FUJIROCK EXPRESS '25

MOREFUN - AREA REPORT 7/27 SUN

ゲリラDJs、どん吉カフェでフジロックデビュー!

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Posted on 2025.7.31 00:09

前日26日(土)のお昼、突如場内1駐車場の売店(N・Plateau)前に登場した3名のゲリラDJs。7インチ用のターンテーブル2台と2チャンネルのミキサーをキャンプ用の小さなテーブルに、ミキサーと繋いだJBLのポータブルスピーカーはトランクに乗っけて音を出す。やろうと思えばこんな簡単にできちゃうのだ。でもね、実はこの日のために大阪で、しかもグラングリーン大阪でゲリラDJのリハをやったことを知っている。この時は注意されて、退去することになったけどね。フジロックの現場でのゲリラDJは起きるべくして起きたということだ。

このゲリラDJのことの告知し、現場の様子を集まった仲間たちがFUJIROCKERS BARのグループLINEにアップしていた。そのグループに入っているfujirockers.org主宰の花房浩一から「DJできる人、何人いる?ひょっとしてどん吉(どん吉カフェ)ででできるかも」との連絡がきた。この時点では可能性の域を出なかったが、ゲリラDJs3名全員がどん吉カフェ出演が決まったのは27日(日)当日の15時頃。20:30からそれぞれ1時間程度回すということに。

ゲリラDJs3名のプロフィールを簡単に紹介しておこう。 YΦSHは、LPでクラブ寄りのバキバキなダンスビートを得意とするDJだ。実は彼、関西の某有名大学で数学の教鞭をとる助教授だったりする。彼が不定期で開催している『πの世界』では、3.14からはじまる円周率の膨大な数の世界から自分の誕生日を見つけ出すという、数学を数字を身近にしてもらうべく活動しているのだ。続いてYASUO NAKAMURA。DJ歴は3人の中で一番長く、ヴァイナル、CD、電子データとどんな媒体でも柔軟に対応可能。流す音楽も幅広く、関西圏では様々なパーティーに引っ張りだこ。ポップでお洒落なセンスを持つDJだ。最後は、今年のフジロック初日の夜にブルー・ギャラクシーで晴れてフジロックデビューを飾ったNorihiko Ikeda。今は残念ながら活動休止中の大阪を代表するゴッドファーザーソウルバンドのザ・たこさんや、Koronamuzikでベーシストを務めるバンドマンでもある。DJのスタイルはドーナツ盤でファンクやソウル、レゲエなどグルーヴたっぷりに場を盛り上げる。

20:30からの開演予定だったが、そう予定された通りには事が運ばない。冒頭から約1時間押しで YΦSHがスタート。Radioheadのダンスミックスから徐々に十八番のダンスビートを繰り出し、場をクラブに仕立て上げていった。続くYASUO NAKAMURAは懐かしいZWAN(かのビリー・コーガンが一時期組んでいた幻のバンド)やホワイト・sとライプスの“Seven Nation Army”といったベタベタな曲も難なく放り込んでくる。グルーヴにノッて、楽しんでいる彼自身がフロアの起爆剤だ。最後のNorihiko Ikedaは、この後に登場する予定の苗場音楽突撃隊の到着が遅れたため、何と当初予定の倍、2時間スピンし続けることに。ギリギリの状態で駆け抜けた。

本当にものすごいことが起きたなと思う。あの苗場音楽突撃隊のオープニングとして場を暖めたのだ。しかも、最終日のどん吉カフェには、大将こと日高正博をはじめ、フジロックの精神や中枢を担う人たちが集結。前日のゲリラDJから繋がったこの奇跡、最高にフジロックだ!

[写真:全6枚]

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7/27 SUNどん吉パーク場外