LIVE REPORT - FIELD OF HEAVEN 7/25 FRI
EZRA COLLECTIVE
「世界一のダンスフロアにするぞ!」
冒頭、「周りを気にせずずっとダンスしましょう」的なアナウンスが日本語で流れる。そしてメンバーが登場して“Shaking Body”をぶちかましてからずっと楽しい時間しかなかった。全身でドラムを叩きリズムを生み出すFemi Koleoso、正確無比なグルーヴを作るベースのTJ Koleosoが核となり、キーボードのJoe Armon-Jones、トランペットのJames Mollison、サックスのIfe Ogunjobiの5人組が各自ソロを回しつつ、ずっと踊らせ続ける。
フェミはドラムセットの外にでてきてシンバルを連打したり、何度もステージ前方にでてきてスタッフの女性を通訳にして「踊る準備ができている人~!」「若くして楽器を持つを夢を叶えます、フジロックで演奏する夢です」「ロンドンではみんなフジロックを知っています」「喜びの気持ちをセレブレイトします」「世界一のダンスフロアにします」とか何度も通訳を呼び込んでお客さんに語り掛ける。通訳を務めた女性もフェミに肩を組まれて困惑した感じだったけど、後半では慣れてきたのか意訳したりしてさらに盛り上げる言葉を投げかけていった。
このように観客とのコミュニケーションをこれでもか、というくらい取っていて、ブラスが演奏したフレーズを歌わせて「ガンバレ、ガンバレ」と煽ったり、手拍子させたり、サークルを作らせたり、スマートフォンのライトを点灯させたり、座らせてからのジャンプなど、できることは何でもやった感じ。“Body Language”のように本来ヴォーカルが入っている曲でも物足りなさを感じずにひたすら踊っていたのだった。