LIVE REPORT - NAEBA SHOKUDO 7/26 FRI
苗場音楽突撃隊
苗場食堂開幕!はちゃめちゃに愉快な突撃隊の躍動を目撃せよ!
先ほどもグリーン・ステージでMCをしていたスマイリー原島が、冗談を交えながらゆったりとした語りでメンバーを呼び込もうとしている、和気藹々とした雰囲気の苗場食堂。ブルー・ギャラクシーではちょうど我らのボス花房浩一が“苗場音頭”をプレイしているタイミングで、ちょうどいい出囃子みたいになったこの感じも、ブルー・ギャラクシー復活の嬉しいところだよなあとしみじみ。そんな絶好の環境で、苗場食堂の開幕を飾る苗場音楽突撃隊が登場!
グリーンで素晴らしいライブを披露したばかりのROUTE 17 Rock’n’Roll ORCHESTRAの中心メンバーで構成されたのが、苗場音楽突撃隊。じっくりとロックンロールを奏でるセッションに続いて、さっそく登場したタニー・ホリデイがアンダートーンズの”Teenage Kicks”を熱唱!池畑潤二(Dr)をはじめとするメンバー達がビシッと決めたスタイルからラフなTシャツに着替えて、ROUTE 17のコアな熱量を苗場食堂にぶちまけるような前のめりなライブがたまらない!
ROUTE 17以上に奔放にゲストが登場するのも突撃隊のおもしろいところ。「あの男が突撃隊に帰ってきました!」とTOSHI-LOWが登場すると、「潤二から貰いました。本当はこんな大きかったものをギューっと握ってこうなりました」とゴンちゃんを見せびらかしている。剛腕ドラマーをイジる感じも微笑ましい。「これ歌うのにサンダルで来ちゃいました」と、ルースターズの“LEATHER BOOTS”。でもそのサンダルもビッカビカの浪漫が光ってるぜ!
そして後藤正文が登場し、ROUTE 17に続いて“My Generation”再び!かと思ったらMO’SOME TONEBENDERの百々和宏がビールを飲みながら乱入し、ゴッチもお客さんを煽りながらゲラゲラ笑ってる。なんて愉快なんだ!「出演した去年からバックの中にハープを入れていてどうしても吹きたかった」というトータス松本は、マディ・ウォーターズの”Hoochie Coochie Man”でコクが滲み出るような歌声を披露。花田裕之(Gt)とヤマジカズヒデ(Gt)も競い合うようにギターをかき鳴らしている。もう一度言うよ。なんて愉快なんだ!
後半は花田が歌うニール・ヤングの“Don’t Cry No Tears”に続いて、今度はヤマジが歌う“I Wanna Be Your Dog”、そしてダニーが声の限り叫ぶ“Whole Lotta Rosie”の大盤振る舞い!そして最後は再び花田が歌うニールヤングの“Rockin’ in the Free World”を披露。おそらくコロナ禍の配信イベント『KEEP ON FUJI ROCKIN’』のモチーフとなったのであろう「Keep on rockin’ in the free world」というフレーズを、苗場に居合わせた僕らで歌うこの幸福感。 ああ、苗場の魂はここにもあったんだ。
いやー、何度でも観たいなあ。今日はROUTE 17のゲストの面々がふらっと立ち寄って盛り上がったけど、違うゲストも観られるのかも?苗場音楽突撃隊は明日も明後日も17時から苗場食堂の開幕を飾るので、ぜひみんなで突撃しにいきましょう!
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