FUJIROCK EXPRESS '25

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初めてのフジロック体験記 #2初日 はるごろうの場合

  • 初めてのフジロック体験記 #2初日 はるごろうの場合

Posted on 2025.7.26 02:56

音に溺れて、涙がにじんだ初日

(前夜祭のレポートはこちら

暑すぎて飛び起きた早朝
「暑っ…!」
日差しが差し込むテントの中、あまりの蒸し暑さに私は目を覚ましました。
昨夜の寒さが嘘のよう…。
気温差に驚きながらも、扇風機を持ってきた自分にこれほど感謝した日はありません。

木陰に張っている人が羨ましい…

幸運だったのは、レディースキャンプサイトの立地がよく、トイレやお風呂、手洗い場が全て目の前に揃っていたこと!
会場をしっかり楽しむため、早速準備にとりかかります!
準備を終わらせたら、早速朝ごはん調達にoasisへ。
oasisの目的は、昨日から気になっていた「苗場食堂」のとろろめし。

とろろご飯温玉のせ ダシの効いたとろろが、暑さでバテた体に染み渡ります。

つまみ食い方式で見たいバンドを確実に

前々からリサーチして、見たいアーティストは既に決めていました。
なかでもお目当ては、「US」「おとぼけビ〜バ〜」「TOMOO」「Vaundy」「FRED AGAIN..」の5組!
とはいえ、これだけ見るとなると時間の被りもあるわけで。まだ初日なのでフェス全体の流れやステージ構成を把握するためにも、「つまみ食い方式」で楽しむことにしました。

自然と音楽の融合に癒されるひととき


「US」の中毒性も、「おとぼけビ〜バ〜」のぶっ飛び感も、「TOMOO」のまっすぐな歌声も、全てクセになって離れません。
そんな夢中になっている中、突然頭上に雷鳴が轟き、晴れの予報を裏切るように雨が降り出しました。
「これがフジロックの洗礼か…!」
雨に見舞われると落ち込むはずなのに、今日だけは違います。濡れることさえも、この場所でしか味わえない特別な体験のように思えて、「こんな状況も悪くないかも」なんて浸っている自分がいました。

あの日の私を支えてくれた音楽が、いま目の前に

空が暗くなっていく中、ついにVaundyのステージが始まりました!
お目当てのアーティストの中でも、前列で見たくてたまらなかった存在。
会社員時代は、Vaundyを聞いて毎日励まされていたことを思い出して、胸が熱くなりました。
演出はかっこよくて、煽りも最高。
美しい歌声に心を奪われ、気づけば目の奥に涙がじんわりとにじんでいました。
ただ楽しいだけではなく、自分の過去と今をつなぐような特別なステージでした。

欲張ってよかった、音に任せて進んだ先で

Vaundyの後のFRED AGAIN..も聞きたかったけれど、体はどうやら限界で軽い熱中症に。
色々な音に触れて、満たされたフジロック1日目。
迷いながらステージを渡り歩く中で、次第に音と空気に飲み込まれていく自分がいました。
「会場全体がステージなんだよ、みんなもプレイヤーの一員!」MCの言葉の意味が、Vaundyのステージで照明に照らされた瞬間、やっと腑に落ちて。
涙が溢れそうになるほど満たされた初日、最高でした!

書き手:はるごろう

トラベルライターとして活動しながら、普段はパートナーと車で日本一周の旅をしています。
音楽フェスは好きですが、「フジロック」はなんだか遠くて、敷居が高くて、ずっと憧れの存在でした。
そんな私がついに、人生初のフジロックへ!終わった後にどんな景色を見れるのか、今から楽しみです!
初心者目線で、ありのままの体験をお届けします。

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7/25 FRI初めてのフジロック体験記