FUJIROCK EXPRESS '26

LIVE REPORT - RED MARQUEE 7/24 FRI

a flood of circle

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PHOTO BYsuguta Instagram
TEXT BYnob

Posted on 2026.7.24 15:51

最高の代打、a flood of circle

ライヴ後、ひとりステージに残った佐々木亮介(Vo/Gt)は「SORRYと皆さんのご無事を祈ってます」と言って去っていった。1週間前にキャンセルになったSORRYの代打として急遽出演が決まったa flood of circleはしっかりと観た人の心にインパクトを残したのだった。

始まる前、豪雨が降って屋根があるレッドマーキーに逃げ込んできた人もたくさんいただろう。そうした幸運もあって、a flood of circleのステージ前は人たちで埋まった。反応をみるとa flood of circleが好きな人が結構来てたし、“The Beautiful Monkeys”や“シーガル”ではモッシュが起きて柵を飛び越えていく人たちが多数。代打だけどホームラン級のライヴだった。始めは佐々木がひとりでステージに現れシャンソンで有名な“愛の讃歌”をスキャットで弾き語る。そして“伝説の夜を君と”を引き続き弾き語るなか、他のメンバーも登場してバンドサウンドになる。

“SUMMER TIME BLUESⅡ”から迫力と鋭さが同居し疾走していく格好いい音を浴びることになった。HISAYOのベースがゴリゴリしてウネウネして最高だし、アオキテツのギターはシャープだし、渡邊一丘のドラムは手数もあって音も大きい。そんな安定しているけど危険な香りがする音から“Dancing Zombiezとか“D E K O T O R A”などライヴ中盤を盛り上げる。“D E K O T O R A”では佐々木がステージを降りて客席を歩きPAブースの近くにまでいって歌った。ステージに戻った佐々木は「フジロックを始めた人は笑われたし、ライト兄弟も笑われただろう」と“Honey Moon Song”。

どれを切り取っても格好いい。4人が演奏している姿をカメラマンがずっと捉えていてステージ背後のスクリーンに映しだしていた。もちろん、2008年にフジロックの新人バンドの登竜門、ルーキー・ア・ゴーゴーに出演してから今年日本武道館の公演までやったという、ここに至る道のりは決して平坦でも順調でもなかった。むしろ泥臭いストーリーを乗り越えてこのステージがあって、格好いい姿をみせてくれることに感謝と感動を覚えるのだった。ラストの“理由なき反抗 (The Rebel Age)”と“ロックンロール”までしっかり盛り上げて最高のステージを作ったのだった。

[写真:全10枚]

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7/24 FRIRED MARQUEE