LIVE REPORT - WHITE STAGE 7/25 SAT
Riddim Saunter
タイムカプセルを開けて
ホワイトステージの二日目を始めるのは、今年1年間限定で再結成したriddim saunter。まさかまさか、riddim saunterが復活するなんて。もちろん願ってはいたが、ほんとうに復活してくれるだなんて思ってもいなかった!それだけで嬉しいのに、ツアーに5週連続新曲発表と精力的に活動している。限定復活アーティストの中では、異例ともいえる動きぶりだ。フジロックへの出演は16年ぶりで、なんと16年前もここで演奏したという。あの5人がステージに上がっていると、中野サンプラザでの解散公演を思い出し、ぐっときてしまう。
「ディスイズリディムサウンター!」とKeishi Tanaka(vo)が叫ぶと、“sweet&still”から幕が上がる。のっけからいきなりフルスロットルで、あふれんばかりの思い出を載せたハーモニカの音色と歌声に思わずぐっときてしまう。Taichi Furukawa(Dr,piano)が暴れまくり、最初からごきげんに突っ走りまくる。みんな音割れはなんのその。会場も大きく手をあげて、それに応える。
爆発力はそのままに、“Music by.”に突入したかと思えば、“FRESH”へ。ライブ定番ナンバーを立て続けにかましてきて、軽やかに疾走するMasamichi Hamada(bs)のベースライン、頭ひとつ突き抜けるようなHiroto Homma(tp,fl)のトランペットの響きが懐かしくてたまらない。Taichiは相変わらず忙しく動き回ってて、最後の最後にギターのエフェクタースイッチを切りに走るもHiroshi Sato(Gt)本人に突進してしまうなんて一面も(怪我なさそうでよかった!)
16年という時間、変わったねと言われれば変わらないねと言われることもある。「どう見えていますか?」とTanakaはオーディエンスに投げかけ、「変わったも変わっていないも、どちらも都合のよい方に受け取っておきます」と語っていた。
後半は復活後のナンバーである“Makin’ A Life”、“Lights”へと続き、Keishiはホワイトステージに寝転んで気持ちよさそうに歌う。「16年経っても変わらず最高の光をありがとうございます」と観客に向かって話した。最後は復活後のEP表題曲“Seasons of Love”で締めた。どの新曲も紛れもなく間違いなくriddim saunterの曲で、ちゃんと今が鳴っていた。アウトロはメンバーが楽器を持ったままステージを降りて、オーディエンスの間を抜け演奏しながら行進していく。観客は音楽に身を委ねながら、自分の近くに来た彼らたちを温かく見守っている。そうそう!これがリディムサウンターだ。舞台だけではなく観客の立つエリアまでピースフルな空間で塗りつぶし、去っていった。
変わっていたかと聞かれれば、変わってないと私は思う。けれどサウンドは確実に今を鳴らしているから、riddim saunterは今を生きていることを実感できるステージだった。16年間保存されていたタイムカプセルが開いて、そこに新しい思い出を詰めていくかのような、素敵なライブだった。ありがとう。
[写真:全10枚]









