FUJIROCK EXPRESS '21

MOREFUNAREA REPORT8/22 SUN

Joe’s Garage Naeba presents “芸術衝突”

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Photo by 三浦孝文 Text by 三浦孝文

Posted on 2021.8.22 19:55

NAEBA CALLING ~こちら苗場~

 最終日の昼下がり、フジロックの期間中に場外のスワロー苗場ロッジで開催されていた【Joe’s Garage Naeba presents “芸術衝突”】というジョー・ストラマー展に立ち寄った。2019年にもお邪魔したジョーの魂が宿る場所だ。Joe’s Garageの創作者であり展示会の主催者である太田哲二さんとは前回以上にゆっくり会話をする機会を得た。

 実は、ジョー本人がスワロー苗場ロッジに何度もビールを買いにきていたという話(ビール1ガロンを1万円で売って、それに味をしめたジョーが何度も足を運んでいたそうだ。その時の写真が残されている)、パンク雑誌 『Punk Rock Issue Bollocks』を中心に撮影している写真家、菊池茂夫が切り取ったジョーの写真と、太田さん秘蔵の菊池フォトTを併設展示したり、Joe’s Garageのイメージを描いたイラストレーターのGarbageWhichBurnsのイラストや、 勝手にしやがれのリーダー、武藤昭平がボールペンで描いたジョーのポートレートを展示したりと(プリントしたものとは思えないほどリアルな質感だった)、まさしく芸術衝突”状態。右側のガレージの中だけではなく、中央の階段から左側の壁まで自由にジョーが存在する世界を表現していた。

 今回のフジロックでは、コロナの影響でスマッシュUKの面々が参加していないこともあって(大好きなパレス・オブ・ワンダーがないのはさすがに寂しい)、客足が鈍いとのこと。ジョーが日高大将とグラストンバリー・フェスティヴァルで会い、出演者としてではなく、キャンプの仕方をお客さんに見てもらって、フェスティヴァルの楽しみ方を教えたい、一緒に遊びたいという理由で初年度から毎年のように来ていた。音楽を聴かずに旗をひたすら作ったり、会場内でふらふら飲んで歩いてる様子を目撃した人も多いのではないだろうか。フジロックが単なる音楽フェスに終わらなかったのは、ジョーの貢献によるところが大きいと思う。今もそれが語り継がれているのだから。

 太田さんからはGarbageWhichBurnsが手掛けたジョーのイラストが描かれたJoe’s Garageの特製バッチをいただいたり、スワロー苗場ロッジのオーナーのジュンさんにはメキシコ料理(エンチラーダなど。美味!)をふるまっていただいたりと、本当によくしていただいた(本当にありがとうございました!)。

 来年もきっとJoe’s Garageにジョーの魂が降りてきて、フジロック開催の無事を祈っていることだろう。

[写真:全8枚]

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8/22 SUN場外