FUJIROCK EXPRESS '25

LIVE REPORT - GREEN STAGE 7/25 FRI

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Posted on 2025.7.25 12:29

フィンランドから来たUS、今年も苗場で大活躍!

フジロック1日目、グリーンステージに最初を飾ったのはフィンランドから来たガレージロックバンド、USだった。昨年もフジロックで6ステージに登場して大活躍したこともあってステージ前には彼ら目当ての客が詰めかけていた。

スマイリー原島のMCの後、晴れ渡ったグリーンステージに鳴り響くミッシェルガン・エレファントの“スモーキン・ビリー”。5月におこなわれた単独来日公演でもこのオープニングだったけど、やっぱり苗場に鳴り響くミッシェルはいろんなことを思いださせる。チバの「愛という憎悪!」の声に合わせて合唱とたくさんの腕が挙がる。“スモーキン・ビリー”はフルコーラスでかかりメンバーが登場する。

そして“Black Sheep”から鋭いガレージサウンドが襲い掛かってくる。パン・ヒルヴォネンのハーモニカがサウンドを牽引して、リードヴォーカルでもあるテオ・ヒルヴォネンのテレキャスター、マックス・ソメルヨキのレスポールが切り込んでくる。ラスムス・ルオナコスキのベースとレーヴィ・ヤムサのドラムが屋台骨を支え疾走感を作っていく。メンバーたちは1曲終えるごとに丁寧に頭を下げて、テオは日本でも挨拶する。

“Just My Situation”で少しクールダウンさせたりと緩急もつける。ボブ・ディランの“I Wanna Be Your Lover”や先日亡くなったスライ・ストーン(スライ&ザ・ファミリー・ストーン)の“I Ain’t Got Nobody”(この曲はバンド結成時から演奏している)をガレージに改造したカヴァーをおこなって先達たちへの敬意も忘れない。“Paisley Underground”や“Night Time”などの定番曲も後半に披露していく。

締めは“While You Danced”そしてサム&デイヴのカヴァーで“Hold On, I’m Comin’”(サム・ムーアも今年亡くなった)。最後にドラムのレーヴィが新しいアルバムがでるということを流暢な日本語で話す。この日演奏された“WHEN WILL I BE LOVED”や“SUNDAY AFTER”あたりが新アルバムの曲なのだろうか。期待が高まる。

USはこの後、グリーンステージのROUTE17 Rock’n’Roll ORCHESTRAにも客演するし、GAN-BAN SQUARE15:30~アコースティックセット、明日の苗場食堂15:10~、さらに、新たに明日土曜日22時23時半~Don’s Caféでもライヴをおこなうことが決まって、やっぱり今年もUSは苗場で大車輪の働きをみせるのであった。

[写真:全10枚]

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7/25 FRIGREEN STAGE