FUJIROCK EXPRESS '22

LIVE REPORTRED MARQUEE7/30 SAT

パソコン音楽クラブ

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Photo by 板場 俊 Text by 阿部仁知

Posted on 2022.7.31 18:32

深まる夜は昭和から平成へ!どこへでも行けるDTMサウンドに気持ちも身体も大忙し!

Corneliusの最高のステージのことを感極まりながら書き綴っていたら、いつの間にかこんな時間に。25:30のレッドマーキーに登場したのは、赤い誘導棒(工事現場とかで使うやつ)を振り回す柴田と西山、初出演のパソコン音楽クラブ(以下:パ音)の2人だ!

Night Tempoの高揚もまったく冷めやらないフロアに向けて、まずは細川たかしの“北酒場”をドロップするも、ほどほどにブレイクビーツでぶち壊すパ音スタイルは早速鮮烈だ。「ああ、深夜だなあ…」なんて感慨深く思いながら、朝まで遊びたいみんなの気持ちもさらに加速していく。

清々しいほどにアッパーなサウンドに、みんな自由気ままに踊っている。いい意味で脈絡のないDJセットに、周りに合わせることなどせず妙なステップを踏んでいる人もたくさんいる。僕は他のライブでは都度スマホでメモをとりながら観ていたが、そんなこと気にせず全力で楽しむことにした。こんなに楽しいのでは、詳細に記述するのも馬鹿馬鹿しくなってくるってもんだ。

棒を振り回し身振り手振りでフロアを煽りまくる柴田と西山。遠目のシルエットだけで深夜の情感を醸し出している様子にさらに高揚しながら、group_inouのあのイルカセラピーなんか飛び出してこようもんなら、もう踊るしかない!ふらっと来ていたimaiも自身が出演した15年のフジロック以来とTwitterで言っていた。感慨深いことだろうなあ。

代表曲のひとつ“Inner Blue”でも曲中でもどんどん加速する展開に「着いてこれますか?」なんて投げかけられたら、着いていくしかないぞ!むしろ追い越してやろうじゃないか!それからも最新リリース“KICK&GO”の林青空の歌声にキュンキュンしながら手を振り上げたり、フラッシュしまくるゲームボーイのポケモンの画像に懐かしさを感じながら“ポケモンしりとり”で跳ね回ったりと、気持ちも身体も大忙し!Night Tempoが昭和なら、パ音は強烈に平成だ!

最後はミツメの川辺素(彼もTwitterで喜んでたね!)の歌声が映える“海鳴り”でしめやかにパーティーを締めくくるパ音の2人。いやー、楽しかった。ディテールなんか朝には忘れているだろうけど、楽しかった感覚だけがずっと残るこの感じ。DTMの自由奔放さが溢れた3年ぶりの深夜ステージを存分に存分に楽しんだみんなは、誰もが「俺が一番楽しんでやったぜ!」と思っていることだろう。ありがとうパソコン音楽クラブ!Yahoo!チャット万歳!

[写真:全10枚]

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7/30 SATRED MARQUEE