーマ)と、“青のすみか”(TVアニメ『呪術廻戦』懐玉・玉折 OPテーマ)の大ヒット。それらの実績を引っ提げ、昨年の紅白歌合戦に初出場、今年5月にはデビュー10周年記念として日本武道館での初ライブを成功させた。そんなキタニがフジロックのステージに初めて立つ。

ライブ前、リハで本人が出てきて曲を丸々1曲2曲やるアーティストをたまに見かけるがキタニもそのタイプだ。そこで演奏したのが代表曲の“ハイドアンドシーク”と“スカー”の2曲だった。リハとはいえファンにとっては嬉しい選曲に、ライブ本編への期待値はより高まる。スタート時間の16時になると、ハードビードなBGMにキタニタツヤとバンドメンバーが登場。ライブは、ヘヴィーなギターフレーズのイントロが印象的な“聖者の行進”からスタートした。いきなりハンズクラップがオーディエンスから湧き起こる。曲通してヘヴィーでダンサブルでダイナミックなアレンジがファンのロック魂に火をつける。アウトロからシームレスにTVアニメ『戦隊大失格』OP主題歌“次回予告”へと続いていく。アニメとのリンク度が高いこの曲だが、ライブではそのことを忘れさせるほど、ロックでテクノで最高にエキサイティングな曲に変貌を遂げ、ファンに新鮮な感覚を与えていた。続く“悪魔の踊り⽅”では、聴き手を強く扇動するような歌詞とロックサウンドで、そこにライブならではの強いビート感だったり、アシッド風なアレンジが効いていて、「オマエら踊れ!」と言わんばかりのあおりに、踊らずにはいられない。

短いMCを挟んで、ファンキーなベースイントロから始まったのは初期のライブ定番曲“Stoned Child”。イントロからループされるベースとサンプリング音から生まれるグルーヴに乗せられるように踊るオーディエンス。そこにキタニの髪を振り乱しながら叫び歌う姿も相まって、最高にダンサブルな曲になっていく。矢継ぎ早に“Moonthief”が始まると、マシンガンのように歌うキタニにヘヴィーなビートが乗って、よりダンサブルな雰囲気を作り上げる。

ライブ中盤に突入すると、キタニのソングライティングの幅の広さがより如実に表れてくる。四つ打ちダンストラックの“夜警”、ポップ/エモ/ヒップホップが融合したような初期の名曲“I DO NOT LOVE YOU.”、キタニのヴォーカルにアヴァンギャルドなアレンジが印象的な“PINK”、インダストリアルなサウンドにダウナーなポエトリーリーディングパートやラップパートのある“夜がこわれる”、そして自身の至らなさをエモーショナルなメロディに乗せて吐露した“⼤⼈になっても”と、バラエティに富んでいて聴いていて全く飽きない。であって、キタニタツヤの人間人生哲学と多面性という共通項はしっかり持っている。そこに彼の凄さがある。

そんなキタニ・ワールド全開のライブはまだまだ続く。“人間みたいね”では「ナイル・ロジャース風のファンキーなギターカッティング」と「アーバンな雰囲気のメロディ」という相反する要素の組み合わせからくる違和感すらも心地よく聴かせ、ファンキーなギターカッティングはそのままにテンポアップした“憧れのままに”では、先ほどのアーバンな雰囲気から一転シティポップ風なアップリフティングなトラックにオーディエンスは思いっきり踊らせた。

リハでの2曲も含め“ほぼ”ベストヒット的なライブは、怒涛のようなクライマックスを迎える。デビュー10周年記念ソングとしてリリースされた“ずうっといっしょ!”は彼の原点であるバンドサウンドを意識したストレートなロックソングで、ライブがもうじき終わってしまうという予感を抱きながら聴いているとどんどん没入していくのを感じる。畳み掛ける壮絶なアウトロで曲が終わると、キタニが「みなさんに会えてよかったです。また会いましょう」と感謝の言葉を告げると、ラストはキタニの押しも押されもせぬ代表曲となった“青のすみか”だ。キタニの押しも押されもせぬ代表曲となったこの曲は、彼がデビューしてから培ってきたモノが全て詰め込まれた集大成的な歌で、多くの人に響くべくして響いた曲だと思う。たとえそれが仮にアニメタイアップでなくてもだ。

冒頭に「キタニタツヤという人間はとても興味深い」と書いたが、それは彼の誠実な姿勢、リスナーにクリエイティブに真摯に向き合う正直な人間性がベースにあるからだ。“ずうっといっしょ!”の前のラストMCでキタニが口にしていたこと──

「自分はキタニタツヤとしてずっと活動していて、普段あまり音楽に触れたことのないような人で音楽にハマりそうな人たちに向けての『音楽の入り口』になりたくてアーティストになることを選びました。けど、ここ(フジロック)に来てる皆さんは、普段から音楽に触れている人たちだから、今日は自分がやりたいように楽しみながら演らせていただいてます。みなさんのおかげです。ありがとう」

── この言葉が全てを物語っていると思う。

キタニタツヤの躍進はまだまだ止まらない。近い将来、彼がグリーン・ステージに上がる、そんな光景が観たい。そう素直に思えるライブだった。

<セットリスト>
01. 聖者の行進
02. 次回予告
03. 悪魔の踊り方
04. Stoned Child
05. Moonthief
06. 夜警
07. I DO NOT LOVE YOU.
08. PINK
09. 夜がこわれる
10. 大人になっても
11. 人間みたいね
12. 憧れのままに(yama x キタニタツヤ cover)
13. ずうっといっしょ!
14. ⻘のすみか

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Satria Ramadham https://fujirockexpress.net/24/p_1069.html Mon, 29 Jul 2024 01:06:07 +0000 https://fujirockexpress.net/24/?p=1069 RUFUS WAINWRIGHT https://fujirockexpress.net/24/p_855.html Sun, 28 Jul 2024 17:58:03 +0000 https://fujirockexpress.net/24/?p=855 最終日の昼過ぎのグリーン・ステージ。前方エリアはまばらなものの、多くの人が椅子を広げて過ごしている。2020年の中止の際にラインナップされていた時から、ずっと待ち望んでいたライブがこれからはじまる。「今年は彼のために来た」という声をちらほら聞いたし、僕もずっとここで観たかった。フジロック初出演のルーファス・ウェインライトの登場だ。

素肌にジャケットという装いであらわれたルーファス。“Agnus Dei”では、細やかなピアノの重厚な音像が荘厳な雰囲気を醸し出し、歌声がグリーンの木々たちにこだまして空に抜けていく。日本語で「みんな元気?」と語り、ピアノのアルペジオがみずみずしい“Montauk”を感じ入るように歌うルーファスに、うっとりと聴き入るオーディエンス。シンプルなピアノの弾き語りで、広いグリーンにこれほどの雰囲気をつくりだせるシンガーもなかなかいないだろう。

アコースティックギターに持ち替えると、“Out of the Game”、“Gay Messiah”を続けて披露。ざっくりとした指弾きのとてもシンプルな弾き語りだが、何一つ余計なものがない甘美なメロディと伸びやかな歌声の説得力が沁みてくる。ピアノに戻った“The Art Teacher”でも、息を呑むような情感が今にも降り出しそうな空模様のグリーンを包み込む。

日本語で「一緒に落ち込もう」とルーファス。一瞬どよめいたが、ストレートにそう言えるのがあなたらしい。不穏なスローナンバー“Early Morning Madness”でどんよりとした雰囲気に浸ると、「ロンドンのミュージカルで大成功して、この頃はかなり忙しかったんだよ。採算的には完全に失敗だったけど」と冗談のようにさらっと語り、またもやどんよりと暗いアコギ弾き語りの”Ready for Battle”。こんなにもの悲しさが滲むグリーンのライブなんてこれまであったんだろうか。

レナード・コーエンのカバー”So Long, Marianne”をシンプルなコード弾きで歌う姿は、どこか古き良き牧歌的なあたたかさがあったが、今は失われたものというニュアンスをそこはかとなく漂わせている。ピアノに戻った“Poses”では手を振り上げ揺れる人もいたが、なんだか気分は晴れない。この辺で雨が降ってきてレインコートを着る人がちらほらいたが、なんだか僕はもう一緒に濡れていたい気分だった。

そして日本語で「一緒にハッピーになろう」とルーファス。どうやら日本語MCのメモを用意しているらしく、こういう姿も健気というかなんというか。かわいらしいピアノが映える“Cigarettes and Chocolate Milk”でも、力なく笑うようなもの悲しさはかえって際立って感じられたし、「カモン、カマラ・ハリス!」と語り披露した“Going to a Town”で、もうこらえられなくなってしまった。「I’m so tired of you, America」と歌うあなたの、祖国アメリカへの憂いが痛いほど伝わってくる。雨は少し強くなってきたが、もう意地でも濡れていたかった。

最後に「素晴らしいあなた方にこの曲を残すよ。聴いたことがあると思うよ」と語り、レナード・コーエンのカバー“Hallelujah”。なんて清廉で穢れのない弾き語りなんだろうと感じれば感じるほど、あなたの悲しみが滲んできてもう涙が止まらなかった。

こんな風にストレートに悲しみを共有できるシンガーがどれほどいるというのか。でも何度も日本語で「一緒に」と言ったあなたとそんな気持ちを分かち合えたことがなによりの幸福に感じるし、そこには不思議と希望が灯っている。僕はすごくあたたかいものを感じながら、心からの拍手で彼を見送った。フジロックに来てくれてありがとう、ルーファス・ウェインライト。

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bongjeingan https://fujirockexpress.net/24/p_987.html Sun, 28 Jul 2024 13:56:42 +0000 https://fujirockexpress.net/24/?p=987 苗場食堂には失礼だが、苗場食堂で見るには贅沢、見ることができたのがラッキーなアクトだった。韓国で知名度のあるバンドで各々活動してきた3人のメンバーが音楽でお互いを癒すために始めたのがbongjeinganなのだという。バンドのキャッチフレーズなのか、缶バッチに“Music Therapy Group”と印刷されているのはちょっと洒落かなと思うけど、音源を聴き、そして今、ライブを見たら確かに、と思う。互いが出す音に反応して大笑いする、そんな楽しさから始まっている感じなのだ。

彼らの音楽を嗅ぎつけて集まってきたオーディエンス。GREEN STAGEではノエル・ギャラガーがもうすぐ登場する時間だが、ここにいる人たちは目線とあまり変わらない高さのステージに釘付けだ。韓国から初めて日本、それも最初がフジロックのため(後日、ライブハウス公演もある)の来日というのもすごい。すごいのだけど、ちょっとその辺に出かけるようなラフな格好の3人がトライアングル状態にセット。そして、一音鳴ったところで「うわ、いいわ〜」と声が出た。シンプルに楽器のいい音にみんな笑顔になっている。昨年リリースのアルバムタイトル曲“12Languages”だ。こざっぱりしたシティボーイ、チ・ユネ(Vo、Ba)の声はクセがなくて聴き心地がいい。この声がバンドがどんな方向に振っても一つのトーンを保てる理由かも。

イム・ヒョンジェのギターとユネのベースのユニゾンがツボに入りまくる“KISS”は曲が進むとチョン・イルジュン(Dr)がクレイジーなまでのドラミングに突入。余談だが、今回のフジロックでのクレイジードラマーのトップ2はHedigan’sの大内岳とイルジョンに勝手に決定。クリーントーンの抜き差しで関節外しに遭うようなスリルを作り出していたが、中盤はさらにインダストリアルメタルと洒脱なファンクが1曲に同居するような“GAEKKUM”もライブで体験すると爆音が痛快でずっと聴いていたいぐらいだ。中学生男子とそのマインドで大人になったおじさんの大好物と思しき音楽性に、実際ロックオンされている人々が踊る。でももちろん若い女性もすっかりハマっている。“尼崎の魚”の頃のくるりだったり家主、君島大空のバンド形態が好きな人にも大いにおすすめしたい。

まずメンバーを笑わせることから始まっているんだろうなと思える曲が、ただ面白いだけじゃなくライブチューンとして機能するタフさを伴ったことで、きっと彼らは日本に来て、フジロックに出演しているのだ。

時間を気にせず演奏していたのか、8曲披露した後にユネが客に日本語で「今何時?」と聞く。「32分?OK」と確認した後、GREEN STAGE から聴こえてくるノエルの歌に合わせて一瞬口づさんだりしている。こんな光景、他の場所で見られない。グッと彼やバンドのパーソナリティが掴めて、30分も経っていないのにみんなこのバンドを大好きになっている。
ラストはダンスミュージック脳を経由したバンドサウンドの“Without you”が、もうこのまま一晩中踊りたい気持ちを加速させた。いやー、初来日の一発目としてかなり大きなインパクトを残してくれたんじゃないでしょうか。気になった人は明日、7月29日に開催される青山月見ル君想フに行ってみては。

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Frozen Fruits SODA フローズンフルーツソーダ https://fujirockexpress.net/24/p_6846.html Sun, 28 Jul 2024 12:30:54 +0000 https://fujirockexpress.net/24/?p=6846 店名:DIVERTENTE
エリア:YELLOW CLIFF
メニュー:Frozen Fruits SODA フローズンフルーツソーダ (800円)

凍ったフルーツゴロゴロで見た目も楽しく涼やか。透明カップで提供してくださるので目も楽しませて下さって最高です。こちらは氷は使わずなのでいつまでも味が薄まらず、さらには冷たいフルーツをデザートのようにも食せるので一度で二度美味しい素敵なドリンク!
ハイボール版もありました
一緒に購入のニョッキフリットとも相性抜群です。

★★★★★

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Gnocchi Fritta ニョッキフリット ボロネーゼ https://fujirockexpress.net/24/p_6840.html Sun, 28 Jul 2024 11:50:49 +0000 https://fujirockexpress.net/24/?p=6840 店名:DIVERTENTE
エリア:YELLOW CLIFF
メニュー:Gnocchi Fritta ニョッキフリット ボロネーゼ (800円)

まずは見た目がコロコロととして可愛らしい。
もちもち食感からのチーズ感、そしてお豆のほくほくと濃いめの味付けのボロネーゼがとっても合う!
夜食にも、おつまみにももちろん昼間のおやつにもぴったり
美味しいのもあって、すぐ食べ終わってしまうのでもう少し量が多いとうれしいなの気持ちで星4つ

★★★★☆

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ENG: PAS TASTA https://fujirockexpress.net/24/p_5869.html Sun, 28 Jul 2024 08:59:08 +0000 https://fujirockexpress.net/24/?p=5869 It felt like a wild raucous backyard party when crazy cut-and-paste pop crew PAS TASTA hit the Daydreaming stage Saturday. The six piece collective of “sound geeks” were in a constant friendly battle for control of the decks, adding an elevated level of chaos to their already scatterbrained brand of chopped up pop music. PAS TASTA’s sound plays like dance music for those suffering from ADD, with sliced and diced remnants of recognizable songs zig-zagging in and out of the mix and lasting only a few fleeting moments before the next catchy rhythm elbows its way in to the spotlight.

Snippets of reggaeton, J-pop, Brazilian tropicalia and glitched out hardcore EDM were sandwiched between radio bumpers, Dukes of Hazzard musical car horns and cartoonish sound effects. If there were shredded bars of a vaguely recognizable pop tune buried in the mix, you’d give your Shazam app a headache trying to identify what it was before you were whisked away onto the next adventurous soundscape. A wonky and bass-heavy remix of the Beatles “Come Together” flip-flopped into a blink-and-you’ll-miss-it tweak of Cali Swag District’s “Teach Me How to Dougie”.

The crowd on-hand were shouting in joy when a song they recognized popped up, only to be pulled in a completely different direction moments later. In anyone else’s hands, you’d have a swirling vortex of unlistenable noise, but PAS TASTA have perfectly crafted it into danceable art. If I ever throw a wild house party, I’m putting PAS TASTA in charge.

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Jim West https://fujirockexpress.net/24/p_1061.html Sun, 28 Jul 2024 06:55:19 +0000 https://fujirockexpress.net/24/?p=1061