FUJIROCK EXPRESS '25

MOREFUN - PEOPLE

おかえり!Balming Tiger!

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PHOTO BYfujirockers.org
TEXT BY渡辺紗礼

Posted on 2025.7.26 11:47

Make me frantic, make a friendship, good.

まだまだ人がまばらなホワイトステージ前、韓国のオルタナティブ・クルー「Balming Tiger(バーミン・タイガー)」の出番を心待ちにしているひときわ賑やかなグループに出会った。Balming Tigerは2023年にレッドマーキーのステージに出演して以来、2年ぶりのフジロックだ。彼らは世界中のBalming Tigerのライブを追いかけている熱心なファンたち。Tシャツやバッジを身につけ、「フジロックに出てくれて本当にうれしい!」と目を輝かせていた。

印象的だったのは、そのグループの中にいた日本人のファンたちが、自然に韓国語で会話していたこと。「好きなアーティストともっと近づきたい」「言葉を交わしたい」そんな気持ちが、言語の壁を越えさせるのだと、目の前の光景を見て確信した。
私自身が思うBalming Tigerの好きなところは、メンバー同士がすごく仲良しなところ。まるで友達の延長線上でやってるみたいな感じがするところがとても素敵だ。その空気感は、確かにファンからも同じように伝わってきた。だからこそ、彼らの音楽は“クルー”という枠を超えて、もっと大きな「輪」をつくって世界中を巻き込んでいるのだと思う。

フジロックの認知度は韓国でも非常に高く、Balming TigerのTシャツを着て韓国の地下鉄に乗っていたファンが「フジロックに行くの?」と現地の人に話しかけられたというほど。私の大好きなフェスティバルが世界で愛されている、これ以上に嬉しいことはない。

お話をお聞きしている間にスピーカーからBalming Tigerの楽曲が流れると、一斉に踊り出すファンたち。音楽が生んだこの光景には国籍や言語は関係なく、ただ“好き”という気持ちが、言葉も文化も超えて、彼女たちを一つにしていた。

[写真:全4枚]

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WHITE STAGE