FUJIROCK EXPRESS '25

LIVE REPORT - ORANGE ECHO 7/25 FRI

Summer Eye

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Posted on 2025.7.25 18:23

かざらないダンスで楽しむ相思相愛なSummer Eyeと僕ら

トリプルファイヤー“RIDE ON TIME”をやるのか!盛り上がりを見せるフィールド・オブ・ヘヴンを横目に向かったのはオレンジ・カフェ。例年のフードエリアに加えて、数年ぶりに新ステージのオレンジ・エコーができるということで、その最初の瞬間をぜひ見届けたくて最奥地のここまで来た。同じような考えの人も多かっただろうが、あたりが気持ちのいい期待感に包まれているのは、きっと絶対に楽しいライブになると知っている彼への信頼もあるだろう。

記念すべきオレンジ・エコーのこけら落としに登場したのは、昨年も苗場食堂で最高の盛り上がりを見せたSummer Eye。元シャムキャッツの夏目知幸のソロプロジェクトだ。さて、どんな光景が僕を待っているんだろうか。

開口一番「マジ信じられないくらい音いいな!一番奥でパーティーしましょう!」と語ると、“湾岸”で早速僕らのいるところに降り立って、歩きながら歌うSummer Eye。「ちゃんとオレンジ(のTシャツ)着てきた!」と合いの手をはさみながら、僕らのど真ん中で歌っている。遠くからはよく見えないが脚立に乗っているようだ。「あんま撮るなって言われてるけど」と公式のアナウンスに触れつつも、やっぱりたくさんのスマホが織りなす光景もSummer Eyeのライブならではだ。みんなで「時間よとまれ」とシンガロングして、「時間よ止まれと言いつつ、この止まらない時間を使ってする表現、ミュージック!」と高らかに叫ぶ、最高の開幕宣言だ。

“求婚”でも「結婚しよう!」と話しかけるように何度も投げかけ、歌と会話の相乗効果でどんどん気分が高まるSummer Eyeのライブ。「大学生の時リー・ペリーが隣のステージに出ていて(多分08年)、最初に言ったのがエクササーイズ!その魂が俺に入ってっから」なんて言うもんだから、僕らももう気ままに踊っちゃうわけですよ。“双六”で少し降り始めた雨もなんのその。「グリーンまで届けてくれ!」と、誰もが知る名曲“SUKIYAKI(上を向いて歩こう)”を織り交ぜて、みんなで合唱。最後に「そして自分に拍手を!」と言う感じが彼らしくて、フロアと彼の気持ちいい信頼感がオレンジ・エコーに溢れている。

それにしても「ドリンク代あがったやろ」とか、ちょいちょいフジロックあるあるみたいな話を振ってくる彼のフジロック愛。バンドとして出演した18年以外にも、毎年のように見かけて「今年も夏目さんいるなー」なんて話してたことが懐かしく思い浮かぶ。自分でも言っていたが、パッションが溢れすぎて支離滅裂なMCをかますSummer Eyeは、何を思ったかこのあとの4曲の見どころを解説。なんだそれは(笑)と思いながらも、フロアはどんどんいい雰囲気になっていく。これがSummer Eyeなんだよなあ。

「杉並サンキュ 区長サンキュ」というフレーズ(多分明日のアトミック・カフェ トークに出演する岸本区長のことだろう)も気になった“三九”では、「俺はI want you、みんな!」と「I want you」を交わし合う相思相愛の僕ら。「うまくやろうとするな 気持ちが大事 いちばん」と投げかける“人生”でも、バンドからソロになって花開いた、飾らないフロア哲学が感じられた。

そして“失敗”でまたもや砂のフロアに降りて、「おう、久しぶり!」とか気ままに話しかけながら歌うSummer Eye。一人一人の目やスマホを見ていいリアクションをくれる彼と僕らの関係は、もう演奏する/観るじゃなくて大好きな遊び友達のようなもの。背中からダイブしてステージに運ばれていった一幕も、そんな信頼関係を象徴していた。

最後はキレキレのギターサウンドをフィーチャーした最新曲“芒果”。ステージの上からマンゴー(本物ではないよね?)をぶん投げながらまたもフロアの脚立で歌った、「せっかくの人生なんだ ケツを振れ」にグッとくる。全然かっこよくないダンスが最高にイカしてるんだよな。僕らもこれからの3日間でいろんな失敗をするだろうし、思うようにいかないこともあるだろうけど、それでオッケー。そんなゆとりが生まれたフロアは、最後まで讃えあう僕らの喜びで輝いていた。

「復活おめでとうオレンジ・エコー!またここで会おう。でもとりあえず次は(隣のヘヴンの)KIRINJIだ!」と締め括ったり、終演後もオンマイクで僕らと交流したりと、最後までフジロックを楽しむ姿勢が愛おしかったSummer Eye。ここからはじまるオレンジ・エコーに、たくさんの素敵な瞬間が生まれるんだろう。そんな確信が気持ちよくこだました絶好のキックオフ。さあ、フジロックを楽しんでいこう!

[写真:全10枚]

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7/25 FRIORANGE ECHO