FUJIROCK EXPRESS '25

LIVE REPORT - GREEN STAGE 7/27 SUN

RADWIMPS

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Posted on 2025.7.28 02:06

4年ぶりにおかえり!大合唱とはクラップ&ハンズの止まぬ愛あるステージ

大音量のSEが流れ、背後のスクリーンに大きなロゴが映し出されると、「待ってました!」と言わんばかりに、歓声が起こる。サポートメンバーを引き連れ、野田 洋次郎(Vocal/Guitar/Piano)、武田 祐介(Bass)の2人が登場し、本編はNHKの朝ドラ『あんぱん』の主題歌にもなった“賜物”からスタート。早速のヒットソングに、更に大きな声があがる。しっとりとしたテンポから始まるにも関わらず、GREEN STAGEでは大合唱が起き、このような一面でも国民的なバンドなのだということを実感できる瞬間だった。
ビビットなキーボードのサウンドから始まる“NEVER EVER ENDER”のサビでは、爽快感のある歌とバスドラのリズムに合わせてジャンプやクラップ&ハンズをしながらそれぞれ楽しむ観客たち。それぞれのメンバーが複数の楽器を用いながら、RADWIMPSらしくさまざまな要素を楽しむことができる。

「体力をすべて使い尽くして帰るのはどうでしょう?」というMCのあとは、疾走感のある“ます。”、サイケデリックな映像を背後に耳に残るギターのリフとブリブリのベースが躍らせる“DARMA GRAND PRIX”と、言葉通りに体力を奪っていく。ちょっとフライング気味な“セプテンバーさん”では、涼しさを感じるメロディに身を任せながらお決まりのコール&レスポンスが起きる。ずっと第一線で活躍しているバンドなのだから、当然かもしれないが、いかなる観客であっても自分たちのライブに巻き込みながら、必ず楽しませるような配慮があるようにも思った。
“スパークル”では、皆でスマホのライトを光らせ、ステージ背後と幻想的なスポットライトも手伝ってまるで星空のなかにいながら演奏を聴いているような演出があり、ついうっとりしながら聴き入ってしまう。

「まだいけるか!」という野田。聴いたら2度と忘れない特徴的なイントロは、“おしゃかしゃま”だ。爆発するようなサビに呼応して観客たちも思いっきりジャンプをして反応を返そうとする、途中には、野田がバンマスのごとく、それぞれのパートを競い合わせるようにソロパートとしての見せ場を作る。昨日のVulfpeckを少しだけ思い出しながら、会場をどんどん温めていく。面白いくらいに煽り、食らいつこうとしていく他のメンバーたち。緩急をつけながら、会場の期待値をあげつつ、解放させていくステージングは見事であった。
4日前にリリースされたばかりの“命題”、そして多幸感のあふれる“いいんですか?”では、覚えやすいフレーズにクラップ&ハンズが起きる。

最後は駆けだしたくなるような“トレモロ”のあとは、2021年のフジロック前に作られた“SUMMER DAZE”。ステージ上で花火もあがり、ミニマルな切ないメロディにはまだ早すぎる夏の終わりを感じながら、RADWIMPSの4年ぶりのGREEN STAGEは終わっていく。

[写真:全9枚]

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7/27 SUNGREEN STAGEXSUMI