RUDE Hi-Fi aka BARRIOBEAT
イタリアのレコード親分登場!
二回目の出演となるラテン・ミクスチャー音楽シーンの親分、ルーデが登場。まずは、地元イタリアの「闘争のうた」、”Bella Chao”からはじまった。いろいろなカバーがある中でも、モデナ・シティ・ランブラーズの音源を使い、ドスの利いた声で巧みなトースティング(言葉をのせること)を行い、オーディエンスを煽っていく。
苗場食堂でのステージを終えたフェルミン・ムグルザも応援に駆けつけ、ルーデのテンションも最高潮。マイクを掴む彼の姿は、首筋に血管が浮き出ていて、DJ(あるいはセレクター)というよりも、まるでロックシンガーのようだ。
マヌ・チャオに、ロス・ファブロソス・カディラクスなど、序盤はラテン・ミクスチャーが中心で、ランシドの”Time Bomb”を皮切りに、パンクへと切り込んでいく。クラッシュの”I Fought The Low”を経て、だんだんとソフトな路線へと舵をきっていく。ナンシー・シナトラの”These Boots Are Made for Walkin'”あたりでポップ極まり、トースティングも軽やかに、初日の夜の盛り上がりに一役かったのだった。