FUJIROCK EXPRESS '26

LIVE REPORT - WHITE STAGE 7/25 SAT

BOHEMIAN BETYARS

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Posted on 2026.7.26 03:58

ハンガリーの祝祭空間

riddim saunterで温まったフロアは、風こそ涼しいものの日差しが強くなってきた。日陰に逃げる人も多くて、相変わらず苗場の天気は忙しいなと思う。そこにやってきたごきげんな6人組・BOHEMIAN BETYARSは、ハンガリー出身のバンド。パンクやスカ、ジプシー、メスティソなどの幅広い音楽性を持ち、自らのジャンルを「スピードフォーク・フリークパンク」と名乗っている。ここホワイトステージでは、24年に出演したESNE BELTZAとかもそうだけど、クンビア/パンク/ミスクチャーなお祭りバンドと多数出会えるのがいいところだ。

ギター、ベース、ドラムという基本的な構成に加え、ヴォーカルがヴァイオリンを持ち、トランペットのメンバーもいるという音の幅の広さも魅力的。のっけから管弦楽器がリードする“Quatre Grapes”からスタートすると、カラフルなスピードナンバー“Khelen Shavo”へシフトする。トランペットのイントロの響き、自由に動くヴァイオリンの音色。クンビアなハーモニー。情熱たっぷりの管楽器ソロなど、見どころ聞きどころが多くて忙しい!そのままテンションを加速させて“Ne sírj anyám!”まで行くと、もうフロアの中心には大きなモッシュができている。果てにはパンクナンバー“Akárkifia”ではついにダイブする者を観測できたりして、最後“Utcabetyár”ではメンバー主導のもとウォールオブデスが誕生するなど、観客の熱がとにかくすごい。パンクって世界共通の肉体言語なのかもしれない。

真正面から煽ってくるようなパフォーマンスはしないけど、ただひたすら音と歌声の気持ちよさだけで勝負してくるから、ステップを踏む足がとまらない。ひとりひとりのキャラクターが個性的で愛おしく、とくにMáté Palágyi(Vo,Vio)は上半身裸に蛍光ピンクのロングパンツというルックスが強烈。そういったアイコン性も加わって、観客のテンションが自然と上がっていくのも納得だった。とにかく踊って踊って踊らせられちゃう。日照りの強い時間のホワイトステージは体力が削られるが、終わったあとはしっかり元気になってしまうような、栄養分たっぷりのパフォーマンスだった。

[写真:全10枚]

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7/25 SATWHITE STAGE