MOREFUN - AREA REPORT 7/24 THU (EVE)
おかえりフジロック!花房浩一の開催宣言「一時はフジロックが消えてしまうんじゃないかと思った」
当たり前じゃない「おかえり」
フジロック、「おかえり!」
FUJIROCKERS.ORG(フジロッカーズ・オルグ)主宰の花房浩一が、RED MARQUEEで大きく手を広げた。
2025年7月24日、新潟県の苗場でFUJI ROCK FESTIVAL ’25の前夜祭がスタート。会場は既に大勢の人であふれ、明日からの3日間に向けてボルテージが高まっている。
ただ、開催は当たり前ではなかった。花房浩一は「正直、一時はフジロックが消えてしまうんじゃないかと思った」と吐露。我らがボスも、今年の開催を憂慮していた。
それでも、無事に今年も「おかえり」と言うことができた。花房浩一は「みなさんのおかげです」と強調する。
「クソ高いチケットを買って、ここまで来てくれて本当にありがとう!フジロックは『地元と一緒に作ろう』という掛け声でやってきました。それがどんどん形になってきている。それはみなさんが、支えてくれたおかげです」
今年はORANGE CAFÉにステージが復活。名付けてORANGE ECHOは目玉の一つだ。また、 フジロックとともに育った苗場の若者たちがDJとして出演する予定であり、フジロックに新たな風が吹いている。
Photo by 前田俊太郎
また、花房浩一が43年間通い続けている“グラスト”ことGlastonbury Festivalでは、今年こんなポスターが貼られていたという。
『THIS WHOLE FARM`S A STAGE – AND ALL OF YOU ARE PLAYERS!』
会場すべてがステージで、参加者全員がプレイヤーだ。開催が当たり前ではなくなった今だからこそ、もう一度フジロックを見つめ直したい。
「フジロックをまだ成長させていく。フジロックをつくるのは、ここにいるみなさんです。みんなで一緒にもっともっと面白いフジロックをつくってください!」と、最後は恒例の記念撮影が行われ、フジロッカーズによる大歓声が苗場を包んだ。
Photo by 前田俊太郎