FUJIROCK EXPRESS '26

LIVE REPORT - RED MARQUEE 7/24 FRI

TESTSET

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Posted on 2026.7.25 12:12

LEO今井誕生日!50分があっという間の濃密なライヴ

まず、何といっても音がよかった。レッドマーキーは屋根がある分、反響もあって音質的には今ひとつなこともあるけど、このTESTSETのステージでは細かい音まで聴き取れるし、各楽器の分離もいい。音が大きすぎることもなく耳にやさしい。それでいて迫力が感じられる音になっている。これは自分が聴いていた位置が、ステージとPAブースのちょうど真ん中辺であったこともあるかもしれない。そうしたことを差し引いても音がよく、聴いていて気持ちのいい音になっていたのである。

ライヴは“Initiation”で始まる。ステージ背後のスクリーンにはCGで作られたような抽象的で幾何学的な映像が映し出される。そしてメンバーが登場して“Dry Action Pump”。ステージ下手に砂原良徳(Syn)、上手に白根賢一(Dr)とステージ両端に向かい合わせになる感じで位置して、永井聖一(Gt/Vo)とLEO今井(Vo/Gt/Syn)がその間にいる。砂原が作るエレクトロな世界にLEO今井が生々しい肉体性を与え、永井のギターがリズムと表情を与え、白根のドラムが迫力を加える。お揃いにみえる衣装を着たりしてYMOの遺伝子を受け継いでいるスタイリッシュなバンドではあるけど、サウンドはずいぶん肉体寄りであり、フェスで聴きたい・踊りたい欲求に応えるものとなっている。やはりフェスの土壌で生まれ育ったバンドであるからなんだろう。

LEO今井は簡単な挨拶と「永井聖一のギター!」と紹介するくらいであまり話さないけど、歌と動きが雄弁なのでコミュニケーション不足みたいな印象はない。

“Japanalog”で永井がナイル・ロジャースみたいなリズムギターを弾いて、LEO今井の声が何となくデイヴィッド・ボウイみたいなので、80年代のボウイを観ているかのような感じになっていた。永井がヴォーカルを取る“Neuromancer”はウルトラヴォックスかゲイリー・ニューマンみたいな格好よさだった。締めの前に砂原が「ちょっとひとこといいですか?……今日、LEO今井誕生日なんです」というと歓声が上がった。そして“Bumrush”。背後のスクリーンは雪景色となり、曲調と相まって切ない疾走感を与えた。約50分間が文字通りあっという間で時間を感じさせなかったのだ。

[写真:全10枚]

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