MOREFUN - AREA REPORT 7/23 THU (EVE)
苗場で最初に乾杯する場所。今年も「JOE’S GARAGE」へ帰ってきた
今年も、ここへ帰ってきた。
ジョー・ストラマーの魂が息づく場所、「JOE’S GARAGE」。
苗場に着いて宿へチェックインしたら、真っ先に向かう場所がここだ。毎年変わらない、私にとってのフジロックの始まりである。
主宰の太田哲二さんが、今年も変わらぬ笑顔で迎えてくれた。そして、スワロー苗場ロッジのマスター・松宮ジュンさんも、冷えたウェルカムビールを手にと迎えてくれる。
「乾杯!」
その一杯を口にした瞬間、「今年も帰ってこられた」という実感が胸いっぱいに広がる。何度味わっても、この瞬間だけは特別だ。
こちらで事前にもお伝えしたとおり、今年の「JOE’S GARAGE」は特別。4月30日に刊行された『ザ・クラッシュと日本』の出版を記念し、本書と深く結び付いたスペシャルエキシビションが開催されている。
展示の目玉は、伝説のフォトグラファー、ペニー・スミスによる写真作品だ。『ロンドン・コーリング』のジャケット写真を撮影し、ザ・クラッシュ唯一の日本ツアーにも密着した、まさに”歴史の目撃者”。そんな彼女の写真を苗場で見ることができるなんて、こんな機会はそうそうない。ザ・クラッシュを愛する人なら、これは目撃しておくしかない。
さらに、会場には『ザ・クラッシュと日本』はもちろん、日本と深い縁で結ばれたラモーンズの物語を綴った『I Love RAMONES Deluxe Edition』も並ぶ。そして、その著者ご夫妻も今年はスワロー苗場ロッジに滞在予定だ。タイミングが合えば、著者から直接話を聞き、サイン入りの一冊を手にできるかもしれない。
ライブだけがフジロックじゃない。音楽を愛する人たちが集い、語り合い、乾杯し、その文化を次の世代へ受け渡していく場所がある。今年も「JOE’S GARAGE」は、そのど真ん中で待っている。
