FUJIROCK EXPRESS '26

LIVE REPORT - NAEBA SHOKUDO 7/26 SUN

鬼の右腕

  • 鬼の右腕
  • 鬼の右腕
  • 鬼の右腕
  • 鬼の右腕
  • 鬼の右腕
  • 鬼の右腕
  • 鬼の右腕
  • 鬼の右腕
  • 鬼の右腕
  • 鬼の右腕
  • 鬼の右腕
  • 鬼の右腕
  • 鬼の右腕
  • 鬼の右腕
  • 鬼の右腕
  • 鬼の右腕
  • 鬼の右腕
  • 鬼の右腕
  • 鬼の右腕
  • 鬼の右腕

Posted on 2026.7.26 13:53

苗場に降りてきた鬼たちの宴

最終日の苗場食堂を始めるのは、鬼の右腕だ。じつは2013年の「ROOKIE A GO-GO」に出演していて、その後活動を終了し、復活後の初フジロックとなる。当時のレポートを読む限り、その頃から表現する世界は一貫しているみたいだ。小林うてなはこれまで、D.A.N.のサポートメンバーとしてフジロックに出演しているが、鬼の右腕としては久々の出演となる。苗場食堂はかなりの人、人、人。よく見えないが、着物のような姿の真紅の衣装に、黒いフード付きの帽子(黒子の頭巾みたいだ)をかぶったメンバーたちが立っている。彼女たちは、まるであの世とこの世を繋ぐシャーマニックな存在に思える。始まる前から非常にコンセプチュアルなライブであることは、見てのとおりである。

サウンドは、時にローファイ、時にメタルコア。“ディラカレミオ”の緻密でメタリカルなギターラインと疾走感は、踊れるわ痺れるわでかっこいい。2曲に1曲程度なぜか「鬼」が登場し、亀の甲羅を叩いたり、うちわで踊ったり、独特なパフォーマンスで楽しませてくれる。続いて“WASSHOI”は祭囃子のようなメロディが全編に散りばめられていて幻想的でソリッド。“POTA”では低体温ボーカルと暴力的なコアサウンドのギャップが狂気的でクセになる。サウンドに隠れた曇った呪文のような歌声は、架空の言語なのだろうか。うまく聞こえないし、シューゲイズ感があって非常に好みだった。

なにかの儀式にお邪魔していて、それがここ苗場食堂で行われているような、そんな気分。オルタナポップをベースに、ガムランやガバなどの民族ぽい血も流れる、唯一無二の世界観。どこを切り取っても好きすぎる。朝霧JAMではちょっと見かけて気になっていたのだが、すっかり心を奪われてしまった。凶暴な音楽と優しそうな鬼たちを連れて、ここ苗場でぜひとも宴を開いてほしい。

[写真:全10枚]

TAGS
7/26 SUNNAEBA SHOKUDOXSUMI