FUJIROCK EXPRESS '25

MOREFUN - AREA REPORT 7/27 SUN

「知ってる曲を流す」のは、なぜ喜ばれるのか?

  • 「知ってる曲を流す」のは、なぜ喜ばれるのか?
PHOTO BYfujirockers.org
TEXT BY渡辺紗礼

Posted on 2025.7.27 10:51

ポップソングには力がある

以前、あるパーティーで嵐の曲が流れたことがある。今日のNight TempoのDJでも、「残酷な天使のテーゼ」のイントロが流れた瞬間に感性が湧き上がっていた。盛り上がりのピークが、曲の良さ以上に、「誰もが知っている」という事実によって生まれていた。

私たちはなぜ「知っている曲」でこんなにも盛り上がるのだろう?

まず、ポップミュージックが持っている最大の力は、「記憶と結びつくこと」だと思う。
音楽は、記憶を引き出す鍵であり、空間をつなぐ装置。初対面の人と会話を交わさなくても、一緒に歌うだけで、ある種の関係が生まれる。それはまさに“共通言語”の機能だとも言える。

今日Night TempoのDJを観て、ポップソングが愛される理由がわかった気がする。それは、誰かにとっての「記憶」や「思い出」に触れる力があるからで、その思い出を共有できるからだと思う。

だからフロアで盛り上がる曲は、強い共感性があり、単なる人気曲というだけではなく、「共通言語で会話する」体験ができる。
深夜0時半、満員のレッドマーキーが熱狂する様子は、確かにポップソングの魔法がかかっていたような気がする。

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7/27 SUNRED MARQUEE