GREEN STAGE, | 2012/07/28 18:30 UP

Chihana

正統派、カントリー/ブルースの歌い手が魅せるストイックさ

白いワンピースに麦わら帽という衣装で、一見ものすごく爽やかな音楽を聴かせてくれそうに思えるのだけど、手に持っているのはドブロギター。88年生まれでまだ24〜25歳…それでカントリーやブルースが音楽のルーツになっているというチハナの歩んできた経歴からして、惹かれるものがあった。なんでも高校時代はロックバンドとして活動していたようなのだが、元・村八分の加藤義明との出会いにより、カントリーやブルースの道へと向かったようだ。それにしても華奢な体に似合わず、ギターの音色は男顔負け、正統派でどこかストイックだ。

この日は、ブルージーで若干低く乾いた声で歌われる“You Gotta Move”やサディスティック・ミカ・バンドであった加藤和彦が手掛けた“光る詩”など、カヴァー曲とオリジナルを交互くらいの割合で披露していく。イスに座ってその場を立つことはないし、クールなのだが、歌とギターはまったく真逆で、身も心もカントリーやブルースに浸っているだろうと確信するほどアツい。

後半にはスペシャルゲストとして、同じく88年生まれというハーモニカ奏者の倉井夏樹が登場。“月光価千金”などをコラボして演奏してくれるのだが、ちょうど日も暮れ、暑さも和らぐ時間帯とだけあって、ふたりの音が合わさるだけですでに心地よいサウンドなのに、なんだか一層気持ちよく感じられる。オーディエンスはイスに座ってまったり聴いたり、風と音を感じながら寝っ転がったりと、思い思いに過ごしていた。まだ若いだけに、彼女がこの先、どういう風に変化するか分からないけれど、よりもっと今の世界観を追求していってほしいものだ。


写真:平川けいこ 文:松坂 愛
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