FUJIROCK EXPRESS '25

LIVE REPORT - GAN-BAN SQUARE 7/27 SUN

PAS TASTA

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Posted on 2025.7.30 11:46

六人六色、バカみてえな大音量でぶち上がりまくれ!

ヘッドライナーのVAMPIRE WEEKENDも無事に終了したあとのOASIS AREAを眺めていると、「少なくともここにいる人は明日も有給を取っているんだな」と思ってにやにやしてしまう。この日のGAN-BAN SQUAREもすごい人!この光景にも納得ができる。昨年リリースされた『GRAND POP』は話題になったし、メンバーそれぞれが活動の枠組みをどんどん広げている。フジロックに出るにもまあ~時間の問題でしょ!と思っていたけれど、そのときが来た。今だ!!!という期待を抱きながら、スタートを待っているのがわかる。

6人中4人がお揃いのレーシングジャケットを羽織り(全員お揃いじゃないんだ……。)、まずは、ニット帽とマスク姿のquoreeがDJ卓へ。『GOOD POP』より“Sunamei smoke”でスタート!ウ山あまねはマイクを持ち、まっすぐに声を伸ばしていくように歌う。他のメンバーは後ろで思い思いに踊ったり、卓周りでわちゃわちゃしたりと楽しそう。そりゃあ、これだけ大人数ならGANBANのステージも狭く見えます。そこからシームレスにCOLTEMONIKHA”SLEEPING girl”へ。もうすぐ12時で、そろそろ眠いから?もうきっとシンガーとして活動しないであろう酒井景都にしか出せないロマンチックモードな歌詞、舌っ足らずでキュートな歌声、そして特徴的すぎる中田ヤスタカのサウンド。リリースは2007年で、この曲を夜の苗場で聴けるのがうれしい。キックの重さも気持ちよくて、BPMを加速させながら、“zip zapper”へ。強い音圧に応えるようにヘッドバンキングをする観客たち。もう足腰もヘロヘロだし眠くてたまらないけれど、こんなに心地いい爆音を出されてるんだもん、踊るしかない!

Kabanaguにバッターチェンジで、“Byun G”。ウ山はどんどん煽るし、疾走感のある曲の歌詞のごとく「Byun byun飛ばし」ていく。kmoeの『K1』もいいアルバムですよね!来年のフジかサマソニ来てくれないかなあああ!“Bloodbath(Dance)”は更にバカでかい音で、場を沸かしていく。ヘヴィなサウンドに乗るkmoeの若干気だるげな歌声も今の時間にぴったりで踊り狂わずにはいられない。
“B.B.M”で初音ミクが聴こえたと思えば、yuigotのターン。バイレファンキをポップに仕上げられたこの曲を、再構築しながらぶち上げていく。testpress&2HOT2PLAYの“FLOW”、そしてphritzに代わっての“ISEWAN”。ねえ、これってこんな曲だったっけ!!?ユーロービートサウンドが空気を揺らし、スピーカーがぶっ壊れそうな大音量のkZmの“DOSHABURI”とつないでいく。やっぱりバカでかい音って元気になりますよね。
先ほどまでマイクを握って絶叫していたウ山が卓に立てば、音が割れまくりの“peanut phenomenon”。絶対ハイパーポップ好きだろ、と思いながら聴いていたから、Allice Longyu Gaoの“I <3 Harajyuku”のあとに、100gecs“xXXi_wud_nvrstøp_ÜXXx”がアホみてえな音量かつバキバキに音の割れた状態で流れてくるんだからやっぱり笑ってしまう。ですよね! もう何度も聴いてきたイントロに歓声が上がった“BULLDOZAR+”!hirihiriの出番です。休憩する時間なんてもらえない。そのままLil Texasの“Die Young”、Skrillex“Scary Monsters and Nice Sprits”と場に慣れきっている観客たちも一緒に歌って踊り、最後に向けてヒートアップさせていく。ウ山の「体力使い切らないともったいないぜ!」「(オアシスエリアに向かって)飯食ってる場合じゃねえぞ!」と煽りに煽り、ここでunderscoresの“Spoiled little brat”はあまりにもうれしい。全体を通じて、各メンバーの好みや癖が個性豊かに感じられ、一層楽しむことができるようにも思う。最後は“river relief”!踊りながらのヘドバンに、もう本当に体力残ってなくない!??深夜まで足腰が終わるまで、ぶち上がりまくった1時間!フジロックの夜は更に更けていきます。

[写真:全10枚]

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7/27 SUNGAN-BAN SQUAREXSUMI