MOREFUN - AREA REPORT 7/23 THU (EVE)
池畑潤二親分が苗場音頭に登場「フジロックは特別なものかもしれないけど…」
スマイリー原島さんへ捧ぐ
7月23日、苗場音頭がフジロック`26の前夜祭でOASISエリアにて行われた。関東在住の私にとって、苗場音頭はここでしか聞けない、踊れない特別なものだ。これを聞くと、「フジロックがいよいよ始まるな」と実感できる。
「みんなの楽しそうな顔に、気持ちを合わせて太鼓を叩いた」
そう言って笑顔のビートを打ったのは、ドラマーの池畑潤二。苗場音楽突撃隊のバンドマスターも務める親分は、「チョチョンがチョン!」と自慢の剛腕で盆踊りを盛り上げた。
音頭はこれでもか!と言わんばかりに複数回リピート。紺色のシルクハットを被った池畑親分は、金六さんとともにバチを振り続け、みんなも負けじとタフに踊った。
ただ、たくさん踊ったはずなのに、幾ばくかの満たされなさを感じている自分もいた。スマイリー原島さんがいない。
最後の一回は、フジロックとともに歩み、今年1月に他界した原島さんに捧げられた。フジロック3年目の私にとっても、原島さんの特徴的なしゃがれ声こそが一つの“フジらしさ”であったし、もうフジロックの始まりと終わりを告げてくれる“原島節”が聞けないと思うと、とても寂しく、悲しい気持ちになる。
「原島さんに届くように」とアナウンスがされ、ラストの苗場音頭が終わった。池畑親分は「彼とはもう45年以上の付き合いの友達だったね。兄弟みたいなもんだよ」と盟友の死を悼みながらも、最後まで笑顔で太鼓を叩いていた。
明日からまたフジロックが始まる。原島さんのいないフジロックが始まる。
1年に1回の特別なフェスティバルを前に、すでに会場はほほを緩めた人でいっぱいだ。
池畑親分は、彼らを横目に「とにかく楽しんでほしいね。だけど、こういう楽しさってわりと日常のなかにもあるものでしょ?フジロックは特別なものかもしれないけど、フジロックと同じような気持ちで毎日を楽しんでほしいな」とメッセージをくれた。
[写真:全10枚]









