FUJIROCK EXPRESS '26

MOREFUN - INTERVIEW 7/26 SUN

スーパー登山部インタビュー:「僕らなりのつめ跡を残したかった」いざ、フジロックの山頂へ

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Posted on 2026.8.6 13:30

ステージまで楽器を背負って搬入…やっぱりスーパー登山部だ!

だてに、“スーパー”と名乗っていない。フジロック初出演となったスーパー登山部が、あらゆる意味ですごかった。

7月26日にGypsy Avalonにてライヴを行い、山を支配した。彼らの爽快だが、胸にズシンと来るものがあるパフォーマンスは、フジにピッタリである。ライヴ終盤に登場し、ともに「樹海」を歌い上げたTENDREは「一番フジロックが似合うバンド」、と彼らを形容。Avalonには、過去最高といってもいいほど大勢のオーディエンスが集まり、彼らの音を聞き入った。

さらに驚くべきは、彼らのバイタリティー。なんとスーパー登山部は、フジのENTRANCE GATEから楽器を背負って、ステージまで“登山”してきたのだ。まさに“スーパー”である。

FUJIROCKERS.ORGは、ライヴ直後のスーパー登山部を直撃。メンバーのHina(Vo)、小田智之(Key)、いしはまゆう(Gt)、梶祥太郎(Ba)、深谷雄一(Dr)が、フジロックでの初ライヴを振り返った。

――フジロックでの初ライヴ、お疲れ様でした。

小田「フジロックは周りすべてが山。山に囲まれて演奏できるこのフェスは、僕らにとって夢のようでした。活動を初めてからずっとここに立つのが目標だったので、本当にうれしく思っています」

――普段から登山をしているスーパー登山部にとって、フジロックは最高の環境ですね。

小田「そもそもフジロックに来るのも初めてでした。このスケールの大きさには驚かされますね。川や森にも行ったし、ドラゴンドラにも乗りました。標高1300メートルくらいまで上るから、山脈も湖も全部が見える。こんなフェスないですよ!本当に。フェスエリアが本当に広大で、登山をしていて良かったなと思うくらいに、たくさん歩きました」

一同「フフフ」

Hina「誰よりもフジロックを愛しているね」

小田「テント泊もしましたから」

――テント泊はどうでしたか。

「普段の登山をするときは山小屋泊が多いんですけど、今回はマイテントをフジロックのために出してきて、ソロ・キャンプをしてみました。それもねぇ…。いや、まさかフジロックで初テントができるなんて思っていなくて。そんな体験ができるのも魅力だと思いました」

Hina「ソロ・キャンプをしたのは彼(小田)だけなんですけど、ライヴの前に登山もしていますから。残りのメンバー4人は、ここにいたんですけどね」

――すごすぎる…。

小田「午前中にちょっと時間があったので、行けそうな山を見つけて登ってきました(笑)」

――しかも、その後に楽器を背負いながらここまで来た。

小田「山小屋でライヴをやるときも、楽器は背負っていくしかないんですよね。今回も、楽器を背負って入口のゲートから、ここまで歩いて搬入してきました。もちろん疲れましたよ?でもだからこそ、やっとここ(フジロック)に来たという感覚、歩いてきたという感触を味わうことができました」

――メンバーのみなさんもノリノリでしたか。

深谷「まぁ普段からやっていることだからね。(反対は)なかったですよ。むしろ、めっちゃ面白いね、やろう、やろうって」

――普段からやっていることとはいえ、インパクト絶大でした。

小田「ライヴはもちろんですが、フジロックで僕らなりのつめ跡を残したかった。そこで、何かできることはないかなと考えたときに、『やっぱり(楽器を)背負っていくしかないでしょ』と(笑)」

Hina「まだまだ私たちを知らない人が、フジロックにもたくさんいると思います。そういう人たちが『うわ、なんだこれ!』と思ってくれるのは、やっぱり楽器を背負って歩くことかなって」

――とてつもないエネルギーですね。

Hina「私は手ぶらだったんですけどね(笑)。みんなに(楽器を)担いでもらって、搬入しました(笑)」

――フジロッカーたちも、スーパー登山部のフジ登山を楽しんでいました。実際、Avalonステージはお客さんでパンパンでした。

Hina「山で音楽をすることはこれまでもたくさんあった。だけど今回は、どこを見渡しても人。自然の中にいるのに不思議な感じでした。雨の中でも、こんなにたくさんの人が来てくれると思っていなかったので、自分たちがお客さんたちを引き寄せられたと思うとうれしいですし、ありがたいです」

小田「演奏していると、森の匂いがこっちにまで届いてきていました。その風を受けながら演奏するのは、本当に心地よいというか、山の中で演奏できて満足です」

――TENDREさんもライヴに駆け付けました。

Hina「2024年の3月にホール公演をやったときに、ゲストでTENDREさんを呼ばせていただきました。そのときに小田さんが、TENDREさんのために書いたのが『樹海』なんです。しかもその場で小田さんは『ぜひ、この曲を一緒にレコーディングしたいです』とお願い。そうなったら、TENDREさんはもう断れないから、『はい』と言ってくれました(笑)。あれから2年。きょうは同じ日に出演だったので、こちらからお願いをして、ライヴに出てもらいました」

――そんなTENDREさんが、スーパー登山部のみなさんを「一番フジロックが似合うバンド」と言っていましたね。

Hina「今回のフジロック出演が決まったときに、お客さんから『絶対に合うと思っていた』という声がたくさんありました。その声をもっと、もっと大きくして、WHITE STAGEとかGREEN STAGEみたいな、お客さんが粒に見えるくらいの大きいところで、広々と歌えるようになりたいです」

――フジロックの山頂を目指すと…。

Hina「そうですね!(笑)」

小田「バンドとして、山×音楽という僕らだけの活動をしている。だからこそ、これからも新しい挑戦をしていきたいです。そして来年、再来年と、毎年のようにフジロックに出たいです!これからも頑張っていきます」

スーパー登山部の山登りはこれからも続く。

[写真:全3枚]

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7/26 SUNGYPSY AVALON