LIVE REPORT - GREEN STAGE 7/26 SAT
JAMES BLAKE
Posted on 2025.7.26 22:03
雨が止んだころ
ジェイムス・ブレイクとサポートするドラマーとギターやシンセサイザーを担当する人の3人がステージに現れた。まずは“Fall Back”で始まる。この雨の苗場に合うような繊細なジェイムス・ブレイクの声と音。“Life Round Here”は「Everything feels like touchdown on a rainy day」の歌詞がまさに今のことのように感じられるのであった。ゆったりと立ち上がったジェイムス・ブレイクのステージは“Loading”で四つ打ちのリズムが入ってきて徐々にダンスも意識させる。“The Limit to Your Love”で再び美しい世界を作りだした後、“Say What You Will”でお客さんたちに歌わせようと試みる。なかなか慣れていないのか何度かの試みの後でようやく人たちの声が聞こえた。“Like the End”ではミスしてしまい、苦笑いしてやり直す場面も。
“Tell Me”でかなりアゲなダンスナンバーとなり“Voyeur”金属音のパーカッションとアナログなシンセサイザーで踊らせるものとなった。終盤の“Trying Times”、フランク・オーシャンのカヴァー“Godspeed”、“Retrograde”で美しい繊細なジェイムス・ブレイクとなり、電子音を駆使したシンガーソングライターとしての彼の姿を感じ取ることができた。終わってはにかんだ笑顔がスクリーンに映しだされたころ、いつしか雨は止んでいて西日がグリーンステージに差してきたのだった。
Set List
Fall Back
Overgrown
Life Round Here
Loading
Mile High
The Limit to Your Love
Say What You Will
Like the End
Tell Me
Voyeur
Trying Times
Godspeed
Retrograde
[写真:全10枚]