FUJIROCK EXPRESS '26

LIVE REPORT - PYRAMID GARDEN 7/25 SAT

AOIZO

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Posted on 2026.7.25 23:38

僕らは何を感じ、どう生きるか

ピラミッドガーデンではおなじみのZAMIANG。いわずもがな、HYSTERIC GLAMOURの北村信彦、UNDERCOVERの高橋盾による即興ユニットだが、今回はAOIZOとして名を改め登場した。ZAMIANG名義では、度々セッションをしてきたWILL SWEENEY をベースに迎え、DMBQの増子真二がギター、MAKIがリズムボックスとシンセを担当する形態だ。そしてこのAOIZOの見るべきポイントは、場の空気に合わせて作られる即興演奏に加え、高橋盾によるドールメイキングだ。
事前情報は、本人たちから直接話しをきいた僕らが誰よりも持っているはずだった。何が行われるかも知っていた。知っていたのに、ここまで目が離せなくなるなんてーー
定刻の少し前、キャンドルジュンによるAOIZOの説明が始まる。ここで始まる特別な時間、重要な始まりについて“僕がここまで言うのも珍しい”と言葉少なに、少しだけ緊張感を高めて。「みんなで乾杯をしたら始めるよ」その音頭をとったのは、盟友野村訓市だった。
乾杯
あの低くてセクシーな声が響くと同時に、AOIZOによるパフォーマンスが始まった。即興演奏において指揮の役を担うのは、リズムである。その上に、ベースが重なり、土台ができると、ウワモノであるギターが重なり、そして世界が増幅されていく。MAKIとWillによって、方針が定まると、増子のギターが和声を紡いだ。そこに北村がノイズのようなギターで、調和が取られそうになるのを抗うかのように呼応する。その繰り返しで音がどんどん増幅され、ピラミッドガーデン一体の空気を変えていった。
そして、舞台の中心にはドールの骨組みだけが置かれる。そこに少しずつ肉付けをしていく高橋。高橋はときおり指示を出しながら、3人体制でドールを作り上げていく。
AOIZOのパフォーマンスを俯瞰してみると、緊張感が漂うのだ。それは高橋の真剣な眼光が、演奏者の互いの音への敏感さがそうさせる。人に見られるという雑念はそこにはない。自分の感性のみを信じ、それを少しずつ形にしていく。その集中している姿がたまらなくかっこいいのだ。自分を信じることができる者のみが到達できる点。AOIZOのかっこよさとはそこにある。

[写真:全10枚]

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7/25 SATPYRAMID GARDEN