FUJIROCK EXPRESS '26

LIVE REPORT - WHITE STAGE 7/26 SUN

GEORDIE GREEP

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Posted on 2026.7.27 01:57

とんでもない時間だった。元black midiの人なんで一筋縄でないのはわかっていたし、音源を聴いていてある程度はイメージしていたけど、それでもこの圧倒的なライヴを前に訳わからないと思ってしまった。

ホワイトステージに着くとステージ背後のスクリーンには現時刻と日付が表示されていた。時間がわかって便利だけど、なぜ表示されるのかわからない。

そして18時9分55秒くらいからステージ前のお客さんたちがカウントダウンする声がでてちょうど18時10分でバンドが登場する。入場のときにはフランシス・モンクマンによる映画『The Long Good Friday』のメインテーマが流れる。

ライヴは“Walk Up”から始まる。ジョーディーはハンドマイクを持って歌う。スクリーンに映るバンドのメンバーは「あれ?日本人が多い?」。後でネットをみるとパーカッション担当はブラジル出身で、他のメンバーはわかった限りでいうとピアノが梅井美咲、サックスが松丸契、ギターが小金丸慧、ドラムが大井一彌で(あとベーシストがいましたが名前がわかりませんでした)、それぞれ自身のフィールドで活躍している。このメンバーから出てくる音がすごい。「さっきまで陽気なラテンぽいことやってたのに今はハードなギターが鳴っている!」とか「自在な展開についていっていて、かつハードに鳴らしているピアノやドラムがすごい」という感想がずっと浮かんでくる。

“Terra”はラテン歌謡ぽい始まりから後半はギターが豪快に響くというトータルすると得体の知れない曲だと感じさせる。ジャンルにするとラテン・プログレ・ハード・ジャズ? でも、ひとことで言うならものすごくロック? とカテゴライズできない未分化な魅力がある。

事前にサブスクリプションで聴いていたけど、ミュージシャンのすさまじい演奏で「あれ?こういう曲だっけ?」と思えるくらいの突き抜け方であった。ジョーディーは歌に専念するときとギターを弾くときがあって、常にバンドを全体を見回しているので指揮者みたいな役割である。ビゼーの「カルメン」の一節を鼻歌で歌ったり、「イイカンジ、イイカンジ」とか「ナイスナイス」「カッコウイイ」とバンドに声をかける。

世界各地の地元ミュージシャンを起用して世界を周るという発想もすごいし、それに応えてとんでもないライヴをおこなった人たちもすごい。ジャンルを食い破っていく怪物を観たかのようだった。ラストの“Holy, Holy”の高みは、さっきからすごいばかり言ってるけどやっぱりすごい。ホワイトステージの人たちを魅了してやまなかった。

あ、そういえばスクリーンにずっと時間が表示されているので19時10分0秒でピッタリ演奏を止めるのかなぁと思ったら、さすがにそれはありませんでした。

[写真:全10枚]

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7/26 SUNWHITE STAGE