MOREFUN - AREA REPORT 7/26 SAT
「自分のことは自分で」の精神
雨のなかで思い出す基本姿勢
突然の雨が降ってきても、会場から人が減る気配はない。
みんな素早く雨具に着替え、流れるように歩いていく。
雨の準備をしていなかったのか、頭からビニール袋をかぶっている人もいて、それはそれで逞しいなと思う。
道端にできた水たまりでは、子どもたちが楽しそうに泥遊びをしていた。
手も足もドロドロだけど、それを優しく見守っている大人も器が大きいな。
普段は雨が降ったら傘をさしたり、屋内に入るけど、フジロックの会場では傘が使えないし、雨宿りできる建物もない。
せいぜい木陰に入るか、レッドマーキーに逃げ込むか、オレンジカフェの飲食スペースにこもるのが関の山だ。
それを承知で遊びにきていると思うと、フジロッカーたちは本当にタフだなと思う。
まさにフジロックが掲げる「自分のことは自分で」の精神を体現するような人たちだ。
だけど、よく考えたら何事もそうだよなと思う。
何をするにしても「自分のことは自分で」は基本だ。
フジロックの雨は、そういうことを思い出させてくれる。