“MITCH IKEDA” の検索結果 – FUJIROCK EXPRESS '24 | フジロック会場から最新レポートをお届け https://fujirockexpress.net/24 FUJI ROCK FESTIVAL(フジロックフェスティバル)を開催地苗場からリアルタイムでライブレポート・会場レポートをお届け! Tue, 13 Aug 2024 04:03:22 +0000 ja hourly 1 https://wordpress.org/?v=6.6 あれもない、これもないフジロック https://fujirockexpress.net/24/p_7583.html Fri, 09 Aug 2024 07:18:03 +0000 https://fujirockexpress.net/24/?p=7583 「おかえり!」と声をかけると「ただいま!」と応えてくれる……。前夜祭のレッド・マーキーにやって来てくれたみなさんと、そんな挨拶を交わして集合写真を撮影し始めたのは、2007年ではなかったか。初めてやったときには、オーディエンスがどう応えてくれるか、全くわからなくて、はらはら、ドキドキだったんだが、ものの見事にほぼ全員から「ただいま!」と返ってきたときにはめちゃくちゃ嬉しかった。フジロックが、あるいは、苗場が、年に一度、帰省するふるさとのようになっているのを実感したのは、この頃からだったかもしれない。

あれからすでに17年、相も変わらずそんなことを続けている。なにはともあれ、みんなの幸せな顔を見るのが嬉しいからだ。苗場音頭での盆踊りが一段落して、花火が上がったあと、レッド・マーキーの入口のテープがカットされると、この1年間、フジロックを待ちわびていた人達が、文字通り、堰を切ったように雪崩れ込んでくる。そして、DJ MAMEZUKAの絶妙な選曲で回されるレコードからあふれ出る音の洪水をかぶる彼らの幸せな表情ったら……ありゃあしない。それに魅入られた関係者や噂を聞きつけた出演者までもが、ステージからその光景を記録しようとカメラを構えている。どうやら、運営本部でもその様子が映像で確認されているようなのだが、ちっぽけなモニターで見るのと、現場にいるのとでは大違い。実際にそれを目の当たりにしてほしいと呼び出したのが、昨年までグリーン・ステージを担当していた、主催者スマッシュの新社長、佐潟氏。それに応えてわざわざやって来てくれた彼が「確かに、そうだね。実際に見ると……」と、口にしてくれたのが嬉しかった。

加えて、今年はステージ袖に腰をかけて、最初のバンド、USを待ちわびていたのが、フジロックを生み出した日高大将。言うまでもなく、彼の写真をフィーチャーして2021年に制作した「Wanted(指名手配)」Tシャツには「彼が最前線に戻ってほしい」という願いが込められていた。かつてfujirockers.orgが作ったTシャツで、これが桁違いのセールスを記録したのはなぜか? 多くのフジロッカーがそんな思いを共有していたからに違いない。嬉しいことに、昨年はクリスタル・パレスやどん吉パークに彼が出没。体調がすぐれないと耳にしていたにもかかわらず、今年はレッド・マーキーからグリーン・ステージにも姿を見せている。しかも、彼が惚れ込んだというUSのライヴを楽しんでいる姿を目撃したのは少なくとも2回。ひょっとしたら、それ以上足を運んでいたのかもしれない。

コロナ禍以降、なかなか本来のフジロックが戻ってこないことに苛立っているフジロッカーが多いことは百も承知だ。それでも、ここにいるだけで幸せを感じていた。奥地のカフェ・ドゥ・パリもストーンド・サークルもない。ジム・ウェストを中心に集まってきたDJたちがお気に入りの音楽を楽しむブルー・ギャラクシーは復活したものの、あの周りにあったワールド・レストランは見る影もない。昔からのフジロックを知っている人間にとってみると、かなり寂しい景色にも映る。それでも、「なにやら幸せ」な自分がいるのだ。どこかで読んだ記事に「フジロックで飲むビールがめちゃ旨い」というのがあったんだが、実にその通り。なにを食っても、なにを飲んでも、ここにいることでその全てが格別なものになっているのに気付くのだ。

何度もやってきている常連にとって、フジロックは盆と正月が一緒になった、里帰りのようなもの。懐かしい友や仲間に再会できる場所でもある。年に一度、ここでしか再会しない友人だって珍しくもない。それでも、どこかで同じような世界を引きずりながら生きていることを互いに確認したり、旧交を温めることになる。しかも、初めて出会っても、どこかで繋がっているような感覚に陥ることも珍しくはない。そして、この1年を振り返りながら、あ〜でもない、こ〜でもないと会話が続いていくのだ。

この1年でフジロックに馴染みのある人たちもこの世を去っている。そんな仲間やアーティストのことが頭をかすめるのも仕方がないだろう。そんなひとりがチバユウスケ。今年、1998年の「地面が揺れた」伝説のフジロックから、スタッフが記録し続けた彼の写真をフジロッカーズ・ラウンジで展示したのは、そんな勇姿が我々に焼き付いていたからだろう。土曜日にクラフトワークが、昨年亡くなった坂本龍一への敬意を示すように「戦場のメリー・クリスマス」を奏でて、「Radioactivity」への導入部のように使ったのが話題になっているが、彼も苗場に姿を見せたアーティストのひとりだった。

Photo by MITCH IKEDA

フジロック・エキスプレスの更新作業に使う本部テントの準備と取材活動のために、精鋭スタッフと共に苗場入りした火曜日、新たな訃報が飛び込んでいた。作業を終えた夕方、UKロックの源流と言っていいだろう、ジョン・メイオールが亡くなったことを知る。ご存知の方も多いだろう。彼の次男が、フジロックの第1回目から最重要スタッフとして行動を共にしてきたスマッシュUKのジェイソンであり、幾度となくDJとして、あるいは、ザ・トロージャンズというバンドを率いて出演してきたギャズは長男。いわば、ふたりともフジロックを語るときに欠かすことができない人物となっている。彼らにどんな言葉をかければいいのか……、かなり戸惑っていた。実の父親が他界したのだ。彼らが現場を離れても誰も文句は言えないだろう。が、ジェイソンは黙々とフェスティヴァルの準備に奔走し、少し遅れてやって来たギャズには予定通りにツアー続行することを告げられる。

規模で言えば、比較の対象にはならないことは百も承知なのだが、フジロックを触発することになった英国のグラストンバリー・フェスティヴァルに繋がる不思議な縁がメイオール親子かもしれない。後者の主催者で会場となる農場の主、マイケル・イーヴィスが大きな影響を受けたのは1969年に開催されたバース・ブルース・フェスティヴァル。そこで演奏したジョン・メイオールとブルース・ブレイカーズを見て、「自分もフェスティヴァルをやりたい」と思うに至ったと。今ではその中心人物として全てを仕切っている末娘、エミリーが口にしている。しかも、そのライヴのステージ裏にいたのが、まだまだガキンチョだったギャズとジェイソン。ずいぶんと大人になった彼らがフジロックで最もフェスティヴァル的要素を凝縮したパレス・オヴ・ワンダーからブルー・ギャラクシーの顔のような存在となっている。

1970年に始まったグラストンバリーは今年で54年目となり、1997年に始まったフジロックは、ちょうどその半分の27年目。苗場での開催が始まった1999年から25年の節目となることが今年は話題になっているのだが、フジロックのルーツと言ってもいい、アトミック・カフェ・ミュージック・フェスティヴァルが産声を上げたのは1984年と、40年前にさかのぼる。というので、あの時、スタッフとして関わった身として、今年はジプシー・アヴァロンで続けられているアトミック・カフェのステージに立って、当時の話をしている。

あれから、とてつもない時間が過ぎ去ったように思う。その間に多くの友達や仲間に関係者がこの世を去り、フジロックが始まった頃にはまだ40代そこそこだった筆者も、すでに高齢者となっている。今年、グラストンバリーの主催者、マイケルが車いすに乗ってザ・パークと呼ばれるステージに姿を見せている一方で、フジロック生みの親、日高大将は杖を片手に前夜祭のレッド・マーキーやグリーン・ステージに立っている。かつてのようにジープで会場内を走って、動き回っていた彼らを見られないのは残念だが、世界の西と東で目撃したこの光景は彼らの想いがそのままフェスティヴァルとなっているんだろうと思わせていた。

なにやら表向きには順調に復活しているように見えるかもしれないフジロックだが、さて、どうなんだろう。確かに、主催者からは「来年はあります」と耳にしているし、今年も会場を離れるときに見たゲートには、その日程が発表されていた。しかし、その言葉の裏に「再来年はわからない」というニュアンスを感じていた。なにせ、異常とも思える円安のピークが開催期間中。ギャラの支払いはドル建てが原則なので、おそらく、海外からやって来た出演者に支払われる金額が想定よりも遙かに膨らんでいるはずだ。加えて、チケットのセールスも全盛期から比較したら、貧しかったと聞いている。チケットが値上げされているといっても、利益が出ているとは考えられない。

だからなんだろう、どこかで唐突にフジロックがなくなってしまうのではないかという危惧感は拭えない。なんの前触れもなく、消え去ってしまうような怖さも感じているのが正直なところ。でも、もちろん、そうなって欲しくない。なぜなら、想像できないのだ。年に一度帰る故郷がなくなることは。フジロックのおかげで知り合ったり、仲良くなった友人たちと再会できる機会が失われるのには耐えられないように思う。

初めてここに来た人達はどうだった? 同じように感じる? また、来年もやってきたいと思った? もし、そうでなかったら、フジロックの魅力が失せているってことなんだろう。もし、そうだったら、フジロックがこれでも他に類を見ない野外コンサートではなく、フェスティヴァルと呼ぶにふさわしい存在だということを証明してくれているようにも思う。でも、かつてのフジロックを取り戻したいという想いは変わらない。

今回、嬉しかったことのひとつは、会場で、かつてワールド・レストランと呼ばれる場所で中心となって動いてくれていたエチオピア人の仲間、ソロモンを見かけたこと。なんと7年ぶりに来た彼がなにを思ったか? ひょっとして、また、彼を核にワールド・レストランのような趣を復活させてくれないだろうかと期待してしまうのだ。そして、もうひとつ嬉しかったのが、何年ぶりだろう、戻ってきてくれたジーンズのリーバイス(Levi’s)。初期のフジロックでコンスタントにサポートしてくれていた彼らが戻ってきてくれた背景に、昔のスタッフが関わっていることに驚かされていた。

さて、そんな今年の会場内外での顛末を伝えてくれたのは以下のスタッフの数々。会場で一生懸命動いてくれた彼らに感謝して、そして、また、ここに集まってきたみなさんと再会できることを祈って、〆の文章を終えようと思う。ありがとうございました。

■日本語版
森リョータ、阿部光平、丸山亮平、あたそ、阿部仁知、イケダノブユキ、石角友香、梶原綾乃、三浦孝文、若林修平、Asakawa Maho、東いずみ、越川由夏、泉みや、Eriko Kondo、YAMAZAKI YUIKA、渡辺紗礼、こっこ、ヌー子、浅野凜太郎、井上勝也、エモトココロ、堅田ひとみ、粂井健太、古川喜隆、小林弘輔、佐藤哲郎、白井絢香、suguta、髙津大地、HARA MASAMI(HAMA)、平川啓子、前田 俊太郎、松藤 万里子、ミッチ イケダ、宮田遼、安江正実、リン(YLC Photography)

■E-Team
Nina Cataldo、Jonathan Cooper、Park Baker、Sean Scanlan

■フジロッカーズラウンジ
mimi、obacchi、SEKI、yamato

■ウェブサイト制作&更新
平沼寛生(プログラム開発)、迫勇一、坂上大介

■スペシャルサンクス
三ツ石哲也

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betcover!! https://fujirockexpress.net/24/p_893.html Sun, 28 Jul 2024 17:53:54 +0000 https://fujirockexpress.net/24/?p=893 フジロック最終日。朝会場に向かっている道中、今日でフジロックが終わってしまう切なさと、これから観るライブに向けて不思議な高揚感を感じていた。向かっているステージはレッド・マーキー。これから目の当たりにアーティストは、昭和歌謡をベースに独自の世界観を作り出す、東京都調布市出身の柳瀬二郎(Vo/Gt)が立ち上げた、日高理樹(Gt)、吉田隼人(Ba)、高砂祐大(Dr)、白瀬元(Key)による5人組ロックバンドbetcover!!だ。

昭和の名曲、金井克子の“他人の関係”をBGMにして、サポートの松丸契(Sax)を含めたバンドメンバー、そして柳瀬が両手を上げながら登場した。プンプンに漂う柳瀬のバンマス感に、これから繰り広げられるbetcover!!のライブの様相予想図が頭の中に広がっていくようで興奮した。ちなみに服装は、全員がスーツスタイル。ジャック・ホワイトのソロ初期のライブでバンドメンバーも含め全員がスーツ姿だったことに影響され、このスタイルになったという。もしかして、ジャックの既存のブルースなロックの定義をぶち破るようなスタイルもまた、彼に影響を与えていたりするのだろうか・・・。

そんな想像はさておき、ライブは柳瀬のかき鳴らすアコギと日高による不穏なエレキギターのフレーズのイントロの“翔け夜の匂い草”からスタートした。日本人の琴線に触れる懐かしいメロディながらもアレンジはオルタナティブで、不穏さを演出する松丸のサックスの音色や、唐突に訪れる日高の激しいギターリフも相まって、日本人にしか感じ得ないであろう昔懐かしい日本の情景の匂いみたいなものが頭の中に広がる。続く“狐”、メロディは昭和歌謡的ながらもアレンジは思いっきりオルタナティブ・インディー・ロック風でエモーショナルな雰囲気を醸し出していた。

曲を重ねるごとに、原曲はその形をどんどん変えていくbetcover!!のライブは、さらにつかみどころのない、まるで漂う煙を掴みに行くような展開を見せていく。カオティックな演奏と平然と歌う柳瀬との間にあるコントラストがえげつない“壁”、「ばかやろー!」という叫びから始まる初期アークティック・モンキーズのように畳み掛ける柳瀬のヴォーカルが印象的な“バーチャルセックス”から、バンド紹介を挟んで“母船”、“不滅の国”と続いていく。

ライブも終盤に差し掛かると、いよいよ曲構成すらも歪みながら変化していく。狂気を感じる白瀬のキーボード伴奏をバックに2番のAメロ歌詞から始まった“炎天の日”の展開は、原曲のメロディを認識できるレベルギリギリのラインを攻める。そんな攻めるアレンジは、まさにライブならではで、ファンからは叫びにも似た大歓声が上がっていた。ラストは“超人”。「原曲通り」という定石を完全に無視したアレンジは、オルタナティブ・ロックでもありポスト・パンクでもありハードコア的でもあった。アウトロで佇む柳瀬を尻目に高砂の超ハードなドラムで終焉を迎えた。

betcover!!、約40分のステージは“翔け夜の匂い草”から“炎天の日”まで怒涛のように駆け抜けていったライブで、そこにはまるでbetcover!!の美学が詰まっているようだった。

<セットリスト>
01. 翔け夜の匂い草
02. 狐
03. 幽霊
04. 壁
05. バーチャルセックス
06. 母船
07. 不滅の国
08. 炎天の日
09. 超人

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Jim West https://fujirockexpress.net/24/p_1063.html Sun, 28 Jul 2024 17:44:02 +0000 https://fujirockexpress.net/24/?p=1063 TXAKO https://fujirockexpress.net/24/p_1067.html Sun, 28 Jul 2024 16:32:32 +0000 https://fujirockexpress.net/24/?p=1067 片想い https://fujirockexpress.net/24/p_985.html Sun, 28 Jul 2024 16:24:29 +0000 https://fujirockexpress.net/24/?p=985 小雨が降ったり止んだりで、気温的には快適な15時の苗場食堂に登場したのは、片想い!2012年は苗場食堂でRADIOHEADの裏をつとめ、2014年には木道亭に出演と、じつに久しぶりの登場である。2019年には片岡シン(Vo、三線)の舌がんによりライブ活動の休止などもあったが、無事ここ苗場で彼らと再開できたことはとても嬉しい。今年カクバリズムからの唯一の出演アーティストということで注目も高く、会場には多くの人が集まった。

1曲目は、ファンファーレをバックにポエトリーな一曲“管によせて”。片岡は手元に用意した紙を見ながら、フジロック3日間のラインナップをいくつか読み上げる。「七尾旅人、SZA、オーリトーリ!」と、今日3日間の尊敬すべきアーティストをたくさん呼び寄せている(まだ出ていないノエルまで)。「しばしパーティのときを!」と片岡が宣言すると、“party kills me(パーティーに殺される!)”が始まり、わっと歓声が上がる。オラリー(Vo)の「死にそうだよ/胸が痛いよ」揺らぎのある響きがなんとも切なげで胸を打つ。音楽をやめてもいいけど、ここ苗場で会えなくなっちゃうのはイヤだよ!というメッセージにキュンとする。

“チェイサーブルース”のシンプルな音数は、苗場のざわざわとした環境音と混ざり合って心地いい。“バタ供のうた”は、前へ前へと進んでいくごきげんなドラムに、突き抜けるようなサックスの響き。まるで役を演じるかのような、わはははは!と感情いっぱいに歌う片岡のパフォーマンスもまた愛おしい。跳ねるようなボーカルが踊らせる“トランス=ロマンティック”を挟むと、後半からは「片想いヒットメドレー」と題して、過去の人気曲を立て続けにプレイする。

“いとしいな”からはじまり、“踊る理由”では歓喜の大合唱が起きる。MC.sirafu(Gt,Key,Tp)によるラップや、歌に差し込まれる「苗場にいる理由がわかりますか?」という煽りも会場のテンションを上げていく。中盤の「ぼくが泣いてる理由なんて/わからないだろう」の部分では、観客みんなでしゃがんで、一気にジャンプする。“棒切れなど振りまわしても仕方のないことでしょう。”で各メンバーのソロをたっぷりと披露すると、“センチメンタル☆ジントーヨー”で幕を閉じた。

息をするように音楽をして、ハレもケもまるっと表現する片想いは、人生の営みが詰まっているなと思った。いろんな山も谷も乗り越えて帰ってきた片想いとまたここで再会したい。

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ENG: THE YUSSEF DAYES EXPERIENCE https://fujirockexpress.net/24/p_6197.html Sun, 28 Jul 2024 13:05:08 +0000 https://fujirockexpress.net/24/?p=6197 Yusuf Dayes suffered from some unfortunate programming as Kraftwerk were on the Green Stage was Kraftwerk, and Girl in Red was on the White Stage, making the foremost recording artist in South London’s contemporary jazz scene suffering from some stiff competition.

At the outset, few turned out for his set, but the crowds trickled in and later filled the Field of Heaven. Whatever, the case the drum set towering in the center of the stage made people excited for a live performance and about 10 minutes after the scheduled performance time, the sound of a saxophone burst the silence, signaling the start of The Yusef Days Experience.

Yusef’s drums are an amazing mixture of different sounds and instruments, maybe about three times the size of a normal set. And when he plays, there is an overwhelming number of notes and fine nuances.

“Yo yo, how are you at Fuji Rock?” said Yusef at the start of the set. The following song, “Tidal Wave,” showcased Yousef’s delicate drumming technique and Elijah Fox’s (Key) keys, which used a variety of tones, bring a relaxed feel to the perform. This made the groove multi-layered. The second song was “Turquoise Galaxy” which really shined, the Field of Heaven audience danced with ecstatic expressions to Elijah’s fast piano.

The spectacular jazz session continues with “For My Ladies”, “Strings Of Light”, and “Mystics”. The lighting that illuminates the main players at each moment is visually stimulating, and the piano solos are interwoven with each other which is another highlight.It feels like this is exactly what the “Yusef Days Experience” is.

In the second half of the concert and singer-songwriter from Japan appeared, as the connection was made at a Blue Note concert in February. Other songs like “Instanbul,” and “The Colour Purple,” wowed the audience who participated with some very complex handclaps. For everyone at the show, they thoroughly enjoyed the 90 minute performance with was just what they needed on Saturday night.

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ENG: FONTAINES D.C. https://fujirockexpress.net/24/p_6145.html Sun, 28 Jul 2024 12:32:12 +0000 https://fujirockexpress.net/24/?p=6145 One of the most anticipated performances this year was Fontaines D.C., a punk band from Dublin, Ireland. After their Fuji Rock ’22 appearance was unfortunately canceled, they did appear in Shibuya, Tokyo, in February last year and did not disappoint. 

Fans gathered at the Red Marquee well before the show; it was already hot before they went on with the song “Romance,”  which was the first track from their new album, before going into fan favorites “Jackie Down the Line” and “Big Shot” from the third album, which have already become standard songs at live performances. 

The band then performed “A Hero’s Death,”  an early anthem that gives a sense of the origin of their sound, followed by “A Lucid Dream.” And from there, we can feel the evolution from the rebellious punk band to a more grunge-inspired dystopian electronica and hip-hop-like rhythm, and then to a dreamy slowdive-like sound. 

This is proof the band is making progress with their Dan Carey, the producer of their first three albums, to “never make a similar work again” is still valid.

They are gradually releasing new variations of their music, and the post-punk number “I Love You” is strongly influenced by their Irish culture and nostalgic at the same time. Then came the melancholic tune “Favorite” and the new sounds of “Starburster,” also from the new album.

SET LIST
Romance
Jackie Down the Line
Televised Mind
Roman Holiday
Big Shot
A Hero’s Death
Nabokov
A Lucid Dream
Big
Boys in the Better Land
I Love You
Favourite
Starburster

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FONTAINES D.C. https://fujirockexpress.net/24/p_889.html Sun, 28 Jul 2024 11:05:23 +0000 https://fujirockexpress.net/24/?p=889 アイルランドのダブリン出身のポストパンク・バンド、フォンテインズ D.C.。フジロック’22の出演が無念のキャンセルとなった彼らが、遂に苗場のステージに立つ時がきた。昨年2月に東京渋谷にあるSpotify O-EASTでの初来日公演は期待を裏切らない内容で、高い熱量を持ってオーディエンスを満足させた。それも加味すると、今回のフジロック初ステージは期待が高まるばかりだ。

夕方のレッド・マーキーには早い時間から熱心なファンが集まっていて、すでに熱気が漂っているかのように暑い(熱い)。2019年リリースのデビューアルバム『Dogrel』からコンスタントにアルバムをリリースしてきた彼ら。1st『Dogrel』と2ndアルバム『A Hero’s Death』、そして3rdアルバム『Skinty Fia』までをプロデューサーのダン・キャリー(スクイッド、ブラック・ミディ、ウェット・レッグ等)と共に制作していたが、8月にリリースされる新作『Romance』では相棒をジェームス・フォード(アークティック・モンキーズ、ゴリラズ、デペッシュ・モード等)に変え、さらなる新境地を開こうとしている。そんな期待からくる熱が会場に充満していたんだろう。

新作からライブ初公開の“Romance”から始まったライブは、前述のような「進化」を遂げていく彼らのサウンドに満ち満ちていた。早くもライブの定番曲となった3rdからの“Jackie Down the Line”と“Big Shot”。彼らのサウンドの原点を感じさせる初期アンセム“A Hero’s Death”に“A Lucid Dream”と演奏される。そこから感じるのは、1stや2ndの反逆的なパンクの感性むき出しなバンドサウンドから、よりグランジ色の強いディストピアなエレクトロニカ&ヒップホップ風のリズムの変化、そしてドリーミーなスロウダイヴ風なサウンドへと進化だ。そこには、3rdまでのプロデューサー、ダン・キャリーと作った「似通った作品は二度と作らない」という取り決めがあり、それが今も生きているという証拠である。

新作発売前に新たな進化を小出しにしていく彼らが、今日のライブで締め括ったのは、アイルランドの文化や背景が色濃く表れたポストパンクの“I Love You”、新作からノスタルジックでメランコリックなメロディの“Favourite”、そして同じく新作からのバンドにとっての新機軸サウンドな“Starburster”で幕を閉じた。

今回のライブを観て、真っ先に想像したこと、それはグリーン・ステージ、もしくはホワイト・ステージのトリに彼らが上がっているその未来図だ。

<セットリスト>
Romance
Jackie Down the Line
Televised Mind
Roman Holiday
Big Shot
A Hero’s Death
Nabokov
A Lucid Dream
Big
Boys in the Better Land
I Love You
Favourite
Starburster

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THE YUSSEF DAYES EXPERIENCE https://fujirockexpress.net/24/p_914.html Sat, 27 Jul 2024 17:43:45 +0000 https://fujirockexpress.net/24/?p=914 グリーン・ステージはクラフトワーク、ホワイト・ステージはサンファからガール・イン・レッド。ここフィールド・オブ・ヘヴンには、サウスロンドンのコンテンポラリー・ジャズ・シーンで目覚ましい活躍を見せる、ユセフ・デイズがフジロック初出演。かなり悩ましい時間帯だが、それでもここを選んでくる人達が、ソワソワした雰囲気で彼らを待っている。ステージ中央にそびえるドラムセットの存在感だけで、これから始まるライブへの期待が高まってくる。21時定刻を10分ほど過ぎた静寂にサックスの音色が飛び込んできたのを合図に、ザ・ユセフ・デイズ・エクスリペリエンスのライブの始まりだ。

とは言ったものの、僕はそれほどジャズ・シーンに詳しいわけではない。トム・ミッシュとのコラボも気になっていたし、隣接するウィンドミル周りのポストパンク・シーンは大好きなので、こういうライブは押さえておいた方がいいなくらいの意識でここに足を運んだ。でも“Black Classical Music”からライブが始まった瞬間、思わず感嘆の声をあげてしまった。近くの兄さんも「これはかっこいい…!」と呟いている。

一般的なセットの3倍くらいの、多種多様な打楽器がセッティングされているユセフのドラム。まずその手数に圧倒されてしまうのだが、打音ごとのきめ細やかなニュアンスが感じられるのもとてもフレッシュ。普段はそれほど意識していなかったが、打音にも音色があることに気づかされる。そんな彼を中心に展開されるエキサイティングな絡み合いがたまらない!

「yo yo、元気ですかフジロック」とユセフ。続く“Tidal Wave”でもユセフの繊細かつパワフルな技巧が目を引くが、音色を使い分けるイライジャ・フォックス(Key)の鍵盤がリラックスしたフィールを持ち込み、グルーヴが複層的になっていくのがおもしろい。盟友ロッコ・パラディーノ(Ba)がジャコ・パストリアスのフレーズを弾いたかと思えば、ムーディーなアレンジが光る“Turquoise Galaxy”ではイライジャの高速ピアノやヴェンナ(Sax)が吹き奏でるメインリフに、恍惚の表情を見せながら踊っているヘヴンのオーディエンス。なんて贅沢な時間なんだろうか。

“For My Ladies”、“Strings Of Light”、“Mystics”と、どんどん表情を変える圧巻のジャズ・セッションはまだまだ続いていく。その時々でメインのプレイヤーを照らすライティングが見た目にも刺激的で、ドラムソロやパーカッションとのセッション、ピアノソロなどかわるがわる見せ場をまわして様々な展開を織り交ぜながら、メインのリフに回帰する瞬間のカタルシスたるや。それはまるで、体験のグレードが一段階上がったような感覚で、それがどんどん積み重なっていくのだ。まさにこれが“ユセフ・デイズという体験”なのだろう。

後半では、奄美大島出身のシンガーソングライターの城南海が登場!彼女とは2月のブルーノート公演の時に知り合ったそうで、奄美三味線の弾き語りを加えた“Fuji”では、迫真の和洋セッションが繰り広げられた。妖艶な歌声と独特のカラッとした音色でヴェンナのサックスと掛け合ったり、最後には高速でかき鳴らしたこの一幕は、今年のフジロックでも屈指のハイライトの一つに違いない。

“Instanbul”のドラムの入りで一度やり直す様子に「あなたもミスったりするんですか!」と逆に驚いたりもしたが、 最後の“The Colour Purple”では「ここまでついてきたならできるだろう!」とばかりにかなり複雑なハンドクラップを求めたりと、最後の最後まで僕らを刺激し続けたザ・ユセフ・デイズ・エクスリペリエンス。感覚をアップデートするような90分をじっくり堪能したヘヴンのみんなには、帰り道の景色も少し違って見えたことだろう。

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歌謡ショー(フジウジ、トミー冨岡) https://fujirockexpress.net/24/p_4535.html Sat, 27 Jul 2024 17:00:56 +0000 https://fujirockexpress.net/24/?p=4535