MOREFUN - AREA REPORT 7/27 SUN
初めてのフジロック体験記 #4最終日 はるごろうの場合
「終わってしまう」その寂しささえも愛おしい
BGMが沁みる、最終日の朝

この景色も今日で見納め
前夜祭から過ごして、早4日目。
「いよいよ最終日か〜…」
疲労もピーク!かと思いきや全く感じず、むしろ「最終日、後悔のないよう楽しむぞ!」と気合十分です。
今日も昨日に引き続き、ゆっくり行動を開始。
遠くに聞こえる演奏をBGMに準備をするのも、今日が最後だと思うと名残惜しく感じてしまいます。
寝転んで聴く、それがフジロック最終日

ちょうどいい木陰を発見!
フジロック会場では、立っている人より座っている人・寝転んでいる人の姿が、圧倒的に多く目立ちます。
初日こそ動き回っていた私も、そんな人たちの姿をだんだん羨ましく思うようになりました。
みんな音楽を楽しみに来ているのはもちろんですが、音を全身に浴びて自然と一体化する、そんな会場の空気そのものを満喫しているように感じます。
そんな私も、「最終日だから!」と理由をつけて今日は思い切って寝転がって楽しむことにしました!
いざ寝転がってみると、全身で自然と音を受け止める”フジロックらしい贅沢な時間”が味わえます。
みんなそれぞれのスタイルでリラックスしながら音に身を委ねていて、知らない人同士でもどこか”同じ時間を共有している”ような、心地よい一体感を感じました。
途中、どこからかお客さんが吹いたシャボン玉がふわりと空に舞い上がっていて、そんな光景の中で寝転びながら聴く「森山直太朗」は、まさに至福のひとときでした。
「あぁ、終わっちゃう…」それでも心は満たされて
1つずつステージが終わるごとに、「あぁ、フジロックが終わってしまうんだな…」そんな切ない気持ちが、じわじわと胸に広がっていきました。
Creepy NutsのR-指定が言っていた言葉。
「フジロックが生きがいの人もいる。この4日間のために1年間頑張っている人もいるんでしょ?」
その言葉の重みが、少しずつ自分の中にも沁みてきました。
1人で来ることに不安があったけれど、気づけば笑って、踊って、心が震えて泣きそうになる瞬間もあって。
最終日を迎えたいま、とんでもなく満たされた気持ちでいっぱいです!
ありがとう、フジロック!!!
書き手:はるごろう
トラベルライターとして活動しながら、普段はパートナーと車で日本一周の旅をしています。
音楽フェスは好きですが、「フジロック」はなんだか遠くて、敷居が高くて、ずっと憧れの存在でした。
そんな私がついに、人生初のフジロックへ!終わった後にどんな景色を見れるのか、今から楽しみです!
初心者目線で、ありのままの体験をお届けします。